9/24/2017

麦こがし

最近、朝会社に着いて食べる朝ごはんがこれ。


これは妻にコストコで買ってきてもらったクェイカーのシリアルに、アマゾンで買った麦こがしを大さじ一杯入れて、グラニュー糖を1グラム、そこに朝コンビニで買った無調整の豆乳200ccを入れたものです。

こういうあんまり加工されていないものは、味が淡白な分、飽きもきにくい様に思います。これで結構お腹一杯になります。グルテン過敏症の人にはちょっとしんどいと思いますけど、麦こがしはやっぱりダメなのかなあ。

そもそもの発端はいま読んでいる河口慧海の「チベット旅行記」に、この麦こがしが再三にわたって出てくること。麦こがしって?最初わからなかったのですが、調べたら「麦こがし=はったい粉」。なんだそうなのか。

チベット旅行記はやっと半分まで読み進みました。とても面白いです。まさにWill(意志)とはこういうことですね。ちょっとチベットに行ってみたくなりました。感想はまた読了後に。



「はったい粉」にはちょっと悲しい記憶があります。

小さい頃に家でもたまに母がおやつに作ってくれたことがありましたが、長屋社宅の一つ裏の棟に住んでいた一つ年上のお兄ちゃんがいて、僕が中学生にあがった頃も一緒に通学したり遊んでもらったりしていました。

そのお母さんがよくはったい粉を出してくれたのを覚えています。

ある朝、いつもの様に中学の制服に着替えて彼の家に誘いに行ったのですが、家の中には明かりが点いているのに、呼び鈴を押しても返事がありません。

ふとドアの外の隅っこに置いてあった牛乳配達用の箱に目をやると、配達された牛乳がそのままで、さらに箱の横にベージュ色の女物の靴が片一方だけ捨てる様に放ってありました。

結局、よくわからないままその日は一人で学校に行き、授業を終えて帰宅して初めて母から、そのお兄ちゃんのお母さんが亡くなったことを聞かされました。

子どもの僕にはまったくそんなことを知る由もなかったのですが、お兄ちゃんのお父さんが賭け事好きでお金のトラブルを抱えており、ずっと悩み続けたお母さんは、何かの出来事をきっかけにその日の深夜に社宅から少し離れた畑で焼身自殺を図ったのでした。

僕がその日の朝に牛乳箱の脇に見たのは彼のお母さんの靴であり、その靴の一部が黒く焦げていたことは、いまもはっきり覚えています。

その後、僕がそのお兄ちゃんと一緒に学校に行ったり遊んだりすることはなくなり、いつのまにか彼はお父さんの実家に引っ越してしまいました。

中学校は同じでしたが、彼はちょっと素行の悪いお兄ちゃんたちと一緒に行動するようになり、以来彼と話をすることはなくなり、いつしか彼も僕も中学校を卒業し、それぞれの世界に向かって行ったのです。40年前のお話。

久しぶりに「はったい粉」という言葉に触れて、朝にその味を噛みしめながら、そんなことを想い出していました。



ちなみに冒頭の写真でマグカップの隣にあるのは、1年ほど前に子どもが折り紙で作ったひまわりです。花びらの先を指で軽く弾くと独楽の様にくるくると回って、ちょっとした気分転換になります。

先日も仕事で煮詰まってパソコンの画面をぼんやり眺めながらコイツを回していたのですが、そのときふと「これってハンドスピナーだよな」と気づいたのです。

うちの子どもも誰に聞いたのか春先からハンドスピナーハンドスピナーと言い出し、いま彼の手元には3つそれがあります。楽しさはわからないでもないです。

ハンドスピナーは回転時間が長いものほど良いとされている様ですが、子どもの折り紙ハンドスピナーは10秒も続きません。だけどそれをまた指で弾くことを繰り返すことが、結構いい気の紛らわせになるものです。

