6/25/2013

熱いジャズ!デヴィッド・マレイからスティーヴ・コールマンへ

かなり蒸し暑くなってきました。前の週末は大さん橋ウォーキングやりましたが、もうショートパンツで十分ですね。ベイブリッジと港には6時にはもうたくさんの朝日が降り注いで、きれいに輝いていました。汗もじんわり、ちょうどいい感じ。

さて、久しぶりにジャズの話を書きましょう。ちゃんと聴いてるんですよ、近頃はあまりブームを感じるものがなかったのですが、やっぱりそういうのはちゃんとある時急にやってきますよねえ。

デヴィッド・マレイの新作"RENDEZVOUS SUITE"を買ったのですが、これがツボにハマって先週までしょっちゅう聴いてました。ベースにジャマラディーン・タクマが参加しているというのもポイントでしたね。iTunesでちょちょいと試聴して即買いでした。

ちょっと不思議なファンキージャズです。どういう風にレコーディングしたのかよくわからない。楽譜がある様にも聴こえるのですが、マレイの演奏に後からキーボードをかぶせた様にも聴こえます。全部、書いてあるんだとしたらちょっとスゴいと思うけど、やっぱり後者だろうなあ。

しかし、ドイツのjazzwerkstattもずいぶんカタログが充実してきましたねえ。眺めていると興味をそそられるものがたくさんありますなあ。まあぼちぼち聴いていこう。

おかげでプチ「マレイ・ブーム」が起こってしまいまして、持っている他のディスクを聴いたり、1980年代の名作"Children"をダウンロードしたり(400円ですよ!400円!)。いいなあウルマー!ドラムがマーヴィン・スミッティ・スミスだったんですね。素晴らしいバンド!

そのマレイがゲストで飛び入りする、スティーヴ・コールマンの"Curves of Life/Live in Paris"を聴いたのが運のつき。マレイからスティーヴにブームが延焼してしまいました。いやあ彼をまとまって聴くのも久しぶりでしたね。

火はあっという間に燃え広がりまして、
"The Tao of Mad Phat (Fringe Zones)"
"Def Trance Beat (Modalities of Rhythm)"
"Alternate Dimension Series I"
"The Ascension to Light"
といった周辺アルバムをがさっとiPod touchに詰め込んで聴きまくりました。レジーやアンソニーのスラッピングベースもカッコいい、うん!

あっ、この辺の作品はスティーヴのサイトからほとんど全部タダでダウンロードできますからね。是非ともM-Baseの嵐をお試しあれ!

やっぱりLABELBLEUに移籍してからの作品は、最初のライヴ"Resistance is Futile"はそれまでの延長として、だんだん音楽が難しくなったよなあ。理屈抜きに楽しむにはちょっと難しいのよ。

どうやら新作も出たみたいで、えーっと、どんなのだっけ?とサイトを見に行ったら、あっという間にPaypal使って買っちゃったよ。ハっはあ〜!こいつのレビューはまたいずれ。

ジャズはよい!

(追伸)Shiraさん、コメントありがとうございます。真琴いいですよねえ。「桜」は私も大好きですよ。


6/16/2013

地元で父の日

梅雨らしい1週間だった。空気が重い、しかも早くも暑い。ウォーキングは今週もできなかった、残念。

金曜日に、仕事関係のお付き合いで声をかけていただいて、横浜周辺在住の6人で野毛の一夜を楽しむという企画に参加させていただく。

一軒目の日ノ出町駅前にある中華料理の「第一亭」さん、ここはよかったです!良質のホルモン炒め系をはじめ何を食べてもこの場所にこのお店ありということが感じられて、とても美味しかった(パタンは是非ものですよ)。

しかしその後、梯子酒的展開で4軒ほどのお店を連れられるままに回りましたが、まあ観光レポート的には「野毛のディープな世界を堪能しました」となるのかと思いますが、あんまりたいした感想もなく酔っぱらっただけでした。

ホッピーで有名なとあるお店とかも初めて行きましたが、日頃「ほうちゃん」で生ホッピーを味わっていると、なんでこんな店でわざわざ、という感想しかありません。野毛はあくまでも自分自身で動機や理由を探す街であります。

さて、週末は2日続けて近所にある、将来子どもが通うことになるであろう小学校にお邪魔する機会がありました。選挙の投票所として行ったことはあったのですが、教育現場としての様子を見るのは初めて。とてもいい機会でした。

この歳になって小学校という場所の空気に触れるのは、単に親としてではなく、1人の大人としていろいろと感じさせられるものがありますねえ。これはなかなか言葉にはしにくい思いではありますが、とても大切な振り返りができました。

