2/24/2013

彼方の途方

好天に恵まれた週末。家族で東戸塚にある温泉「極楽湯横浜芹が谷店」に行き、湯上がりに館内の食事処で早い夕食と1杯を楽しんだ。

帰路の送迎バスで子どもが眠ってしまったので、そのまま抱っこして東戸塚駅前のショッピングモールにあるイタリア料理店に駆け込み、長椅子に子どもを寝かせて妻と1時間ばかりワインのデキャンタとつまみ2品でチビチビやった。

こういう時間は意外に久しぶりのことで、ちょっとデート気分で(照笑)子どものことやそこにつながる自分たちの過去のことやなんかを、お互いにあれこれと話し合って、妙に充実した時間を過ごすことができた。

少し前に書いた「お楽しみ」は先週の水曜日に終わった。本当はそれについて書いてみようとしたのだが、インパクトが強すぎまた余韻が深すぎて、1時間ほどやってみて、とてもうまくまとめられそうにないことがわかった。

いまは満ち足りたようで心に大きな空洞ができたような、そんな気持ち。ちょっと気力が衰えたのかな。それについてはまた別の機会に。

ウォーキングはちゃんとした。大さん橋から見た日の出は、最高のものだった。あとは春に備えて植え込みの整理なんかもやった。寒いと言われていたわりには、日中は結構暖かくやはり春は近づいている。いまこの時間は、外は強い北風が吹き荒れて寒そうだ。

ジャックはもう無くなってしまったので、金曜日に買ったハーパーの小瓶を3晩にわけてやっている。

どうなんでしょうね...。

2/17/2013

無題

前回のろぐを書いた後、テネシーウィスキーでいい気分...と思ったのもつかの間、3連休明けの火曜日に朝起きてみるとなんとなく喉の具合がおかしい。

それでもまあたいしたことないだろうと会社に行ったわけだが、連休越しにやり残した仕事に手を付けたとたんに、みるみる体調が悪化してきた。そもそも午前中に参加した打ち合わせの内容が、ちょっとムカムカするようなものだったのも一因かもしれない。

ともかく今週の予定を鑑みて、今日これ以上仕事を続けて悪化させるのは得策でないと判断。夜に予定されていた職場関係の飲み会もドタキャンさせてもらい、午後休暇で帰宅して寝ることにした。

喉を中心に身体がぼーっとしてとにかく眠かった。静かに玄関のドアを開けて手洗いとうがいを済ませ、1階の寝室にそっと忍び込んで、妻に用意してもらっていた市販の風邪薬を飲んで、布団に飛び込んだ。

想定外だったのが、午後からわが家に子どもの幼稚園のお友達がママと一緒に2組遊びにきてくれていたこと。2階では小型ジャングルジムやトランポリン、ソファーなどを使っての、子どもたちのジャンプ大会やら戦隊ヒーローごっこがタケナワで、その度に安い戸建ての天井が軋んだ。

幸いにもこの時はさすがにそんなことは気にもならないほど眠く、2時過ぎに帰宅してからぐっすりと眠りについて、皆さんがお帰りになる6時前頃にその物音で目が覚めた。体調は特に悪化はしていない。さらにそこからまた8時半頃まで熟睡してしまった。

ということで、幸いにも風邪の立ち上がりを早めに叩くことに成功し、結局次の日は少し朝遅れての出社となったが、なんとか休暇は取らずに済ませることができた。やはり病は何事も早めが肝心である。特にそのタイミングでの酒はいけない。申し訳なかったが飲み会をお断りしたのは正解だった。

バレンタインデーの前日に、妻からチョコをもらったので、風邪を克服したことを祝って、チョコをつまみにジャックを水で割ったものを呑む。体調が悪い方に向かっている時は、本当に酒の味が不味くなるものだがこの水割りは美味しかった(笑)。

