12/28/2019

ジョージ・ガゾーン "3 Nights in L.A."

仕事納めもして、今年も残すところあと3日ですね。

いろいろあって今年の後半はろぐが少し途切れ途切れになってしまいましたが、僕の毎日は仕事が少し忙しくて、家庭もちょっとバタバタという程度で、音楽やらお酒はあまり変わらずビッグバンが続いた年でした(笑)。

今年も本当にいろいろな音楽を聴くことができて、僕の耳はハッピーな毎日だったんじゃないかな。もっと歳とったらどうなるかわからないけど、僕はまだまだ拡げます。収斂なんて必要ないです。食い散らかしてるわけでもないし...。

今年最後のろぐで取り上げる音楽は...いや〜いまは本当に迷いますねぇ〜。とりあえずは現時点での一番ホットな音楽にしておきましょうということで、今回はサックスのレジェンド ジョージ・ガゾーンの最新ライヴ"3 Nights in L.A."で2019年を〆ます。



笑っちゃうほどイカしたジャケットです。タイトルそのまんま、ガゾーンのワンホーンクァルテットによるLAのOne Jazz Clubでの3夜のライブの記録です。ちょっと久しぶりのメインストリームジャズですね。

ガゾーンは今年69歳ですが、この作品を知って「おっ!」と思ったのは、ドラムのピーター・アースキンとピアノのアラン・パスクァですね。いやまあスゴイですよねこのプレイ。緩急新旧取り混ぜての20曲。圧巻です!

相当いろいろなレパートリーをお持ちなのだと思いますが、このアルバムでの選曲にはガゾーンのアイデンティティを感じます。まずはコルトレーン、ジョーヘン、それにマイケル(ブレッカー)かな。素晴らしいですね。ブレッカーに捧げたバラードは...もう「渾身」です!

2020年もよい音楽とともに、素晴らしい年でありますように。引き続きよろしくお願いいたします!

12/22/2019

ウィリアム・フッカー "Symphonie of Flowers"

しばらく暖かめの日が続いていましたが、この週末は冷え込んできましたね。それでもまだ8度くらいなのですが。

さてさて、家庭や仕事もいろいろと慌しいのですが、音楽も次々に面白いものが出てきてなかなかろぐにあげるのが追っつかなくなってきてます。

直近では即興系ドラマー ウィリアム・フッカーの最新作"Symphonie of Flowers"が素晴らしかったです。たまたまディスクユニオンのジャズブログでこの作品を知ったのだけど、僕はこれまで彼のことを全く知りませんでした。

いま73歳だそうですが、とてもパワフルで独創性のある即興音楽を聴かせてくれます。ちょっと実験音楽的な志向があるかな。

最初聴いた時はフッカーのドラムがあまりに激しくて、うぅ〜疲れるぅとも感じたのですが、いくつか曲を聴き進むうちに多様な音楽世界に徐々に引き込まれてしまったのであります。



見るからに熱苦しいジャケットであります。

1曲目の"Chain Gang"でフッカーの奔放なグルーヴはカッコいいと同時にどこか意味深に響きます。ダウンビート誌のレビューにもありますが確かにアート・ブレイキーを彷彿とさせますね。そこに突然ガツンと絡んでくるピアノコードは21世紀の響きです。

ラスト2曲の"Soul"と"Hieroglyphics"ではシンセサイザーとエレクトロニクスが暴れまくり異次元感は半端ないです。この25分間で振り落とされる方も多いかと(笑)。

全7曲70分間のフッカーさんのまさに百花騒乱の展開は僕には最初かなりヘビーで、通しで聴くと吐きそうな気さえしました(いやホント、マジで...歳かな?)。だけどこのアルバムは通しで聴くことに大きな意味があると感じます。僕にとっては2019年の最後に出会ったひとつの衝撃でした。

この作品に合わせるお酒として、先日、仕事関係の宴会で出会った岩手県喜久盛酒造さんの「タクシードライバー」をあげておきます。

お断りしておきますがどちらもそれなりのモノですので、体調がすぐれない時は(たとえ片方だけでも)手を出さない方がよろしいかと。



11/24/2019

オーネット・コールマン "Skies of America"

明確に季節の変わり目ですね。

寒さに備えて毎日の服装のことを考えて衣替え。自分がファストファッションだとは自覚してないけど、昨年までにいろいろ買った安い服がクローゼットから出てきて、なんだ、今年は服買わなくていいじゃんと思いながら、手持ちのものでどんな組み合わせができるのか思案しながらの整理となりました。

咋冬にエラい目にあったインフルエンザの気配を空気に感じる様になって、今年は久しぶりに予防接種を受けました。薬剤が体内に入ってきたときの圧は新鮮で、血液検査は会社の検診で毎年受けるんだけど、結構久しぶりの被注入体験でした。今年はなんとか無事に過ごせますように!



