11/25/2012

黒い週末、初音ミク、プログレッシヴ アイドルズ

せっかくの3連休だったんだけど、あいにくちょっと体調を崩してしまい、前半は横浜近辺で過ごしました。ウォーキングはまたまたお休み。イカン...。

さて先週のトピックと言えば、ももクロニューシングル「サラバ、愛しき悲しみたちよ」の発売だったこと。

布袋氏が作曲したタイトル曲や、玩具ファービーのCMタイアップになった「Wee-Tee-Wee-Tee」が、発売に先行してPVなんかも公開されていたんだけど、僕が楽しみにしていたのはもう1つの収録曲「黒い週末」でした。なんせ作曲がお気に入りのNARASAKIさんだからね。

この曲はとうとう発売までは全貌がわからないままだったので、発売当日にiTunes でゲットして早速通勤電車のなかで聴いてみたのだが、通しで3曲聴いた後は、この「黒い週末」だけをひたすらリピートすること4回。5回目の途中で会社に着いてしまったので、曲が終わるまでは外で浸りました(笑)。

スゴい曲!いやあ参りました!僕のお気に入り「LOST CHILD」を超えましたかねえ、これは。さすがNARASAKIさん!

今回は布袋作品がタイトルだからか、全曲ハードロックなノリでまとめられているんですが、シングルタイトルに相応しい「サラバ...」に対して(もちろんコレも名曲ですよ)、「黒い週末」は6分半という長さに相応しいドラマチックな展開と強力なパワーで圧倒的な存在感でありやす。

最初聴きながら曲タイトルの意味は何なのかなあと思ってたんだけど、ネット上でモノノフたちの書き込み見て「黒い週末」→「黒い安息日」...そう(ブラック)サバスなんだねえ。冒頭のれにちゃんのあくびからむせて咳き込むとこから、もうサバストリビュートだったんですね。こりゃわかる人にしかわからんと思うが。

この大作、PVがないのでまだ振付けがないんだと思うけど、いったいこれをライヴでどうやるんでしょう。いまからとっても楽しみです。

ひとつ注文つけるとすれば、やっぱり歌唱かなあ。曲がスゴすぎてまだ十分に歌いきれてない感じがする。

これだけの長さでこれだけの展開の曲だから、一気に通して歌いきるのはかなりものになっていないとアカンと思うんだけど、いまの録音を何回も聴いていると、やっぱりその辺が気になってくる、特に後半。

歌詞的には結構大事なことを歌ってるんだよね。なんか、後になって「最初のシングルん時はまだこんな風でした」って感じがいまからしちゃう感じかなあ。まあそのあたりもこれからのお楽しみかな。

しかし、Zになって以降の楽曲は特にそうなんだけど、最近のももクロ作品ははっきり言って「プログレ」だよね。もういままでのアイドルの曲じゃない。そういうふうに言ってる人も結構いる。

テレビのトークなんかでも自分たちの曲のことを「ちょっと変な歌なんですよ、どれも」とか言ってたりするけど、ホントにスゴい曲ばっかりだよね。「黒い週末」はその意味では確実に1つの頂点なんだろうなあ。

サラバ、愛しき悲しみたちよ - ももいろクローバーZ(iTunes)

AKBなんかは、モーニング娘。とかからつながる正統的なアイドルだと思うんだけど、ももクロはそれとは全く違うレールを走ってるよね。まさにアイドルのプログレ、そう「プログレッシヴ アイドル」だよ。

それで、それと共通する文脈で最近僕が注目し始めてるアイドルがもう1人。それは...「初音ミク」。えーっ!?って、そうなんだよ。気に入っちゃったものは仕方ないんだ。

もちろん彼女の存在は、あの歌うソフトウェアが出た頃から知ってたけど、パッケージに描かれてたあの女の子がアーチストとしてこんな風になってるんだっていうのは、この夏頃までよく知らなかった。

最近とうとう、この春に行われたコンサートを収録したブルーレイを買って観たんだけど、やっぱり衝撃的でした。とても一言では書けないけど、ステージに降臨する彼女の姿とともに、一番ビックリしたのが生バンドをバックに歌うのだと言うこと。お客さんの熱狂ぶりもスゴいね。

まあミクについては、もう少し見て聴いてみないとわからないところもあるから、今回はあんまり書きません(というか書けません)。でも、やっぱりいろんな可能性を考えるとスゴく気になる存在になってきてます。

モノノフからはそんなもんと一緒にすんなって怒られるかもしれないけど、僕にはももクロと初音ミクってなんか、新しいアイドルの姿の象徴に思えるんだよね。どちらも絶対無二の存在なんだけど、2つ並べると何か共通するものを感じる。それが何かウマく書けないんでとりあえず「プログレッシヴ アイドル」ってことに。

日本はスゴいよ、ホントに。古いものももちろんいいけど、新しいものも超一流の最先端だよ。



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