風邪を早く治したかったのは、木曜日の夜にちょっとした会合があったから。僕が入社してしばらくの間お世話になった会社のお偉いさんが昨年亡くなられたのだが、そのお別れ会のような催しが会社の施設を使って行われた。

当時のお偉いさんから僕のようなペーペーまで幅広い世代の100名以上が会し、僕はいまの職場のボス2名と一緒に赴いた。当時に比べれば会社の業績は芳しくないので、職務上故人の流れを引き継いでいる現役の立場の僕らにとっては、あまり居心地のよさそうな場ではない。

それでも御歳90歳の元副会長を筆頭に、当時の役員あるいは当時の関係部署のいろいろな面々にお目にかかることができ、おいしいお酒と料理もいただけたので、会費は高かったけど、風邪を克服してここに参加できたのはまあよかったと思う。なにせおそらくはもうこれっきりと思われる方が多かった。これだけの方が集まる会合はもう他にはないだろうから。

散会後、最寄りの地下鉄の駅でその元副会長とばったりはちあわせた。10年ほど前に奥様を亡くされたらしいが、それでも気高く生きておられ、しっかりご自身の足で歩かれて地下鉄でお帰りになられたのには驚かされた。

会社や仕事のことはともかく、あれほどお達者でいられるのであればあそこまで長生きをするのも悪くないのかもしれないなと、妙なことを考えながら帰路についた。

会場では短い時間でも結構お酒(ジントニックの後、ウィスキーの水割り—たぶんオールドパー—を4、5杯)を呑んだが、特によっぱらうこともなく家に着いた。

帰りの電車でも音楽を聴きながらほろ酔い気分で前回にも触れた「あるお楽しみ」にふけったが、まだ終わらないのでその話題はたぶん来週あたりにしようと思う。

ジャックダニエルズは残り4分の1ほどになった。途中風邪で1日間のブランクはあったけど、ここまでいいペースで楽しんできている。いい酒だ。

でも、ウィスキーをボトルに残しておくのが気になる僕にとっては、やっぱりフルボトルはもはやちょっと大きいかなと感じる。ハードリカーはもっとハーフボトルを一般に流通させるべきではないかと思う。

この週末は気温が低く、朝のウォーキングはお休み。テネシーのおかげもあってちょっと身体がなまっている。土日ともに家族と出かけてのんびりと過ごした。

土曜日には東急田園都市線宮崎台駅にある「電車とバスの博物館」に出かけた。

こじんまりとしているが実機をベースにした本格的な展示物が結構あって、子どもも満足したようだった。その後、南町田のショッピングモールまで足を伸ばし、妻はしばしのお買い物タイムを楽しんだ。

結局、山手に帰ったのは夜7時を過ぎた頃で、「ほうちゃん」の隣にあった韓国料理店の跡に去年の秋にオープンした立ち呑み居酒屋「夜燗」さんの奥にある小さなお座敷で簡単な夕食をとった。

初めて訪れたのだが、あまりお客は入っていなかった。お値段はかなり控えめで、塩分控えめの焼き物や揚げ物は悪くはなかった。帰りにお店のお姉さんが子どもに100円ショップで買ったおもちゃをお土産にくれた。

この日は特に寒くて冬に冠るニット帽が欲しいと思い、前から気になっていたチベタン型のかわいいのを夜中にネットで探してポチった。まだしばらくは身につける機会があるだろうか。

とまあ、つらつらと書き綴ったようにして1週間が過ぎた。ひとつ嬉しいことがあったのだが、これについてはまたその時が来たら書きます。これでもまだ音楽のことやら書きたいことが他にいろいろある。やっぱりウォーキングもちゃんとやるべきだなあ。反省。

2/11/2013

ジャック・ダニエルズ

3連休いいお天気でしたね。おかげでとても気分よく過ごすことができました。家族でみなとみらいや二子玉川にお出かけしたり、子どもと2人で銀座に(また博品館でした:笑)行ったりして、それなりにのんびりできたのではないかと思います。

