3/30/2019

有安杏果「サクライブ2019 -Another story- 東京公演」

先週はお休みしてしまいましたが、六本木EX Theaterで行われた有安杏果さんの復帰コンサート「サクライブ2019」に行ってきました。

開催の告知と同時に申し込んだものの見事にハズレ。と思ったらその後行われた2次抽選で当選してしまいました。

会場は以前にももクロのイベントで訪れた場所。ソロコンサートの告知に迎えられた気分はなんとも感慨深いものがありました。


1600人程のファンがつめかけた会場で杏果さんは元気で素晴らしいステージを聴かせてくれました。

ピアノにエレキギター、アコースティックギターを弾きながら歌う姿は力強く、お客さんにもはっきりと聴こえる彼女の楽器の腕もずいぶん上達してました。1年3ヶ月という時間の積重ねを一番感じさせてくれたのはそのことだったかな。

持ち歌の数はまだほとんど変わっていませんが、少しだけ披露された新曲「サクラトーン」もよかったです。

これが今回のライブで発行された電子チケット。入場時に係りの人にスマホを見せると、桜の花と「ありがとう!!」のスタンプを押してもらえます。


ステージでは音楽にもトークにもセットにも、ももクロの「も」の字もなかったです。彼女自身、どこかそのことを自分の立場から見届けたいという思いがあるように感じました。

お客さんのなかにはまだ以前のグッズとかウェアを身につけた人もちらほら見かけましたが、たぶん次のライブではもうそういう人もいなくなるだろうと思います。

卒業から1年と3ヶ月が経ちましたが、ようやく彼女の新しい出発を見届けられたという思いで満足しました。公式サイトとファンクラブの開設も発表されましたが、個人的にはファンクラブはもう入らなくていいかなと思ってます。

歌や音楽が聴けて、Twitterやインスタなんかで時折彼女の様子や気持ちが伺えるだけで十分ファンとして居られます。そもそもファンクラブって、公平性という意味でちょっと変な感じがしてます。

7月には全国のZeppを回るツアーも発表されさらに充実したスタートが始まるようです。これからも応援していきたいと思います。


(おまけ1)

金曜日の夜、横浜DeNAベイスターズの開幕戦を観戦しました。寒かったけど、試合は見応えのある投手戦からの均衡を7回に破ったベイスターズの快勝でした。

新しくお目見えしたスタンドも違和感なく風景に溶け込んでましたよ。今年もまたちょくちょく見に行こうかな。


(おまけ2)

土曜日にはウォーキングの途中で横浜の桜花を見ることができました。もうピークは過ぎつつある様子でしたが、樹によってはまだ満開の状態を保っているものもありました。

港の見える丘公園隣のインターナショナルスクールにある桜。


少し先の山手ヘレン記念教会前の桜。


毎年のようにいろいろな旅立ちをこうして彩ってくれるのは素晴らしいことですね。



3/18/2019

うどん県

仕事で岡山に行ってました。

日曜の午後から月曜の午前にかけて、岡山市内で開かれた地域経済界の会合に参加。昼前に放免となったところでさてどうしよう...。

このまま新幹線で東京に帰っても、会社にパソコンなどを置きに帰ったら終業という微妙な時間、だったらまあいいかと周辺をぶらぶらしてみることに。日曜の午後と夜も仕事したしね。

最初考えたのは、瀬戸大橋を見てみようということで電車で児島まで行って10キロばかり歩いてみようかなということ。

ところが岡山駅始発の快速マリンライナー高松行きというのに乗ったところ、岡山からたった40分弱で児島の次の停車駅である坂出駅に着いてしまうことがわかった次第。

僕はだいぶんいろいろな都道府県には行ったけど実は四国は香川県だけ行ったことがなかった。大学生の時にバイクで四国を周った際も香川だけは通らなかった。

香川か...よしせっかくだから瀬戸大橋を渡る旅にするかとその場で決定。そういえば僕がまだ子供の頃、計画段階にあった本州四国架橋のニュースで「児島・坂出ルート」という言葉がよくニュースで流れていたなあ。

