10/23/2017

河口慧海「チベット旅行記」

夏休みの終わりから少しずつ読んでいた河口慧海の「チベット旅行記」をようやく読み終えました。

本当に素晴らしい記録であります。日本とチベットの間にこんな壮大な序章があったとは、全く知らなかったです。最後のページを終えたときの感動は、読書では久しくなかったものでした。

あまり書くとネタバレになりますが、全体の構成を少しご紹介しておきます。

前半がラサに到着するまでの記録、中盤がラサで見聞した当時のチベットの様々な風俗・文化・政治・宗教等々の見聞録、そして最後の4分の1程度がラサを発つことになる経緯から以降の記録となります。

中盤の見聞録でちょっと動きが止まりますのでやや退屈に感じるところもないわけではないですが、全体を通してある種のスリルがいっぱいつまった旅行記で、読書のペースが止まることはありませんでした。

まさに東洋の「オン・ザ・ロード」です。ラサまでの道のりと、帰国に至る一連のくだりでの様々な出来事が、折々に美しいヒマラヤの山々の景色を織り混ぜながら、見事に展開します。

全編を通じて感銘を受けるのは、やっぱり河口さんの意志の強さです。私が仕事でサポートしているお偉いさんも、常々『意志』ということを言いますが、まさにそれだと思います。

途中何度も困難に遭いながらも、それを何とか乗り越えていく様は、本当に頭が下がります。彼はそれを信じた仏様のお陰だとおっしゃいますが、詰まるところ自分の意志を貫いたいうのと同義だと思います。

麦焦がしは最後まで美味しそうでした(笑)。僕も毎朝、シリアルに混ぜて豆乳でいただいてます。

なお、冒頭にある筆者の序文がかなり堅い昔の文語調になっているので、ここで躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、本文はデスマス調の語り口になっていて、比較的読みやすくなってますのでご安心を。

素晴らしい本に出逢えました。皆さんも是非!無料で読めます。

10/09/2017

三浦海岸

体育の日を含む三連休。家でのんびりでもよかったのだけど、レンタカーを借りて三浦海岸にある温泉付きリゾート「マホロバマインズ」に行ってきました。

久しぶりの三浦海岸。部屋はホテル本館の10階のお部屋がたまたま取れて、三浦の海を一望しながらつかの間のリゾートマンションオーナー気分を味わいました。

すでにシーズンオフとなった広い砂浜で、他所の公園なんかでは絶対にできない軟式ボールを使ってのノック練習とかしたりして、野球遊びを満喫したあと、子どもは砂浜でスタジアム作り(笑)に精を出してました。


借りた車のシートがイマイチ僕の身体に馴染まず、運転中は腰の煩わしさを感じましたが、気持ち良いお天気の下で僕にとって一番馴染み深い海である三浦の景色に癒された2日間でした。


やっぱり海の近くに住むというのは、いくつになっても憧れですね。子どもの成長に目処がついたら、いまの家売ってこの近くに住んでもいいかなあと感じました。パドルボードやってみたいんだよねぇ。


2日目の午後は近くにある三浦富士と砲台山をハイキング。まあ山登りというにはちょっと低いですが、ちょっとしたトレッキング気分を味わえました。


下山途中に三浦富士山頂からすぐのところで見つけたきのこ...うーんいかにもヤバそうと思って調べてみたら「ドクツルタケ」ですよね、これ。めっちゃ怖いですね。


ギターブームはまだまだ続いています。YouTubeにはいろいろとお世話になっています。ほんと何でもありですね。

そういえば、好きだったトム・ペティが亡くなってしまいました。まだ頑張っておられただけに残念です。いい作品をたくさん残してくださりありがとうございます。

10/01/2017

ギター!ギター!ギター!

職場のももクロ仲間が、時折、衛星放送等でオンエアされたももクロ関連の番組を、ディスクに焼いて僕に視せてくれる。先月だったか、やはりある特番をダビングしたものをもらった。

そのディスクの余白に「これなかなか面白かったし、たぶんえぬは好きだろうから入れといたよ」と言って、TOKYO SESSIONという番組が3つ入っていた。

そのなかで、ギタリストのCharさんと、番組ホストのKenKen(ベース)、シシド・カフカ(ドラム)によるセッションを視て、これが僕のなかのスイッチを入れてしまった。

Charさんは僕が小学生の頃にテレビの歌番組で観た「気絶するほど悩ましい」以来のお付き合い。大学の頃には助っ人で参加させてもらったサークルの先輩バンドでPINK CLOUDの曲をやったことがある。

その後は、時折テレビやラジオで触れることがあり、いつ聴いてもいくつになってもカッコいいなあと思っていた。

今回もその一環での巡り合わせだと思うんだけど、番組内でのトークにも聞き入っているうちに、うーん久しぶりにこういうロックギターの王道を聴いてみたいなあ、と思う様になった。

ヤードバーズ、ジミヘン、デッドと聴いているうちに、いつのまにか僕は2人のギタリストに強くツヨク惹かれて行った。

ひとりはフランク・マリノ、そしてもうひとりはアラン・ホールズワースである。

いや、この2人がこうしてあぶり出されて来るあたり、自分の音楽遍歴ならではかなと思うんだけど、実はどちらもちゃんとアルバムを買って聴いたことはなかった。

フランク・マリノはその昔「カリフォルニア・ジャム2」という野外ロックフェスがあり、その模様を収めたアルバムがFMで紹介された時にエアチェックしたものを持っていた。いま思えばその時の曲は"I"m a king bee"だった。

今回、彼の有名なライブアルバム"Frank Marino & Mahogany Rush-Live"を買って聴いみたところ、完全に打ちのめされてしまった。あっという間に、他の2つのライブアルバムをポチってしまった次第。カッコいいよこれ。

それからアランの方は、トニー・ウィリアムズのプロジェクト「ライフタイム」で、ジョン・マクラフリンに替わってギターを勤めているのだけど、そのあたりの音源から入って、YouTubeで彼自身のグループのアルバムやらライブ音源を聴いて、これもすでに購入を心に決めている。

この2週間はひたすらギターミュージックばかりを聴き続けているけど、やっぱりリード楽器としてはギターが一番好きなんですね、僕は。

思わずフレット付きのベースが恋しくなって、土曜日に横浜駅西口のイシバシ楽器さんに出かけてみました。何本か試奏させてもらったけど、まあしばらくはガマンすることに。買ったとしても5万円前後までかなあ...。

(おまけ)
イシバシ楽器さんに行く前に入った、大盛りパスタの「金太郎」さんで、中華風焼きスパの並を。麺だけで350グラムあり、これで550円也。美味しく平らげました。大盛り500グラムまではイケそう。


日曜日、野球の練習から帰った子どもが午後はお友達と遊ぶというので、妻と二人で関内方面にブラブラ出かけてタイ料理のランチを食べ、その後山下町のエリオットアヴェニューさんで、マイアミ直送豆のカフェラテをいただいた。やっぱりウマい!たまにはこういう贅沢いいですね。


10月かあ。まだまだいろいろやって進まないと。