最近は外でラーメンを食べる機会がめっきり少なくなったのですが、寒いなかで久しぶりに食べたくなって、長者町のみそラーメンみずきさんへ行ってきました。


札幌味のこってり香ばしいみそラーメン、美味しかったです。この歳になるとこれ一杯いただけばもう大満足であります。頑張ってほしいなあ。

子どもの習いごと帰りを待つ間に、お腹が空いたので金曜日夜のにぎわいのなか、横濱飯店さんでハイボールと餃子をいただきながら待機。


そろそろ忘年会の雰囲気も増してきました。ぴおシティは立ち飲み屋さんも随分増えてプチ野毛という雰囲気だけど、僕はもうここ以外はあんまり落ち着かないですね。900円也です。



土曜日は子どものリクエストでお台場へ。最近ちょっとガンダムづいているようで、僕にはよくわからないガンダムSEEDだのDestinyだのをAmazon Prime Videoで視るかたわらで、ガンプラを買っては勉強の合間にせっせと組み立ててます。その集中力、もうちょっといろんなことに応用できないかねぇ、君ぃ。

数年前に訪れた時とは、ダイバーシティ前のガンダムはリニューアルされてさらにカッコよくなってました。


夜のライトップになると迫力倍増!いまにも飛び立ちそうな勇姿にちょっとホレボレするお父さんでありました(笑)。


音楽では前回の流れをしっかり受け継いで、人生で何度目かの「オーネット・コールマン祭り」絶賛開催中です。

僕の耳もオーネットの音楽に対してはより深くなっていることに加えて、いまは彼のほとんどの作品をネットで簡単に聴くことができるので、オーネットいいなあと思ったら彼のすべてをすぐに聴くことができるというスゴイ時代なんですよね。

いまはまだ整理できない状態ですが、オーネットの存在をあらためて「偉大」という言葉の意味を噛みしめながら感じる毎日が続いています。

音楽に生涯を捧げた人は数多くいらっしゃいますが、これほどまでにその苦闘や生き様が音楽作品や記録にはっきりと出ている人も珍しい様に思います。一番素晴らしいのが、それを脚色する余計な存在がほとんどいないということなのでしょうね。音楽に多くを語らせる、これこそ音楽家人生冥利なんだろうなぁ。

まあ、個別の作品については、このあとおいおい感じるところを語っていきたいと思います。今回はとりあえずこれを!



Skies of Americaはオーネットミュージックの集大成ですね!こんな作品を創ることができて、それを記録に遺すことができる人は、そうそういないと思います。だから僕はオーネットが好きですね。

いやあ、音楽ってホント素晴らしいですねぇ!



11/17/2019

オーネット・コールマン&ヨアヒム・キューン "Colors"

先週の初め月曜日は雨上がりで地表付近に雲が滞留したところに朝日が現れ、職場がある高層ビルの窓から見事な富士山を眺めることができた。


仕事でサポートをしている会社のお偉いさんが、業界の代表としてある法案に関連して国会で参考人として発言するという案件が休みの間に持ち上がり、一方でやらねばやらねばと言いながら手をつけられずにいた原稿チェックの仕事を横目に慌ただしく3日間が過ぎていった。

ある程度先を見ながら仕事をコントロールしているつもりなんだけど、こういう突発的なことが起こるのは仕方がない。騒いだところで片付けねば意味がないので、そこは割り切って淡々とやり抜く。

参考人質疑の当日はオフィスで会議の模様をインターネット中継で見守った。国会というのは不思議な会議だ。内容に関して高いレベルの議論が行われるわけでは必ずしもない。

月曜日と木曜日に飲み会を入れていて、それぞれ初めて入る熟れた居酒屋で飲み友達とひと時を過ごした。

木曜日に飲みに行く前に早めに会社を出て、その夜のお店がある根津に向かったのだが、上野か御徒町で時間をつぶそうにも何かのお店でウィンドウショッピングという習慣はとっくに失われていることにいま更ながら気づいた。

結局、ぶらぶらと浅草の方まで歩いて隅田川沿いの路地を入ったところにあるカフェムルソーさんでひと休み。

テラスから隅田川とアサヒビール本社、東京スカイツリーが夕暮れと川の上を吹く冷たい風のなかに浮かび上がって素敵だった。コーヒーとチョコレートケーキも美味しかった。


音楽を聴きながらぶらぶら歩く。これが僕の一番の時間の過ごし方になりつつある。

下町を歩きながら聴いたのはオーネット・コールマンがピアニストのヨアヒム・キューンと1996年にライプチヒで行ったデュオコンサートの模様を収めた"Colors"だった。

久しぶりにしっかり聴いてみて、これ、いままでちょっと軽く受け流していたかなあと思いを新たにした。オーネットのサックスから流れ出すフレーズの美しさが、ヨアヒムのピアノで一層際立つのが素晴らしい。

一曲目"Faxing"冒頭のフレーズ...これだけでオーネットは本当に美しいと思う。


11/10/2019

マリオン・ブラウン "November Cotton Flower"

秋が深まってます。11月です。

このところ仕事の関係でスーツを着なければならないことが多いのですが、上着とネクタイを身につけても体感上は暑く感じなくなりました。

会社では「スーパーカジュアル」という宣言がなされて今更ながら服装は自由となりました。しかし、その翌日から「シャツの裾をパンツから出すのはOKか?」などと不毛な議論が起こる始末です。

僕は前から結構カジュアルな格好で出勤していたので特に戸惑いなどはないです。

だけどお偉いさんのお手伝いで外について行ったりすることもあるので、そんな時は「うちの会社はスーパーカジュアルですから」と言うわけにもいかないです。

まあビジネスカジュアルもいいけど、会社では原則これは身につけて仕事しましょうという簡易な制服も悪くはないと僕は思ってます。もちろんダサいのは困りますけどね。

会社で必要なのは仕事の才能ですし、ダイバーシティとか言っているのもあくまでもその意味で言ってるわけですから。仕事を果たしたらさっさと自分に帰る、これが基本です。



さて、夏の間にも相変わらずいくつもの音楽のブームがありました。その一つが今回のマリオン・ブラウンです。

実は僕は彼のリーダー作をほとんど持っていなかったのです。マリオンといえばコルトレーンの"Ascention"の人でした。もちろんそこでの彼の音ははっきり記憶しています。