そして香川といえば、そう「うどん県」。俄然楽しくなってきた。

Googleで検索してこの日この時間に営業している坂出駅周辺のお店で、評判のよさそうなところを探して2店を選出。坂出駅に着いてすぐに歩き出した。

1軒目は「手打ちうどん おか田」さん。


注文したのは牛肉ぶっかけうどんの小。天かす、ネギ、ショウガ、大根おろしはすべてセルフの薬味。麺のコシも程よくて美味しかった。


小といっても、それなりに腹を満たせる量だったけど、すぐさま少し遠いところにある2軒目「さぬきうどん麺処とらや」さんへ向かう。20分くらい黙々と歩く。


名物といわれるカレーうどんの小をいただきました。コクのある出汁が効いたカレーが柔らかめの麺に絡んで、こちらもとても美味しかったです。




瀬戸大橋は横浜のベイブリッジやお台場のレインボーブリッジなどとは桁が違う、とんでもなく大きな橋だった。

そして橋を渡って初めて入った香川県坂出は、言わずと知れた工業の街。思ってたより規模が大きく、駅前の商店街を外れて工業地帯に近い「とらや」さんに向かう道は、区画が大きい臨海工業地ならではだった。

食後の腹ごなしにお店からさらに少し歩いたところにあるマリーナから、川崎重工の造船所などがある北部を臨む。


本当は瀬戸大橋を臨む瀬戸大橋記念公園まで行ってみたかったんだけど、ここからさらに5キロあるとのこと。靴もウェアも本格的なウォーキングのものではなかったし、帰りのこともあるので今回はここで断念。

よく、うどん県でうどん三昧などと言うけど、やはり土地の味を土地の風情とともにいただくところが醍醐味なんだなと、あらためてわかった次第。

うどんは確かに魅力的でうどん三昧は楽しいが、一方でそうそう気軽にできる旅でもなさそうだということもわかった。時間に余裕のある出張でもなかったら、なかなかここまで足を運ぶことは難しかったかな。




3/10/2019

ロザンヌ・キャッシュ「ザ リヴァー アンド ザ スレッド」

先週は珍しく飲み会が2回あり、春の美味しいビールを楽しむことができた。

火曜日は和歌山県庁に勤める幼馴染が出張で東京にきたので、宿がある大井町の近くでビールを飲むことに。

「アサヒ以外で」という嬉しいリクエストで、大森駅ビルにあるキリンシティでビール大会となった。

いろいろなビールを用意してくれてるんだけど、ブラウマイスターで乾杯したあとはひたすらラガー、僕が締めの一杯にハートランドを注文して(もはや違いはほとんど分からなかったけど)、2時間ちょっとで合計14杯のグラスが空になった。彼8杯、僕6杯。

金曜日は昨年末で会社を退職した職場同期のももクロ仲間と大手町のJR高架下にあるビアチムニー丸の内店に行った。

丸の内は仕事でよく行くが、帰りがけに店の前を通るといつ覗いても賑わっていて以前から気になっていた。予約はしてなかったけど早めだったのでなんとか座れた。

御殿場高原ビールという美味しいクラフトビールをやや小さめのジョッキで出してくれる。おつまみも良心的な値段。よいお店である。

気がつけば店内はあっという間に満席。プレミアムフライデーとか言われるまでもなく呑むなら早めである。そのためには早起きしてさっさと無駄なく仕事を片付ける。

彼ら2人と話す中で共通して出た話題が自動車のことだったのだけど、互いに一切面識のない2人が実は同じ車種2台(日産のプリメーラとスバルのレガシー)を乗り継いでいることがわかって、とても興味深かった。

やっぱり楽しい会話はお酒の最高のおつまみである。



さてビールが美味しくなってくると音楽もちょっと陽気な気分で楽しめるものがいい。

僕はアメリカのカントリーとかフォークと言われるジャンルも結構好きで、家で食事時に流すネットラジオAccuRadioの愛聴チャンネルは、ALT-COUNTRYのカテゴリーにある"The Fast Train"と"The Train"である。

少し前にそこで耳にしたロザンヌ・キャッシュの音楽が気に入って、彼女のアルバム"The River and the Thread"を手に入れてよく聴いている。以下はそのプロモヴィデオだ。



ラジオで聴いた"Modern Blue"をはじめ、"A Feather not a bird", "Ettas Tune"や"When the Master Calls the Roll"など素晴らしい曲が揃っている。