そうそう、土曜日にちょっとした事件がありまして、携帯電話をパジャマ代わりのジャージのポッケに入れたまま、全自動洗濯機の標準コースを通してしまったでありやす。電池とか個別の部品の機能はかなり保持されてるようですが、システムとしては完全に終わってしまった様です。

ですのでこの間にこの端末に対してなんらかのコンタクトを頂戴した方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません。ただいま対応検討中です。ただ元のデータを引き継ぐことはかなり難しい模様です。

「父の日」の今日は、夜にご馳走をつくってもらって、気兼ねなくお酒を呑ませてもらったという一夜であります。別にプレゼントなんてねえ。妻に近所のコンビニで安いバーボンを1本買ってもらいました。これからちょっとやってみようかな。

やっと雨もあがりましたね。また暑くなるのかなあ。季節が移り変わるなかで、日常で対峙する問題はしばらく変わらない。もう何年こんな状況かな。やっぱりどこかで区切りは必要だよね、いくつになっても。


6/10/2013

エソラ〜みんなで感じる音〜

少し前のことになりますが、5月29日水曜日の出来事を書いておきます。

この日は早くからお仕事お休み宣言をしてスケジュールを封鎖してありました。行ってきたのは、ももクロ公式ファンクラブ限定イベント「誰でもカモ~ン!~ただし、ホワイトベレーの方に限ります♡~」の3日目昼の部でした。

これ、ファンクラブメンバーなら応募すれば必ずどれかに参加できるというイベント。日時と場所の条件があって、5月27日の夜と28,29日の昼と夜の部の計5回公演を横浜アリーナで行うというもの。僕はすぐ近くだからそりゃもう絶対行くぞお!でした。

応募する時に5つの希望順をすべて登録することが求められ、当選後の変更やキャンセルは一切受け付けないという仕掛けです。実際にはほとんどの人が第1希望となったわけですが、ファンクラブ会員向け感謝祭という以外にも、いろいろな目的で実によく考えられた企画になってるのでありました。

実施要領が発表されてすぐに職場のモノノフ仲間と相談。席が隣になることはないけど、せめて同じ日に行きましょうということで、申し込み順を合わせることに。話し合いの結果、いい席を狙う意味でも希望者の少なそうな回を上に持って行こうとなりました。

結果、平日の昼間の回を第1第2希望としたわけですが、2人とも見事に第1希望に無事当選!結果発表の翌日に会社のスケジューラで休暇登録しましたよ(笑)。

事前発表でこの日の参加者は4千人と少しと、全5回中2番目に少ない回でした。さらに公演の2週間前になって発表されたのが、5回の公演を5人のメンバーが1回ずつ演出を担当するということ。

えーっ!僕らの回は誰だあと思ったら、僕の推しメン有安杏果ちゃんの担当でありやしたあ!わあああーい!

子どもを幼稚園に送って行っていったん家に戻り、装備を揃えていざ出発。友達とは新横浜駅でお昼に待ち合わせて、会場で厳重な受付手続き。

開演までしばらくはやることないので、2人で駅前のベンチに座って・・・やっぱり仕事の話とかになっちゃうよねえ。まあそこんとこは完全オフレコってことで(笑)。

じゃあまた後で、とそれぞれの席に向かったのは10分前。と、ここでわかったが僕の席がなんと今回の座席レイアウトで一番後ろだったと言うこと。それより後ろは空席。満席が当たり前だったので何か妙な感じでした。

みんな普段のお友達とは離ればなれだったわけですが、そこはモノノフ同士。開演までいろいろなお話で盛り上がりましたよ。ただ、開演30分前に杏果監督が今回に賭ける意気込みを語った?トークイベントがあったと聞かされて、こりゃ不覚だった。。。

と思ってたら会場のBGMがいつの間にか弦楽によるバッヘルベルのカノン(だと思う)になってたんですよね。音楽が終わるに合わせて場内の照明が落ちて、ステージ上にはメンバーの姿が。。。

「Overture」代わりにクラシック音楽なんて、と思った次の瞬間「月と銀紙飛行船」でしっとりとステージは幕明けたのであります。もうこれが、今回の企画のすべてを雄弁に語ってました!有安監督、最高です!

