5/27/2012

ブランフォード4の新作到来!

ブランフォードの新作がようやく手元に届いた。本当は前回のろぐで書くつもりだったのだけど、こんなハッピーな作品について書くには、気持ちが合ってなかったので今回に延ばした次第。

当初予定されていた発売日からは少し遅れたけれど、それだけ待った甲斐があったというもの。キタヨ、キタヨッ!これは素晴らしい!文句なしにコンテンポラリー・ジャズの傑作。あらためてジャズという音楽の輪郭をしっかりと描いてくれる作品だ。

クァルテットとしては前作"Metamorphosen"から3年ぶりの録音。メンバーはドラムがジェフ(=ワッツ)からジャスティン=フォークナーに替わっているが、この新しいメンバーでの演奏は既に2年前の来日公演で爆裂体験済み。バンドのパワーは相変わらず超強力である。

ボーナストラックを含めて、メンバーのオリジナルが7曲とカバーが2曲で構成される内容なのだが、個人的には"Metamorphosen"を彷彿とさせるテーマやフレーズが随所に出てくるように感じる(あれ、ちょっと似てるけど・・・でもタイトルは違うなあ、って感じ)。もちろんマンネリとかそう言うことでは全然ない。

いつものことだが、通勤時は前作や前々作の"Braggtown"なんかも含めて、すっかりブランフォード祭りになっている。

まあどれもスゴいけど、今回の作品ではそのスゴさがさらに確実なものに進んでいるのが感じられて、円熟味とかいう安っぽいことではなく、なんというかコワいというかヤバい感じがしてしまう。

このグループが、コルトレーンのクァルテットやマイルスのクィンテット、それにキースのトリオなんかに堂々と肩を並べる存在であることが、僕のなかでは確実になった。

老若男女を問わず、迷わず買って、黙って聴けば、即鳥肌。いい音楽は腹に落ちる。お腹を空かせて聴くべし。




5/20/2012

アイラーから交々

ついさっきまではまったく別の音楽について書こうかと思っていたのだけど。それはまた別の機会に。

明日からの日々のことを考えると・・・、やっぱしんどいんだよね。気持ちが明日に向かっていかない。あれはいったい何なのか。

そんな心悶々の状態でろぐを書こうとウェブに向かい、BGMを聴こうとiTunesを起動したら、目に入って来たのはアイラーのアルバムジャケットたち。アルファベット順に配列されるからそれが最初に出てくるだけなんだけどね。

久しぶりに"Live in Greenwich Village"を選んで聴いている。やっぱりいいねぇアイラーは。薄暗い破壊とかではなくて、陽気な勇気とでもいったらいいかな。そういう念に満ち溢れた音楽。

連休に入ってからはしばらくフリー系を聴いていなかったけど、やっぱりこうしてまた帰ってくるのかな。もし平日の毎日がとても充実していて楽しくてだったら、フリーは聴かなくなるのかなあ。そんなことはないか。

そう言えば先週の水曜日、会社の同僚でももクロファンになった同期の男と「ももクロ会」と称して呑みに行った。四十代後半になって、オッサン2人でアイドルトークすることになろうとは夢にも思わなかったけど、これはとても楽しかったでありやす。

彼もなかなかいろいろ研究していて、僕も知らなかったことを教えてもらった。最後は今度発売になる夏のツアーチケット、絶対当てようねと誓い合って陽気にお開き。職場の飲み会ではないねえ、こういうこと。

あっ、それから、この土曜日の朝に久しぶりに港の見える丘公園から元町を回るウォーキングをやった。ほんと3、4ヶ月ぶりじゃないかな。

5時半でももう太陽はそれなりの上空に昇っていて、空気はすっかり明るく暖かい。でも人気の少ない街を歩くのはやっぱり気持ちがいいもの。また毎週頑張ろう。

ああ少しは気分も落ち着いた。景気づけにビールでもやるか。

そうそう、妻の実家から荷物が届いてそのなかに、アサヒビールの株主限定醸造ビールというのが入っていた(株主だったんだ)。これなかなかイケる。どうして一般に販売しないのかなあ。

思ったのは、アサヒビールには本当にビールが好きな研究者がいるんだけど、スーパードライという悪しき商品の悪しき成功の呪縛で、本当にやりたいことができなくなってしまっているんじゃないかなということ。

