12/31/2012

大晦日の横浜から

年末最後のろぐは大晦日の横浜から。

はじめにひとつお断りを。前回のろぐ「ももいろクリスマスと白い風」については、当初は前後編でお届けする予定でしたが、事情によりまして、一度「前編」として公開させていただいた内容に、後日、後編部分を追加して1つのろぐとして再公開しました。ご了承願います。

さて、ももいろクリスマスが明けた本年最後の週は、結構バタバタと仕事に追われました。仕事納めの金曜日は元々お休みをとらせてもらう予定だったのが、大丈夫かなと気になる展開でしたが、なんとかセーフ!こうして10日間の長い冬休みに入ってます。

金曜日は、妻と子どもが、一足先に妻の実家がある広島に出発。2人を新横浜までお見送りした僕は、東京でちょっと用事を片付けた後、横浜へ戻った。その夜は妻が前に勤めた会社の飲み友達と、山手で忘年会を楽しんだ。

会場は「ほうちゃん」からの〜「マディ」というゴールデンコースでありやす。彼はいずれも初体験ということで、今回は会話もさることながら、山手の味覚もしっかり楽しんでもらえた。お会計もいつもより気持ち高めだったかな。

マディは最初いつもの感じだったんだけど、途中から8名の団体様がご来店。あれよという間に店内は初めて見る「満席」状態に。「満席になるの初めて見たよ」とか言ってると、隣に座った団体様の引率者が、実はマスターの奥様だということがわかり、恐縮した次第でありやす(笑)。

飲み友達が「マンハッタン」を注文したので、僕も初めてこのお店でいわゆるロングカクテルを注文。うーんやっぱり「ドライ・マティーニ」だねえ。満席のお客を前にマスターのプロの手さばきも冴えて、とても美味しいカクテルでありました。こうして山手の夜の呑み納めは楽しく過ぎて行ったのでした。

が!実は翌日の午後になって、僕はちょっとおなかの調子がねえ...悪くなっちゃったです。最初はてっきりノロかと覚悟したのですが、どうやらそうではなく、飲み過ぎ+何かの食中りだったんだろうね。一緒に呑んだ友達も全く同じ経験してたのでね。まあ比較的軽くすんでよかったです。

ということで、本当は大晦日に僕も広島に行く予定だったんだけど、大事を取って、移動は元日に延期となりました。

まあちょっと想定外の展開になってしまいましたが、横浜で新年を迎えるのもいいものです。

いま、ももクロが初出場となる紅白歌合戦を小さな画面で観ながら、ことし最後のろぐを書いてます。前回も書いたけど、今年はももクロに始まりももクロに終わる1年でした。本当にこういう展開は予想してなかったけど、これもやっぱり他の音楽と同じく、運命なんだろうね。

他にもいろいろな音楽に出会い、いろいろな人に出会い、いいお酒にも出会いました。ウォーキングは結構さぼったこともあったけど、まあこんなもんでしょう。あまり無理せずでもしっかりと続けて行きます。

今年も1年間えぬろぐを読んでくださいまして、本当にありがとうございました。また新年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆さんにとっても、健康で楽しい年になりますように。

12/26/2012

ももいろクリスマスと白い風

クリスマスイヴを含めた3連休は、日ごとに変化のある毎日で楽しく過ごすことができた。

土曜日はあいにくのお天気で日中はもっぱら家の中で過ごした。夜は妻が幼稚園のママたちと飲み会ということで、僕は子どもと雨上がりの夜の横浜で、イルミネーション見物に出かけた。

バスで本町まで行って赤レンガ倉庫を目指す。寒かったけど、普段はあんまり出歩かない夜の港に子どもも興奮気味。赤レンガで大きくてきれいなツリーを眺めて、白い電球で飾られたナビオス、汽車道からワールドポーターズへ。ここも大きな光の鐘が下げられてとてもきれいだった。

夜はパパと2人でおそとで食べよう、ということでワールドポーターズの「L.A.S.T.」へ。本牧にあった頃からおなじみのお店。大きなハンバーガーを一つ頼んでシェアして、僕はバドワイザーで乾杯。

それだけでもそこそこおなかはふくれたけど、まあせっかくクリスマスなんだからとデザートを注文することに。ところがクリスマス期間は、スペシャルプレートと銘打ったデザート盛り合わせしかないという。

これがちょっとした分量(チーズケーキ、アイスクリーム、シャーベット、ブラウニーの4点盛りに生クリームやベリーがいっぱい)なので、一瞬ためらったが、子どもの食べたそうな表情に負けてオーダーしてしまった。

まあよく食べるうちの子どもに、甘いものは苦手ではない僕だけど、さすがにこの分量はねえ。久しぶりにスイーツで胃もたれになりましたわ。

子どもを寝かしつけて、隣の部屋でiPadを相手にビールを飲みながら妻の帰りを待つ。妻もとても楽しかったようで、久しく見たことのなかった、晴れ晴れとしたほろ酔い顔で深夜のご帰宅でした。よかったね。

日曜日は、近くに住むママ友たちとクリスマス会とのことで、僕はお留守番。朝にウォーキングもやったし、あまり出かけるところもないので、なじみの理髪店で髪を切ってもらってさっぱり。ついでにいつもは自分でやっているカラーもお願いすることに。楽チンでした。その日は横浜でのんびり。

クリスマスイヴの朝、子どもにサンタさんがやってきて、木製のディーゼル機関車や貨車、フェリーボートなんかを枕元に置いて行ってくれた。2階のバルコニーの近くに用意してあったクッキーと紅茶もちゃんとキレイになくなってたね。

子どもを連れて近くの森林公園までお散歩。寒い朝だったけどいいお天気だった。やっぱり外で遊ぶのはいい。

お昼は元町のピザハウス「クォ・ヴァディス」で3人でランチ。いつもはピザとドリンクだけなんだけど、イヴのお祝いを兼ねて、前菜とデザートもつけてワインも頼んで乾杯。ピザも美味しいし前菜もデザートも充実の味とヴォリュームで、あらためてこのお店の素晴らしさを実感した次第。本当にごちそうさまでした。

さて、本来なら夜にローストチキンにスパークリングワインでも開けて、ケーキなんかも食べてというクリスマスディナーのはずなのだが、今回はちょいと事情があってこういうランチスタイルにさせてもらった。なぜかと言いますと...。

さいたまスーパーアリーナで開催されたももクロのクリスマスコンサート「ももいろクリスマス2012」を観に行ってきたのでありやす。いやあ、これはちょっと究極の選択だったんだけどねえ。

クリスマスコンサートが24日と25日に開催されるというのは、真夏の西武ドームコンサートで発表されて知ったのですが、それを聞いた僕が思ったのは、クリスマスイヴはさすがに行けないから25日だけ申込んで当たったらもうけもの、ということでした。

また例によって会社のももクロ仲間とタッグを組んでチケット争奪共同戦線で臨んだのだが、25日は見事に2人ともハズレてしまった。ところが、24日とあわせて申込んでいたその同僚が24日の方で見事に当選。西武ドームに続くくじ運のよさには感心しました。

「どうする?24日当たったけど」と言われた時は、「うーん観てみたいけどやっぱりねえ、子どもにサンタさんが来てくれる日だし、さすがに行くわけにはいかんよ、ゴメン」と答えるしかなかった。「まあそりゃ仕方ないよなあ、そっちの方が大事だよ。僕は誰か探すよ」と独り身の同僚も納得。

開催までひと月近くに迫った11月のある夜、家で食事をしている時にそのチケット抽選の話になり、「あいつホントにくじ運いいんだよなあ」とか言っていると、妻があっさりと「ええ!?そりゃ一緒に観に行っておいでよ、もったいないよ!」と許可を出してくれた。

それを聞いても僕は(もちろん妻の気持ちは嬉しかったが)即座にバンザーイ!というふうにはなれず、さてどうするかねえ、と実際には踏ん切りがつかなかったのです。まだ25日分のチケットを買うチャンスもあったわけだし。

しかし、25日夕方にある仕事が入ってその日はどう考えてもさいたま市に午後6時には間に合わないことが判明し、こりゃもう諦めるかなあと思いながら、11月下旬に同僚との「ももクロ会」(ただの呑み会である)に臨みました。

いろいろももクロ話で盛り上がっていると、僕の妻の一言を聞いた同僚から「こちらも無理強いはできないけど、そりゃやっぱり君が来てくれたら一番嬉しいよ」と推しの一言をいただき(とても五十前のオッサン同士の会話とは思えんが)、ここで僕もようやく決心がついたのでありました。

西武ドームほどではないけど会場のさいたまスーパーアリーナまではそれなりの距離。電車で片道1時間半の旅である。そう言えば今年になってももクロを生で観るのは全部埼玉県だなあ。

パパは会社のお友達と会う用事があるからねぇ、と子どもに話し、かばんに僕の推しメンバー杏果ちゃんデザインのハッピを筆頭に、Tシャツやらタオル、ペンライト2本などの応援グッズを詰め込んでいざ出陣。ごめんよお、妻子。

初めて降りたさいたま新都心駅は、とても寒かったけど、開演30分前とあってもうモノノフであふれかえって楽しそう。やっぱりいろんな人がいるなあ。女子も多い。

ももクロ仲間から受け取ったチケットはステージ右手の2階席前列。実際に行ってみると結構いい席だった。開演ギリギリになって同僚も到着し、さあいよいよももクリ2012の初日だよー!

実際の内容はこちらの記事などご覧ください。記事のレポートは25日の模様ですが、24日分とは曲目が異なりますが、写真などの会場の雰囲気はほぼそのままです。

今回は新曲をバンバン入れて盛り上げてくれました。もちろんあの「黒い週末」も。素晴らしかった!去年発表のクリスマスシングル「白い風」もぐっと来ました。その他、新曲も超盛りだくさん。本当に素晴らしいコンサートでした。合計3時間半の大熱演。しかし本当にあっという間に終わってしまいました。

しかし、やっぱりねえ。盛り上がれば盛り上がるほど、家に残してきたクリスマス・イヴのことが気になったのも事実。メンバーが「大切なクリスマス・イヴを私たちのためにくださってありがとう」といったことを言ってくれるたびに、そんなこんなのいろんな思いがごちゃ混ぜになって、なんか涙が出そうになりました(というか出ちゃったんだけどね)。

ということで、コンサートの余韻についてはあまり語らずということにしたいと思います。会場はやっぱりこのくらいがちょうどいいかな。春にまた西武ドームのコンサートをやると発表があったけど、うーん、どうだろうねえ。

終演後にちょっと驚いたのは、会場が自由解散だったこと。さいたまスーパーアリーナって、その辺ちゃんと計算された設計になってるんですね。確かに帰りは驚くほどスムーズ。午後10時にさいたま新都心駅で同僚と別れて、自宅についたのは午後11時半でありました。

帰ったら、妻と子どもはぐっすり眠ってました。おバカなパパは「ごめんね、おやすみ」と一言。それからお風呂に入りながら、慌ててハッピとTシャツとタオルを洗濯したのでありやす。(さすがに妻に「コレ洗っといて」とは言えませんからね)

思えば、今年のろぐは「ももクロ」で始まりました。その頃にはまさかこんな展開になるとは思ってなかったわけですが、一歩踏み出してあのDVD「極楽門からこんにちは」を買って本当によかったです。

ありがとう!ももいろクローバーZ!


12/16/2012

アサンテ 湘南

年末というのは、年の瀬の慌ただしさや重苦しさを、クリスマス気分でどこまでごまかせるか、というせめぎ合いだ。

今年の僕にとっては、クリスマス気分はちょっと押され気味かな。先週と今週は僕個人の仕事としても、所属部門のミッションとしてもなかなか重い山場だ。おまけに世相も選挙だ乱射だノロだと重いよねえ。

土曜日は子どもがスイミングのテストを何とかクリアしてくれるという嬉しいことがあった。

ママなんか最初はほぼほぼ諦めていたけど、本人はそれなりにテストということを意識できるように成長したみたいで、5秒間の潜りとプールサイドから先生めがけてジャンプするのを、一生懸命頑張った。

僕は家で待っていたんだけど、喜んだ妻がコージーコーナーでケーキを買って帰り、さらには夜ご飯に関内の焼肉店に出かける展開になった。

子どもも僕も相変わらず風邪気味だけど、ノロウィルスとか含めいまのところ流行ものにもやられず元気である。

日曜日は比較的暖かい朝に、大さん橋ウォーキング。5時半に家を出たが桟橋に着いた時はまだ日の出前だった。爽快ではあったけど、先週の仕事疲れもまだ残っているのか、ちょっとくたびれてしまった。

日中、妻が知人宅にお出かけしたので、僕は子どもを連れて国政選挙に1票を投じてから、お約束の湘南モノレールと江ノ電の旅へ。区間全線と藤沢大船鎌倉間のJRが乗り放題となるお得な切符を買って、モノレールと江ノ電を満喫した。

初めて江ノ島から江ノ電で藤沢に行ってみたのだが、大きな街だけど僕らには目的外だったかな。藤沢のマックで安いお昼を食べて、また江ノ電に乗車。

車内で隣り合った2人のお子さんを連れたママと話したりしながら、見えてきた海に行ってみたいと子どもがいうので、鎌倉高校前で飛び降りた。

七里ケ浜でサーファーたちに混じって砂遊び。波が比較的あったけど海辺で遊ぶことにも少しは慣れたかな。砂の中から犬のうんちが出てきたのは残念でしたが(笑)。

少し浜を歩いて、海辺にあるアマルフィイカフェに入ってひと休み。お客は少なく海がよく見えるテラス席に陣取って、子どもはまたまたイチゴのショートケーキ、僕は鎌倉Honeyをいただいた。美味しかったです。

子どもがモノレールで帰りたいというので、七里ケ浜から江ノ電で江ノ島に戻ってまた湘南モノレールに。

先頭車両の一番前に座れたので、出発と同時に子どもを抱きかかえて運転席気分を味あわせてみたところ、魅力に取り付かれてしまい、2駅過ぎてもまだ見てたいという。

さすがに僕も腰が心配なので、座席で僕のももの上に立たせて、運転席の窓にかぶりつかせたところ、結局そのまま終点の大船まで完走してしまった次第。

そんなこんなで僕はかなりぐったりしてしまう一方で、子どもはどこかハイテンションが続き、おフロは妻にお願いしてしまい、僕は独り風呂でゆっくりさせてもらった、スマンね。結局、子どもはおやすみをいうまでキーピング・ハイでありやした、はい。

一息ついてこれを書きながら、アマゾンのMP3でマッコイ=タイナーの問題作(?)「アサンテ」を騒動買い。もちろん「MP3 20%OFFクーポン」はしっかり使いましたよ。

いやあ、疲れてんのに何でこれが聴きたくなるんだろうねえ。でもいいよなあ、これ。ランドクルーザーで荒々しくアフリカを疾走するような音楽。広い大地と広い空、そして土埃。

