2/22/2015

ピースフラワーマーケット

土曜日の朝は久しぶりに、瑞穂埠頭・みなとみらい・山手通りという13キロをウォーキング。咳が続く風邪をひいて体調がイマイチだったのと、寒いせいもあって3週続けてさぼってしまっていた。

いつものように午前6時過ぎに臨港パークから横浜港とベイブリッジを眺める。日が長くなって朝も明るくなってきた。

山下公園に着く頃には朝日が顔を出して、空と雲を美しく輝かせてくれた。

先週はニュースで、いわゆるカジノ特区に横浜の山下ふ頭の再開発計画が内定したとの報があり、少し驚いた。

まだ法案も成立していないのでどうなるかわからないけど、このあたりの様相もまだまだ変わっていくのだなと、いつもより感慨深く景色を眺めながら歩いた。

子どもが大人の仲間入りをする頃には、横浜はどんな街になっているのかな。その頃に僕はどこで何をしているのかな。そもそも生きているのかな。来週はコースを変えて、本牧ふ頭の方を歩いてみようかな。

そんことをぼんやりと頭に巡らしながら歩いているうちに、わが家に到着。


最近、元町のピースフラワーマーケットカフェさんがお気に入りの場所になっている。この日も、子どもの習いごとの送り迎えをする間、ここでコーヒーを飲みながら音楽を聴いて過ごした。

以前はリセンヌ小路の方にあったんだけど、2,3年前にいまの場所に移転してからは、場所が分からなかったこともあってご無沙汰していた。

先日、以前あった場所の2階にある洋服屋さんJEAN NASSAUS元町を訪れた際に、お店の人に話を聞いてまた行ってみたくなった。

お店は2階建てになっていて、下にフード売り場と厨房、上がカフェという立派な造りにパワーアップしていた。また行けるようになったのが嬉しい。元町を訪れた際には是非どうぞ。

この週末もすっかり横浜の界隈でのんびり過ごした。

2/15/2015

Plymouth

このところ音楽ですっかり入れ込んでいるジョー=モリスのつながりで、最近出会ったのが"Plymouth"(プリマス)というユニット。これが、めっちゃくちゃカッコいい。

ジョーの他に、メアリー=ハルヴォルソンという女性ギタリスト、そしてオルガンとエレピを弾きまくるジェイミー=サフト(この人がまたスゴいのですよ)、ベースのクリス=ライトキャップと、ドラムのジェラルド=クリーヴァーという5人編成。

やってる音楽はいわゆる集団即興なんだけど、ジャズや現代音楽よりもロックが伝わってくる内容。特にジェイミーのオルガンは僕にとっては本当に久しぶりに聴く高速回転レスリーハモンドの咆哮。もうイヤでもエマーソンとかジョン=ロードとかを彷彿とさせる。日本の音楽シーンもいまやスゴい拡がりと深さを持っているけど、こういうサウンドはなかなか聴かない。

アルバムには20分前後の演奏が3本収録されているけど、YouTubeに公開されている2013年12月の約40分間の演奏もスゴいの一言。生で聴きたいけど、日本じゃほぼ無理だろうなあ。ニューヨーク行くしかないね。



すっかり気に入って、このユニットの前身となったメアリーを除くメンバーで結成されたSlubber Pupの"Black Aces"も購入して(こちらの方がよりロック色が強い)、何度も聴いて酔いしれた。

そうしているうちに蘇ってきたのは大学生の頃のこと。キーボードとドラムと僕のベースで神戸とか尼崎のスタジオに入っては、これに似た(到底およぶものではないけど)ことをやっていた。

あの頃は即興演奏だのフリージャズはおろか、音楽の基本的なことなんて何も考えずに、ただ勢いだけでガムシャラに下手な即興をやっていたんだけど、僕にとってはいまでもとても楽しい良い想い出になっている。

残念ながら、当時はそれをどう洗練させてゆくべきかもわからず、結局発表の場もないままスタジオのなかだけの世界で終わってしまったわけだけど、付き合ってくれた2人にはいまでも感謝している。

僕自身の音楽的趣向ははっきり言っていまも変わっていない。だからこのPlymouthみたいなのを聴くと胸が熱くなる。懐かしいというかもどかしいというか悔しいというか...まだ満たされない何かが涌き上がってくる感じがして、それでつい楽器を手に取ってしまう。

こういう音楽に付き合ってくれる人には、なかなか巡り会えそうにはないのだろうけど、いつかはきっとというのが僕の音楽における一つの夢なのだろう。あの頃に比べて知識は増えたし感性も衰えてはいないと思うけど、年齢と引き換えに衰えたり失ったりしたものもあるのだろう。

それでも同じ思いを持ち続けていられるということは、やっぱりとても大切なことなんだろう。


(おまけ)

6才のお誕生日が近づいた子どもに、少し早いけど自転車をプレゼント。本牧の自転車屋さんで見かけたGIANTの20インチX-Roadタイプ。サドルを一番低くしてもらって先ずは慎重にスタート。
パパも自転車は大好きだったからねえ。これでいろんなところ走り回って欲しい。僕もまた自転車が欲しくなっちゃった。

なお、本日ご紹介した、PlymouthとSlobber Pupの作品は、アマゾンでも買えますが、発売元のRareNoiseRecordsのサイトで試聴&格安で高品質のファイルがダウンロードできます。お試しあれ!


2/08/2015

未来館にて

雨の日曜日、お台場にある日本科学未来館に家族で出かけた。お目当てはプラネタリウムを見せてくれるドームシアター。僕にとっては初めての未来館である。
以前、妻と子どもが来たのは平日だったので空いていたらしいが、今日行ってみるといたるところ行列だらけだった。ドームシアターは土曜日に時間と席を予約していたのでよかったが、すべて完売で当日券はないという具合だった。

出し物は、宇宙とそこに属する万物の起源をテーマにした「バースデイ」という3D映画。その最後に星空を眺めるプラネタリウムの上映が少しだけついている。

20分程の映画は、地球の誕生に始まり、太陽系の惑星、銀河系そして宇宙全体の成立ちへと時間を遡りながら、宇宙全体の構造に関する現時点での推測を説明してくれる内容。つまるところ宇宙にある万物はみな同じ時に誕生したのだと言うお話である。

広大な宇宙の空間と時間の拡がりのなかでは、地球や人類、そして自分という存在などちっぽけなものに過ぎない、ということはいままでも何度も聞いてわかっているつもりだが、日常のなかでは頭のどこかに閉まってあるというのが多くの人の考えだろう。

3Dの映像というのはさほど鮮明なものではなかったけど、広大な宇宙の拡がりに想いを馳せるにはそれなりに説得力のあるものだった。

僕も久しぶりにちっぽけな存在について考えてみたのだけど、結局のところ人間の存在に起因する諸々のことがらは人間にしか共有できないものであり、せいぜい人間にとってしか意味のないものなのだと感じながら、シアターを後にした。

これまでに何度もそういうことを考えたのだと思うが、今回はなぜかそれについて納得感というか現実味というか、妙に腹落ちのある感覚があった様に思えた。

またウォーキングをさぼってしまったなあ、反省...。



2/01/2015

晴天にsigh

よく晴れた日曜日、辻堂海岸にて。

とても空気が澄んでいて、海岸の向こうにはきれいな富士山が、沖合には伊豆大島の姿も見えた。


やっぱり気づくのが遅かったかな。

もっと大胆にならないといけないのかな。

弾いても輝くものが出てこない。