まあスーパードライのファンには申し訳ないけど、僕はアレが大の苦手。不味くてとても続けて飲めない。自分では絶対に買わない。

マーケティングの大成功例だとかいうけど、日本人のビールに対する感覚をおかしくさせてしまって、発泡酒だの第3のビールだのという変な飲み物を生み出す元凶になったのだと思っている。

ま、そんなことはどうでもいいや。






5/13/2012

ブルー・メイとスタン=ゲッツ、母の日

充実ひとしきりの大型連休が開けて、また通常の生活に戻る。これが通常と言わなければならないのはやっぱり辛い。当初の2日間程はかなりぼけてしまっていて、まともに機能したのは木曜日くらいからだった。

連休中は、通勤電車で音楽を聴くということがなかったので、ちょっと耳がリセットされたような気分。このところあんまり耳にしてなかったものを聴いてみようと選んだのはスタン=ゲッツだった。

1950年代あたりのゲッツもいいが、僕が好きなのはやっぱり1980年代の最後期のもの。ケニー=バロン等との一連のコラボレーションは本当に素晴らしいものがある。1987年にコペンハーゲンで収録されたライヴ盤を聴くことで、少しは気分も紛らわせることができたかな。

ようやく迎えた週末。困ったことに相変わらず朝ウォーキングに起きることができない。なんだか自分の中でのモチヴェーションが変わってしまった。なんとかしないとなあ。

今日は母の日。カーネーションは昨日ひと足先に贈ってあげた。今日は、好きなところに出かけてのんびりしたらと言ってあったので、ママ友仲間を誘って映画「宇宙兄弟」を観に行き、その後はダラダラのランチを楽しんだのだそうだ。

僕は子どもと近くの神社までお散歩したり、洋食屋の「やまて食堂」でお昼ゴハンを食べたりしてのんびり過ごした。食堂では初めて子どもにお代を払うということをやってもらった。他のお客さんたちにも暖かく見守ってもらったおかげで、上手にできたね。

妻は夕方になって満足した表情で家に戻ってきた。子どもはすっかり疲れてお昼寝にはいったところだった。気がつくと子どもは今日1日「おかあさんは?」とは一言も云わなくなっていた。

夜はこのところ気に入っているナポリタン・スパゲッティに腕を振るった。ちゃんと作ると結構美味しいものである。コツはやっぱりしっかり炒めることかな。事前の具材づくりしかり、パスタとケチャップを入れてからもしかり。

また明日から頑張ろう。それしかない・・・のかな。





5/08/2012

大型連休その3:ももクロの子供祭りだよ!全員集合

さて、大井川鐵道の旅に続く連休後半のビッグイベントは、こどもの日に開催された、ももいろクローバーZのライヴイベント「ももクロの子供祭りだよ!全員集合」である。

「子供祭り」の名前で開催の告知があって、インターネット先行抽選販売に申し込むもハズレ。その後日の本発売も開始2分で売り切れという、相変わらずの状況にため息をついていたのが、連休直前になって急遽、同日の正午開演の追加公演の告知がもたらされた。

発売日は連休2日目の日曜日。子どもの相手はおじちゃんにお任せして、午前10時からの一斉発売にiPadからネットで挑むこと約40分、なんと念願の初ももクロライヴのチケットを手に入れることができたのである。

その名の通り、小学生以下の子供を対象としたイベントで、大人の同伴者が必要なのだが、子供の人数と同数かそれ以下の人数の大人しか入場が認められないという仕組み。なので、今回は僕が子どもを連れて入場することに(当たり前か)。

ももクロのチケットを入手できた喜びと興奮の一方で、うちの子どもがこういうイベントは未体験なのでどういう反応を示すかなあという不安もあり、なんとも複雑な気分で当日を迎えることになった。

ちなみに少し前に鑑賞した子供向けのミュージカルイベント「オズの魔法使い」では、ドロシーが竜巻に巻き込まれてオズの国に飛ばされるシーンで先ず号泣。続いてコワーい西の魔女が出てくる度にまたまた号泣、という有様だった。うーん、どうなることやら。。。

ももクロについては、以前から少しずつテレビ番組の録画やDVDを見せていたこともあって、時折「おねえちゃんのダンスみたい」とか言うようになっていた。まあパパが喜ぶからというのも理由半分なのだろう(泣ける)。

子供祭りの会場は、埼玉県戸田市の戸田市文化会館。横浜のわが家からは電車3本と歩きで90分以上の道のりである。半ばあきれつつも協力的でいてくれた妻の理解もあり、彼女も会場までついて来てくれることに。ありがとう、ママ。