やっぱり気分だけでも明日からの現実からちょっと逃避したいのかねえ。お疲れ様、僕。


12/09/2012

スター オブ ジュピター

しつこかった風邪もようやく終息に向かいつつある。いや、今年の風邪は本当にしつこい。咳がなかなかおさまらないばかりか、僕なんかは結構発作的にヒドく出ることもあって、仕事ではちょっと苦労した。

先週は2回の飲み会を約束していたのだが、2回目の方は申し訳ないと思いつつ当日になって辞退させていただいた。これはさすがに治療に専念せねば、また空しい週末を過ごすことになるなと腹をくくったから。

その甲斐あってか金曜日にはかなり調子が良くなり、土曜日の朝は久しぶりに大さん橋に出ることができた。この時期にしては比較的暖かめの朝だったことも幸いし、快適なウォーキングを楽しむことができた。

それにしてもやっぱり機能性ウェアというのは、よくできている。冬用のロングタイツのものを今シーズン始めて着たが、4週間ぶりだったにもかかわらず足の疲れ方が全然違った。

おかげで日曜日の今日は子どもと2人で電車に乗りまくる小旅行に出かけることができた。

京浜東北根岸線で横浜へ、そこから東海道線で新橋へ、さらに都営浅草線で押上へ。そこで念願の(?)東京スカイツリーを下から見学。高い、そして大きい。しかしソラマチは人だらけ。

押上から営団半蔵門線で大手町へ、休日のオフィス街を歩いて新しく生まれ変わった東京駅を外から見物し、お決まりの八重洲地下街にあるプラレールショップへ。

その後、遅いお昼ご飯を八重洲地下街をさまよった挙げ句に、ハズレにある居酒屋「だるま」で「かつ鍋定食(ごはんおかわりで800円也)」を食べて、テレ朝ショップで最近のお気に入り「特命戦隊ゴーバスターズ」のワークブックを買う。やっぱり男の子だね。

子どものリクエストで中央線をホームまで見学に行ったところ、「乗ってみたい」というのでそのまま特快で新宿へ。エキナカでママにお土産を買って湘南新宿ラインで横浜へ、そしてまた京浜東北根岸線で山手に帰ってきた。

6時間ほどの間に6種類7本の電車に乗ったことになる。こんな忙しい子守りもなかなかないのではないか。寒い1日だったし人混みも通ったので、風邪がぶり返したりしないか心配だったが、子どもはそれなりに楽しかったようだ。

帰ったらさっそくワークブックを開いていた。最近、ちょっと鉛筆を手にして簡単な字の練習とかお絵描きをするようになってきた。ちゃんと数字とひらがなカタカナ覚えろよ。

さてさて、お気に入りのギタリスト、カート=ローゼンウィンクルの新作"Star of Jupiter"をようやく購入。今回は彼のウェブサイトからダウンロードで手に入れた。有り難きドル建て。

CDにして2枚組およそ90分相当の全12曲。メンバーはアーロン=パークスのキーボード、そしてブランフォードクァルテットのリズム隊である、エリック=レヴィスとジャスティン=フォークナーがバックを勤める。これを見て放っておけるわけがない。

すべてカートのオリジナルでもちろん古い4ビートのジャズではない。シンセやローズを駆使するアーロンに対して、エリックは全編アコースティックベースで応じている。カートは作曲にソロにと彼らしさが120%!素晴らしいです!

今回ちょっと意外だったのがジャスティンのドラミング。ブランフォードのグループとは全然異なるビートの世界で、僕には時にスティーヴ=ガッドを思い出させるような、堅く揺れないビートを刻むのが新鮮だった。

そんなアルバムの魅力が凝縮されたのが、ラストに収録されているタイトル曲"Star of Jupiter"ですよ。これだけはもう正座して心を無にして聴き入りましょう。

カートの妖艶な超絶アルペジオからスケール感たっぷりの勇壮なテーマ、そしてもう「うおぉー!」のギターソロ、たまらんねえぞこの疾走感!

堅実に音楽を支えるエリックのベースを頼りに、ジャスティンはノリノリのまま後半にはカートと入り乱れての大変な展開に...まさに木星大爆発でありやす。撃沈!

冬本番ですが、こんな熱い音楽をiPodに入れて両手で握りしめながら聴けば、寒さも忘れること間違いなし。これはいいお歳暮となりました。これは買いですよ!

追伸:カートは来年3月にアルバムツアーで来日しますよ!横浜公演は赤レンガの「モーションブルー横浜」だそうです。こりゃもう行くぞ!



12/02/2012

コールド

12月に入って本格的な冬となりました。早いものですね今年も最後の月です。

先週末からの風邪気味をずっとひきずった1週間でしたが、金曜日の夜に先日近所の公園でばったり出会った会社の同僚と、山手で一杯やって帰ってやっと週末だと安堵したのもつかの間、土曜日に風邪が本格化してしまい熱が出てしまいました。

妻の勧めで近くの医者に行って薬をもらい、ほぼ1日中寝込んでみたところ、幸い日曜日には熱も下がり、子どもと近所を散歩できるほどには回復した次第です。

まあ今回に関しては、早めに医者に行ってちゃんとした薬をもらえたのが功を奏したということでしょう。まだ油断はできませんが。

前回の初音ミクには、ちょっとした反響をいただきましたが、あれからも音は聴き続けてますよ。なかなかいい曲が多くて気に入ってます。

あと生のバンド演奏がバックにあるのも、この手の音楽を聴くうえで僕にとっては意外に貴重なことでした。みんなウマいよね、当たり前だけど。そのあたりは生楽器が少ないももクロとは対照的かな(最近、生演奏バックでダンスなしのイベントがありましたが...観たかった!)。

ミクが好きな人は、自分で音楽作ってたりバンドやったことのある人も多いんじゃないかな。もちろんあのヴィジュアルから入る人もいると思いますけど、それだけじゃここまでの人気にはならないでしょう。

まあそれも含めていろいろと音楽の話も書きたいのですが、大事をとって今週はこの程度でご勘弁ください。皆さんもくれぐれも風邪やノロウィルスなんかにはお気をつけ下さい。



11/25/2012

黒い週末、初音ミク、プログレッシヴ アイドルズ

せっかくの3連休だったんだけど、あいにくちょっと体調を崩してしまい、前半は横浜近辺で過ごしました。ウォーキングはまたまたお休み。イカン...。

さて先週のトピックと言えば、ももクロニューシングル「サラバ、愛しき悲しみたちよ」の発売だったこと。

布袋氏が作曲したタイトル曲や、玩具ファービーのCMタイアップになった「Wee-Tee-Wee-Tee」が、発売に先行してPVなんかも公開されていたんだけど、僕が楽しみにしていたのはもう1つの収録曲「黒い週末」でした。なんせ作曲がお気に入りのNARASAKIさんだからね。

この曲はとうとう発売までは全貌がわからないままだったので、発売当日にiTunes でゲットして早速通勤電車のなかで聴いてみたのだが、通しで3曲聴いた後は、この「黒い週末」だけをひたすらリピートすること4回。5回目の途中で会社に着いてしまったので、曲が終わるまでは外で浸りました(笑)。

スゴい曲!いやあ参りました!僕のお気に入り「LOST CHILD」を超えましたかねえ、これは。さすがNARASAKIさん!

今回は布袋作品がタイトルだからか、全曲ハードロックなノリでまとめられているんですが、シングルタイトルに相応しい「サラバ...」に対して(もちろんコレも名曲ですよ)、「黒い週末」は6分半という長さに相応しいドラマチックな展開と強力なパワーで圧倒的な存在感でありやす。

最初聴きながら曲タイトルの意味は何なのかなあと思ってたんだけど、ネット上でモノノフたちの書き込み見て「黒い週末」→「黒い安息日」...そう(ブラック)サバスなんだねえ。冒頭のれにちゃんのあくびからむせて咳き込むとこから、もうサバストリビュートだったんですね。こりゃわかる人にしかわからんと思うが。

この大作、PVがないのでまだ振付けがないんだと思うけど、いったいこれをライヴでどうやるんでしょう。いまからとっても楽しみです。

ひとつ注文つけるとすれば、やっぱり歌唱かなあ。曲がスゴすぎてまだ十分に歌いきれてない感じがする。

これだけの長さでこれだけの展開の曲だから、一気に通して歌いきるのはかなりものになっていないとアカンと思うんだけど、いまの録音を何回も聴いていると、やっぱりその辺が気になってくる、特に後半。

歌詞的には結構大事なことを歌ってるんだよね。なんか、後になって「最初のシングルん時はまだこんな風でした」って感じがいまからしちゃう感じかなあ。まあそのあたりもこれからのお楽しみかな。

しかし、Zになって以降の楽曲は特にそうなんだけど、最近のももクロ作品ははっきり言って「プログレ」だよね。もういままでのアイドルの曲じゃない。そういうふうに言ってる人も結構いる。

テレビのトークなんかでも自分たちの曲のことを「ちょっと変な歌なんですよ、どれも」とか言ってたりするけど、ホントにスゴい曲ばっかりだよね。「黒い週末」はその意味では確実に1つの頂点なんだろうなあ。

サラバ、愛しき悲しみたちよ - ももいろクローバーZ(iTunes)

AKBなんかは、モーニング娘。とかからつながる正統的なアイドルだと思うんだけど、ももクロはそれとは全く違うレールを走ってるよね。まさにアイドルのプログレ、そう「プログレッシヴ アイドル」だよ。

それで、それと共通する文脈で最近僕が注目し始めてるアイドルがもう1人。それは...「初音ミク」。えーっ!?って、そうなんだよ。気に入っちゃったものは仕方ないんだ。

もちろん彼女の存在は、あの歌うソフトウェアが出た頃から知ってたけど、パッケージに描かれてたあの女の子がアーチストとしてこんな風になってるんだっていうのは、この夏頃までよく知らなかった。

最近とうとう、この春に行われたコンサートを収録したブルーレイを買って観たんだけど、やっぱり衝撃的でした。とても一言では書けないけど、ステージに降臨する彼女の姿とともに、一番ビックリしたのが生バンドをバックに歌うのだと言うこと。お客さんの熱狂ぶりもスゴいね。

まあミクについては、もう少し見て聴いてみないとわからないところもあるから、今回はあんまり書きません(というか書けません)。でも、やっぱりいろんな可能性を考えるとスゴく気になる存在になってきてます。

モノノフからはそんなもんと一緒にすんなって怒られるかもしれないけど、僕にはももクロと初音ミクってなんか、新しいアイドルの姿の象徴に思えるんだよね。どちらも絶対無二の存在なんだけど、2つ並べると何か共通するものを感じる。それが何かウマく書けないんでとりあえず「プログレッシヴ アイドル」ってことに。

日本はスゴいよ、ホントに。古いものももちろんいいけど、新しいものも超一流の最先端だよ。



11/18/2012

ボジョレーとタイヤ公園

先週半ばに会社の同僚と「ももクロ会」。おやじ2人で呑むだけなんだけど、好きな話に花が咲くのは楽しいもの。いまでは彼の方がすっかり事情通になっていて、僕が知らないいろいろなネタ話を披露してくれる。

これで飲み屋の個室でブルーレイとか自由に観られるなら、ホントに一晩明かしてもいいんじゃないかというくらい。サッカーの日本戦?知らんわそんなもん。

ボジョレー解禁ということで、金曜日にコンビニで小さいボトルを買って帰る。

いまやボジョレーの輸出は半分が日本向けらしく、変なプレミアムがあって値段が高いのはちょっと困るが、気軽にぱかぱか飲めるワインとしてはいいもの。ヌーボーとしてのありがたみがあるのはいまのうちと、日曜日にも1本買った。

週末は雨降りの土曜日と秋晴れの日曜日。ウォーキングはお休み。ボジョレーの所為ということではない。

土曜日は子どものスイミングが終わった後に、電車とバスで北欧の家具ショップ「IKEA」に行った。妻は結構お気に入りのお店なのだが、僕はどうもねえ。似たような感じの人で大混雑しているだだっ広い疲れるお店という印象。

名物(?)のカフェ&レストランも、初めて行った時は安いなあという印象があったけど、今回は値段相応あるいはそれ以下かと思えるものが多かった。一番美味しかったのは300円ちょっとのアップルパイかな。料理ははっきり言って美味しくないです。

日曜日に妻が家の掃除をしてくれている間に、子どもに補助輪付き自転車を運転させて、森林公園まで軽いお散歩に出かけた。

大きな遊具がある奥の広場で遊んでいると、突然僕の名前を呼ぶ声が。見上げると会社で最近ある仕事を一緒にした人だった。彼も6歳になるお嬢さんを連れて遊びにきていた。お互いそんな近所に住んでるんだねと驚きあった次第。またこの界隈で呑みに行く知人ができたかな。

その午後は、京急電車で「雑色」駅へ行って、名物の商店街を物色。「とんかつマルミ」でお昼を食べて(カツカレー&メンチコロッケ定食、ごっつぁんです!)、「芭蕉庵」でたい焼き3個買って、向かった先は西六郷公園、通称「タイヤ公園」でありました。

就職して以来、通勤電車の車窓から何度眺めたかわからないこの公園。こうして直に訪れる日がとうとうやってきたのでありやす。

タイヤでできた怪獣やロボットをはじめ、園内はもうタイヤだらけ。幅広で結構傾斜のある大きなすべり台もあって(コワガリさんのうちの子どもはなかなか独りで滑ろうとしないけど)、結構楽しめました。
赤ちゃんからお兄ちゃんお姉ちゃんまで、たくさんの子供たちが遊びにきていて、そこに混じって遊ぶうちの子どもを眺めていると、個性的でもあり普通の子供らしくもありといろいろに見えるもの。

やっぱり僕自身の幼い頃の想い出にクロスすることが多いよなあ。だから僕らの子どもなんだよなあ。

子どものことを信じてじっと見守るというのは、簡単なことじゃないけど、ある程度は必要なんだろうなあやっぱり。そんなことを思いました。

音楽について書いてみたいこともいくつかあるんだけど、また次回にでも。今日は疲れちゃいましたんで、残ったボジョレーやって寝ます。

11/11/2012

リベレーション

いろんな刺激のある1週間だった。とても充実しているのだけど、何を書いていいのやらという気分。

久しぶりに考えさせられる話を聞くことができた。雑誌ワイヤードの編集長だったクリス=アンダーソン氏の新著に関連するコンファレンスだった。クリスはインターネットがもたらす経済社会への影響に着目して、「ロングテイル」とか「フリーミアム」の概念を描いた人物。

今回はいわゆる「ものづくり」の世界がテーマなのだが、これについてあんまりここでは細かいことは書きたくはない。ただいま僕が勤めている会社をはじめ、経済そして社会の様子はこれからもっと大きく変わるんだろうなあということを、あらためて実感した。

今回聞いた話によってもたらされる変化が一段落するのは、今後10年くらいの間だろうか。僕の子どもが社会に出る(そういう考え方自体が陳腐化するのかもしれないが)までには、まださらにもう一波乱あるのだろう。

