9/22/2020

えぬろぐかふぇ



しばらくろぐはご無沙汰してますが、元気にやってますよ。


ろぐの代わりというわけではないのですが、聴いたものや観たものはinstagramにちょくちょくあげてます。


えぬろぐかふぇ


文字は少ないですが、あんまり内容は変わらないかな(笑)




5/24/2020

リナ・アレマノ "Glimmer Glammer"

かなり状況が落ち着いて来ました。街中を歩いてみてもそのことがいろいろなところに感じられます。少しずつ動き始めて新しい生活、新しい時代を歩み始めたいものです。

おかげさまで家族ともども無事に過ごせており、この災禍の中でも忘れかけていたことに気づかされ、新しい生き方に向かえることは幸せです。

個人的にはちょっと体力や気力が弱くなっているところがあるのは否めませんね。まだまだ感染への注意は気を抜けませんが、そうした弱さを補いつつ新しい自分を作っていきたいと思っています。

21回目の結婚記念日を迎え、子どもが「お寿司を握りたい」とのことで(笑)、妻がスーパーで仕入れてくれたネタを使って的確な指導のもと、美味しいお寿司でお祝いができました。


今日の夜はそのお礼にまた子どもが好きなピザを焼きました。強力粉が品薄の状況ですが、近所のスーパーでなんとか中力粉を買うことができました。自粛生活3枚目のピザはちょっと焼きすぎたかな。


カナダ人の即興系トランペッター リナ・アルメイノのソロ作品"Glimmer Glammer"が面白かったです。



1曲目のドラム奏者ニック・フレイサーに捧げられた"Portrait of Sticks"、そして最後のピアノ奏者ジャスティン・ヘインズの魂に捧げられた"One Man Down"がイチ推しのテイクです。リナの説得力に満ち溢れた深いトランペット演奏が魅力的です。

彼女のことを知ってからネットを探して見つけた、リナがダン・ペター・サンドランド(ベース)とミハエル・グリネル(ドラム)と組んだトリオ"OHRENSCHMAUS"による、ベルリンでのライヴパフォーマンスを記録した映像も素晴らしい内容でした。



演奏もさることながら、ミハエルの背後にあるお店の窓から時折見える、冬のベルリンの夜を行き交う人々の様子が、またなんとも素敵な映像です。

お店はまだ営業が再開できていないようですが、どのような形式であれ、早く音楽の場が再開されることを願ってやみません。

5/10/2020

ジュリアン・レイジ "World's Fair"

5月になりいわゆるゴールデンウィークもお休みとしてのメリハリのないうちに終わってしまいました。

後半は偉いさんとメールのやり取りを通じて結構仕事もしました。おかげで休み明けの立ち上がりは悪くない感じです。こういうスタイルでの働き方がようやく動き始めたかな。

あとはいわゆる「ウェブ呑み」が急に増えて連休中だけで4回ありました。楽しいんだけど普段から家で独りで呑んでいる身としては、続くとちょっと疲れもあります。まあほどほどに。



家では調理をする機会が増えており、先日は初めて生地からピザを作ってみました。ネットと本のレシピをいくつか参考にしてやってみたのですが、楽しかったです。


発酵を終えたところ。ちょっと足りなかったかな?


この後、生地を延ばしてトマト缶から作ったソースを塗って、ベーコン、エリンギ、ピーマン、そしてチーズを散りばめて、本当だったらそこで写真を撮りたかったのですが、はたと気づいたのが、「ん?これどうやってオーブンの鉄板に載せるの?」・・・

ひとパニックの後になんとか熱々の鉄板に無事に移し替えて、オーブンスタート!ということで焼く前の写真はありません(笑)。


焼き上がりはちょっと生地が厚めでしたが、ピザ好きの子どもと妻にも好評でありました。何かのレシピにありましたが、いろいろなチーズをトッピングするのがポイントですね。



最近はギター作品をよく聴いています。いまもギタリストのジュリアン・レイジが2014年に録音した"World's Fair"を聴きながらこれを書いてます。マーティンのヴィンテージギターを使った全編ソロ演奏の作品です。

レイジの他の作品と比べるとずいぶんと内省的な感じに聴こえますが、それもそのはずで本人によるとクラシックギターの神様アンドレス・セゴヴィアにインスパイアされて作ったものだそう。うーん非常に納得です。

いま自分の時間がたっぷりできたら一番やってみたいのはじっくりベースを触ることかな。贅沢な話ですが、誰の目も耳も意識せずに、まる1日自然に囲まれたところでベースを通して自分と向き合ってみたいです。1時間も持たないかもれませんけど。