麦こがしを食べながら思い出したちょっと物哀しい記憶を、子どもの作ってくれたハンドスピナーで紛らわせたのでありました。

9/18/2017

めだか

初夏に買ったホテイアオイが花を咲かせてくれたと思ったら、涼しくなった途端に葉がみるみるしぼんで枯れていった。

もともと室内で育てるものではないとわかったのだけれども、食卓のうえに水草があるということが心地良くなった。

何か秋冬にかけても小さな器で育てられる水草はないものかと、ホームセンターの園芸コーナーに足を運んでみた。

しかし、水草はほとんど売り物とは思えないハスの残り物がいくつかあるだけ。春にはもう少し充実したコーナーだったと思うのだが。

店員さんに聞いて見ると、来年の春まではこの種の水草の扱いはもうないのだという。

どんな水草を探しているのかと聞かれて事情を話したところ、それなら観賞魚のコーナーに行ってみたらどうかと勧めてくれた。

なるほどそれは思いつかなかったが、自分の思っているイメージには合いますねと礼を言ってペットのコーナーへ。

確かに淡水の水草が数種類あった。しかし、しばらく水草の水槽を物色しているうちに、僕の心は...メダカに惹かれてしまった。

そして...お買い上げ(笑)。最もポピュラーな黒メダカ。5匹で598円でした。結局、水草は人工のものをとりあえず(笑)。

もともとホテイアオイが入っていたガラスの器に入れてみたところ、それは素晴らしい世界が卓上に現れた。

でもやっぱり狭そう。いろいろ調べて見ると、水の量は1匹あたり最低1リットルは必要とのこと。器はどうみても1リットルあるかないか。

妻も子どももメダカの生活を気に入ってくれたようなので、翌日3連休の最終日にまたホームセンターに行って、7リットルの水槽を調達。

今度はちゃんと本物の水草も買ってあげました。これなら酸素も作ってくれるし、やっぱり自然の緑が心地いい。

...ということで、53歳になった翌日からメダカを飼い始めたのであります。


その他、初夏からつがいで飼っていたカタツムリが実は産卵していて、子どもが何匹も孵化しているのを子どもが発見したり。

結婚前まで使っていたソニーのプレステ2を子どものリクエストでテレビにつないでみたら、30分ほどかけて見事にゆっくりと息を吹き返したり。

突如として吹き荒れる新たなロック魂に心を熱くしたり。子どもの野球チームが4年生以下のチームの大会で善戦したり。

何やら賑やかな誕生日周辺の3連休でありました。


今年もありがとう。とても美味しかったです。

9/10/2017

長月

9月になりました。早いものです。

先週末はちょっと体調崩したりしたのですが、大事には至らずであります。

いろいろなことがありすぎまして、何をトピックにしていいものやら。

とりあえず写真で。


先々週の月曜、初めて会社の正式な手続きに則って、在宅勤務をやりました。といっても僕の部屋はないので、まだ子ども部屋として確立していない部屋のあんまり使われていない勉強机で仕事しました。

まあはっきり言って、通勤の往復2時間がないというのが、こんなに素晴らしいことかと思いました。

ネット環境はオフィスのパソコンそのままなので、業務時間中にいつもの仲間とメールでやりとりしていると、本当にオフィスにいる様な感覚になります。これはもっとやるべきと思いました。

ただ子どもが学校から帰ってくると、ちょっと能率が落ちる。でもそれは午後になるとダラけるのと実はあんまり変わらないのかなとも思います。


一方、子どもがなかなか勉強しないとかで、ちょっと家庭がピリリとした雰囲気になったりもするのですが、まあこの時期の子どもにとって何が重要かなんて、学校の先生でも言えることは限られていると思います。

一応、毎日こうなってくれたらいいのですが、しばらくは僕も付き合ってやらないと、なかなか自分でスイッチは入らないものであります。


最近、山手駅から本牧通りに出て、少し本牧方面に行ったところにあるラーメン屋さん「笑苑」さんがお気に入りです。やや太めでつるっとした食感の麺に、家系のとんこつスープが美味しいです。ほうれん草ではなく、わかめがトッピングになっているのも良い。

家族経営のお店ですが、週末はかなりひっきりなしにお客さんが来ています。


しばらく家でウィスキーを呑んでいなかったのですが、ひょんなことから兵庫県明石市にある江井ヶ島酒造さんのウィスキー「あかし」のレッドを手に入れて、残暑の夜に水割りでちびちびやってます。

日本の地ウィスキーと呼ばれるものは、どれもやさしさと微妙な特徴が魅力的です。主張がないぶん飽きのこない、よいお酒だと思います。


他にも、Kindle Fireで読んでる小説からチベットに惹かれてしまったり、会社の同僚からもらったテレビ番組録画をきっかけに、突如としてデッドにとどまらないロックブームになっているなど、いろいろな話があるのですが、今日はここまで。いずれももう少しまとまったら、ちゃんと書きます...。

あっ、もうすぐまた歳取るなあ。