でもそれが何かは想像するのはまだとても難しい。だけどやっぱり親として子どもにこういうことは、と思うのは少し具体的になったようにも感じた。

チャーリー=ヘイデンの音楽にもまた一段深く浸かることもできた。この1週間のヘビー・ローテーションは、"Liberation Music Orchestra"と新たに手に入れた"The Ballad of Fallen"の2作。いずれもそれぞれに重みのある作品、

ある時期には、自分がこういう音楽に興味を抱き続けることは、もうないかもしれないなと思ったこともある。同じ意味で、"Liberation..."は僕が熱心に中古レコード屋さんを巡っていた頃、どこのお店に行っても必ず置いてある作品だった。この作品はそういう運命なのだと思う。

でもやっぱり来るべき時は来るんだね。少なくとも僕にはそれがやって来た。本当に素晴らしい音楽、そして素晴らしい芸術家である。

じっくりと何度も聴きながら思ったのは、いまのヨーロッパ情勢。これについては仕事で現地に駐在している人の話を聞く機会があったのだけど、経済の破綻を予感させる混乱が、またこの作品で描かれている民族独立運動に力を与えているのだそうだ。

太陽が昇る直前に大さん橋に着き、おかげでその様子と、それが遠くにある雪を頂いた富士山を赤く染め、それがだんだんとみなとみらいの建物に拡がって、深い赤みが徐々に昼光に変わってゆく様を眺めることができた。

子どもとも土日ともにゆっくりと時間を過ごせた。日曜日は2人で電車に乗って渋谷に出かけ、かつてのセンター街を歩いたり(相変わらずにぎわっていた)、NHKの放送センターに行ってみたりした。代々木公園は紅葉が見事で、木々の幹の周囲に敷き詰められた枯れ葉を、子どもは嬉しそうに手や足で散らして遊んでいた。

ふとこの子の将来のことに思いをやったのだが、一昨日に聞いたクリスの話や、チャーリーの音楽のことなんかが同時に思い出されたのだけど、僕はすぐにそれを考えるのをやめ、目の前にいる子どもの笑顔に向き直った。親の心配など子どもからすれば解放の対象にすぎない。

全然まとまりのない内容になってしまったが、今日はここまで。


11/06/2012

ももクロ男祭り2012 on ライヴビューイング

月曜日の夜、日本武道館で開催されたももいろクローバーZのコンサート「ももクロ秋の2大祭り ~男祭り2012~」に、ライブビューイングで参加してきました。ライブビューイングとは、コンサートなんかの模様をデジタルネットワークを使って生中継で配信する仕組みのこと。

もちろん本当は武道館で楽しみたかったんだけど、会社の同僚とともにファンクラブ先行抽選、一般先行抽選と立て続けにハズレ。一般発売も30秒でおしまいという有様。残る望みは、全国19の映画館やライブハウスに配信されるライブビューイングのみだった。

同僚に「どうする?」と問うたところ「いやあ、そこまでは・・・」とつれない返事。本人曰く「スクリーンに向かってコールするのはちょっと抵抗が・・・」まあねえ、確かにその気持ちもわかります。

でもこれを見逃したら、ブルーレイとかで発売されるまでは当分は見られないしなあ、と悩んだ挙げ句、僕は単身で川崎の映画館で開催される分に申込んだところ、これには見事当選したのであります(どの程度の競争率だったのかはわからない)。

TOHOシネマズ川崎の一番大きなスクリーン5が会場。客席は524席あるそうです。開演時間に合わせて会社を出て、一体どんな感じなのかなあと期待と不安を抱えて向かいました。

今回のコンサートは男子限定。このライブビューイングももちろん男子しか見られない(女子には1ヶ月前に「女祭り」が開催されてます)。会場に着くと、いましたいましたモノノフ男子たち。みんなちゃんとコンサート同様の完全武装であります。

映画館なので客席はゆったり。500人というとちょうどこじんまりとしたライヴハウスという感じ。そこが見事にモノノフ男子で埋め尽くされました。もちろん手には色とりどりのペンライトやサイリウム。

定刻になってスクリーンに武道館の様子が映し出される。画像は意外にキレイ、これが生だというのだから大変な技術である。しばらくして武道館の照明が落ちると、こちらの会場含め大歓声の嵐。

印象的なオープニングパフォーマンス(「男」の文字をメンバー5人で大筆書き!)に続いて、オープニングテーマの「Overture」が流れると、早くも場内の興奮は最高潮。もちろん僕らもスクリーンに向かってペンライトを振ってメンバーコール!

大型スクリーンの上に強化ガラスをしつらえたメインステージの効果は凄まじく、加えてライヴビューイングはテレビの生中継と同様に、その時々の最適のアングルからももクロのパフォーマンスを堪能できる「あり得ない特等席」が大画面で楽しめる。しかも周囲にはたくさんのモノノフたち(この存在が一番大きい価値かもね)。期待以上にいい雰囲気!

1曲目「全力少女」が始まると、気分はというかマジでもう「in 武道館」なのでありやす。いやあ我ながらノリやすくておめでたい性格です。

具体的な展開についてはこちらの記事などをご覧ください。僕の参加した会場でも「ピンキージョーンズ」で踊りまくり、「労働讃歌」で歌いまくりと、もう完全にステージと一体になった盛り上がりでした。

午後6時50分の開演で、アンコール含めた終了は午後9時45分。全22曲に楽しいパフォーマンス(極真空手の実演、新日本プロレスとの「男前問答」など)もいっぱいあって、盛りだくさんの内容でした。コンサートの出来としては、夏の西武ドームよりもよかったかも。もう右手が疲れてあがらん・・・。

アンコールのラストは西武ドームの時と同じく「あの空に向かって」だったけど、今回はなぜかしっかり腹落ちして聴くことができました。

西武ドームではリーダーの夏菜子ちゃんが最後の挨拶をした際に、何か当惑したような表情が見えたように感じたけれど、今回はももクロちゃんたち全員が全力でやりきったという清々しさにあふれてました。成長してるんだね、みんな。

元気も出たし、また自分自身のことでいろいろ考えるところもありますが、いろいろな意味でとってもいい体験になりました。今度はまた生で観たいなあー!


11/04/2012

ナイアガラ

人にやさしいわが社の土曜日祝日による振替休日第2弾が、11月2日金曜日。おかげさまで3連休。お天気にも恵まれて、のんびりさせてもらいました。

中日となった3日の文化の日、うちの子どもにとっては初めての東急東横線に乗車。向かった先は「祐天寺」駅。渋谷まであと3駅というこの場所に何が?

一部の鉄道好きお子様のパパママにはお分かりのことと思います(笑)。そう、アレです。鉄道ムードのカレーのお店「ナイアガラ」、そしてミニSLチビクロ号が走る「世田谷公園」に行ってきました。

横浜駅で東横線に乗り換えるのが、駅の改装でちょっと面倒になったんだよね。これが意外にネック。

子どもにとってはちょっと遠い乗り換えに、お昼前のこの時間特有の眠さも加わって、思わず「もうつかれちゃったのお、おなかすいたのお」が出て、少々難航。

地下4階にある東横線横浜駅のホームに降り、目の前を走る本物の東横線を見るに及んでやっと気が紛れたようで、「これはチカテツなのお?」を繰り返し、またまた対応に苦慮。

やっぱり東横線は速いよね。急行と各駅を乗り継いでも30分かからずに目指す祐天寺に到着でありやす。

ナイアガラが駅に近いのは幸いでした。昔懐かしい鉄道グッズで埋め尽くされた異様な店内に、子どもは神妙な面持ちに(笑)。
「ねえ、パパあ、どうしてレストランのなかにレールがあるのお?」
「それはねえ」と言いかけたその時、「5番線発車あ!」と厨房から元気のよい一声が。すると・・・。
ということなんですよねえ。そりゃまあびっくりするわなあ(笑)。

子どもは甘口カレーとジュース付きの新幹線カレー、妻と僕はナイアガラカレーの特急(辛口)をいただきました。

前回(なんと7年前ですよ)妻と訪れた時は、ちょっと味が薄いかなと感じたように思ったが、今回は美味しく美味しくいただきました。子どもができると味覚も変わるんですかねえ。

子どもも満足したようで、自らスプーンを使って珍しくこぼさずに完食でありました。ご満悦の父と子。
ここでナイアガラファン(?)にお知らせです。同店のウェブサイトにもある通り、現在のお店は年明け2013年1月早々に閉店となるのだそうです。

すぐ近くの祐天寺1丁目の同店創業の地で3月から新装開店となるらしいのですが、内装はかなり変わるようです。

カメラで子どもや店内の写真を撮っていると、駅長(店長)のおやじさんが「どうぞたくさん撮ってくださいね。こういうお店はもうこれが最後です」と、どこか寂しそうに言ってました。まあ相変わらず、おばさん(奥様?)とは、江戸っ子らしい元気な言い争いをしてましたが(笑)。

そうとは知らずに、まったくの思いつきで出かけてきたわけですが、このお店を子どもにも体験させることができてラッキーでありました。最後にお店の玄関でママとふたりでパチリ。それにしてもすごいコレクションだなあ。
まあ鉄道ムードなしにはこのお店はあり得ないと思いますから、きっとおいしいカレーはそのままに、もっと楽しい鉄道の内装に生まれ変わるのだと思います。今度は新しいお店に来ようね。

さて腹を満たして、向かったのは線路の反対側にある世田谷公園。コレが意外に遠くて、道もややこしかったのですが、カレーですっかり元気になった子どもはなんとか歩いてくれました。

着くなり聞こえてきたチビクロ号の汽笛に、「おお、あれは!」と駆け寄り、さっそく乗車券を購入と相成りました。大人70円、子ども無料。運良く先頭に乗ることができて、一周約3分の旅を楽しみました。
この公園は結構広くて、チビクロ号の他にも、手作り遊具のプレーパークや、小高い丘の向こうには噴水広場や交通公園などもあって、子ども連れには何かと楽しめる内容になってます。

帰りはバスに乗って中目黒駅まで行き、そこから東横線特急に乗車。しかし子どもはさすがに疲れたようで、バスを降りたところで抱っこをせがんだかと思うと、あっという間に寝てしまいました。

特急は満員。でも親切な女の子が席を譲ってくれて、抱っこママはなんとか座れました。せっかくなのでそのまま終点元町中華街駅まで(実は妻も僕も2人とも初めての乗車)。そこからバスで山手駅まで帰ってきたのであります。

翌日の日曜日、僕は散髪に行ってさっぱり。妻と子どもは昼前に近所のお友達とママで、森林公園にお出かけ。僕は久しぶりに昼間にウォーキングに出かけました。

通り抜けた本牧山頂公園は意外に人気が少なく、ぼかぼか陽気の中、本牧通りを通って根岸不動尊の階段を登って、森林公園へ向かった。こちらは好秋の日曜日とあって賑わってました。

森の中を進む僕らの前に現れる信号は、青でもあり、赤でもあります。
この先、一体何があるのやら。

10/28/2012

チャーリー=ヘイデンの芸術

涼しさを通り越して肌寒さを感じるようになってきた。土曜日の朝5時半にウォーキングに出かけ、6時に着いた大さん橋でちょうどベイブリッジから昇る日の出を見ることができた。真っ赤なまあるい太陽はとても綺麗だった。

法事で和歌山に向かう鉄道の中で、ゆっくりといろいろな音楽を聴いた。コルトレーンも聴いたし、武満やチャーリー=ヘイデンの作品なんかも聴いた。

どうしてそう言う気持ちになるのかはわからないけど、久々に充実した音楽時間を過ごせた。法事というイヴェントに向かう自分の意識が、こういう曲を求めたのかもしれない。

チャーリーのアルバムは何枚か持っているけど、僕が愛聴しているのは、1976年に企画された親友達との歴史的デュオ演奏を収録した2つのアルバム「クロースネス」と「ゴールデン ナンバー」なのであります。

The Golden Number:
Charlie Haden with Don Cherry, Archie Shepp, Hampton Hawes and Ornette Coleman

Closeness:
Charlie Haden with Keith Jarrett, Ornette Coleman, Alice Coltrane and Paul Motian

まあ見てくださいよこの豪華な顔ぶれ。それぞれのライナーノートには、全員がチャーリーとの邂逅についてサイン入りで一筆したためてあります。このことが彼に対する音楽家たちの圧倒的なレスペクトを物語っています。

この2作はチャーリーの音楽を知るうえでは、絶対に外せないもの。極論かもしれないけど、これらを聴けば彼の音楽の本質としてはほぼ必要十分ということ。他にどうしても聴かねばならないものがあるとすれば、「リベレーション ミュージック オーケストラ」だろうか。

彼のベースを聴くとき、僕は技巧的なことをほとんど意識しない。おかしな表現かもしれないが、意識が向かうのは演奏以前に音楽なのである。特に最近そういうことをすごく感じるようになった。歳の所為だとすれば悪いことではないと思う(ちょっと遅かったかもしれないが)。

もう僕自身のなかではほぼ確信しているのだが、これはどうやら本格的なヘイデンブームが訪れたようだ。ディスコグラフィーを参照してみると持ってない作品も多い。さっき3枚で十分と言ったではないか、と思われるかもしれないが、この病気はそういう矛盾が典型的な症状なのでありやす(笑)。

昨夜もう長らく聴いていなかった「リベレーション・・・」を鳴らしながら、若い頃のように無駄遣いはできないから、ちゃんと狙いを定めて買わないとなあと思っている端から、「戦死者たちのバラード」をアマゾンでポチってしまいました。うーん。

いいねえベースは。いいねえジャズは。いいねえ音楽は。

10/23/2012

あきかぜ

先の週末に法事があり、日帰りで横浜と和歌山を往復したのですが、その疲れもあってちょっと体調を崩してしまいました。いわゆる風邪です。

幸い月曜日に仕事を休んで、家でゆっくり(午前中だけ ^^;)してたら、なんとか落ち着きました。火曜日の今日からはまた元気に出勤してます。

いろいろと書きたいこともあるのですが、今週はお休みとさせていただきます。スイマセン。

10/14/2012

アンティーブのコルトレーン「至上の愛」

ずいぶんと涼しくなった。今日は特に。日中を気温は17度くらいまでしかあがらず、午後からは時折雨が降った。子どもが風邪をひいてしまったので、横浜の近場でおとなし目に過ごした週末だった。

気候が過ごしやすくなってくると、不思議といろいろな感性や感覚に敏感さというか探求心のようなものが芽生えてくる。「〇〇の秋」というのはそういうことだろう。

音楽は何を聴いているのかと言えば、いまはコルトレーンにやってきている。僕の音楽人生の中でコルトレーンは、通過点ではなく帰省先のようなものだ。いまのところはたぶん一生この関係が続くことになるのだと思っている。

今回帰省することになったきっかけは、ブランフォードの「至上の愛」を久しぶりに聴いたことに始まる。やっぱりスゴいよなあコレ、と圧倒されて、これまた久しぶりにオリジナルの「至上の愛」が聴きたくなった。

オリジナル演奏は何であれそれ以降の何と比較しても、世界初という絶対的アドバンテージを持っているわけから、それを安易に冒涜してはいけないのだと思いつつ、ブランフォードグループの演奏の直後に、ある意味比較的に聴いてしまうと、そこにやはり時の為す進化を感じざるを得ない。

しかし、その時僕はもう1つのコルトレーンによる演奏のことを思い出した。1965年のアンティーブジャズフェスティバルで、この全曲を演奏した録音については、コルトレーンのマニアの間では有名なものである。

僕がコルトレーンの虜になった学生の頃は、まだ極めて音質の悪いアナログ盤(もちろんブートレッグである)しかなく、僕もそれは持っていた。しかし、これはちょっと音が酷すぎて、僕がまともにそれを聴くことはなかった。

ところがその2、3年後に、この放送録音のオリジナルテープからマスタリングしたと思われるCDが突如として出版され、その音質の良さゆえに初めてこの演奏とまともに向き合うことになった。

これにはそれなりの衝撃を受けたのだが、その頃僕の音楽的な興味は卒業から就職という新しい生活への変化で、かなり大胆なトリップを始めた頃でもあり、その衝撃に長く浸っている余裕?がなかったのである。

いまにして思えば、その20年近く後に発表されたブランフォードの演奏に初めて接したとき、僕の頭に彷彿と現れたのはこのアンティーブでのコルトレーンの演奏だった。

スタジオ盤よりもやや控えめにスタートするも、次第にヒートアップする前半はどこかブランフォードの演奏にも通じるが、後半はピアノソロなしでコルトレーンのテナーが爆裂して突き進む第3部"Pursuance"、以降のコルトレーンが進んで行く方向性を明確に感じ取ることができる第4部"Psalm"まで、全員のソロがたっぷりとフィーチャーされた、それはそれは凄まじいエナジーの塊が48分間にわたって続く大劇場!スゴい!