多摩川で子どもは初めて大きな川原に降りたのですが、川原から石を川に向かって投げ入れるのが、たいそう楽しかったようです。

考えてみればいろんな大きさの石を拾って自由に投げられる場所って、普段の生活ではないんですよね。5年ぶりくらいのニコタマでしたが、ずいぶん様子が変わっていてビックリしました。

日曜日の朝には大さん橋にウォーキングにも行きましたよ。早朝はまだかなり寒いですが、だいぶん日が長くなってきましたね。山手を下ると少し寒さが和らぎ、太陽が顔を出すとまた暖かみを感じます。

連休前の金曜日に、ようやく休暇それも3連休だというのが嬉しくて、会社帰りに近所のコンビニで久しぶりにフルボトルのウィスキーを買いました。銘柄は「ジャック・ダニエルズ」です。そう気分はもうすっかりテネシーでありやす(笑)。

本当に久しぶりですね、こういう気分になったのは。どうしてこれを呑んでみたくなったのか。その理由は、いまお楽しみ中のあることが終わったらここに書くことにします。ふふっ。

ラフロイグなんかのシングルモルトもそうだけど、テネシーウィスキーもやっぱりストレートがグッドですね。だから度数が高すぎるのもちょっとね。40度がちょうどいいと思います。

一時期はウィスキーはロックが一番だと思ってましたが、サントリーみたいにフレーバーよりテイストという酒には確かにそうだけど、やっぱり香りを十分に楽しめる酒だと、ロックはちょっと...と思うようになりました。冷えると風味が明らかに悪くなりますね。

チェイサーをたっぷり用意して、昔、妻にもらったストレートグラスで一口でいける分量だけ注いでくいくいやるのがいいです。ロックで飲むより無駄に飲み過ぎることもないように思います。

ああ、しあわせしあわせ。明日からのことは考えないことにして、3連休の最後の夜、もう少しこの酒とジャズに浸りたいと思います。


2/03/2013

鎌倉と節分

2月とは思えない暖かな週末だった。

前日金曜夜は職場の仲間と「ももクロ会」。最近の話題や春ツアーの申し込みなど尽きることのない話がとまらず、2次会まで行ってしまう。同じ職場にいる同期なのだが、こんなことになるとは縁とはまったく不思議なもの。それまでの5日間がウソのような楽しいひと時だった。

朝方の雨で土曜日のウォーキングはお休み(ダメだなあ)。午前中は散髪に行ってさっぱり。午後は子どもと2人で桜木町のランドマークホールで開催されていた、鉄道模型展を見学に行くも、人が多すぎて十分には楽しめなかった。

結局、となりの遊園地で少し遊んだりソフトクリームを食べたりして、少々歩き回った後にバスで帰宅。夜は肉が食べたいという妻の欲求で外食も考えたが、いいところがないねえということで、スーパーで2割引のスペアリブを2パック買って安いキャンティで乾杯。贅沢だが安上がりだった。

子どもは日中によく歩いたりお友達なんかと元気に飛び跳ねたりすると、夜中にいわゆる成長痛というやつなのか、「足が痛あい」と泣きながら目を覚ますことがあり、その夜もそのパターンだった。僕が寝かしつけたのだが、寝ぼけ半分で号泣してからは僕ではどうにもならず妻と交代。僕は隣の部屋で残ったワインを飲ませてもらった。

幾分気温の下がった日曜日。ウォーキングは最近さぼり気味なので、少し軽めにしようと近所の森林公園の周りを回る40分間のコースにした。寒さもあって汗はかかないが、なまった身体を刺激する軽い運動という意味ではこのくらいがちょうどよい。

妻が午前中に部屋を掃除する間に、自転車の子どもに付いてまた森林公園へ。それでまた歩数を稼いで帰り、さあ今日はどうしようと考えて、妻が好きな大仏見学を兼ねて鎌倉を散策することになった。また歩数が出るから朝は軽い運動にしておいてよかった。

