5/13/2019

タル・ウィルケンフェルド「ラヴ リメインズ」

連休明けの週はまあ多少グダグダでもしょうがない。

4日間の途中に在宅勤務も挟みながらなんとか乗り切ったという感じ。

在宅勤務を終えた木曜日の夕方、散歩に出かけた近所で見上げた夕空。


これほとんど画像の加工はしてないんだけど、自然の発色力はすごい。



連休中から結構ハマって聴いていたのが、女性ベーシスト、タル・ウィルケンフェルドの新作"Love Remains"。

彼女は2000年代半ば頃に「天才ベースガール」みたいな触れ込みで世に現れ、デビューアルバム"Transformation"を発表と同時に、ギターの神様ジェフ・ベックのバンドでレギュラーを務めて、一気に名をあげた。

その頃のライヴでの彼女の有名なベースソロパフォーマンスがこれ。



ソロはウマイしメッチャかっこいい。加えて...ね...わかりますよね、特に男子は(笑)。こういう女性の魅力には敵いません...。

そのタルがこの度13年ぶりのソロアルバムを発表。これがとてもかっこよく素晴らしいアルバムだった。

この間もタルはセッションベーシストとして、いろいろな大物ミュージシャンと共演を続けていたわけだけど、彼女の本性はやっぱりロック。

デビュー作がいかにも演奏玄人ウケのしそうな作りだったんだけど、こういう音楽は本質的でない。

今回のアルバムではタルのヴォーカルが全面に盛り込まれていて、ロックをベースにした彼女の音楽がしっかり出ていて聴き応え十分だ。

この作品に対する否定的なコメントを国内のレビューでも見かけたけど、弱冠20歳でのデビュー作から経た時間と彼女の実力からすれば、見事な成長だと言うしかない。

いつまでも変わらない価値は見えないところにある。それがわからない人は、自分は成長しなくても十分立派だと勘違いしているのではないかな。


今回の収録曲から特に素晴らしい3曲を披露したニューヨークでのスタジオライヴがこれ。



カッコいい!貫禄のベースお姉さんになってます。

8月には来日予定だとか。これは聴きに行ってみたいと思っている。


タルの演奏を視聴きしてやっぱりフレットベースもいいなあと久々に楽器店に足を運んでみたりもした。

彼女が契約アーチストにもなっているサドフスキーのベースも何本か並んでいたけど...ありゃ高すぎてとても手も足も出ません。




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