久しぶりに(実はiPodで音楽を聴くようになってからは初めて)これをじっくり何度も聴き、あらためて不滅の名曲にして不朽の名演だなあと思いを新たにした次第。

コルトレーンであれブランフォードであれ、「至上の愛」にハマった人で、この演奏をまだご存知でない方がいらっしゃれば、是非とも耳にされることをお薦めする。幸い現在ではダウンロードでこの日の演奏が簡単に手に入れられるようになった。

ちなみにこの演奏の翌日、翌々日の演奏も素晴らしい内容ですよ。学生の頃読んだ、このフェスティバルでの演奏を評して「エルヴィン(=ジョーンズ)がコルトレーンの演奏をかき乱すように・・・」みたいなことを書いてた評論家がいたけど、くだらん主観を入れるんじゃないよ!アホ!

またここからどこか別の音楽に旅に出るのだろうが、歳の所為か居心地の良さ故か、もしかしたら今回はちょっと長居するかもしれないと感じている。まあそれもいいじゃないか。

(おまけ)海上自衛隊の観艦式にあわせて、大さん橋で一般公開されていた護衛艦「ひゅうが」を家族で見学に行きました。
この後、実際に艦内に乗せていただき、昇降機で広い甲板(この船はヘリ空母なのです)に上げてもらいました。妻と子どもにとっては初めての自衛艦で、2人とも少し緊張しながらも独特の雰囲気を楽しんでいました。

10/09/2012

運動の秋・食欲の秋

体育の日を含んだ3連休、家族とたっぷり時間を過ごして、身体も胃も肝臓もお財布もすっかりくたびれてしまったでありやす。

初日の土曜日が子どもの運動会。幼稚園に入って初めての運動会である。園の近くにある小学校のグラウンドを借りて行われる。年少さんは午前中に2種目やってお弁当を食べ、午後最初の親子体操をやって園長先生のお話を聞いて、お土産もらって解散だった。

少し緊張するかと思いきや、意外にもお友達と楽しんでいた。かけっこと冒険リレーも元気に走れてよかったね。結局、お昼寝もせずにそのまま夜の打ち上げ(親が勝手にするだけだが)。会場は桜木町コレットマーレ内にある「アメリカンハウス」にした。

さあ名物のアメリカ料理をたっぷりと・・・と思ったがさすがに家族3人では3品が限界でした。相変わらず美味しかったけど、やっぱり肉料理は食べたかったなあ。

子どもは頑張ったご褒美にアップルパイのピースをほとんどひとりで食べてしまい、帰りのバスでとうとう爆睡。バス停から抱っこしてそのままお布団へ直行。パパママは夜まで運動会でした(笑)。

翌日は、妻が家で少し用事をこなしたいということで、パパと横浜駅にお出かけ。量販店のおもちゃ売り場やら鉄道模型の操縦が楽しめる「ポポンデッタ」さんに行ったりして過ごした。

お昼はビブレ近くのカフェ「ゴリラキッチン」さんに入ってみた。子どもに「お昼何食べるぅ?」と訊くと「あー、たまご!」となるので(笑)、オムライスの看板に惹かれたまで。

結構人気のお店の様で、次々に家族連れやらカップルやらがやってきて、店内はにぎわっていた。オムライスはトマトソースが美味しくて、サラダとドリンク付きで800円でした。味も量も満足できました。

そこからラウンドワンでUFOキャッチャーに挑戦するも、パパは3回やって何にも取れませんでした。悔しさもそこそこに鶴見に移動。ここでお母さんも合流して、最近お気に入りの温水プールと温泉がある公共施設「ふれーゆ」へ。

運動会があったので、毎週土曜日に通っているスイミング教室をお休みした代わりに、ここでプールの特訓。甲斐あって、やっと自分でお顔の額ぐらいまで潜れるようになりました。それからビート板に自分でつかまって浮かぶのも(まあこれはパパが支えながらそっと手を離したら偶然できたのだが)。

お風呂に入ったらもうすっかり暗くなり、夜は鶴見駅前の居酒屋「さくら水産」へ。しかしこういうところって安くなったね。採算取れるのかしら。まあありがたいけどデフレおそるべしであります。

3連休最終日は早朝に大さん橋へウォーキング。桟橋に着くと海上自衛隊の「ひゅうが」と「くにさき」が停泊していてビックリ。観艦式とそれに伴う一般公開イベントのためなのだそうだ。ヘリ空母ひゅうがは海自最大級の艦艇とあってさすがに迫力ありでした。

この日は電車とバスで辻堂海浜公園へ。お目当ては園内にある交通公園。高いレールの上を走るスカイサイクルこそ有料だが、あとは無料で面白い家族用自転車に乗ったり、大型の遊具で遊べる。

食事のできる施設があればさぞかし繁盛するだろうに、小さな売店しかなくてお昼はかなり間に合わせの内容になってしまったのが残念だったが、子どもはかなり楽しめたようだ。

その後は辻堂海水浴場の砂浜へ。海を見るとどこか緊張するのか、しばらくオトナシかった子どもだが、波打ち際で砂のお山を作ったりしているうちに、少しは海にも慣れたようだ。やっぱり成長してるんだね。

広大な砂浜を歩いたりしてまたしてもクタクタになり、夜ご飯は結局山手の「ほうちゃん」のお世話になった。3日連続外食はちょっと贅沢過ぎないかねえ、お母さん。まあこのお店は安くて満足できるのでありがたいんだけどね。

とまあ、運動したんだか、飲んだくれたんだかわからない10月の3連休でありました。


9/30/2012

労働讃歌

9月最後の日の夜。台風の接近で外は本格的な荒天になってきた。こんな時だけだからと、これを書いているBGMの音量はいつもより大きめ。

親の世代からすればずいぶんと世知辛い。僕の勤める会社では今年度に入って大規模な希望退職の募集があり、それに応じた人たちの退職がこの週末にあった。

僕はいまの会社に勤めて25年目であるが、これまでにも2回ほどこういうことがあった。しかしその当時は、僕自身がその対象(多くの場合こういうことには年齢の条件がつく)ではなかったわけだが、今回はまさにど真ん中の世代である。

「希望退職」というのはなかなか微妙な言い回しだ。

「希望する人にある条件で退職してもらう」ということなのだが、あくまでもその従業員自身が「退職を希望する」というだけでなく、企業の側も人件費を減らさねばならないので、従業員の誰かに退職してもらうことを「希望している」のである。

個人とその家族、職場の同僚や上司、そして会社という人格の、いろいろな意思や意図が混じり合いぶつかり合いすれ違う。そこには本当にいろいろなドラマが生まれる。

今回はそれなりに大規模な募集であり、僕が直接知る人だけでも20名前後の人が今回会社を去ってゆくことになった。そのうちの何人かの人とは、そこに至るまでにいろいろな話もした。結構しんどい場面もあった。

4月からの半年間、いわゆる企業の上半期において、このことは毒性のあるガスのように、つねに仕事に向かう(そしてそうでない時でも)僕自身の心に重く立ち籠めた。

金曜日の夜には、大手商社で管理職を務める音楽仲間が出張で上京していて、短い時間だが最寄りの駅でビールをやった。その後、妻が以前務めた会社の同僚で僕とは呑み友達でいる男と「えびす村」で酒を交わした。

土曜日は、昼間に家族で赤レンガ倉庫の広場で始まった「オクトーバーフェスト」を覗きにいって、ドイツビールをやり、夜は美幌町で歯科医を務める幼馴染みとスカイプで一杯やった。

それぞれに楽しく充実したひとときだった。だけど誰と酒を飲んでも、酔いのまどろみのなかに、会社を去っていった人たちのことがしっかりにじみ出てくる。

歯科医の幼馴染みとは、このことについてかなり具体的な話をした。彼は職業柄そう言う意味での会社生活というものに馴染みが薄いところもあったから。

彼はいつものように素直に興味を示し素直に感想を述べた。それは彼らしいまっすぐなもので僕の心を明るく照らした。そこから話は自分たちのこれからの人生のことや、子どものことや職業のことなんかに拡がっていった。

スカイプを終えてからまだ少し残った酒をちびちび口に運んだのだが、さっきまで彼と話したようなことを彼らももっと深く長い時間にわたって考えたに違いない。はっきりした結論が出ないままあの日を迎えた人も多かったことだろう。

彼らは皆これからも働くことを希望している。非常にあっさり雑駁な表現だが、いい仕事に出会いいい人生を続けていってもらいたい。それは僕自身のことでもある。

「労働讃歌」は、ももクロの音楽で僕が大好きな曲の一つだ。西武ドームで生に感じて一層好きになった。サビで讃えられる労働の本質は素晴らしくいい表現。そう、働くことでその人は輝き、生きていると知るんだ。

労働讃歌 - EP - ももいろクローバーZ

9/23/2012

修善寺虹の郷

23日の秋分の日が日曜日ということで、会社が気を利かせてか、その前の金曜日を休暇にしてくれた。そんなのんびりしている場合かな、という気もするのだが決まってしまったものはしょうがない。

この3連休を利用して、修善寺に1泊2日の家族旅行に出かけた。夏休みもどこへも行ってなかったしね。今回はその一部を写真でご紹介。

子どもの幼稚園が終わって、そのまま横浜駅から特急踊り子号で修善寺へ。しかし、毎度思うのだが静岡県に入るとICカード"Suica"が使えない。いつまで意地を張るのか・・・。

修善寺でお世話になったのは「かんぽの宿修善寺」。ニュータウンという住宅街のど真ん中にある。

建物は決して新しくはないが、露天風呂はきれいで温泉の質も温度もちょうどよく、料理もまずまずの味で満足できた。久しぶりに地元の日本酒をいただいた。部屋からは富士山も見える(右下です)。
翌日朝食バイキングで腹を満たして、向かった先は「修善寺虹の郷」。宿からは2kmほどの距離にある、山中に作られたテーマパークである。自然と文化をテーマにした広い園内にはいろいろな村が点在する。

ゲートをくぐって最初にあるのは「イギリス村」。近衛兵とスコットランド民族衣装を着た大きなベアがお出迎え。
クマさんにチューするというので子どもを抱きかかえてやったら、いきなり頭突きをお見舞いしてました(笑)。ごめんねクマさん。
こういう綺麗な洋館と庭園が整備されていていい雰囲気である。
虹の郷を訪れた最大のお目当ては、園内を走る「ロムニー鉄道」。

イギリスで実際に使われている15インチゲージの鉄道で、英国製オールハンドメイドの蒸気機関車3台とディーゼル機関車2台が、1キロ先にあるカナダ村との間を毎日せっせと客車を引いている。

真っ先に行った車両基地にて。子どもはもうクギ付けである。もちろん全部ちゃんと石炭を炊いて走る本物の蒸気機関車です。
館内の博物館にあった鉄道模型のジオラマにご満悦。この日はとても空いていて居心地がよかったでありやす。
この日運行していたディーゼル機関車の「ジョン・サウスランドⅡ号」。最初はこれに乗ることに。
駅舎やホームもなかなかいい雰囲気でしょう。子どもは見とれて立ち止まっては、お母さん促されて駆け足で追いかけます。
森をのんびりと抜ける約10分間の列車の旅。途中、トンネルや鉄橋もあって子どもは大喜びである。カナダ村は小川が流れて、水遊びが楽しめる。いくつもの間欠型の噴水を使った水遊びコーナーで大はしゃぎ。
当然こうなります(笑)。
随所に整備された庭園はちょうど晩夏の様相。最後の緑や花々を楽しませてくれました。
こういう石造りの段々も危なげなく渡れるようになったね。
いろいろな遊具をおいた公園もある。蒸気機関車型の遊具の先頭に陣取ってその気に浸っている。
こちらはちょっと変わったすべり台。頭をぶつけないようにね。
朝食バイキングのおかげでさほど空腹ではなかったものの、少し疲れたのでローズガーデンにあったカフェで休憩することに。

ローズジャムのパンケーキと、子どもにはローズフレイバーのソフトクリーム。なんちゅう食べ方しとるんじゃ君は(内側のクリームをなめ回しているところです、お恥ずかしい...)。
園内を歩いて日本庭園を目指す。幸いちょうどよい気候に恵まれ、程よい高低もあって気持ちのいい散歩道。
日本庭園にある菖蒲の池には鯉がいて、エサをあげることができるのですが、やってみたところこの有様に。よっぽど腹空かしてるんだね。これまで見たこともないある意味衝撃的な光景でした。アップの写真や動画も撮ったが掲載はやめときます。
カナダ村の池にはカモもいます。こちらは優雅に上品に。
そして再びロムニー鉄道でイギリス村のゲートに戻ることに。

今度は蒸気機関車「ノーザン・ロックⅡ号」で一番前の客席に乗車。石炭の匂いとボイラーの熱気に、運転手さんの操作もばっちり観察できていい雰囲気でした。
ホントにこの写真だけ見るとイギリスかカナダみたいでしょ。
というわけで、駆け足でしたが初秋の修善寺の旅はこれにておしまい。帰りもちょうど上りの直通特急に間に合い、自由席でのんびり帰路に。子どもはまだ興奮冷めやらぬ様子であります(笑)。
楽しかったね。やっと秋を感じる気候になってきたなあ。