いままでに8枚のアルバムを手元に集めて聴いてます。とてもいいですね。あえてお気に入りを挙げるとすれば、1965年の"Marion Brown Quartet"と1979年の"November Cotton Flower"かな。

このアルバムタイトルは、アメリカの作家ジーン・トゥーマーの作品"Cane"に収められている同名の詩から取られているそうです。こんな詩です。

Boll-weevil’s coming, and the winter’s cold,
Made cotton-stalks look rusty, seasons old,
And cotton, scarce as any southern snow,
Was vanishing; the branch, so pinched and slow,
Failed in its function as the autumn rake;
Drouth fighting soil had caused the soil to take
All water from the streams; dead birds were found
In wells a hundred feet below the ground—
Such was the season when the flower bloomed.
Old folks were startled, and it soon assumed
Significance. Superstition saw
Something it had never seen before:
Brown eyes that loved without a trace of fear,
Beauty so sudden for that time of year.

("November Cotton Flower" by Jean Toomer, from Poetry Foundation)

いまはこのトゥーマーという人に興味が湧いています。まだWikipediaレベルの知識しかありませんが、日本人にはかなりハードルの高い異文化理解かもしれませんね。

とりあえず原作読んでみようかな。マリオンのこの音楽が何らかの手助けになることを期待しつつ。

11/03/2019

林栄一ソロ@横浜エアジン

土曜日の夜に林栄一さんのソロライブがあるということで、久しぶりに横浜関内にあるエアジンさんに行ってきました。

一応、開演15分前の午後7時15分頃にお店に到着したのですが、お店には誰もおらずマスターひとり...。

「あれ、私、一番乗りですか」
「いらっしゃい。そうなんだよ、まだ林さんも来てなくてさぁ」

とまあこんな調子でしたが、ビールをお願いして林さんの立ち位置に向かって右手に陣取って待っていると、ちゃんと7時45分にはライブが始まりました。

「えー、こんばんわ。じゃあ、先ずは完全即興で」と言って演奏がスタート。

1st Set
1. improvisation #1
2. Evidence (T. Monk)
3. You don't know what love is (G. Paul)
4. improvisation #2

2nd Set
1. Lonely Woman (O. Coleman)
2. improvisation #3
3. Epistrophy (T. Monk)
4. Mary Hartman, Mary Hartman (C. Haden Whitey Shafer)

林さんはリードの具合がちょっとご不満の様子でしたが、2ステージで合計80分のソロパフォーマンスを堪能させてくれました。

途中でアルトサックスが割れるんじゃないかと思うぐらい、いろいろな音色とフレーズが次々に湧いて出てくる素晴らしい演奏でした。

同時に2つとか3つの音が聴こえて、しかもその一つは通奏音のように変わらず、上の音は変化していく...まるでアナログシンセの様な表現が不思議でした。

やっぱりソロは体力気力共に相当使うのでしょうね。「ごめんなさい、アンコールはなしです」でステージはおしまい。でも僕にはちょうどよかったです。

また機会あれば是非聴きたいと思います。ちょっとお客さんの入りが寂しかったのが残念だったかなあ。

エアジンはやっぱりいいお店ですね。


(おまけ)

エアジンに行く前の午後、本牧をウォーキングしました。実は2度続いた台風のおかげで、お気に入りのウォーキングコースである本牧海釣り施設〜シンボルタワーに至るD埠頭東側が壊滅的な被害を受けてしまい、現在も閉鎖中でなのであります。

これは台風19号が通過した翌日に撮った海釣り公園の施設です。その前の台風で桟橋が流されて防波堤を破壊したようです。奥にある公園事務所もメチャメチャになってました。当然、シンボルタワーに行く道も閉鎖です。
こちらは昨日撮ったもの。ある程度片付けは進められて復旧に向けて作業車両の通行路が確保されていました。期待が持てる状況ではありますが、当局からはまだいつまでにという様な発表は出ていません。桟橋を復活させるのはお金も工事もかなりかかりそうです。どういう形で再開されるのか。
当面の間、シンボルタワーや海釣り公園行きだったバスは、その手前の港湾カレッジ前行きとなるそうです。

この日は13kmのコースでしたが、機能性タイツが心地よくてちょっとペースをあげすぎたのか、今朝は筋肉痛であります。

10/27/2019

マイルス・オカザキ "Work: The Complete Compositions of Thelonious Monk"

しばらくご無沙汰しておりました。えぬろぐ再開します。

Steve Colemanのグループなどで活躍しているギタリスト、マイルズ・オカザキがジャズの巨匠セロニアス・モンクの全作品にソロギターで挑戦した"WORK"を聴きました。これ、めっちゃ素晴らしいです!

