5/09/2010

横浜の7日間

前半の兄に続いて、連休の後半にも2組のお客様が自宅まで来てくれた。おかげで連休の7日間は一歩も横浜市を出ることがなかった。妻と子供と一緒に過ごす毎日が充実していたことはいうまでもない。体力的にはかなり疲れた。それが空けの木曜日に肉体面からもやる気を削いだのだろうか。

半ばにやってきてくれたのは、ちょくちょく呑みに出かけている翻訳会社に勤める幼馴染み。連休中に山手あたりで一杯やるついでに子供の顔を見に来てくれたのだ。

残念ながら(たぶん彼が髭をはやしていたからだと思うのだが)子供は彼に対して人見知りを起こしてしまい、家にいてもらった2時間程のあいだとうとう完全に馴れることはなかった。友人には申し訳ないと思ったが、子供が彼の存在を必死で受け入れようとしながらも、耐えきれずに下唇を突き出してしみ出す様に泣く様は、僕と妻の笑いを誘った。

一方、彼は彼で子供に悪いと思ったのか、「ごめんね、もう君の方は向かないから許してね」などといいながら、子供とは逆に相手の存在を認めつつも無視しようと努めてくれる、これも僕にはおかしかった。

結局その後、彼と僕は家を出て、山手のホルモン屋「ほうちゃん」に足を運んだ。僕自身も2回目だったが、前回かなり絶賛してあっただけに、思い違いだったらどうしようという気持ちも少しあったが、いざお店に入ってみるとそんな不安は吹き飛んだ。

「自分にとって最も理想の飲み屋に近い」というのは、「最も理想的な飲み屋」にまた一歩近づいた。本当に素晴らしいお店です。この日もたっぷり飲んで食べて2人で8000円でありました。

連休最終日に来てくれたのは、会社で付き合いの長い同僚と奥様と男の子2人の4人家族である。

到着時に子供が珍しくお昼寝に入ってしまい、起きて知らない人がいるのにびっくりして泣きはしないかと心配だったのだが、とても素直で明るい子供達のおかげで、最初はおどおどしていたうちの子もすぐに慣れて一緒に楽しく遊んでもらった。10歳と5歳と1歳の3人の男の子が、部屋のなかで遊んでいる光景はとても微笑ましかった。少しでも彼らにも何かの想い出になってくれればいい。

こうして連休も終わり木曜日からは仕事に戻った。最初の日はもうどうしようもないくらいにブルーな会社での時間に、じっと耐えなければならなかった。みんなどうしてそんなにすぐ仕事を始められるのか不思議でしょうがない。通勤電車はまだ少し空いていた。

金曜日には会議などもあって、まあなんとか仕事らしい一日を過ごすことができた。やはりこういう時は人と話をするのが一番である。自らふさぎ込んでしまっては出口はないも同然だ。

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