9/15/2012

ケンとポール@横浜ドルフィー

フリージャズの大物リード奏者ケン=ヴァンダーマークが、ドラマーのポール=ニルセン・ラヴと共に日本にやってきた。新宿ピットインでの2日間の公演とその前日となる先週月曜日の夜に、横浜野毛のドルフィーにてデュオコンサートが行われた。

夏休みにたまたま同店のウェブサイトでスケジュールを見ていてそのことを発見した僕は、さっそくみなとみらいに住む音楽と酒好きの友人に連絡。携帯メール1往復で一緒に聴きに行くこととなった。意外にも僕にとっても初めてのガチンコフリーのライヴである。

前回のろぐで書いたとおりこの日は始発電車で出勤。お昼ごはんの前後はかなりの睡魔に襲われた。午後は外部での打合せなどもあってなんとか緊張感を保つことができ、終業のチャイムと同時に「さあさあフリーフリー」とばかりに、ヨタヨタいそいそと職場を後に野毛へと急いだ。

果たしてどの位のお客さんが来るのかなあ、やっぱりガチなフリーだしなあ、そうは言ってもケンもポールもその筋では有名人だしなあ、日本じゃ生で聴ける機会はまずないし、うーんもう行列待ちしてるのかなあ、急がなくちゃ…。

友人と桜木町駅で待ち合わせて早足でお店へ。しかしドルフィーのある通りには人の気配はない。「誰も並んでないなあ」とお店への階段を登ろうとすると、中から「ヴギョギョギョ↑~ビョロロルロろるろロぉ〜↓」とケンのサックスが聴こえてきた。リハ中らしい。

ドアを開けるとカウンターの向こうにいつもの店主とお姉さんがいるが、こちらに一瞥を送ることもない。お客さんは5、6人ほど…うーん不思議な安堵感を催した。まだ開演までは40分ほどあるからなあと思いながら、中ほどの広いテーブルにいい席を確保してビールを注文。

結局、開演までにお客さんは20名弱ほどになり、ゆったりと程よい入りになった。前回この店を訪れた森山威男の際は60名以上はぎっしりだったのとは違った雰囲気、いい感じだ。3万7000人の西武ドームなどまるで宇宙の夢の出来事である。

演奏は途中30分の休憩をはさんで2セット。前半はテナー→クラリネット→テナーと持ち替えて3曲を演奏。動、静、動の展開。これが生の即興か!と自分の身の中に長いことあった期待を融かし出す。ポールのドラムは初めての体験だったが、やっぱりイイ!イイ流れとイイうねり、これが音楽だ。

そして圧巻だったのは後半の演奏。待ちに待ったバリトンサックスを手に始まったケンの演奏は、ポールの凄まじいケツまくりで、これぞフリーの真骨頂と言わんばかりのところまで昇りつめ、店内の酸素がどんどん下がっていくトランス状態へ。僕の頭が身体が前後左右に揺れまくる。

演奏は、3種のリードを自在に操るケンと、ポロシャツから汗を滴らせながら暴れまくるポールの、圧倒的な世界が、結局切れ目なしに50分間続いた。スゲえ!スゴ過ぎる!やっぱり来てよかった!生きててよかったあ!そんな野毛の夜だった。

フリーの神髄である即興演奏は、まさに「その場で演奏その場で作曲」の真剣勝負。少々クサイが偶然と必然(確信)の織りなす芸術である。自分の演ずることに自信がない人にはできない。テキトーにやるとか言ってる人は退場である。

逆説的だが、完成されたコンポジション(作曲)でも、演奏する人や演奏の度に出来が大きく異なるクラシック音楽の世界となんら違うところはない。デレク=ベイリーが著書の中で語っている通り、すべての音楽は本来即興なのである。

時間をかけてアレンジされた曲でも、元々は一瞬の思いつきの産物なのである。そこで即演奏で勝負するのが即興演奏だ。時間をかけていじくった方がよくなるというのは幻想だ。いじくる能力を鍛えるか、一発勝負で鍛えるかそれだけの違いであって、そこに優劣や良し悪しはない。

そんなこんなで、僕は48歳になった。生の営みはすべてが即興であり一発勝負である。

9/12/2012

始発電車でヘッドフォン交代

先週はまた毎日早出で5日間。いろいろ重なって週内に決着をつけられず、週末に持ち越し。しかし、(まあこれは僕が悪いのだが)やっぱ家では仕事できないね。日曜日の夜に少し整理をして作るものの目処を付けるにとどまった。

そんなわけで週末の更新は遅れてしまいました。すいません。

その仕事の締め切りは月曜日の朝9時半からの、エラい人との打ち合わせに間に合わせること。一か八かで朝3時半過ぎに起床。始発電車に乗って朝5時過ぎにオフィスに入り、そこから3時間かけて8枚の資料を仕上げることで、なんとか30数ページのものをまとめることができた。

初めて職場から日の出を拝んだ。この朝は空気も澄んでいて朝日はとてもきれいだった。仕事はなんとか形をつけることができた。後でほころびが出るのだが。

昼前には睡魔がもわもわと降りて来て、お昼に何を食べたのかいまとなっては思い出せない。それでも、この日は夜にお楽しみがあった。それについてはまた次回。

朝、始発電車を降りたところで、愛用のヘッドフォン(ゼンハイザーのCX-300)の左側から出て来る音がブツ切れになった。夕方仕事を終えて、会社を出たところで試してみたら、もう左側からは完全に音が出なくなっていた。ケーブルが切れちゃったみたいだ。これはもう直せない。

次の日に量販店のヘッドフォン売り場を少し覗いてみたのだが、いまこういう売り場ってスゴいのね。ホントいろいろな種類のものが置いてある。だけど結局お店では買えなかったよ。

家に帰ってアマゾンで探したら、同じものが1999円で売られていた。これはもう生産中止になっているみたいで、CX-300-2というのがあるのだが、そちらは5000円くらいする。僕は迷うことなく同じものを買った。

ケチ?お気に入りがその値段で買えるなら、こんないいことはないじゃないか。新しいものはきっとイイに違いないけど、そのイイがいま僕がどうしても欲しいものとは限らない。これはもう何回も経験した。

アマゾンの商品ページで「お客様はこの商品を2006年11月○日に注文しました」と出ていた。3年くらい使ったのかと思ってたら、もう6年近く使ってたんだね。いやあご苦労様でした。これはもう天寿全うといっていいだろう。6年経ってまたお買い上げです。

ということで、品物が届くまでの間は、通勤時の音楽をガマンするという手もあるのだが、月曜日夜のお楽しみのおかげでそうもいかず、仕方がないので自宅で使っている、同じゼンハイザーのHD760というオープン型の高級ヘッドフォンを持って出かけることにした。

ヘッドフォンにはオープン型と密閉型の2種類がある。読んで字のごとく、耳の穴を塞ぐヘッドフォンが、外の音をある程度通すか、ほとんど通さないかの違いである。どちらの音がいいということではなく、それぞれに一長一短はある、そういうものだ。

だけど世の人には、そういう区別があるということも知らずに買って使っている人も多いと見受ける。当然ながらオープン型はヘッドフォンで鳴らす音も外に漏れやすい。そのことを知らないで大きな音を出して、周囲の人に迷惑をかけているのはよく見かける。

外の音もある程度聞こえるので、家の中などある程度静かで、周囲の人が話しかけて来た時に気づけるようにしておいた方がいいところで使うには向いている。ただ、通勤電車の中でははっきり言って音楽に集中できない。特に音の大小が激しい音楽(僕の好きなフリー系とかクラシック系はその代表だろう)を楽しむにはまったく向いていない。

そのことを今回は思い知った。確かに音はいい(それなりに高いヘッドフォンだしね)けど、電車がトンネルに入ったり橋を渡ったりすると音楽はほとんど聴こえない。仕方なく、音量が比較的一定しているトム=ペティーとかももクロを楽しんで、本当に聴きたかった音楽はガマンした。

とまあ、どうでもいいことなんだけど、突然訪れたヘッドフォンとのお別れのお話でした。

しかし、早出はもうリズムが結構身に付いちゃったかな。朝は自然に5時前に目が覚める。やっぱり電車が空いているのはいい。朝誰もいないオフィスもいい。

だけど、子どもがまだぐっすり寝ていて、寝顔にチューして「行ってきます」というのは悪くないけど、「いってらっしゃあい」と手を振ってくれたりチューしてくれないのは、やっぱり寂しいなあ。家族だからね。


9/02/2012

展望

このところちょっと仕事が立て込んでいて、先週は5日間連続で早出。そういう時は午前5時前に起きて、山手駅6時6分発の電車に乗る。これだとほぼ確実に座れて、さほど無理もかからない。周囲の顔ぶれは大体同じである。

午前7時前のオフィスはちょっと暑いが、誰もいない静けさはそれをはるかに上回る価値がある。そこからスタートすることで、作業は十分に自分のペースで動きだし、午前中の5時間で得られる成果は大きい。

しかし5日続くとさすがに後半は朝起きるのが少々しんどい。しかもある事情で木曜日の午後には、子どもの相手をしなければならなかった。そのことはスケジュール上は織込済みなのだが、やはり本来仕事をするはずの時間に、お台場のチャギントンランドで遊ぶ子どもを眺めるのは妙なものである。

この日のお台場は暑かった。ゆりかもめから眺める東京湾岸は相変わらずの眺望である。たまたま一番後ろの席に座れたので、子どもにとっては珍しい景色だったようだ。今度は一番前に座ってみるか。

結局土曜日の早朝は起きられず、ウォーキングは日曜日にと思って頑張って起きたのだが、不規則に降る大雨のおかげで断念。かわっていつもは夜に書くろぐを、この時間に書いている。

日本の作曲家、細川俊夫の作品を集めたECMの"Landscapes"を聴いている。こういう音楽を求める気持ちは常に心の底に澱みのようにあって、それが一定の周期(だろうか?)で具体的な欲望となって現れてくる。

この1週間はそういうタイミングだった。仕事がそう言う状況なのもあって、通勤電車のなかで聴くことも多かった。普段はあまり仕事の具体的なことは考えないのだが、これから取りかかる作業の続きをイメージする時は、こういう音楽は僕にとって相性がいい。

オーケストラに笙の演奏家宮田まゆみさんが参加していて、両者の共演が2曲、それぞれの単演が1曲ずつという構成。内容は静寂の響きを描き続ける細川作品の真骨頂ばかり。

このアルバムが初演になる後半の2曲「桜」と「雲と光」は特にいい、素晴らしい音楽。(笙の独演による「桜」はいわゆる「さくらさくら」の変奏ですよ)

アルバムタイトルにもなっている冒頭の細川の代表作「展望(Landscapes)」。いろいろな状況に左右されるものだが、「望」という文字があてがわれているのだから、そこにはやはりなんらかの好ましい拡がりが込められているのだと思うが、なかなか展けない望みが続いているのは現実。

まあ贅沢言っちゃイカンのかな。


8/26/2012

ECMのサマーセールでお買い得

夏休みに楽しんだ音楽の2回目は、僕が大好きなECMレーベルから届けられた夏のスペシャルオファー(このろぐを書いている時点ではまだ開催中です)で手に入れた作品について。

同社のカタログから選りすぐりの24タイトルについて特別価格でご提供という内容。ラインナップの選考基準はよくわからないものの、単なる在庫処分というわけでもなさそう。

ちょうどユーロ安だし、この機会に興味あるのを買っておくかと3つのタイトルを選んで購入。うち2つが超大当たり!だったので、今回はそれをご紹介。

1枚目は、最近、僕がとても気に入っているエレキベーシスト、スティーヴ=スワローがクリス=ポッター、アダム=ナスバウムと組んだサックストリオ作品"Damaged in Transit"。2001年末のフランスツアーからスワローのオリジナル作品9曲をライヴ演奏で収めたもの。いやいやこれは強烈でしたよ!

クリスはこれまでもデイヴ=ホランドのグループなんかでも聴いて来たけど、今回の作品でやっとそのスゴさを実感したというのが正直なところかな。僕がこれを聴いて連想したのがロリンズの2つのトリオ作品"Way Out West"と"Night at the Village Vanguard"。その位スゴい内容なのであります。

吹きまくる、弾きまくる、叩きまくるの演奏ではなく、トリオとしてのまとまりと完成度を凄みにした鳥肌もののテンションが随所にちりばめられてありやす。やっぱりジャズはスゴいねえ。こんなの演れたらいいだろうなあと、未だに妄想が抑えられませぬ。これは萌え!超萌え!

2枚目は、ポール=モチアンのトリオ作品"Lost In A Dream"。トリオと言っても、サックスにまたまたクリス=ポッター(これは僕にとっては偶然だった)、それからピアノのジェイソン=モランという編成。2009年のヴィレッジヴァンガードでのライヴ演奏である。

比較的最近発売になったもので、その際にも僕の触手が動いたのだが、まあいろいろあって様子見にしてあったものが、今回のスペシャルオファーで日の目を見たわけである。こちらは期待通りの素晴らしい内容。変な表現かもしれないが「しっとりと熱い」んだよねぇ。

実際どうなのかはわからないけど、クラブでの1ステージをそのまま収録したような構成になっていて、時間を経るにしたがって盛り上がっていく様が圧倒的なのですよ。後半の"Ten "そして続く"Drum Music"で聴かせる、78歳のモチアン入魂のドラミングをただただ黙って聴け!そして呑め!(ん?)

暑い夏の夜にふさわしいジャズが手に入った素晴らしい夏休みだった。やっぱりECMは素晴らしい、そのことを改めて認識した夏であります。もうちょっと買っとこうかなあ、でも今月はかなり予算超過しちゃったんだよなあ。ここはガマンするか。


8/21/2012

トム=ペティはテッパンです!