僕はモンクの作品はあまり演奏したことはないです。前にやってたジャズバンドで"Round Midnight"をやったことがありましたが、あの独特のコード進行の魅力を感じつつも、コード嫌い(笑)としてはシンドかったのを覚えています。

モンク自身の作品以外で一番僕が彼の音楽を深く聴いたのは、やっぱりSteve Lacyかな。大好きなソプラノサックスのソロ作品でもたくさんのモンクミュージックを演奏してます。コード伴奏のない世界で繰り広げられる独特のハーモニー表現は、僕にとっては憧れみたいなものですね。

今回のオカザキ作品はBandcampで見つけて最初から10曲ほど視聴した流れで自然に購入ボタンを押してましたね。全70曲の作品を通しで聴くことになるとは考えたことがありませんでしたが、スゴく貴重でご機嫌な体験になりました。



ジャケット写真がなんとも意味深ですよね。これを聴いてますますモンクが好きになり、いまは彼のソロピアノ作品を中心にリバイバル中です。



3ヶ月の間、何やってたのかですって?いや、至って普通に暮らしてました(笑)。

子育てに音楽にウォーキング、あとプラモデル作りました(!)、もちろんお酒もラーメンもお仕事も。素晴らしい体験がたくさんありますので、またボチボチ書いていきます。

今日は生麦の貝の浜緑地から鶴見川に沿って新横浜まで16キロを歩きました。豪雨の痕跡はもはや少なく、たくましいススキがきれいに揺れていました。


鶴見川は親しみが持てる川です。

帰りの新横浜駅はラグビー大会の観客で激混みでした。お疲れさま...。また来週。





7/15/2019

ジェローム・ハリス「ハイデン イン プレイン ヴュー」

久しぶりにCDを買った。ベーシスト ジェローム・ハリスのアルバム"Hidden in Plain View"。

彼の名前は今まで聴いてきた音楽の中でポツポツと見かけたことはあったんだけど、最近聴いた1980年代のロリンズのいくつかのアルバムで名前を見かけたのがきっかけで、初めてプロファイルを知って興味を持った。

メインストリームからフリーまで様々なアーチストの作品にセッションミュージシャンとして参加しているキャリアのなかで、自身のアルバムを3枚リリースしている。今回の作品は1995年に作られたもの。

ほぼ全編がエリック・ドルフィーの作品で占められたトリビュート作品になっており、それぞれの曲は原曲のパフォーマンスをかなり忠実に受け継いだスタイルになっているのだが、当然のことながらソロイストとしてのドルフィーはおらず、そこは手堅いミュージシャン達によってしっかりと原曲の魅力を浮かび上がらせる内容に仕上がっている。

ハリスのリーダー作品でありながら、参加したミュージシャン達が秘めてきた「ドルフィーの音楽ってこうだよね」という総意が伝わってくる、極めて聴き技たえのある作品だ。ドルフィーが好きな方には強くお薦めしたいオルタネイト名盤である。



そういうこともあって、ドルフィーの作品もいくつかお復習いしてみたけど、やっぱりね・・・ホントにすごい人なんだなあと当たり前な感想だがそれしか出てこない。

プレスティッジから出ている"Eric Dolphy in Europe"の全3巻も今回ほぼ初めて聴いてみたけど、アルト、バスクラ、フルートの名演奏のオンパレードにただただ圧倒されるばかり。

うーんやっぱりすごいなあ、と今度は僕が大学生の時に初めてドルフィーを聴いた"Eric Dolphy At the Five Spot Vol.1"も聴いてみたところ、これはもうまさに「洗礼」だよね。1曲目で焼かれて(Fire Waltz)、2曲目で妖されて(Bee Vamp)、3曲目で託される(The Prophet)って感じかね(笑)。



相変わらずお天気はどんよりが続いている。ほんの小雨であればウォーキングもさほど苦にならず、むしろ炎天下の危険を考えればまだその方がいいかもしれないんだけど、出る前から雨が降ってるとちょっとためらってしまう。


7/07/2019

日暮里「川むら」

今年はかなり本格的な梅雨で雨が続きます。おかげでウォーキングが思うように楽しめず、ちょっとフラストレーション気味であります。ウォーキングにも使えるちゃんとしたスポーツ用のレインウェアが欲しいなあ。



大学時代からの付き合いでいまは東京に勤務しているバンド仲間と久しぶりに一杯やることになり、彼のお薦めに従って訪れたのが日暮里のお蕎麦屋「川むら」さんでした。

こちらのお店に来たら必ずこれを呑めと言われるのが、滋賀の地酒で「喜楽長」というお酒です。こちらの冷蔵サーバに入ってお店の奥に鎮座しています。


なんでも純米大吟醸生詰ということで蔵からタンクに直詰されて運ばれてくるというもの。関東で飲めるところは他にあまりないそうです。

注文するとお店のお姉さんが手持ちのサーバに出してものを運んできて冷やしたグラスに並々と表面張力を意識するまで注いでくれます。

これ美味しかったです!1杯800円ですが素晴らしい価値があります。蕎麦屋で楽しむお酒としては最上級ではないでしょうか。

おつまみに頼んだ蕎麦豆腐や茄子のお刺身、出汁巻卵などのおつまみもとても美味しく、当然シメに頼んだもり蕎麦も最高でした。


是非また行きたいと思ってますので、只今同行者絶賛大募集中です。


(おまけ)

この週末も雨で子どもの野球の予定もすべて取りやめになってしまい、勉強に付き合ったりちょっとした雨上がりに近所までお昼を食べに出かけたりしてました。

山下町のドンキホーテにあるフードコートでリンガーハットの長崎ちゃんぽんを食べたあと、子どもがゲーセンに行きたがったのでいつもの頭文字Dのアーケード版をやらせてあげることに。