さてさて、根岸線〜湘南新宿ライン〜埼京線と乗り継いで、戸田駅へ。それらしい子連れが何組もいる。

ロビーでお弁当を食べさせた後、ママはここからしばらく読書タイムへ。僕は子どもを連れていよいよ場内へ。先ずグッズ販売のところで必需品のペンライトを求めたがあえなく売り切れ(あちゃー)。仕方なく以前から欲しかった「5色の房フサZキーホルダー」を買う。

ホールは1200席ほどのこじんまりとした会場。席は前から13列目のやや右寄り。いい感じである。ステージまでの距離は25mくらいで近かった。今回のイベントは大人は着席が義務づけられているのでそれもポイントである。

開演を告げるアナウンスの後、ステージの幕が上がると5本のスタンドマイクが並んでいる。そこに赤いハッピ姿の夏菜子ちゃんが登場。「子供祭りだよ!」という観客への呼びかけに、僕らはお決まりの「全員集合!」で応える。そう、今回のイベントはドリフターズの「8時だよ!全員集合」のパロディになっているのである。

聞き慣れた賑やかなファンファーレ風テーマに乗って、客席通路から4人のメンバーが登場すると、早くも興奮!ステージに5人が揃って「エンヤ〜コラヨ!」でおなじみのオープニングテーマをももクロバージョンで熱唱。こうしてお祭りの幕が開いた。

イベントの内容についてはウェブのニュースでも写真入りで報じられているので、詳細はそちらをご参照ください。セットリストはこちらの記事にあります。

さて、こう書くと非常にハッピーな1日だったように思われるかもしれないのだが、実際には僕自身も反省すべきところもあったし、イベントとしてもちょっと残念だったところもあった。

確かにイベントは楽しかったが、あまりにもコントの部分が多すぎた感は否めない。もっとももクロの歌と踊りを楽しみたかったというのが正直なところ。せめてコントと半々程度の時間配分にして欲しかった。

うちの子どもにはコントはわけの分からないおしゃべりにしか映らなかったようで(まあ無理もないが)、途中でお化けが出て来たりしたこともあって、退屈さ極まって開始30分で泣き出してしまった。

これはマズい、早く5人での歌と踊りをみせてくれと願うも、コントの合間に挿入される歌のコーナーも、メンバーのソロパフォーマンスだった。馴染みがないものばかりだしグループでのパフォーマンスとは別物である。

それでも子どもは歌になるとそれなりに聞き入って楽しんでいた。れにちゃんの演歌だけはダメだったみたいで泣いたが、詩織ちゃんの歌には一番反応してた。僕には子どもの感性についてあらためて知るところが大きく、ある意味驚きでもあった。

その後も無情にも(すいませんね主催者様)コントが続き、最後のコントから「ココ☆ナツ」が始まったのは、開始から1時間45分後だった。オリジナルの「8時だよ!」だって1時間番組なんだけどねえ。

2曲目の新曲「みてみて☆こっちっち」では、テーマ曲となるピカチュウとメロエッタもステージに登場。子どもも嬉しそうに見入っていた。もうちょっと早くからこういうのやって欲しかったなあ。

3曲目に「Z伝説〜終わりなき革命〜」でいよいよももクロらしくなって来たと思ったらこれが最後の曲で、「うれしいんだZ音頭」で幕となった。まあこれ以上続けられてもキツかったかもしれない。アンコールを求める声は1回目の公演では起こらなかった。

まあ、うちの子どもがちょっと小さすぎるのは仕方なかった。これは無理に連れて来た僕がいけないのだろう。でも、となりの席にいたもう少し大きな男の子も途中でぐずりだして、お母さんの胸で寝てしまったし、すぐ前に座っていた小学校高学年くらいのお姉ちゃんも、コントの後半は口を開けて寝ていた。

加えて言うなら、ドリフのコントが子どもにも愛されたのは、やっぱり面白い仕種とか表情とか声使いとか、そういうことにズバ抜けた才能があったわけで、今回ももクロに客演したお笑いタレントにそういう才能のある人はいなかった。いわゆる「おしゃべりコント」であって、内容的に子ども向けとは言いがたかったのも残念である。

記事にもあるように、2回目のセットでは本家ドリフの加藤茶さんが出たり、セットリストも少し変わっていて、個人的にはそちらが羨ましい。まあ終わったことは仕方ないのだけど。1回目はいわゆるゲネプロを興行にしたのかなとさえ思ってしまう。