独り身の夏休みが終わり、妻と子どもが広島から帰って来た。先の週末は、家族で近所のプールに出かけたり、幼稚園の同級生のご家族と焼き肉を食べに行ったりした。

食べ歩きが大好きだというご家族で、ご主人の運営する食べ歩きブログはなかなかのものである。グルメ情報のサイトにも熱心にレポートを出されているようで、今回の焼き肉のお店もそのなかからのご推薦。

騒ぎまくる子どもたちにも寛容で、お肉も美味しいいいお店だった。ご夫婦ともにお酒がお好きなようで、僕も調子にのって呑んでたらちょっと酔っぱらってしまい、日曜日の夜はろぐの更新はお休みとなった次第。

さて、このところしばらく音楽の話がなかった。やっぱりこれがなければえぬろぐではないよねえ(反省)。夏休みに楽しんだ音楽について今回と次回の2回に分けてお話を書きますよお。

先ず今回はトム=ペティ&ザ・ハートブレーカーズ。懐かしいねえとか、誰?とか、いまさら?とか、いろいろな声が聞こえてきそう。

家で食事をする際にインターネットラジオのお世話になっていることは、以前に書いたと思う。最近も相変わらず"Accuradio"を使っていて、お気に入りのチャンネルは、ロックのカテゴリーにある"The Fast Train"というやつ。

アメリカ大陸を長距離列車で旅する時に聴く音楽をイメージした選曲になっていて、カントリーやブルースっぽいものも含みながら、軽快でうるさ過ぎないご機嫌なアメリカンロックが次々に流れてくる。

独りになってからも家の片付けのBGMに、暑い部屋のなかこれをMacBookで鳴らしっぱなしにしていたのだが、ある曲のところで「おっ、こういうのいかにもって感じでイイねえ!」と思って、普段は滅多に見ない画面を覗いた時に、それがトム=ペティの音楽だということを知った。

彼とそのバンドの名前はもちろん知っている。エレキギターに興味を持った12、3才の頃に読んでいたギター雑誌にも名前が出ていたのを憶えている。しかし、僕はこれまでただの一度も彼の音楽をそれと知って聴いたことがなかったのだった。

さっそくアマゾンを覗いてみたり、ディスクユニオンで中古を探してみたり、はたまた幼馴染みと呑んだ際に(ギターを演奏する)彼の意見を聞いてみたり、マディのマスターにも話を聞いてみたりした。彼らもどこかでトムの音楽には出会っていたみたいだった。

ディスクユニオンの中古で2枚組のベスト盤"Anthology: Through the Years"が800円で売られていて、ちょうど部屋を整理していた時に見つけた過去のジャンボ宝くじの4等当選券(300円)3枚があったので、それらをお金に換えてその足でディスクユニオンの売り場に行って買い求めた。

いいですねえ〜これ。ほんとどの曲もイイ!よみがえる何とかではなくて、いま聴く音楽としてまったくもって素晴らしいでありやす。アメリカンロックのど真ん中!ちなみに60歳を過ぎたトムと彼のバンドはいまも健在。元気に欧米ツアーの真っ最中とのことだ。

トムのベスト盤には、2009年に発売された過去26年間にわたるツアーから選りすぐりの演奏をCD4枚に編集した"Live Anthology"もあるようで、近々そちらも買うことになるのはもはや時間の問題であります。いまにもアマゾンでボタンを押してしまいそう。

ほんと、いつものことだけど、どこでどういう出会いがあるかわからないものだね。いつかこの音楽も子どもに教えてあげたいなあ。やっぱり音楽は素晴らしい。


8/12/2012

夏休み独りグルメ@ぴおシティ

9日間の夏休み中日にあたる水曜日、妻と子どもが妻の実家である広島へ向かった。僕は横浜でしばらくの間独身生活。もちろんそれなりにお楽しみもあるけど、家にもいろいろな仕事がある。

日中は家の中や周りで日頃あまり手を付けられないところを、まとまった時間で片付けたり、それで思い立った道具なんかを買いにホームセンターに行ったりした。僕の家の周辺には2軒あるんだけど、ホームセンターって楽しい。

家ってやっぱり人が住んでマメに世話をしないとダメになる。使っていない部屋が黴臭くなったり、ベランダに汚れが堆積していたり、収納のなかが大変なことになっていたりする。

僕の場合、これは会社での仕事のやり方にも共通するんだけど、「よし!今日はベランダを徹底的にやるぞ!」といって1日中そればかりというよりも、気になる課題にまとめてというか連鎖的に着手して、それが同時並行で進行することが多い。

今回もベランダの片付け・掃除と、1階の将来の子どもの部屋の掃除と、和室の押し入れの整理、という3つの課題を、4日間かけて同時に進行させた。これに、子どもの夏休み直前にパンクした電動自転車の修理と、僕自身の散髪が絡んでくるのだが、まあなんとかすべてを無事にやり終えた。

作業の合間に休憩してコーヒーなんかを飲みながら、音楽聴いたりももクロのDVD観たり、それであっという間に1時間とか過ぎてしまう。西武ドームからもう1週間経ったのかあ。やっぱりよかったなあ。

食事は楽しみのひとつ。自炊も少ししたし外食も楽しんだ。今回、集中的にお世話になったのが桜木町駅前の「桜木町ぴおシティ」の地下2階。ここなかなかいい雰囲気のお店が揃ってます。

先ず、水曜日に妻と子どもを新横浜まで見送った帰りに、さっそく立ち寄って遅い昼食。行ったのは「横浜ラーメン」さん。カウンター10席ほどの小さなお店。なかでは白髪のご主人が寡黙にお仕事をしている。

鶏ガラ醤油スープのシンプルなラーメンが500円。これとてもおいしい。まさに「天然のチキンラーメン」なのです。食べているうちにあの味を思い出すも、やはり手作りの深さがじんわりとしみ出してきます。美味しい!

スープをどんぶりごと全部飲み干したのも久しぶりでありやす。どんぶりをカウンターにおいて、ほーっと一息ついたら頭の中が真っ白になってしまいました。

「ごちそうさまでした」とカウンターを離れ、お店の外に出てもう一度ご主人に軽く挨拶。ご主人は最初私の方を見送ってましたが、すぐにカウンターのどんぶりとコップの片付けに・・・とここで僕はあることに気がついたのです。「あっ、お代払ってないや」。

「すいません!」とカウンターに戻ると、ご主人も「あっそうか、カネもらってなかったなあ」と苦笑い。何が微妙な緊張感が解けた瞬間でありました。

桜木町の駅に向かってぴおシティを出たところで、今度は帽子を店に忘れたことに気がつき、また戻りました。帽子は僕が座っていた椅子にちょんとのっけられていて、戻って来た僕をご主人はニコニコしながら再び迎えてくれました。

横浜ラーメンというと「家系」とかいう油軍団が幅を利かせていますが、このお店はそういうものとは次元を異にする時代の生き証人であります。僕にとってはやっと近場の美味しいお気に入りのラーメン屋さんが見つかった気分です。

次の日は、お昼を同じぴおシティ地下の「ゴールデンもつ」で食べる。ホルモン炒め定食700円也。

店内には数台のテレビモニターが壁にかけてあって、馬や自転車や数字が映っています。結構にぎわってますが、アルコールを飲んでいないのは僕だけでした(笑)。皆さん思い思いにホルモンとお酒を楽しんでいるようで、いい雰囲気でした。定食はボリュームありで味もいいです。

土曜日も日中はよく働いたので、夜は気になっていた立呑処「酒造 石松」へ。こういう立ち呑み独りで入ったのは初めてでしたが、30分間の濃密な時間を過ごしました。

生ビール中:500円
マグロ中とろ刺身:500円
レモンサワー:380円
ハムカツ:320円
メカブ納豆:380円

名物の刺身はウマかったです。メカブ納豆もネギと鰹節たっぷりでイイ。ハムカツは「ほうちゃん」には及ばずでした。

隣で呑んでいた近所のおやじさん2人が、何気に交わしていた会話が、オリンピックの話からナショナリズムの色を帯び始めて、領土問題とか隣国批判を捲し立て始めたので、おいおい大丈夫かこんなところでと気になって早めに切り上げた。ちょっと急ぎすぎたかな。結構酔っぱらいました。

夏休み最終の日曜日。翻訳会社の幼馴染みと飲みに行こうということになり、再び桜木町ぴおシティで午後4時に待ち合わせ。

1軒目は昨日いった石松へ。中トロと貝ひもに生中を一杯ずつやって、ひとり千円。やはり日頃腰を落ち着けて呑んでいる人と立呑みは辛い。

続いて、焼き鳥居酒屋の「あきよし」さんへ。あきよしさんは良心的な価格のお店でした。ここでは生ビールやハイボールなどを2杯ずつに焼き鳥盛り合わせなどを注文して3200円でした。

幼馴染みの「マディへ行きたい」の期待に応えるべく(?)午後5時過ぎにはぴおシティを出る。マディの開店時間にはまだ早いので、ほうちゃんでホッピーでもやるかと思って店の前まで行ったら、お休みでした。

仕方なく、つなぎに「やまて食堂」へ。ビンビールとマカロニサラダと冷奴で1000円也。おばちゃんゴメン。

マディの開店と同時にようやく腰を落ち着かせる。マスターが腕を振るうミントフレーバーの本物のモヒートで喉を潤す。これはウマい!コンビニで買う缶入りモヒートとはまったく異なるチルアウトドリンクであります。すっきりー!

その後もマスターお奨めのウィスキーによるハイボールやら、バスペールなどを楽しみながら、お決まりの和歌山の幼馴染みへの電話などで時間が流れ、そろそろ帰りますかとなったのが午後8時でありました。

4時間で4軒の早周りでしたが、たまにこういうのもいいものです。ぴおシティで今回入ったなかでは、横浜ラーメンと石松はいいお店、またちょくちょくお世話になります。

明日から仕事かと思うとブルーだが、まあそんなことばかり言ってられん。今夜は夏休みの終わりを名残り惜しみながら、少しは片付いた家の中に気分を向けつつ、仕上げに一杯やりたいと思います。

ちょっと音楽ネタがタマって来てるんだけど、まあそれは追々。

8/06/2012

ももクロ夏のバカ騒ぎ@西武ドーム

待ちに待った夏休み。9日間しかないけど、本当に貴重な時間。しっかりと休暇を満喫したい。

その2日目の日曜日夜、所沢の西武ドームで開催された、ももいろクローバーZのライヴ「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour ー最終戦ー」に、行ってきましたあ!

これ、インターネットでの先行発売に申込むもハズレてしまってがっくりしていたところに、職場のももクロ仲間が見事当選を果たし、晴れて本格的なももクロのライヴイベントに初参戦と相成った次第。

横浜の自宅を午後2時前に妻と子どもに見送られて出発。湘南新宿ラインと西武池袋線などを乗り継いで会場に着いたのが午後4時前だった。西武球場前の駅に着く直前には電車は超満員状態。

これがみんなモノノフかと思うとほんと多様な人々だよね。姿格好がそうなっている以外は、普通の通勤通学の満員電車の乗客の、年齢層だけをちょっと若くしたような感じでした。男女比もちょっとだけ男性が多いかなあという程度。

子ども連れの人も多かったなあ。うちもちょっと悩んだのだけど、やっぱり今回は子どもの年齢と場所や時間帯を考えて無理と判断しました(結果的には正解だったと思う)。

会場はやっぱり広かった。1塁側内野席の中段前寄りなので割と全体がよく見えるのだけど、中央のステージに彼女達5人が踊る姿を想像すると、やっぱり遠い(実際遠かった)。表情を直接感じ取るのはちょっと厳しいなあ。まあこれは仕方ない。

感想を一言でいうなら、いやあ、やっぱり楽しかった!期待通りの元気満開全26曲でありました。今回はソロやユニットの曲はなしで、すべて5人でのパフォーマンスとなっていたところも個人的には嬉しかった。当日の表面的な内容は例えばこちらの記事などをご参照ください。

CS放送で生中継されたツアー初日の6月19日NHKホールの模様を、職場の知人に録画してもらって観ていたのだが、それとはセットリストの内容もかなり違っていて、もう観られないのかなあと思っていた楽曲もしっかり楽しむことができた。僕のお気に入りとしては、「労働讃歌」「天手力男」「D’の純情」など。

対して看板曲だと思っていた「Z伝説〜終わりなき革命」をやらなかったのは意外。個人的には「あの空に向かって」よりはこっちをやって欲しかった(Zファンだからね)。それから僕のお気に入りの「LOST CHILD」も・・・まああれはバカ騒ぎにはちょっと場違いの曲なんだろうなあ、やっぱり。

個人的に、おっこれは!と嬉しかったのが、オープニングテーマの「Overture」。これは代表曲「怪盗少女」の間奏の一節をアレンジしたインストで、本来は重厚なシンセサイザーによる演奏が照明が落ちた場内に響き渡り、それにあわせて会場がメンバーのコールを行うのが習わしなのだが、今回は違った。

オープニングのビデオ映像に続いて会場に響いて来たのは、ゆっくりと力強く打ち鳴らされる三味線の打弦。この瞬間に僕は「来た!」と感じました。三味線を弾くのはあの吉田兄弟。それに笛や太鼓に舞踊衆も加わった純邦楽アンサンブルによる前代未聞の「Overture」が、生で演奏されたのであります。スゴイ!

調子が西洋音楽のではなく純邦楽の音律でのアレンジになっていたため、メンバーのコールの入れどころがわからなかった人も多かったようで、その意味ではちょっといつもと違う雰囲気でしたが、この音楽的挑戦には「やるな!ももクロ!」と僕的には密かに嬉しかったのでありやす。

気がつくと舞踊衆に混じってももクロメンバー5人が登場しており、Overtureの終了時には5人が中央に整列、お面を脱ぎ捨て1曲目「ワニとシャンプー」へと突入していったのです。しかし、冒頭のラップを担当する杏果ちゃん、また感極まって泣いちゃったね。うーん、可愛いけどやっぱりここはこらえて欲しかった。

ちなみに吉田兄弟は9月発売の新曲「ニッポン笑顔百景」に客演している関係での出演。この日も途中で同曲が初披露され、これまたいい意味で度肝を抜くももクロらしい素晴らしい作品でした。発売が楽しみです。

もちろん気になったこともいくつかあります。会場の音響は非常に悪い。仕方ないと諦めるしかないのだけど、もう少し何か工夫できなかったのかなあ。

それからこれもしょうがないことなんだろうけど、やっぱり広すぎるよ会場が。圧倒されたのは観客3万7千人の迫力で、それがみんな手に手にサイリウムやペンライトなどを持って振る光景は凄まじかった。もちろん僕も公式MCZ式ギガライトをしっかり事前に購入して頑張ったよ(笑)。

だけど、人力ワゴンや動く歩道、クレーンなどを駆使して、アリーナやスタンド席も含めて所狭しと動き回ってくれたももクロちゃん達は頑張ったけど、その分5人一体で繰り広げられるダンスパフォーマンスはかなり省略されてしまって、本来のももクロの持ち味がよくある商業主義的なパフォーマンスに置き換わっている感は否めなかったなあ。

もちろん、楽曲そのものの魅力や個性的なMCの楽しさとか、先に述べた新しい音楽的挑戦もあってイベントとしては満足の内容でした。やっぱり彼女達にはすごく期待しているから、ありきたりのことはやって欲しくないし、新しいことにはいろいろと挑戦して欲しい。

その意味でいま振り返ると、今回の西武ドームで一番何がよかったかと考えると、僕的には、新しい試みでは「Overture純邦楽ヴァージョン」の斬新さ(あのオープニングはたぶんもう2度と観られないだろうなあ)、従来からのものでは「労働讃歌」と「D’の純情」の素晴らしさを生で実感できたことかなあ

夕日がまだ明るかった午後5時15分の開演から、気がつけばすべてが終了したのは午後9時でした。また絶対行こう!と誓い合って同僚とはお別れ。帰宅はかなり困難を極め、西武線から山手線、東急東横線、根岸線と乗り継いで、家にたどり着いたのは午前0時30分でありました。

余談ですが、開演直前に飲んだアミノバイタルの効果は凄まじく、この歳であれだけ叫んで踊って長距離乗り継ぎ午前様でも、翌日残った疲労はほとんどありませんでした。

いやあ、楽しかった!モノノフになってよかったです!いい夏の想い出になりました。ありがとう、ももいろクローバーZ!