ところが子どもが運転席に着くなりポケットからいまや野球でもろくに使っていないバッティンググローブを取り出したかと思ったら、この有様。


もうただのアホです(笑)



6/22/2019

ソニー・ロリンズ「ライヴ アンダー ザ スカイ 1981」

時折、すごく聴きたくなるソニー・ロリンズ。いまでもお気に入りはやっぱり"The Solo Album"だけど、僕はどうしてこの演奏がそんなに好きなのかと言えば、僕にとって初めてのロリンズ体験に行き当たる。

まだ高校1年生だった1981年の夏、僕も長年いろいろとお世話になったジャズ・イベント「ライヴ アンダー ザ スカイ」にロリンズが出演した。メンバーはベースにスタンリー・クラーク、キーボードがジョージ・デューク、そしてドラムがアル・フォスター。

「ソニー・ロリンズ・スペシャル・クァルテット」と銘打った企画ものだと思っていたけど、実はこのメンバーでその前の年にアルバム"Love at First Sight"を録音していたことを最近になって知った。

僕は住んでいた和歌山の田舎町にFM放送で生中継されたこの演奏を聴いて高校生なりに感動したのをよく覚えている。僕のジャズ原体験のひとつは間違いなくこれだろう。

悪天候の影響で開演時間が変更になり、最初の生放送時は冒頭にナレーションが被った形で始まったのだが、その後、キレイに編集された形で再放送され、それを録音したカセットテープをずっと大事に聴き続けた。

1時間半で7曲の演奏。その中にはロリンズの代名詞的アルバム"Saxophone Colossus"からの3曲も含まれていた。

僕がジャズを本格的に聴くようになってこのアルバムを聴いたのはそれから4年後だったわけだけど、もちろん素晴らしいとは思ったものの、どこか初めてライブ盤で聴いた演奏を後にスタジオ盤で聴いたときのギャップ感があった。

いまはカセットテープもどこかに行ってしまって、"The Solo Album"を聴きながら記憶の中で蘇るあの演奏の余韻を楽しむことしかできなかったのだが、その懐かしいライヴ録音をYouTubeで見つけて、久しぶりに何度も何度も繰り返し聴き狂っている。



当時のFM放送録音をアップしたものだろうけど、ありがたいことに全ての演奏曲目がほぼ完全に極めて良好な音質で再現されている。

この時ロリンズは50歳。20歳を前にデビューしてすでに30年のキャリアと名声を持ってはいたけど、この時期は明らかに1950年代のマックス・ローチとの時代に並ぶ絶頂期だと思う。その証が"The Solo Album"というのが僕の自説。

直前の豪雨の中、会場で帰らずに待ち続けた観客に応える気持ちもあったのだろうが、この時のロリンズは本当に絶好調。とりわけ冒頭の"Little Lu"はワンホーンの醍醐味ここにありとばかりに18分間をひたすら吹きまくる圧巻!

この時の演奏はテレビでもイベントのダイジェスト番組として放送されたのを覚えている。もしライヴの全体が記録されているのであれば、是非とも映像化してほしいものである。NHKさんお願いします!


(おまけ)

木曜日は仕事をお休みして横浜市東部の生麦から自宅までをウォーキングしてみました。その時の写真を少し。

新丸子から生麦方面に向かう途中にある遍照院さんの入り口。山門の一部が踏切になってます(笑)


本格的にスタートする前の腹ごしらえにと、前から行ってみたかったラーメン屋「さつまっ子」さんでラーメンと名物キムチ納豆ライス。惜しくも閉店してしまった笑苑さんに似た味が良かったです。


生麦のキリンのビール工場と高速道路の高架下にある生麦事件の碑。


この日は蒸し暑かったけど日差しは弱めでその後も快調に歩き続けて、浜通り、横浜中央市場から臨港パーク、みなとみらいを抜けるいつものコース。途中アメリカ山公園で休憩したら紫陽花がキレイでした。


公園を出てすぐの外人墓地の隅っこにあるバナナが花を咲かせていました。これ植物園じゃないですよ。


これで2時間半、約16キロの道のりになりました。ロリンズの演奏をしっかり聴きながら歩きましたよ。

6/15/2019

モントレー2019

先週はろぐをお休みしてしまいましたが、嬬恋村を中心に開催されたモントレー2019を家族3人で観戦に行って来ました。

初日の土曜日。軽井沢駅をレンタカーで出発。今日はお天気は何とか持ちそうだねと言いながら、この日の観戦エリアの一つ峰の原を目指して車を走らせたのですが、菅平高原を登って目的地まであと数分というところで名物の雨と霧。

結局、覚悟通りの雨の中カッパ着用での観戦となりました。


こういう天候ですがドライバーは、濃霧で視界が50メートルもないなかでエンジンを轟かせて次々にゴールに飛び込んで来ます。やっぱ普通の神経じゃないですね。

鎌田宅麻選手のスバルWRX STiがゴールしたところ。


本当は午後3時半頃からの2つ目のSSも観戦予定だったのですが、雨で体が冷えてしまって断念。後ろ髪ひかれる思いで峰の原を後にしてこの日の宿である休暇村嬬恋鹿沢へ。

ところが菅平を下り初めて10分と経たないうちにあたりは晴れ間が広がるお天気に。やはり峠の天気はわからないものです。

休暇村嬬恋鹿沢は2回目。とてもいい宿です。値段も手頃で食事も温泉も素晴らしい。この日の夜は星がとてもキレイに見えました。


翌日はラリーの大会本部があるパルコールつま恋リゾートホテルへ。冬のラリーオブ嬬恋でもお馴染みの大前須坂SSの観戦エリアへは森の中を歩いて移動します。

いつもより奥のエリアに陣取ったところ。この時点ではまだ雨は降ってなかったのですが、1号車が走り始める頃から少しずつ雨模様に。結局、この日もモントレーらしく雨の観戦となりました。


