3/24/2013

焼鳥・桜・数理神秘学

仕事がそこそこ忙しい時期だが、会社のエラい人向けの資料を準備したりする一方で、子どもの誕生日を祝ったり、妻が人間ドックを受診するので仕事をお休みしたりと、気分が目まぐるしく変化した一週間だった。

金曜日の夜に、仕事上でよく世話になっている他の職場の人と、彼の地元である蒲田で一杯やった。「鳥樹」というとても素晴らしいお店。とても美味しくてお値打ち感も高く、いい飲み会となった。

「あんまり酒は強くないんですよぉ」が口癖の男だが、サシで呑みに行くのは初めて。お酒と素晴らしい料理のおかげもあって話が弾み、空いたグラスを指差して「も一杯行きます?」が続いて、ビールの大ジョッキ2杯の後に、ウィスキーの水割りを4杯ぐらい呑んだだろうか。

お互いの嫁さんのことも知っている仲とあって、いろいろとシリアスながら気さくな会話が弾み、久々に仕事関係の人でも理屈抜きに満ち足りた気分になった飲み会だった。料理の所為か翌日も喉はからからだったが頭はすっきりだった。

週末には例年よりかなり早く桜が満開となり、日曜日の午前中は散髪してもらった後、ママのお弁当を携えて近所の根岸森林公園でお花見。コンビニで牛肉コロッケと紙パックのお酒も購入した。

日照がイマイチだったのでちょっと肌寒い時間もあったが、酒をチビチビやりながらいい桜見物だった。

4歳になった子どもは以前と比べてこの広い公園での遊び方もずいぶん変わってきて、小さな森を自分から探検しようとするなど少しは逞しくなってきたように思える。単に軽く酔っぱらった親バカの勘違いだろうか。

音楽は相も変わらずかなり脈絡なくいろいろなものを聴いているのだが、最近ちょっとヘビロテ気味に気に入っているのが、デヴィッド=ギルモアの新作"Numerology-Live at Jazz Standard"。

(注:この作品のリーダーであるギタリストは、ピンクフロイドのあの人とは同名異人でありやす)

僕自身もしっかり解明してはいないのだが、音楽のリズムやハーモニー上の構造はタイトルが暗示するごとく、かなり複雑なものだが、いい音楽はそんなこと理解しなくとも自然にすっと入ってくるのが僕の持論だ。

M-Base系の音楽に浸るのは久しぶりだけど、これにはかなり強力な一発を食らった。しかも、これがライヴ録音だというから驚くばかり。とんでもない人たちである。このところご無沙汰していたスティーヴ(=コールマン)の新作も間もなく発売らしい。久しぶりに聴いてみるかな。

これは好き嫌い分かれるかもしれないけど、間違いなくジャズをベースとする音楽のなかでは現代最先端のものの一つ。どエラいものをさり気なく聴かせてしまうスリルがたまらない音楽で、最近聴いたなかではピカイチのオススメですよ!


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