7/29/2012

真夏のバトル

実は、訳あって7月3回目の3連休になってしまった。会社の皆さんすいません。

金曜日に仕事をお休みして、夏休み中の子どもを連れ出した。向かった先は・・・僕の職場の最寄り駅であるJR田町駅。お目当ては、同駅近くにある三菱自動車本社ショールームで行われていた、タカラトミーとの共同イベント「タカラトミーフェア」。

それほど広いわけでもないショールームに、プラレールの大きなジオラマと、加えて豊富なレールや車両などを自由に使って遊べるフリースペース、これが子どもの欲望を強く刺激したのは言うまでもない。

平日ということもあって、十数組の親子が遊びに来ていたが、当然パパは僕だけ・・・。あとはおそらく最近急速に建てられた高層マンションの住人と思われる近隣のママたち(中国系の人も2人ほど)。

時折、建物の前を通るサラリーマンの姿を気にしながらも、ママ達とちょっと会話したりしてなかなか楽しかった。ほんの数百メートル先では職場のみんなが仕事しているのかと思うと、なんとも妙な気分ではあったが。

子どもはとにかく大量のレールと車両なんかを自由に使っていいとあって、もう目は蘭々である。パーツコーナーで偶然見つけた転車台にハマってしまい、これは長時間コースだなと覚悟した。

館内ではママ達に加えて、ショールーム専属のキレイなお姉さんたちが相手をしてくれるし、エアコンもよく効いているしで、気がつけば1時間半が経過していた。

外に出ると田町はお昼時。さすがにお店の事情に明るい僕でも、やっぱりこの時間に子連れでゆったり入れるお店となると、なかなか答えがない。結局、駅前からタクシーで子どものリクエストの「東京タワー」へ(3メーターで着きます)。

タワービルのコーヒーショップでパンを中心にした簡単なお昼を食べて、大展望台へ。はっきり言って何の感動もない(41階にあるオフィスからの眺めとなんにも変わらない)景色なのだが、子どもはそれなりに楽しんでいた模様。

子どもは土産物屋にあった東京タワーのミニチュアの飾りを「ほしい」といったが、やんわり諦めてもらう。

せっかくここまで来たのだからと、銀座にあるおもちゃの老舗デパート「博品館」へ。東京タワーから光化学スモッグと照り返しの炎天下を地下鉄大門駅まで歩いて、浅草線で新橋駅までいって、そこからまた歩く。

博品館の3階に、子どもが好きな北欧玩具「ブリオ」のレールセットを大胆に使った大きなジオラマがある。これをどうしても見せてやりたかった。

子どもはさすがに疲れて、博品館に着く直前はいつもの半部以下のスピードでしか歩けず、半ば引きずられながらの入館になった。途中で「もうあるけないのお」が出た時は、ほんと親ばかでごめんねという気持ちで一杯だった。

ところがジオラマの実物を前にすると、子どもの目はさっきのプラレールと同じになったかと思うと、それを超えて硬直状態となってしまい、おそるおそる目の前に転がっていた車両をレールに乗せて遊び始めた次第。

当初は自分の目の前の世界だけで遊ぶのだが、少しずつその先に車両を動かしているうちに、やがてジオラマの全体を少し理解したらしく、それからはこのセットを行ったり来たり(このジオラマは床上ではなく立って遊ぶように作られている)して、90分間立ちっぱなしでこれに熱中した。

「パパはこれで遊んで」と1台のディーゼル機関車をあてがわれ、僕もこの狭いようで広い世界を行ったり来たりした。

あまり遅くなるとラッシュになるのも困るしなあと、3時過ぎから少しずつ「そろそろ帰ろうか、じゃないとママが心配するよ」的な説得工作に着手するも一切の効果はなく、結局同日午後3時45分に帰宅に向けた強制執行と相成った。

これには子どもも大泣き「まだまだやりたいことがあるんだあ〜、うわあああ〜ん(涙)」。小便の放水など徹底抗戦の様相を呈するも、さすがに場数を踏んできた熟練の(?)隊員による手際よい執行により、ターゲットを同館地下洗面所に連行して、濡れたパンツとズボンを交換したのちに、なんとか館外へ導き出すことに成功した。

とても疲れたがいい経験にはなった。おかげで日曜日も子どものご指名で(ママはこなくていいの!)、みなとみらい散策に随行することになった。パパのプランはハードウォーキングだから覚悟しろよ。

子どもはたくましくもあり、泣き虫でもある。





7/22/2012

雲の影

前回のろぐで「梅雨はどこへ行った」と書いたら、その次の日にあっさり梅雨明けしてしまった。梅雨入りとか梅雨明けとかって、気象庁がいちいち宣言する意味あるのかなあ。ないよね、たぶん。

暑い一週間が続いたけど、この週末は涼しくてお天気もいまひとつだった。朝は雨がぽつぽつでウォーキングはお休み。

子どもは夏休み(まだそれが何だかわかってないけど)。僕なんかそりゃもう羨ましい限りだけど、お母さんにとってはやっぱりちょっと気が重いところもあるみたいだ。

子どもはこのところまた、わがまま言っては聞き入れられずに泣くことを繰り返している。幼稚園でも、おともだちのお家に行っても、おフロに入っても、もうどこでそれが出現するかわからない。

月曜日などは、僕が仕事に出かけて後に「パパにいってらっしゃいのチューしたかったああ」とギャン泣きしたらしく、会社につくと妻からその旨のメールがチュー顔の写メといっしょに届いていた。

そうかと思えば、一緒におフロに入って何かが気に入らずに泣かれ、挙げ句には泣き声で「パパきらあいい」とか言われると、まあそれなりに堪えるものでありやす。それだけが悩みだったらまだいいんだろうけどね。

いくら子どもが少し言葉ができるようになって意思の疎通がはかれるようになったからといって、頭の中にはまだはっきりとした論理があるわけもない。

だからといって親の側が論理を超えて至上の愛をひたすら注ぐというのもなかなか至難である。親には親の悩みもある。甘やかすばかりで怒らなくていいのかとか、みんなの前で自分ちの子どもだけ泣いてカッコ悪いとか。

そんなこんなを繰り返し、子どもだけでなく妻のことや自分自身についても、新たな発見がある。子どもはもちろん、親もまだまだ成長は続く。

明日からはまた暑い夏になるのだそうだ。ぼんやりはしてられないけど、なかなか踏み出せない自分がいる。

まとまりがないけど、今日はここまで。


7/16/2012

また3連休、のんびり・・・

前週に続いてまた3連休になってしまった。

横浜は梅雨の中休みというより、梅雨はどこに行ったという暑いお天気に恵まれたのでした。

土曜日は、子どものスイミング教室でワッペンテスト。まあいわゆる昇級試験です。といってもそこは幼児の教室。今回の主な課題は「顔浸け」です。3秒間が目安らしい。

一応、その前の週はおフロでそれとなく練習して、なんとか微妙なところまではできるように。さて本番は・・・、やさしいリーダー(≒先生)の超甘々採点でなんとかクリアしたようです。

その後、神奈川県民ホールで開催された神奈川フィルの子ども向けコンサートへ。オーケストラの演奏に乗せて、ジブリやディズニー、マルモリ等々のプログラムが続く内容。歌に井上あずみさん(「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」など)を迎えての楽しい90分間でした。

子どももそれなりに楽しんでいましたが、最後の最後でプール疲れも出たのか気持ちよさそうにおやすみに入りました。県民ホールは立派なホール。ももクロも今度ここでやってくれないかなあ。

日曜日は、職場の同僚でいま育児休暇中のママが7ヶ月の娘さんを連れて遊びに来てくれました。いま授乳から徐々に離乳食へという大変な時期(まあ子どもはいつまでも大変なのだろうが)で、少しでも何らかの寛ぎを提供できればと思った次第。

うーん、やっぱり可愛いのお赤ちゃんは。職場への復帰まではまだしばらく時間はあるけど、まあよ〜く考えてくださいね。暑い中お疲れさまでした。

今日は海の日のハッピーマンデイ。朝は本牧山頂公園ルートのウォーキング。大さん橋もいいけど、あの公園からの横浜港の眺望もとても魅力的でありやす。

っで、今日は何する?と妻と考え、思いつきで久里浜から東京湾フェリーに乗って金谷に行ってみることに。以前2人で行ったことはあるんだけど、3人で行くのは初めて。子どもは初めての本格的な(?)船の旅です。

残念ながら鋸山のロープウェーは強風で運休だったけど、港の近くに小さな海岸があって、そこの岩場でしばらく遊んだ。

うちの子どもはどうやら砂浜は苦手(沖まで広がる海に不安を感じるのか、波が迫って来るのがコワいのか、その辺はイマイチわからないのだが)の様で、海はあんまり好きじゃないのかなと思っていたんだけど、今日の様子を見ていると、どうも岩場はそれなりに楽しいらしい。

岩の切れ間にカニを発見してからは、僕がハンカチや拾って来た棒切れでちょっかいを出すのをかなり興味深そうに楽しんでいた。いじめたおかげで3回ほど岩しぶきを頭から浴びることになったのだが、それでも平気で笑ってました。

東京湾フェリーは久里浜ー金谷間が往復大人一人1280円で片道40分程度の船旅が楽しめる。横浜港クルーズとは違って、船もそれなりのスピードを出すし東京湾の風をしっかり感じることができて、お手頃であります。

子どもは帰りの下船時に、船から自動車が降りて来るのをジーと眺め、乗り物図鑑でしか見たことのないフェリーというものの実物をしっかり理解していたようでした。日に焼けたなあ。

ということで、3連休のシメは「ほうちゃん」で夕ご飯。うーん、家族3人それぞれの満足を得て3600円はやはりありがたい。相変わらず素晴らしいお店です。

子どもが寝た後の夜はしっかりお酒も楽しんだ。耳のおつまみはまたフリージャズが多くなって来たかなあ。久々にアランの店で買いものをしたジョー=モリス関連3枚とかねぇ。これらについてはまた追々。

しばらくぶりで聴いてやっぱりいいなあと思ったのは、セシル=テイラーの「ソロ」でありました。残念ながらいまは廃盤ですが、iTunesで買うことができます。数ある彼の作品のなかでも一番シンプルでストレートな作品かもしれません。セシルを聴くなら先ずはコレ!

Solo - EP - Cecil Taylor

7/08/2012

マミー

金曜日。ちょうど予定が何もなかったので、仕事はお休み。

子どもは幼稚園でお弁当だったので、妻と2人で元町のビストロ「エルエラ」でランチを食べる。

こうしてお店で2人きりで食事するのは、子どもが生まれて以降初めてのこと。

前菜1品、メイン1品のシンプルなランチ。でもなかなかボリュームもあってさっぱりとしたいいお味だった。

特に変わった会話はなしに、それぞれワインとビールも1杯ずつ。

食事を終えて店を出た直後、「ああ久しぶりだったねえ」と満足げな表情を見せた妻は、左折して幼稚園がある汐汲坂に入ったとたんにお母さんになっていた。


土曜日。横浜に引っ越して来た時に購入したブルーレイのプレーヤーが、DVDを読み込まなくなってしまった。ソニー製品。

似たような症状は、アナログ地上波時代に所有していた同社のDVDレコーダでも経験したことがある。

まだ3年と少ししか経っていないし、その間の使い方も、子育てとiTunesのおかげでCDプレーヤとしての用途が激減したにもかかわらずである。

理由はいろいろあれ、エレクトロニクス製品の寿命は本当に短くなった。ダメなんだよねこんなことじゃ。

結婚した時に買い替えて13年が経過したオーディオアンプも、そろそろスイッチやコントローラの部品に疲れが出始めている。

こりゃ、そろそろ入れ替え時かな。アンプとディスクプレーヤは、まだあと数年は必要そうだから、もう1回買い替えなきゃなあ。でもできればお手頃で丈夫で長持ちするやつが欲しい。予算は合計で6万円台だな。

まあわが家はそこそこの音質で、2ch×出力20W程度あればなんにも問題ない。ちょっと気になる商品が出て来ているんだけど、デジタルアンプっていうのはどうなんだろうなあ。


日曜日。朝はなんとか雨があがったので大さん橋へウォーキング。

妻が午後にヘアサロンに行くというので、子どもとお留守番。夕方に以前から約束していた銭湯(おっきなおフロ)に連れて行ってあげることに。

途中通りかかった駅前ガードをくぐったところでふと見上げると、マディーのマスターが店のドア前を掃除中。

思わず子どもとつないだのと反対側の手を振った。子どもは「だあれ、あのおじさん」だったので「パパのおともだちだよ」と。

おじゃましたのは山手駅前の大和町商店街にある「いなり湯」さん。もちろん初めてだし、子どもに至っては銭湯初体験だ。

大人450円。幼児は80円だが大人が同伴なら2名までは無料らしい。

番台がある脱衣場はかなり時代を感じるがいい感じ。お風呂の方は思っていたよりもきれいで清潔感があった。

夕方でまだお湯が結構熱くて、子どもは結局つかれなかったけど、とてもいいお湯でした。子どもも湯船のお湯を風呂桶で汲んでは、蛇口の水でうめてを何度も繰り返して楽しそう。

出る頃には湯船のお湯を直接かけ流しても平気になったのだけど、つかるのは拒否られました(笑)。

風呂上がりに定番の瓶牛乳といきたいところだったが、夕ご飯前なので瓶タイプの森永マミーを買ってあげた。子どもにとってはこれもまた初めての体験。

「これなーにー?」と僕が一口飲むのを目を輝かせたところにビンを渡してあげると、最初の一口こそ慎重にちょっとだけだったものの、すぐさま幸せ満開の表情で「オイシイ!」と絶賛。

もう一口だけ僕が飲んで、残りは子どもに飲まれてしまいました。

銭湯を後にしながら「またこようね」と、いろいろな楽しみができたようだった。

今度はママと一緒に女湯に入れば少しはお湯も温いかもしれないよ。マミーのことは話しておいたけど、買ってくれるかな。


子どもの成長とともに性格的な特徴がだいぶん出てくる。

自分としては納得できることばかりなのだが、僕自身の性格ともぶつかってつい怒ってしまう。

時に子どもは泣き、こちらも自己嫌悪に。

直後にまた同じような行動をして、今度は母親に叱られる。

叱られてはもう一方の親に甘えることも。

本当にいろいろなものやことのバランスを探りながら、そしてそれらをつい忘れてふと我に返りながら、思い出すのはやっぱり僕の両親のこと。

マミーを飲ませてもらった記憶はないけど、思い出を味に例えるなら悪くないかもしれない。(森永マミーは1965年誕生だそうです)


7/01/2012

ウィステリア

気がついたらもう今年も半分過ぎてしまった。着実な時の流れ。

梅雨だからというわけでもなく、どんより重苦しいものがいつも心や感覚のどこかにある。僕は不幸な過去をひきずっているという人ではない。いまある重苦しさはその逆で、気持ちが将来に向けられた途端に、急に厚い雲がたれ込めてくる、そんな感じだ。

土曜日の朝6時、大さん橋から視る横浜港にはすでに高く日が昇っている。でも人影はまばら。この季節だともう少し早い時間に来ることができれば最高なんだけど、あと1時間の早起きはなかなか難しい。8月の終わる頃になるまでは、少なくとも毎週こうして来ることができればいい。

さて、ECMから素晴らしいピアノトリオの作品が届いた。

スティーヴ=キューンの"Wisteria"。ベースはスティーヴ=スワロー、ドラムはジョーイ=バロン。

ライナーにはリーダー自らの言葉で「スワローとは50年、バロンとは20年の付き合いになるが、こうしてトリオでやったのは初めて。ウマくいくだろうと強い予感があったけど、裏切られることはなかったね」とある。

その自信にあふれた言葉通り、この作品は全く以て素晴らしい内容である。ピアノトリオの名盤殿堂があるとしたら、僕は間違いなくこの作品をその候補にあげる。2人のスティーヴはもうかなりのお歳であるが、円熟というよりまったくもって水々しい演奏のクォリティは最高なのだ。

比較的アップテンポで繰り広げられる"A Likely Story"の緊張感や、思わず目を閉じて聴き入ってしまう"Wisteria"などなど、どの演奏も思わず「っくぅうう〜」と唸ってしまいます。

ご存知の方も多いと思うが、スワローが演奏するのはエレキベース。彼のベースを聴いていつも思うのは、本当にピュアなエレキベースの音色だなあということ。ここではHi-Cをつけた5弦ベースを使用して、ハイノートのソロも聴かせてくれるのだが、本当にクリーンな混じりっ気のないThe Electric Bassなのである。

そして、ジョーイ=バロンのドラムがまたイイ味とイイ音を出してます。この人も着実に決めるところをキメてくるんだよなあ。時折、パシャーンと入るライドシンバルとかスカーっとするし、ドラムソロにも然りげに強烈なオチを繰り出してくる。

少し前に手に入れてからもう何度も聴いているけど、聴くたびに幸せな気分にさせてくれます。えぬろぐ本年最大のお奨めピアノトリオ作品でありやーす!