パルコールの駐車場で行われたスペシャルステージもがっつり観戦。やっぱりスマホはタフネス型がいいですね。こういう時でもしっかり役に立ちます。


そのあとアトラクションとして行われたプロダライバーたちによるデモンストレーションランも雨の中しっかり楽しみました。ドライバーさんたちも精一杯のサービスで楽しませてくれました。

アトラクションの一環として行われた末永尚登らD1ドライバーによる同乗体験「ドリフトタクシー」の様子。2台にお客さん3人を乗せて迫力の追走。申し込めばよかったぁ!今回唯一悔やまれることでした。


お天気はあいにくでしたがやっぱりラリーは楽しいです。走りの迫力はもちろんですが、大会全体の雰囲気がとても親しみが持てて暖かいのがいいです。最終戦のいわきも観に行こうかなあ。子どもの勉強が順調そうであれば行こうかな。


レースのダイジェストはJRCAの公式ビデオをどうぞ。





6/05/2019

松田聖子「ピンクのモーツァルト」

先週末は子どもの小学校の運動会でした。もう5回目になるんだなぁ。

子どもは徒競走で1番とか、リレー選手とか、応援団長とか、チーム優勝とか...そういう実績には至りませんでしたが、どの出番も一生懸命頑張って楽しんでいる様子がとてもよく、親としても気持ちの良い運動会となりました。

一番びっくりしたのは、高学年のダンス演技の「ソーラン節」。僕も小学校の時にやった憶えはあるけど、完全に民謡調の曲に合わせての演技だったのに対して、子どもたちが踊ったのは現代風のいわゆる「よさこい系」の楽曲。テンポは優に1.5倍くらいある。

いままでこういう時はなんとなくシャキッとしていない印象があったんだけど、曲に合わせてしっかり手を伸ばし、腰も落として、目一杯体を反らせての踊りは、他の子や全体を見ることも忘れて見入ってしまいました。


いよいよ来年は小学校最後の運動会かと、早くも感慨深い予兆がありました。


さて、今回の音楽は松田聖子の「ピンクのモーツァルト」です。なんで?って、それは運動会にちょっと関係があるのですよ。

いつもお弁当を食べる場所を一緒にするのは、子どもが幼稚園に入る前にママが近所の子育てママの集まりで知り合った時のファミリーで、今回も何人かのパパママと久しぶりにお話ができて僕も楽しかったのです。

その中にお酒好きのママさんがいて、夫さんはお仕事の関係で来られなかったのですが、子どもの演技の合間にお話をしていました。

「最近はお酒は飲んでるんですか?」と聞いたところの彼女の答えが「飲んでますよぉ。この前も晩ごはん作りながらビール飲んで、好きな聖子ちゃんの歌を大きな声で歌ってました」とのこと。

「へぇ、そうなんですかぁ。」とその後も談笑は続いたのですが、僕は心のなかでは「この人、聖子ファンなんだ。案外歳が離れているわけでもないのかな」などと考えていたのであります(失礼)。

本当はその歌った曲が何なのか知りたくなったのですが、まあなんか突っ込むのも失礼かなと遠慮してしまったのでした。それで運動会が終わってから荷物をまとめて家に帰る途中で、松田聖子の歌のことを少し思い出してみたのです。

大学時代の前半だったと思うけど、バンドでギターをやってた奴が当時高校生だった女の子をヴォーカルにしようと連れて来て、その時に「赤いスイートピー」をレパートリーにしていたことを思い出しました。

あとその流れだったのか、近所のレンタル屋(黎紅堂...懐かしい!)でまだ珍しかったレンタルCDで松田聖子の「Tinker Bell」を借りてカセットで持っていました。

なんせ1980年代の日本の音楽会の大スターでしたから、彼女の曲はどこにいても最新のものが聴けるという状況でしたね。

特に「瞳はダイヤモンド」から「天使のウィンク」に至る6つの作品は、間違いなく彼女の圧巻の絶頂期。たぶん先のママさんがキッチンで歌ったのもこのどれかなのかなと勝手に思っています。