思えば、前回にももクロを観た「CDショップ大賞スペシャルLIVE」の時は、まだ杏果は喉の治療の最終段階で歌えなかったんだよねえ。

その後、テレビなんかでは元気に歌う姿を視てきたけど、こうして生の歌声に触れると、それはそれは感慨深いものがありましたよ。身体もすっかり落ち着いてきて本当によかったね。

そして、メチャメチャに嬉しくて感動したのが、途中で披露された「上球Maxx」。以前のろぐでアルバム「5TH DIMENSION」の新曲レビューをしたときに書きましたが、初めて「上球物語」を聴いて思い描いた音楽を、本当に目の前で踊りも交えて演じてくれました!これにはホントにビックリ!「Chai Maxx」のサビが「上球物語」に変わった瞬間、鳥肌が立ちましたよ。

あとは、もうやらないのかなあと思っていた「ニッポン笑顔百景」も観られたし、「灰とダイヤモンド」はしっかり歌ってくれてやっぱりいい歌だなあと再認識。そしてラストは杏果ちゃんのソロナンバー「ありがとうのプレゼント」を5人でしっかり歌ってくれて、これも感動でした。

アンコールもしっかり4曲強力ラインナップを披露してくれました。「ワニとシャンプー」はヘッドフォンとかで聴いていると、なんかうるさく感じる時もあったんだけど、生はみんなで踊れて楽しかった!これも名曲だなあと再評価。

そして、最後にスゴいのをやってくれました。生ピアノだけの伴奏であの「白い風」を熱唱。これはもう絶品でありやした!最後の夏菜子ちゃんの絶唱場面は、おそらく場内モノノフ全員が金縛りで目を潤ましたことでしょう。僕も赤い彼女が一瞬目のなかで歪んでしまいました。くぅー!(泣)。

そしてラストはピアノも入った「コノウタ」。これも久しぶりにラストで聴いた!やっぱりいいよなあ!シメはこれだよ!ということで全18曲、1時間45分のコンサートは見事にフィナーレしました。素晴らしいコンサート!杏果監督バンザーイ!

はっきり言いまして、時間的にはちょうどよかったです。ももクロはやっぱり音楽アーチストなんだから、しっかり歌って2時間、これが王道です。サーカスとかプロレスとかコントとかもお祭りならまあいいんだけど、やっぱりこういう聴かせる「コンサート」を待っていました。偶然だったけど、この回に当たって本当によかったです。

しばし一緒になったモノノフ達とお別れの挨拶(次は富士急で!それとも日産で!)をして、アリーナの外で友人と待ち合わせ。2人して「よかったねえ」とにやにや顏で横浜駅に向かい、ジョイナス地下の飲食街にある居酒屋「えん」で午後4時半からかんぱーい!8時前までしっかりとももクロ談義やら音楽話を交わして盛り上がったのであります。

いやあ、本当に楽しかったあ!ありがとう、ももいろクローバーZ!そして有安杏果さん!


6/02/2013

モダン タイムズ

生まれて初めてボブ=ディランのアルバムを買った。2006年の"MODERN TIMES"。

彼の音楽はずっと以前から聴いたことはあった。たぶん"Blowin' in the Wind"に代表される初期のものばかりだったが、どれもたまたま耳にしただけであって、僕自身がそこに移入する心構えを何ら持ち合わせない状況だったので、特段何も感じないまま過ごしてきた。

それが先々週だったか、週末にいつも自宅で利用しているインターネットラジオAccuradioのチャンネル"The First Train"から流れてきたブルースが、あまりにカッコよくて、「これ誰?」とチェックしてみたらそれがディランの音楽だと知って面食らった。

そこで聴いた"Thunder On the Mountain"の衝動はもう半端ないもので、僕はほとんど魂を抜かれた様な状態で、指だけがiPadのスクリーン上を滑り、それでも本能的にダウンロードとCDの値段を比較すると、圧倒的に安かった(ほぼ半額の)CDをアマゾンで購入した。

通して聴いたアルバムはもう格別の内容、すぐさまその週のヘビロテとなった。ブルースを中心に広くアメリカンミュージックをベースにした音楽で、ディランの豊かな詩が本当にカッコよく歌い上げられる。久しぶりに歌詞カードを見たいと思った。

ディランの音楽がここに至るまでの経緯については、ウィキペディアをはじめとするネットの情報を参照されたい。僕はそのことを初めて知って、彼のことが好きになった。自分の感じるに任せて追求し形振りには頓着しない。やっぱり本当の大物だ。

全然次元の違ういまの僕にはとても無理、ただの憧れでしかない。そんなことを考えながら聴いていると、ディランに諭されているのか、慰められているのかみたいな気持ちになり、自然とお酒が欲しくなる。

極上の1枚!老いも若きも男も女も、足下がふらついたら是非ともお試しあれ!