8/06/2012

ももクロ夏のバカ騒ぎ@西武ドーム

待ちに待った夏休み。9日間しかないけど、本当に貴重な時間。しっかりと休暇を満喫したい。

その2日目の日曜日夜、所沢の西武ドームで開催された、ももいろクローバーZのライヴ「ももクロ夏のバカ騒ぎSummer Dive 2012 Tour ー最終戦ー」に、行ってきましたあ!

これ、インターネットでの先行発売に申込むもハズレてしまってがっくりしていたところに、職場のももクロ仲間が見事当選を果たし、晴れて本格的なももクロのライヴイベントに初参戦と相成った次第。

横浜の自宅を午後2時前に妻と子どもに見送られて出発。湘南新宿ラインと西武池袋線などを乗り継いで会場に着いたのが午後4時前だった。西武球場前の駅に着く直前には電車は超満員状態。

これがみんなモノノフかと思うとほんと多様な人々だよね。姿格好がそうなっている以外は、普通の通勤通学の満員電車の乗客の、年齢層だけをちょっと若くしたような感じでした。男女比もちょっとだけ男性が多いかなあという程度。

子ども連れの人も多かったなあ。うちもちょっと悩んだのだけど、やっぱり今回は子どもの年齢と場所や時間帯を考えて無理と判断しました(結果的には正解だったと思う)。

会場はやっぱり広かった。1塁側内野席の中段前寄りなので割と全体がよく見えるのだけど、中央のステージに彼女達5人が踊る姿を想像すると、やっぱり遠い(実際遠かった)。表情を直接感じ取るのはちょっと厳しいなあ。まあこれは仕方ない。

感想を一言でいうなら、いやあ、やっぱり楽しかった!期待通りの元気満開全26曲でありました。今回はソロやユニットの曲はなしで、すべて5人でのパフォーマンスとなっていたところも個人的には嬉しかった。当日の表面的な内容は例えばこちらの記事などをご参照ください。

CS放送で生中継されたツアー初日の6月19日NHKホールの模様を、職場の知人に録画してもらって観ていたのだが、それとはセットリストの内容もかなり違っていて、もう観られないのかなあと思っていた楽曲もしっかり楽しむことができた。僕のお気に入りとしては、「労働讃歌」「天手力男」「D’の純情」など。

対して看板曲だと思っていた「Z伝説〜終わりなき革命」をやらなかったのは意外。個人的には「あの空に向かって」よりはこっちをやって欲しかった(Zファンだからね)。それから僕のお気に入りの「LOST CHILD」も・・・まああれはバカ騒ぎにはちょっと場違いの曲なんだろうなあ、やっぱり。

個人的に、おっこれは!と嬉しかったのが、オープニングテーマの「Overture」。これは代表曲「怪盗少女」の間奏の一節をアレンジしたインストで、本来は重厚なシンセサイザーによる演奏が照明が落ちた場内に響き渡り、それにあわせて会場がメンバーのコールを行うのが習わしなのだが、今回は違った。

オープニングのビデオ映像に続いて会場に響いて来たのは、ゆっくりと力強く打ち鳴らされる三味線の打弦。この瞬間に僕は「来た!」と感じました。三味線を弾くのはあの吉田兄弟。それに笛や太鼓に舞踊衆も加わった純邦楽アンサンブルによる前代未聞の「Overture」が、生で演奏されたのであります。スゴイ!

調子が西洋音楽のではなく純邦楽の音律でのアレンジになっていたため、メンバーのコールの入れどころがわからなかった人も多かったようで、その意味ではちょっといつもと違う雰囲気でしたが、この音楽的挑戦には「やるな!ももクロ!」と僕的には密かに嬉しかったのでありやす。

気がつくと舞踊衆に混じってももクロメンバー5人が登場しており、Overtureの終了時には5人が中央に整列、お面を脱ぎ捨て1曲目「ワニとシャンプー」へと突入していったのです。しかし、冒頭のラップを担当する杏果ちゃん、また感極まって泣いちゃったね。うーん、可愛いけどやっぱりここはこらえて欲しかった。

ちなみに吉田兄弟は9月発売の新曲「ニッポン笑顔百景」に客演している関係での出演。この日も途中で同曲が初披露され、これまたいい意味で度肝を抜くももクロらしい素晴らしい作品でした。発売が楽しみです。

もちろん気になったこともいくつかあります。会場の音響は非常に悪い。仕方ないと諦めるしかないのだけど、もう少し何か工夫できなかったのかなあ。

それからこれもしょうがないことなんだろうけど、やっぱり広すぎるよ会場が。圧倒されたのは観客3万7千人の迫力で、それがみんな手に手にサイリウムやペンライトなどを持って振る光景は凄まじかった。もちろん僕も公式MCZ式ギガライトをしっかり事前に購入して頑張ったよ(笑)。

だけど、人力ワゴンや動く歩道、クレーンなどを駆使して、アリーナやスタンド席も含めて所狭しと動き回ってくれたももクロちゃん達は頑張ったけど、その分5人一体で繰り広げられるダンスパフォーマンスはかなり省略されてしまって、本来のももクロの持ち味がよくある商業主義的なパフォーマンスに置き換わっている感は否めなかったなあ。

もちろん、楽曲そのものの魅力や個性的なMCの楽しさとか、先に述べた新しい音楽的挑戦もあってイベントとしては満足の内容でした。やっぱり彼女達にはすごく期待しているから、ありきたりのことはやって欲しくないし、新しいことにはいろいろと挑戦して欲しい。

その意味でいま振り返ると、今回の西武ドームで一番何がよかったかと考えると、僕的には、新しい試みでは「Overture純邦楽ヴァージョン」の斬新さ(あのオープニングはたぶんもう2度と観られないだろうなあ)、従来からのものでは「労働讃歌」と「D’の純情」の素晴らしさを生で実感できたことかなあ

夕日がまだ明るかった午後5時15分の開演から、気がつけばすべてが終了したのは午後9時でした。また絶対行こう!と誓い合って同僚とはお別れ。帰宅はかなり困難を極め、西武線から山手線、東急東横線、根岸線と乗り継いで、家にたどり着いたのは午前0時30分でありました。

余談ですが、開演直前に飲んだアミノバイタルの効果は凄まじく、この歳であれだけ叫んで踊って長距離乗り継ぎ午前様でも、翌日残った疲労はほとんどありませんでした。

いやあ、楽しかった!モノノフになってよかったです!いい夏の想い出になりました。ありがとう、ももいろクローバーZ!


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