じゃあ僕だったら聖子のNo.1ソングは何かな?と考えると同時に答えは出ていて、それが「ピンクのモーツァルト」なのです。

これを書くにあたって改めてこの曲を含めた何曲かを聴いてみたのですが、やっぱり自分の記憶に残っていた印象は変わりませんでしたね。

シンプルな楽曲に前向きな歌詞、そして何よりも素晴らしいのが最高にキュートなサビの歌詞とメロディ!何度聴いても心がウキウキしますね(アゲアゲじゃないんだよねぇ)。

ちょっと若返ったような週末でありました。


5/26/2019

暑中見舞い

一気に真夏になってしまいましたね。

兄が仕事で横浜に来たというので、関内にあるビアテラスTHE FARMさんで週末前の食事呑み。

塾通いの子どもも夜遅くから合流して結局午後6時半から10時半頃までお店で楽しみました。

最初の5杯がハッピーアワーだったこともあるけど、ビールとハイボール16杯にいろいろ食べて飲んで1万5千円はリーズナブルでした。


お店の名物マグロの切り落とし豪快盛りのほか、豚の串物などどれも美味しかったです。



その翌日、あまりの暑さに少し時間を遅らせて、午後3時すぎからシンボルタワーまでウォーキング。

往復15kmほどなんだけど、前日のお酒の影響でやや水分抜け気味だったのと、お昼を満足に食べずに出てしまったこともあり、帰りは少しバテ気味でした。


港の空と海の青と公園の緑が夏の色彩になってきました。



音楽は、先週少しご紹介したベーシスト、Linda May Han Ohの作品を中心に聴いています。

聴くうちにいろいろと考えさせられるところもあり、いろいろ他のこともあって、僕の人生っていったい...みたいなところまで来ちゃいそうで、今日は彼女の音楽についてはまだ書かないでいようと思います。



今年も梅雨はやってくるのかなあ。それともまさかこのまま夏になるのかなあ。体調に気をつけて今週も過ごしましょう。

5/19/2019

ジョナサン・ブレイク「トライオン」

ドラマーのJohnathan Blakeの最新作"Trion"が素晴らしいです。



フロントにサックスの重鎮クリス・ポッターを据えてのトリオ。僕はジャズだったらこのサックス・ベース・ドラムのトリオ編成が一番好き。

個人の技をしっかりと味わえるし、すごいパワーも出せて、緊張感とリラックスのバランスも取りやすい。何事も面白いコミュニケーションを楽しむなら3人がベストです。

そしてクリスに負けず劣らずステキなのがベースのリンダ・メイ・ハン・オーであります。

前回のタルも素晴らしい女性ベーシストだけど、アコースティックベースをもここまでこなすリンダはスゴイです。僕はこのアルバムで初めて知りました。さっそくフォローを開始してます。

女性ベーシストで急に思い出したのがスージー・クァトロ。いまどうしてんだろ?と思ったら、なんとまだまだ現役バリバリでずーっと活動を続けてらっしゃるのですね!

音楽がとまりません。

5/13/2019

タル・ウィルケンフェルド「ラヴ リメインズ」

連休明けの週はまあ多少グダグダでもしょうがない。

4日間の途中に在宅勤務も挟みながらなんとか乗り切ったという感じ。

在宅勤務を終えた木曜日の夕方、散歩に出かけた近所で見上げた夕空。


これほとんど画像の加工はしてないんだけど、自然の発色力はすごい。



連休中から結構ハマって聴いていたのが、女性ベーシスト、タル・ウィルケンフェルドの新作"Love Remains"。

彼女は2000年代半ば頃に「天才ベースガール」みたいな触れ込みで世に現れ、デビューアルバム"Transformation"を発表と同時に、ギターの神様ジェフ・ベックのバンドでレギュラーを務めて、一気に名をあげた。

その頃のライヴでの彼女の有名なベースソロパフォーマンスがこれ。



ソロはウマイしメッチャかっこいい。加えて...ね...わかりますよね、特に男子は(笑)。こういう女性の魅力には敵いません...。

そのタルがこの度13年ぶりのソロアルバムを発表。これがとてもかっこよく素晴らしいアルバムだった。

この間もタルはセッションベーシストとして、いろいろな大物ミュージシャンと共演を続けていたわけだけど、彼女の本性はやっぱりロック。

デビュー作がいかにも演奏玄人ウケのしそうな作りだったんだけど、こういう音楽は本質的でない。

今回のアルバムではタルのヴォーカルが全面に盛り込まれていて、ロックをベースにした彼女の音楽がしっかり出ていて聴き応え十分だ。

この作品に対する否定的なコメントを国内のレビューでも見かけたけど、弱冠20歳でのデビュー作から経た時間と彼女の実力からすれば、見事な成長だと言うしかない。

いつまでも変わらない価値は見えないところにある。それがわからない人は、自分は成長しなくても十分立派だと勘違いしているのではないかな。


今回の収録曲から特に素晴らしい3曲を披露したニューヨークでのスタジオライヴがこれ。



カッコいい!貫禄のベースお姉さんになってます。

8月には来日予定だとか。これは聴きに行ってみたいと思っている。


タルの演奏を視聴きしてやっぱりフレットベースもいいなあと久々に楽器店に足を運んでみたりもした。

彼女が契約アーチストにもなっているサドフスキーのベースも何本か並んでいたけど...ありゃ高すぎてとても手も足も出ません。




5/06/2019

800ろぐs

勤め先は10連休となり、しっかりとお休みを満喫しました。今回は10連休の出来事を写真でダイジェスト。



連休前半の日曜日、鶴見駅から大黒ふ頭まで歩いてみました。本当は来航中の大型客船を間近で見たかったのですが、すでに去っていました。この日はいつもの静かな迫力に満ちた眺めの埠頭に戻ってました。