とまあ、ちょっと愚痴っぽくなってしまったが、なんとか子どもと一緒に2時間10分の公演を最後まで鑑賞することができた。頑張りました。この時点で僕も疲れてしまって頭は真っ白だった。おバカなパパにつき合ってくれてありがとうね。

妻にメールして会場玄関まで迎えに来てもらう。「どうだった?」と聞かれて子どもは「たのしかった」と言ってくれて、僕の心はちょっと半泣きでした。

ホール前のベンチで妻が買ったクッキーを食べて、少し歩き始めたら抱っこを求めてすぐに寝てしまった。やっぱり疲れたんだね。

そこから埼京線、湘南新宿ラインを乗り継いで桜木町へ。みなと博物館にあるカフェで休憩したあと、先日おじちゃんと行ったばかりのお気に入りの遊園地にまた連れて行ってあげた。大きな「きかんしゃトーマス」の風船も買ってあげた。

それから、妻へのねぎらいと感謝の意味も込めて、またシーマンズクラブに行って夕食をとった。白人女性のウェイトレスさんがいて、トーマスの風船を嬉しそうにいすに結びつけてくれ、子どもに親切にしてくれた。この日は疲れたのでタクシーで帰った。

イベントについては、ちょっとひどく書いてしまったかもしれないが、やっぱりこのろぐでは正直に感じたことを書くことにしている。関係者の方がご覧になっていたら、実際に観てこういう状況と感想を持った人もいるのだという程度に、参考にしていただければと思う。

初めて目の当たりにしたももクロちゃんたちは、やっぱり元気一杯で素敵だった。この5人でなければももクロじゃないなあという印象が強く残った。今度は是非しっかりとしたコンサートイベントを見てみたいと思う。

後日、記事になった「子供祭り」の写真を子どもに見せたら、「あっ、これパパといっしょにみたねぇ」と嬉しそうだった。まあそれなりに楽しんでくれたのかな。

こうしてこどもの日は終わり、連休最後の日は横浜でのんびり過ごして、長く充実した2012年春の大型連休は幕を閉じた。楽しかったあ!




5/07/2012

大型連休その2:静岡県大井川鐵道の旅

連休後半は家族3人でいろいろなところに行って過ごした。

兄が帰路についたその日から、1泊2日で静岡県を旅行した。1週間前に急に決めた旅。まあ休暇中に温泉宿に行くのは、もっぱら妻へのサービスである(笑)。

空いている手頃なところを見つけるのにちょっと手間取ったが、やはりネットの力は素晴らしいものである。焼津にあるホテルアンビア松風閣というところにお世話になることにした。

ここを選んだのは、伊豆や熱海・三島以外の静岡に行ってみたかったのと、その先にある「大井川鐵道」で子どもが大好きな蒸気機関車が走っているのを知ったから。

しかし、この日は荒れ模様の天候だった。新横浜から乗った新幹線を静岡で降り、在来線で向かった焼津では早くも雨だった。

送迎バスで駿河湾の絶壁に建つホテルに着いてみると、玄関は海からのものすごい風雨が吹き付けていた。バスを降りて飛ばされそうになりながらのチェックインとなった。

松風閣は比較的大きめの温泉ホテル。僕らは駿河湾と富士山が一望できるという10畳の和室を取ってあったが、窓の外は駿河湾を荒れ狂わす暴風と、ガラスに吹き付ける雨の音が部屋に響いた。富士山は当然雨雲の彼方だった。

それでもホテルのサービスはなかなかのものだった。オーソドックスで嫌味のない食事と、広い温泉は気持ちよかった。当たり前だがマグロの刺身はメチャウマい。海を臨む露天風呂は嵐に吹きっさらしだったが、子どもは雨の中で入るお風呂にたいそう喜んだ。

夜は妻が子どもを寝かしつける間に、買っておいてくれたお酒を先にいただく。菊水のワンカップはなかなかイケる。

翌日はまだ曇り雨のお天気だったけど、風はおさまっていた。焼津駅から金谷駅までの在来線は結構混んでいて子どもがぐずって、ちょっと手を焼いた。それでもなんとか金谷に到着。ここからいよいよ大井川鐵道である。

蒸気機関車は金谷の次の駅である新金谷からの発着なので、一駅だけ電車に。これがその昔近鉄特急として走っていた車両だった。他にも、南海電車で走っていた車両もあってたいそう懐かしい。