彼女はその世界ではすでにキャリアも長く、このアルバムは2014年のグラミー賞最優秀アメリカーナアルバム、冒頭の"A Feather not a bird"は同じく最優秀アメリカンルーツミュージックに選ばれている。

ボブ・ディランは別にして、いままでラジオで流し聴きにしていたジャンルだけど、ロザンヌを手始めにちょっとじっくり聴いてみようかなと思っている。


(おまけ)

一週間前の日曜日、子どもがハンバーガーを作ると言い出して、それを夜ゴハンのメニューとすることに。

妻の監督・指導・補佐のもとではあったが、キッチンで楽しみながら作業に取り組んでいた。ハンバーグを焼くのも様になっている。ちなみに背が高く見えるのは、高さ20cmほどの台に乗っているから。目につけているのは花粉症対策用のメガネである。


残念ながら元々の彼のアイデアにあった半熟卵をパンに浸み込ませるのは却下となったが(笑)、あとはほとんど自分で考えた具材でオリジナルハンバーガーを作ってくれた。

少しわかりにくいのだが、具は上から順にレタス、トマト、チーズハンバーグ、オニオン、レタスである。とても美味しかった、よくできました!


ちなみに、これはこの土曜日に僕がピースフラワーマーケットで独りで食べたハンバーガー。


竹串を刺すアイデアはこちらからいただいた。具材の順番にはどういう秘密があるのかなあ。次回チャレンジするときの参考にしよう。

食べた後はワシン坂から本牧通りを回ってホームセンターで庭に植える花の苗を買ったりした。ワシン坂の上からのベイブリッジの眺めが素晴らしかった。


しかし花粉がひどくて家に帰ってくしゃみが何度出たことか。


3/03/2019

ゲートウェイ「イン ザ モーメント」

先週あたりから花粉が勢いを強めてきている。いつも季節の初めに強く症状が出るんだけど、土曜日にウォーキングから帰って夜になるとくしゃみ10連発。腰をヤってしまわないように気をつけないと。


ジョン・アバークロンビー、デイブ・ホランド、ジャック・ディジョネットによる強力プロジェクトGatewayによる2つのアルバム"Homecoming"と"In the Moment"をよく聴いている。

両作品は同じ時期に録音されたものを2枚に分けて発表したもの。

1995年に先に発売された"Homecoming"が、テーマの明確な音楽を中心に構成されているのに対して、1年後に発売された"In the Moment"の方は即興演奏を中心にまとめられた内容である。

実は、青山のブルーノートで結婚前の妻と二人、デートで彼らのライヴを聴いてスゲェ!と思ってすぐに"Homecoming"を買った。

その後"In the Moment"が出た時は、色違いのジャケットに釣られて飛びついたんだけど、内容については正直よく理解できずにほとんど聴いていなかった。気がつけばもう20年も前の話である。

2枚目の方はてっきり処分してしまったものと思っていたら、残り少ないCDの棚にちゃんと2つ並べて収めてあるのを発見。あらためてじっくりと聴いてみた。

その後の修行で即興演奏にも少しは耳が通用するようになったのか、いま聴いてみると"In the Moment"は決して残り物の蔵出しではなく、素晴らしい音楽作品集であることが確認できた次第。

これら一連のセッションを2枚に分けて発売することを考えてみると、結果論かもしれないけどこういうやり方を採ったECMのプロデューサはやっぱりすごいセンスだと感じた次第だ。

これからは愛着を込めて、これらの作品が「青のゲートウェイ」と「赤のゲートウェイ」として聴き継がれることを望みたい。


(おまけ)

週末やお休みの日を中心に自宅で手軽にラテやカプチーノを楽しむために使ってきたビアレッティのモカエクスプレス。妻と2人分を作るのに買ってあった6カップ用に加えて、今週新たに2カップ用を購入。


この種のコーヒー用具は決まった分量でしか淹れることができない。6カップ用で1人分だけトライしてみてもやっぱり薄々になってしまう。

これで独りのときにも美味しいコーヒーが楽しめる。当たり前だけど2カップ用だと6カップ用に比べてあっという間に出来上がる。やっぱり自宅で飲むコーヒーは旨い。