この眺めを実際に見たことがある人は横浜市民でも意外に少ないと思います。横浜港のもう一つの景観です。

大型客船埠頭の開港にともない、ベイブリッジのスカイウォークが限定的条件ではありますが復活したそうです。

今後は是非、山下町側から歩いて渡れるようにして欲しいというのが僕の願いであります。横浜マラソンとかにも広がりが出ると思うんだけどなあ。



連休前半の目玉は2泊3日の長野旅行。

今回は甲府で車を借り、車山高原と女神湖を中心に八ヶ岳西側を楽しみました。

最初に訪れたのは茅野市尖石縄文考古館。白樺湖から諏訪湖にかけての八ヶ岳西側の山麓が縄文時代の一大集落であったことは知りませんでした。


有名なビーナスの土偶に始まり、いろいろな土偶や土器の実物を多数見ることができました。

縄文の名の由来である土器等への縄目模様の体験もできます。なかなか複雑なパターンもできます。


旅行2日目は午前中が勝負でした。まずは以前スキーに行った時から気になっていた女神湖ゴーカート


宿を出て真っ先に向かったら一番乗りでした(笑)。オーナーさんと奥様が心よく迎えてくださり、子どもは2周券を2回楽しみました。時速20kmくらいかな。心地よいエンジン音が森の中に響きます。

オーナーさんのFacebookページにある「記憶に残る笑顔2019年」のなかに写真があるかもしれません。

続いては女神湖センターでボート遊び。こちらもお客さんが押し寄せる直前に入ったので、手漕ぎボート30分に妻と子どもは自転車のように漕いで進むロボアメンボウを楽しみました。


ボート乗り場に鯉の餌が売られていて、乗り場のおじさんから「鯉の餌なんだけどニジマスがいるんだよねぇ...あげてみると面白いよ」と言われてやってみました。


鯉は餌が水面にあることは認識できるのですが、捕食のスタイルが口を大きく開けて吸込むやり方なのである意味受け身であるのに対して、ニジマス(本当にきれいな色の体です)は餌に狙いを定めて確実に獲りに来ます。生き方...ですかね。

この日はボート券を買うと抽選でレストランの名物ソフトクリームがもらえ、わが家は2つゲット。それを楽しんでじゃあ少し登ったところある白樺高原御泉水自然園に行きたかったのですが、蓼科山や八ヶ岳にさっと雲がかかってきたかと思うと、雨が降り始めました。

蓼科スカイラインを進んで行くうちにあたりは雲に包まれてあっという間に視界が50m以下になってしまい、今回は断念しました。

長門牧場に立ち寄りましたが建物は雨宿りがてらやって来た人でいっぱい。当然牧場の雰囲気を楽しむお天気でもないので早々に出発。不思議なことに雨にもかかわらず放牧場近くを通ると牛が寄って来てくれました。


雨宿りとお昼ご飯にと立ち寄った「カフェレストラン女神湖駅」はなかなか居心地の良いお店でした。


お店の各テーブルにお手製のソリティアが置かれており、ストーブで暖まって美味しいカレーをいただきながらしばし熱中してしまいました。残念ながら誰も1本残しを完遂することはできませんでした。


3日目はよいお天気になり、宿をチェックアウトしてすぐに車山を登ることにしました。

ゴンドラを乗り継いで山頂まで行けるのですが、うちは中腹までゴンドラで行ってそこからは歩いて登ってみることに。途中でまだ雪が残ってましたがちょっとした脚のトレーニングにはなりました。


山頂は雄大なパノラマに空から低く雲が垂れ込めてこれはこれで幻想的なよい眺めでありました。


山を降りた後は、しらかば2in1にある4輪バギー体験に。


女神湖のゴーカートよりもスピードが早く、八ヶ岳山系を望む広々としたコースで子どもは楽しそうにスピードを出してました。

そろそろ八ヶ岳ともお別れ。何度も走ったビーナスラインで女神湖と白樺湖の間にあるお蕎麦屋さん「そば処たばた」でお昼ごはん。僕は山菜そばをいただきましたが、新鮮な山菜がよくてなかなか美味しかったです。


旅行期間前半はお天気がさえませんでしたが、車と宿のおかげでとても楽しく過ごすことができました。また来たい...というか住んでもいいかな、女神湖・立科。



後半は横浜でのんびり。また鶴見から山手まで歩いたりもしました。この日はお昼の臨港パークから眺めてもすでに積乱雲がもくもく...。案の定、午後は雹混じりの雷雨になりました。


子どもは伸びた髪をカットしてもらうべく、地下鉄関内駅にあるQBハウスさんでお手軽カット。


さっぱりした頭で迎えたこどもの日。爽やかな初夏の陽気のなかバルコニーで朝ごはん。


午後から野球練習の前に本牧埠頭まで子どもと自転車で行って、コンテナトラックのシャーシ置き場がお休みなのをいいことに、お誕生日プレゼントだったタミヤのラジコンカーを初めて思う存分走らせることができてご満悦。


妻がバイト先のケーキ屋さんで端午の節句ケーキを買って帰りました。兜はビターチョコ、鯉のぼりはホワイトチョコでできてます。こんなの僕の子どもの頃はなかったよなあ。


野球練習から戻ったらまたバルコニーで子どもの好きなピザーラを注文して食べました。キャンプなんかで使うコールマンの折りたたみテーブルを買ったのが役立ってます。


楽しかった連休も今日でおしまい。午後はのんびり散歩にでも出ようかな。



今回が800回目のろぐとなります。2004年から始めて15年。平成の後半分を過ごしたところで時代は令和になりました。記念にタイトルヘッドの写真を10数年ぶりに入れ替えました。

世の中的には、FacebookやTwitter、インスタなんかがすっかりメジャーなメディアになっているけど、まあもうしばらくこれで頑張ってみますか。