子どもに「ダイブツってわかるかい」と聞くと「エノデンのレールの真ん中にいるオジサン?」と返ってくる(笑)。確かに昨日の鉄道模型展に出品されていた江ノ電のおもちゃにそう言うのがあった。よくわかるものだと感心。↓これです(笑)


「大仏っていうのはねえ、おっきな石でできたエラい人だよ」とか説明する(石像ではなく銅像だが)。「パパと大仏とどちらがおっきいと思う?」と聞くと「うーん、パパの方がおっきい」とのこと。さあどうかなあ。

江ノ電長谷駅を降りて大仏のある光徳院まで歩いた。沿道のお店がまた増えているように思い、鎌倉は繁盛しているんだなとあらためて思った。外国人含め往来する観光客も相変わらずである。

さて念願の大仏を目の当たりにした子どもは「あっ、あれは...パパよりおっきいじゃないかあ!」と大喜びの様子。胎内見学も果たして妻ともども満足げであった。

裏山から下りてきていた山リスにも遭遇し(リスは本当に人に慣れるのが早い動物である)、大仏に興奮した子どもは境内のあちこちにある大きな石によじ上っては飛び降りるを繰り返していた。また夜中に足が痛くなるのだろう。

どこかでお茶でもするかとなって。長谷駅までの道沿いにあった小さなカフェ"Salon de The Kamakura Grand-mere"におじゃました。うっかりすると見過ごしてしまいそうなところだが、本当に手作りを実感させてくれるケーキはとてもおいしい。

妻はオランジュールとカフェオレ、僕は季節のロールケーキとコーヒーを注文。ロールケーキはほとんど子どもと妻に食べられてしまったけど、一口食べさせてもらったオランジュールも絶品であった。大仏見学に行かれた方は是非お立ち寄りください。子どもの絵本も置いてます。どちらも美味しそうでしょう。

結局、長谷から江ノ電で江ノ島に向かい、その車中で抱っこされた子どもは眠ってしまった。江ノ島駅の待合室でしばらく時間を過ごし、20分ほどで子どもが目覚めたので、そのまま湘南モノレールに乗って大船を経由して家に帰った。

今日は節分である。幼稚園では一足先に豆まきをしたらしいが、子どもは家で豆まきするのを楽しみにしていたよう。考えてみれば去年は節分ということをすっかり忘れて飲み会を入れてしまい、妻と子が2人でやったのだった。

ついでに書くと、1年前のその飲み会で一緒だった職場の同僚にiPadでももクロを見せてハマったのが、その後のモノノフ生活を数倍楽しくしてくれることになったきっかけであり、僕にとってはもう一つの大きな「福はウチ」であったわけである。面白いものだ。

妻の恵方巻き作りを子どもも手伝って2本の巻き寿司が完成。他に鳥の照り焼きとかビールも用意して、先ずは豆まきを楽しんだ。

スーパーでもらったお面をそれぞれ交代でつけて、少ない豆をぶつけては拾い集めを繰り返して楽しむ。最後は僕が鬼に扮して子どもと対決。至近距離から数十発の豆を被弾して退散し豆まきの熱狂は終了した。

鎌倉からの帰り道、あちこちで市販の恵方巻きを見かけたのだが、結局はシンプルな手作りにして大正解だったと思う。別に妻の料理が味付けにこだわっているわけではなく、ただ基本的な材料をスーパーで調達してぱっぱと組み立てるだけのものなのだが。

最近、出来合いの食品に共通する過剰な味付けを身体がどうも受付けない。飽食の時代と言われて久しいが、味覚の過剰な演出はそろそろ大きな転換点に来ているのではと思うのは、単なる歳の所為なのだろうか。

家族との楽しい時間と、かざらない手作りのケーキや料理を通して、当たり前ではあるが極めて貴重な幸せを満喫できた週末だった。鬼さんたちもお疲れさま。