しつこかった風邪もようやく終息に向かいつつある。いや、今年の風邪は本当にしつこい。咳がなかなかおさまらないばかりか、僕なんかは結構発作的にヒドく出ることもあって、仕事ではちょっと苦労した。
先週は2回の飲み会を約束していたのだが、2回目の方は申し訳ないと思いつつ当日になって辞退させていただいた。これはさすがに治療に専念せねば、また空しい週末を過ごすことになるなと腹をくくったから。
その甲斐あってか金曜日にはかなり調子が良くなり、土曜日の朝は久しぶりに大さん橋に出ることができた。この時期にしては比較的暖かめの朝だったことも幸いし、快適なウォーキングを楽しむことができた。
それにしてもやっぱり機能性ウェアというのは、よくできている。冬用のロングタイツのものを今シーズン始めて着たが、4週間ぶりだったにもかかわらず足の疲れ方が全然違った。
おかげで日曜日の今日は子どもと2人で電車に乗りまくる小旅行に出かけることができた。
京浜東北根岸線で横浜へ、そこから東海道線で新橋へ、さらに都営浅草線で押上へ。そこで念願の(?)東京スカイツリーを下から見学。高い、そして大きい。しかしソラマチは人だらけ。
押上から営団半蔵門線で大手町へ、休日のオフィス街を歩いて新しく生まれ変わった東京駅を外から見物し、お決まりの八重洲地下街にあるプラレールショップへ。
その後、遅いお昼ご飯を八重洲地下街をさまよった挙げ句に、ハズレにある居酒屋「だるま」で「かつ鍋定食(ごはんおかわりで800円也)」を食べて、テレ朝ショップで最近のお気に入り「特命戦隊ゴーバスターズ」のワークブックを買う。やっぱり男の子だね。
子どものリクエストで中央線をホームまで見学に行ったところ、「乗ってみたい」というのでそのまま特快で新宿へ。エキナカでママにお土産を買って湘南新宿ラインで横浜へ、そしてまた京浜東北根岸線で山手に帰ってきた。
6時間ほどの間に6種類7本の電車に乗ったことになる。こんな忙しい子守りもなかなかないのではないか。寒い1日だったし人混みも通ったので、風邪がぶり返したりしないか心配だったが、子どもはそれなりに楽しかったようだ。
帰ったらさっそくワークブックを開いていた。最近、ちょっと鉛筆を手にして簡単な字の練習とかお絵描きをするようになってきた。ちゃんと数字とひらがなカタカナ覚えろよ。
さてさて、お気に入りのギタリスト、カート=ローゼンウィンクルの新作"Star of Jupiter"をようやく購入。今回は彼のウェブサイトからダウンロードで手に入れた。有り難きドル建て。
CDにして2枚組およそ90分相当の全12曲。メンバーはアーロン=パークスのキーボード、そしてブランフォードクァルテットのリズム隊である、エリック=レヴィスとジャスティン=フォークナーがバックを勤める。これを見て放っておけるわけがない。
すべてカートのオリジナルでもちろん古い4ビートのジャズではない。シンセやローズを駆使するアーロンに対して、エリックは全編アコースティックベースで応じている。カートは作曲にソロにと彼らしさが120%!素晴らしいです!
今回ちょっと意外だったのがジャスティンのドラミング。ブランフォードのグループとは全然異なるビートの世界で、僕には時にスティーヴ=ガッドを思い出させるような、堅く揺れないビートを刻むのが新鮮だった。
そんなアルバムの魅力が凝縮されたのが、ラストに収録されているタイトル曲"Star of Jupiter"ですよ。これだけはもう正座して心を無にして聴き入りましょう。
カートの妖艶な超絶アルペジオからスケール感たっぷりの勇壮なテーマ、そしてもう「うおぉー!」のギターソロ、たまらんねえぞこの疾走感!
堅実に音楽を支えるエリックのベースを頼りに、ジャスティンはノリノリのまま後半にはカートと入り乱れての大変な展開に...まさに木星大爆発でありやす。撃沈!
冬本番ですが、こんな熱い音楽をiPodに入れて両手で握りしめながら聴けば、寒さも忘れること間違いなし。これはいいお歳暮となりました。これは買いですよ!
追伸:カートは来年3月にアルバムツアーで来日しますよ!横浜公演は赤レンガの「モーションブルー横浜」だそうです。こりゃもう行くぞ!
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