そして新金谷でとうとう蒸気機関車にご対面。大井川鐵道では3両の機関車を保有しているようだが、この日はタンク式のC11型機関車が当番だった。

蒸気をシューっと吹き出して煙を吹き上げながら汽笛を鳴らす姿は、やっぱり何度見てもいい。子どもはもう目がクギ付けで、やっぱりここまで来た甲斐があったと胸を撫で下ろす。

蒸気機関車が引っ張る急行列車を見送った後は、新金谷駅にある「ロコプラザ」で展示してある車両を見たり、お土産物を物色。しっかりリモコンで動く蒸気機関車のおもちゃを買わされた。

せっかくここまで来たのだからと、途中の家山駅まで電車に乗ることに。車窓に大井川が現れる頃から茶畑の山と川の間に挟まれたわずかな幅の線路をひた走る。気持ちがいい路線だ。子どもは早くも寝てしまった。

家山駅は有人とはいえかなりこじんまりした駅。お昼を食べるところはあるのかなあと心配したが、駅に貼ってあった自作の広告(?)を見て、歩いて3分ほどのところにあるという「たいやきや」に行ってみることに。

お店は家が立ち並ぶ細い路地のなかにある。気さくなご家族が経営するこじんまりとしたところだった。お座敷がちょうど空いたよと、おばあさんに通されるとすぐさまおいしい川根茶をふるまってくれる。

ここで名物の「特製やきそば」を2人前と「静岡おでん」4種類、そして「抹茶たいやき」をひとり1個ずついただいて満腹になってしまった。どれもとてもウマいウマい。途中で変なお弁当買わなくて正解でした(料理の写真は上記のお店のサイトにあります)。

帰りは、さっき見送った蒸気機関車が上り列車として折り返してくるのを、家山駅で見ようと駅までいったのだが、意外にも家山で下車する人が何組かいた。

新金谷で本日の蒸気機関車急行列車はすべて満席といわれていたのだが、もしかしたら列車に乗れるのではと駅員さんに聞いてみたところ、たぶん空いてるから座席は車掌さんに聞いてといわれ、切符を買って飛び乗った。

運よくボックス席が空いていてそこに座ることができた。僕にとっては四十数年ぶりとなる、そして妻と子どもにとっては初めての蒸気機関車列車の旅。

レールのガタンゴトンとボォーという汽笛を聞きながら、窓の外を時折蒸気や煙が通り過ぎた。古い客車は左右に揺れる度にぎいーっと軋んだ。なんとも懐かしく落ち着けるものである。新緑の茶畑を眺めながら、子どもも「しゅーしゅーポッポはイイ!」と大満足の様子だった。

新金谷まで30分の短い旅だったが、本当にわざわざここまで来てよかったと感じた。新金谷駅ではめずらしい転車台を使った方向転換を見ることもでき、子どもにとってはまたとない記憶になったことだろう。

金谷から掛川まで在来線で行き、こだま号で新横浜を経由して家に戻る。1日で新幹線と蒸気機関車に乗って帰った子どもは、さっそく買ってもらった蒸気機関車のおもちゃを動かしてはウケていた。

大井川鐵道は、蒸気機関車だけでなく、南アルプスへと通じる上流の方面の非常に魅力的な場所だと感じた。是非またゆっくりと時間をとって訪れたいと思う。

5/06/2012

大型連休その1:おじさんがやって来た

9連休となった大型連休を満喫した。たぶんいままでで一番充実した盛りだくさんの5月の連休だったと思う。今回から3回に分けてご紹介しようと思う。

連休前半は、広島に住む兄が横浜のわが家まで遊びに来てくれた。

当初はスカイツリーだの、月島だの、新橋の歓楽街だのとご要望を承っていたのだが、なにぶん子どもがまだあまり歩き回れる歳ではないこともあって、ほとんど横浜市内で過ごしながら、甥っ子につき合ってくれた。ありがとうございます。

子どもはさすがにもう始めからなついていて、これはいい遊び相手が現れたとばかりに「おじちゃん、おじちゃん」とどこへ行っても手をつなぎたがる。これには妻も僕もちょっと楽をさせてもらおうかなと、甘えさせていただいた。

着いた初日の土曜日はわが家で夕食。翌日は山下公園〜大さん橋〜赤レンガ〜みなとみらいとつながる「表の横浜」を巡った。

いい天気で気温も上昇。今年初のハーフパンツとTシャツで出かけて正解だった。お昼は大さん橋の付け根にワゴンでやってくる、代官山のパン屋さん「ロータス・バゲット」でパンやビールを買って、海を見ながらテーブルで食べた。