ちなみにアルバムタイトルは「藤」のことだよ。

6/24/2012

鎌倉とあじさい

先週は梅雨入りしたと思ったら、季節外れの台風がやってきた。まだ6月なんだけどねえ。

雨よりも風がスゴかった。ちょうど夜寝る時間帯だったので、寝室の窓は雨戸を閉めて寝たのだけど、風が吹き付けるたびにガタガタと大きな音を立てるので、子どもが起きてしまう。結局、雨戸をあげることで静けさを取り戻すことができた。

庭に植えてあるルリマツリも、去年は秋の台風で花や葉を枯らされてしまったのだが、今回もようやく芽吹いた新芽が見事にしわしわになってしった。他にもいくつかの草木の枝葉がダメになった。

隣家の裏庭に設置してあった簡易型の自転車置き場は、強い風で数メートル下にあるアパートの敷地まで吹き飛ばされてしまった。幸い大事には至らなかった。

日曜日の今日も早朝からぱっとしない曇り空。先週行けなかったウォーキングはなんとかできた。やっぱりちゃんと運動しないとね。最近少し体重が増えたような気がする。

午前中に台風でやられた庭の掃除を二日間かけてやった。だいぶんばっさりとやって清々した気分に。大きなゴミ袋2つ分の枝葉の塊ができた。

子どもが江ノ電目当てで鎌倉に行きたいというので、あじさいの花を見物がてら出かけることに。しかし、鎌倉行きのJR横須賀線や江ノ電は超満員。毎年この季節にあじさいを見に来ているわけではないが、こんなに人出あったっけ。

江ノ電なんか団体客が多くてホームに人が溢れてしまい、満員の通勤電車並である。もう全然江ノ電らしくない。車に乗らずにやってくる人が増えているということかな。いいことだとは思うけど。

長谷寺や成就院のような名所は、もはやあじさいより人混みを見に行くような状況。みんな高そうなデジタル一眼を抱えてウロウロしている。それを避けて、比較的空いていた極楽寺を覗いてみることに。結果、十分に趣のある花の様子を楽しむことができた。以下に写真を少し。

成就院の近くにあったお宅の玄関付近にもキレイなあじさいが。やはり鎌倉である。うちもルリマツリやめてあじさい植えてみようかなあ、風雨にも強いみたいだし。
ここ2、3週間でいろいろなことが起こっているのだけど、どうもまとめて書くには無理がある。しんどい話もあればバカうれしい話もある。なんとも頭がすっきりしないねえ。ビール呑んだからどうなるというものでもないし。

(おまけ)満員の江ノ電のなかでかわいそうなので、お母さんが子どもを抱っこしたところ、満腹感も手伝って直後に爆睡。極楽寺駅のホームベンチでしばしお昼寝タイム。だいぶんお兄ちゃんになってきましたが、まあまだまだかわいいものでありやす。


6/17/2012

LOST CHILD

今回はももいろクローバーZの音楽について少し。

先週はアルバム「バトル・アンド・ロマンス」以降に発売された2つのシングル盤(「労働讃歌」と「猛烈宇宙交響曲・第7楽章『無限の愛』」)を手に入れたので、そこに収録されている6曲を通勤電車の中でよく聴いた。やっぱりももクロはイイねえ。

月末にまたシングル「Z女戦争」も発売されるとのことで、そのうち2曲はすでにPVがYouTubeで公開されている。それらも含めると9曲がメジャー盤として次のアルバムまでに世に出ることになるわけだ。

そうなると、さすがにそれらすべてが次アルバムに収録されるのではないのかなと考え、まあ買っておくかということになった。まあ要するにそれほどお気に入りだというわけでありやす。

僕はJ-Popも大好きだし、自分ではけっこうミーハーだと思っている。だけど音楽に関しては、やっぱり何かしら感じるものが必要であって、ヴィジュアルだけで満足ならCDなんかは買わない。

ももクロのことが好きだからそう感じる部分もあるのだと思うが、彼女達の歌はなかなかいい曲が多い。歌って踊る姿も含めて楽しいのはもちろんだが、音だけ聴いても結構楽しませてもらっている。

今回ご紹介したいのは「LOST CHILD」という歌。これはシングル「猛烈宇宙交響曲・第7楽章『無限の愛』」に同時収録されている曲(昔で言うB面)。シングルを購入して初めてじっくりと聴いてみたのだが、いま時点で公開されているももクロの曲のなかでは、僕が一番好きな歌である。

マイナー調でテクノ色の強いサウンドにシリアスな歌詞。笑顔で楽しく脳天気な従来の彼女達の曲イメージとは一線を画した作品に仕上がっているが、それがしっかりとももクロの音楽になっているところが、ある意味いまの彼女達の実力なのだと思う。

ももクロの音楽と言えば、前山田健一氏(ヒャダインさん)のことが何かと話題の様だ。先日もテレビ番組「情熱大陸」で同氏の特集があり、番組の前半ではももクロとの関係にも結構時間を割いて作られていた。

しかし、ももクロ作品に限らずなのだが、僕は前山田さんが現時点でそれほど突出した音楽家であるとは思わない。「J-POP界の革命児」はちょっと大袈裟ではないか。

少し成功している様に見えるものを、針小棒大に取り扱うのはイケません。正しい批判や反抗を欠いた最近の貧しいマスコミ感性の悪いところです。

あの番組を視て、逆に「ヒャダインさん、あんな風に放映されちゃっていいの?」と感じた。曲作りの手法も、番組テーマのアレンジも、特に新しさは感じなかった。敢えて言うなら「イマ風」か、でもそれもちょっと言い過ぎだよな。

まああの番組についてはご本人はもう完全に割り切っているのだろうけど。僕はちょっとだけ出て来た「ミクロコスモス」を一生懸命弾いたというヒャダインさんに期待したい。別に現代音楽やれと言ってるんじゃなくて、まだまだこんなもんじゃないでしょ、ってこと。

もちろん、ももクロの前山田作品は名曲揃いだし、「猛烈宇宙交響曲」も名作である。このユニットの特長を形作るのに少なからずの貢献をしているとは思うけど、だからといってそれらが突出しているわけではないと僕は思う。

話を戻して、この「LOST CHILD」は「ピンキー・ジョーンズ」や「天手力男」などを手がけたNARASAKI氏が作・編曲を担当、作詞は大ヴェテランの岩里祐穂氏である。前山田作品からすると、ある意味「堅実な」作品なのかもしれない。

NARASAKIさんのももクロ作品はどれも大好きだが、共通するのはオリエンタリズムである。ピンキーも天手力もインド音楽が大きくフィーチャーされているが、LOST CHILDはまたインドとは少し違う、でも東洋の節を感じる(中東とかチベットかな?)。ここが僕には結構ツボなのかなあ。

さっきも書いたけど、こういう作品をしっかりとものにしてゆくあたり、彼女達の進化を感じるわけで、それが嬉しくもある。

もちろんダンスやトークやコントもいまのアイドルには大切な要素なんだろうけど、僕は音楽が好きでももクロも好きになった人だから、やっぱり歌はしっかり大事にやって行って欲しいと思う。

参考までに、同シングル(通常盤)に収録されているもうひとつの作品「DNA狂詩曲」もなかなかいい曲ですよ。このシングルは3曲でアルバムに匹敵する世界観があり中身の濃い作品になってます。

次の「Z女戦争」と「PUSH」も含め、セカンドアルバムの様子がだんだんと想像できそうな感じになって来た。実はこの2曲については、PVだけでの感想としては、ちょっとマンネリ感が出て来てないかと心配なところもある。アルバムではひとつ意表をつくひと味を期待したいところ。

蒸し暑い日曜日となった今日から、夏のツアーが始まった。残念ながら最終日の西武ドームを除いてチケットは見事にハズレだったけど、まだしばらくももクロには期待していきますよ。


6/10/2012

4つの音韻

先週来のプチ「メセニー祭り」の結果として、僕の耳が落ち着いたのは、メセニーグループの諸作品ではなく、意外にもというかやっぱりというか、デレク=ベイリー等とのコラボレーションアルバム"The Sign of 4"だった。

80/81もそうだったが、それと同程度かそれ以上に長らく耳にすることのなかったCD3枚組のこの大(問題?)作を、まさかこのタイミングで何度も聴き返すことになろうとは。人生はわからないものである。

それでもこのCDを処分していなかったのはやはりそういうことを将来に期待していたことの証であろう。僕にとってはデレクの演奏が聴けるものはやっぱり手元に残すべき、との想いがあったのだと思う。

初めてCD3枚を(朝昼問わず)じっくり何度も聴き、これは大傑作ではないのかもしれないけど、やっぱり圧倒的な大作なんだなと感じた。

メセニーやワルティコの演奏にどうしても拍子を感じてしまう瞬間があるのが、やっぱり気になってしまうのだけど、デレクもそこらへんはお構いなしに自由にやらせてフォローするという感じ。

メセニーに偏見があるわけではないが、やっぱり一度できてしまったトレードマーク的なフレーズや音色に、何らかの理由で自ら違和感を憶えてしまったということなら、それは理解できる。

それでもこれだけの作品を残し、またオーネットとの共作も果たしながら、なぜ"Zero..."を発表したのか・・・と、どうしてもまたこの話になってしまう。よっぽど辛かったのかなあ。違う何かになりたかったのだろうか。

このアルバムでちょっと惜しいのは、すべてのトラックが4人での集団即興になっていること。それが時に単調さというかパターンのようなものを感じさせる。せっかくこれだけの才能が集まっているのだから、デュオとかトリオとかいろいろなフォーマットでの演奏も聴きたかった。

残念ながら現在は廃盤であるが、アマゾンの中古市場などでかなりのお手頃の価格で手に入れることはできるようだ。興味ある人、あるいは即興好きの人は聴いて損はない作品。今は亡きデレクの貴重な演奏記録でもある。




体力と自重

先週末の出来事を少し。

土曜日の早朝に大さん橋までウォーキング。海上保安庁の巡視船が基地に集結しているのを眺めながら、1万歩のコースを歩いてしっとりと汗をかく。まだ本格的な暑さにはほど遠いが、忍び寄る蒸し暑さのイントロは十分に感じた。

日中は子どものプール教室に妻とママ友に混じって見学。お昼は最近お気に入りの洋食屋「山田屋ホームレストラン」で。ここはホントいいお店です。ウマいヤスい。お近くにお越しの際は是非!

その後は赤レンガ広場で開催されていたイベントなどをうろうろし、妻が元町のチャーミングセールを覗いて行きたいというので、僕が寝てしまった子どもを自転車で家まで乗せて帰ることに。

子どもの入園と同時にブリヂストンの電動自転車"HYDEE.B"を買っていて、これが目下の妻の愛車になっている。それを僕が運転して元町中華街駅から港の見える丘公園に登って、外人墓地から山手通りを経て横浜根岸道路に至る道を走って帰った。

電動自転車は乗ってみるとこれは大変な発明だと感動する乗り心地なのだが、朝のウォーキングの疲れに加えて、港の見える丘公園に登る谷戸坂の勾配+眠りこけて船を漕ぐ子どもが醸し出す重心バランスの変則移動もあって、坂を上ったところで早くも両足の股が悲鳴を上げた。

しかしながら、久々に車道に出てよみがえったバイクに乗っていた時の感覚で、歩道を自転車で走るのはとても危なっかしくてやっておれず、車道の真ん中をバイクさながら山手の外車軍団に混じって疾走。路上の緊張とスリルと体力消耗でこれまで味わったことのない15分間を経験した。

いま考えれば子どもを後ろに乗せてずいぶん危ないことをしてしまったと反省なのだが、路上に出てしまった以上なんとか無事に帰らねばという思いもあった。

電動自転車の発進時の加速はそれなりのもので、信号待ちのときなどは一般的な自動車が発進する際の加速と大差ない。というかバイクに乗っていた自分でも違和感がないのである。これは本当に驚き。

だからといって調子にのってスピードを上げて行くと、あまりに軽い車体と速度のアンバランス(加えて何も知らず熟睡する子どもの揺れる大きな頭!)で、おもわず両手でハンドルを抑える。

まあなんとか家まで自転車を降りて押すことなくたどり着いたが、その時の両足の疲労と心臓の鼓動と来たら、大丈夫か?僕、という感じだった。このまま動悸がおかしくなってどうかなってしまうのではと不安になった(大袈裟ではなく)。

あらためて妻は毎日大変だなあ(まあそんなに疾走しないだろうとは思うが)ということと、自分の体力と歳を感じずにはいられなかったわけであります。

子どもは家についたらお目覚めだったが、パパの運転中に起きていたらたぶんちょっとコワかったのではないかなと思う。とりあえず今回は寝ていてくれてよかったのか。

自転車は便利だし、電動自転車はなおのことだが、坂の街での暮らしにはそれなりの体力も必要だとあらためて感じた次第。歩くのとは使う筋肉が全然違いました。