このところ仕事の関係でスーツを着なければならないことが多いのですが、上着とネクタイを身につけても体感上は暑く感じなくなりました。
会社では「スーパーカジュアル」という宣言がなされて今更ながら服装は自由となりました。しかし、その翌日から「シャツの裾をパンツから出すのはOKか?」などと不毛な議論が起こる始末です。
僕は前から結構カジュアルな格好で出勤していたので特に戸惑いなどはないです。
だけどお偉いさんのお手伝いで外について行ったりすることもあるので、そんな時は「うちの会社はスーパーカジュアルですから」と言うわけにもいかないです。
まあビジネスカジュアルもいいけど、会社では原則これは身につけて仕事しましょうという簡易な制服も悪くはないと僕は思ってます。もちろんダサいのは困りますけどね。
会社で必要なのは仕事の才能ですし、ダイバーシティとか言っているのもあくまでもその意味で言ってるわけですから。仕事を果たしたらさっさと自分に帰る、これが基本です。
さて、夏の間にも相変わらずいくつもの音楽のブームがありました。その一つが今回のマリオン・ブラウンです。
実は僕は彼のリーダー作をほとんど持っていなかったのです。マリオンといえばコルトレーンの"Ascention"の人でした。もちろんそこでの彼の音ははっきり記憶しています。
いままでに8枚のアルバムを手元に集めて聴いてます。とてもいいですね。あえてお気に入りを挙げるとすれば、1965年の"Marion Brown Quartet"と1979年の"November Cotton Flower"かな。
このアルバムタイトルは、アメリカの作家ジーン・トゥーマーの作品"Cane"に収められている同名の詩から取られているそうです。こんな詩です。
Boll-weevil’s coming, and the winter’s cold,
Made cotton-stalks look rusty, seasons old,
And cotton, scarce as any southern snow,
Was vanishing; the branch, so pinched and slow,
Failed in its function as the autumn rake;
Drouth fighting soil had caused the soil to take
All water from the streams; dead birds were found
In wells a hundred feet below the ground—
Such was the season when the flower bloomed.
Old folks were startled, and it soon assumed
Significance. Superstition saw
Something it had never seen before:
Brown eyes that loved without a trace of fear,
Beauty so sudden for that time of year.
("November Cotton Flower" by Jean Toomer, from Poetry Foundation)
いまはこのトゥーマーという人に興味が湧いています。まだWikipediaレベルの知識しかありませんが、日本人にはかなりハードルの高い異文化理解かもしれませんね。
とりあえず原作読んでみようかな。マリオンのこの音楽が何らかの手助けになることを期待しつつ。
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