大さん橋には客船の姿はなかったけど、写真が好きな兄には、ここは絶好の撮影スポットだったようで、愛用のニコンを片手にいろいろと撮りまくっていた。その時の写真はまだ見ていない。

赤レンガの広場では春にもかかわらず「オクトーバー・フェスト」が開催中だったが、入場待ちの長蛇の列をみてあきらめる。途中、疲れたのでどこかいい休憩場所はないかと考え、ナヴィオス横浜にあるバー「シーメンズ・クラブ」へ。初めて入ったが非常に落ち着いたいいところ。お値段も良心的である。

いつも妻と子の3人でこういう時は、僕も大抵コーヒーを飲むのだが、兄と一緒だとお茶代わりにビールというのが当たり前の展開になる。まあお休みですからねえ。バーのスタッフの人たちもしっかりとサービスしてくださるところがいい。

その後、子どもがお気に入りのみなとみらいの遊園地に行き、おじちゃんと一緒に電車の遊具を運転してご満悦(笑)。

3日目は兄と僕と子どもの3人で、市営バス1日乗車券を買って、磯子の市電保存館〜本牧市民公園〜三渓園と回った。市電保存館の鉄道模型はあらためてスゴいと思った。重度の(?)鉄道オタクの人も相変わらずいて、あらためてこの魅力はなんなのかなあと考えてしまった。

夜は、昼間家で仕事をした妻と、幼馴染みの翻訳会社の男も合流して山手の「ほうちゃん」へ。兄はもちろん初めての体験だったが、すぐにその素晴らしさを認めてくれて、ここでもビールやホッピーをがんがんやって盛り上がった。

その後、男3人で「マディ」へなだれ込んだのは言うまでもない。やはり会話の内容はもはや記憶にない。今回もわざわざ山手までありがとう、我が友よ。

4日目は世の中は平日なので、子どもは妻に送ってもらって幼稚園へ。僕は兄を連れて、横浜橋商店街〜曙町(もちろん通過するだけ:笑)〜黄金町〜日ノ出町(野毛)という、ウラの横浜を歩いた。商店街は活気があったが、それ以降は基本夜の街なので、昼間は何とも言えない寂しさがある。

昼飯に野毛の「秀吉」でランチ名物の「ジャンボ寿司」(大きなにぎり寿司8カンにあら汁と茶碗蒸しがついて750円也!)と生ビールをやっていると、妻からメールがあり、これから子どもを連れて桜木町へ来るという。慌てて店を出て駅で合流。

まだ昼食を済ませていない妻と子が、「アメリカン・ハウス」でランチをする間に、僕と兄はまたビールを1杯ずつ。ここから眺めるみなとみらいもなかなかのもの。

少し天気が怪しかったが、もしかしたらオクトーバー・フェストはまだ空いているのではと行ってみることに。果たして、それなりににぎわっていたものの、入場はすんなりで空いたテーブルもすぐに見つけることができた。

寝てしまった子どもを抱えた妻をテーブルに残して、兄と2人で買い出しに。兄はシュパーテンの本フェスト限定ラガーをマスサイズ(1リットル)で、僕は同じ店のフランツィスカナーバイスを買った。あとはドイツの名物おつまみ料理を3皿。

ライヴ演奏で盛り上がるメインテントの隣で、のんびりとこの日3杯目のビールを楽しむ。野毛のビールもうまいし、みなとみらいで飲むビールもいいが、やっぱりドイツビールはおいしいなあ。妻もドイツおつまみを食べながら僕とビールを半分こ。

途中目覚めた子どもが、寝起き様に目に入ったソーセージを指差し、本能的につまんで食べたのはおかしくもあり、おそろしくもあった(笑)。

その後は、赤レンガから山下公園までの水上バスに乗って、そこから陸上バスで山手まで戻った。夜はパンとオードブルで赤ワインを2本。

とまあ、このように終始ビール&酒三昧の連休前半はあっという間に過ぎ、5日目の朝に元気に幼稚園に出かけた子どもを「いってらっしゃい」と見送った直後に兄も、子どもにはあえてお別れを言わないで、という妻の希望そのままに、荷物をまとめて家路に着く羽田空港へ向かった。

おつかれさまでした、兄さん。子どもは本当に大喜びでしたよ。もういない僕の側のおじいちゃん、おばあちゃんの代わりも兼ねて、また遊んでやってくださいな。