そうは言っても家族との時間がたっぷりあるのは本当にありがたい幸せなことです。なるべく天気がいい日には公園とかに出かけてキャッチボールとか軽い運動するようにしています。


昨日は本牧の産業道路沿いにある広い歩道まで歩いて久しぶりにラジコンカーを走らせました。本当は埠頭の方まで行けばもっと広い場所もあるのですが、この日は自転車がなかったので。


最初はちょっと操作を忘れていたので狭い道幅でクラッシュしまくりでしたが(笑)、後半はなんとかターンをして繰り返し回れるように。そうするとあっという間にバッテリーがなくなります。


(おまけ)

一部で盛り上がっている?マクドナルドのハッピーセットですが、我が家の戦果はこの通り。オトナはバカですね(笑)。

こどもの日に妻がバイト先のケーキ屋さんで買って来てくれたケーキ。柏餅やちまきはすっかりご無沙汰ですが、こうやって受け継がれていくものもあるのですね。




4/26/2020

リー・コニッツ "Lone-Lee"

元気でお過ごしですか。私も元気です。

平日は在宅でしっかりお仕事、合間に家族で3食、夕方たまに近所の公園でお散歩と軽い運動、夜は音楽とお酒時々ウェブ呑みという毎日です。

自粛疲れという言葉も聞かれますが、それほど強い疲労感もなく淡々とこの生活を過ごしています。

家族や自分の感染を心配するあまり眠れなくなったりすることもあります。果たして自分はまだウィルスに出会っていないのか、あるいは...。

政府の緊急事態宣言の発動期間と言われている5/6まで2週間を切りましたが、大都市圏を見る限り状況はあまり変わっていないように思えます。

それがある意味またいかにも日本的な展開になっているのが、人間の文化の力とはまた恐ろしくもあり、不思議な感じがします。



ウィルスの感染によって内外でいろいろな方々が犠牲になられており残念です。サックス奏者のリー・コニッツも今月15日にニューヨークの病院で亡くなられたそうです。92歳だったとのこと。

コニッツは前にも書いたかもしれませんが、妻と付き合い始めて2回目のデートだったか、僕がジャズが好きだという話から、当時南青山にあった「ボディアンドソウル」という小さなジャズクラブに彼の演奏を聴きに行ったことがありました。

日本人も含めた他のメンバーや演奏曲目は忘れてしまいましたが、よく覚えているのが僕らが座った席がカウンターの真ん中あたりでコニッツのおよそ1.5メートル真っ正面だったことです。もう25年ほど前のことですね。

彼の参加しているアルバムはいろいろと持っていて、今回の訃報を受けて仕事の合間や夜のお酒のお供にしみじみ聴いています。

お気に入りの一つでちょっと変わった作品に1975年の"Lone-Lee"があります。これはCD1枚にコニッツのソロ演奏が2曲というもので、収録されているのは40分弱の"The Song is You"と、20分弱の"Cherokee"。





こういう音楽、私は本当に大好きですね。これ以上に純粋なコニッツの演奏はありませんから。


あと最近のもので、2012年に若手と組んだクァルテットでドイツのブルクハウゼンに出演した際のライヴ映像が素晴らしいと思います。



このときコニッツは85歳です。信じられませんね。

亡くなられたことは残念ですが、素晴らしいものをたくさん残してくれたことは、月並みですが大きな感謝を持ってお送りしたいと思います。


(おまけ)

運動不足解消に子どもと出かけている根岸森林公園ですが、お気に入りだったバスケットボールコートが最近の事態の深刻化を受けて閉鎖になってしまいました。確かにちょっと人が集まりすぎていたので...。

人が少なくなったことと関係あるのかどうかわかりませんが、池にはアオサギが来ていました。ちょっとびっくり。


健康に穏やかにお過ごしください。

4/12/2020

ケニー・バロン "Wanton Spirit"

出かけるのが憚られる状況になってしまいました。昨日時点の感染者数などのデータを見ても、まだ増勢の方向ですね。

異業種交流会のライングループで教えてもらった、今回の感染症対策についての近畿大学の先生による解説ビデオがよかったです。



細菌とウィルスの違いや、ウィルス変異のトレースなど興味深くタメになりました。



あと、フォローしているアーチストのリツィートで流れてきたこのメッセージも、冒頭に書かれている通り意味深です。


横浜も日中とても静かですが、鳥のさえずりや木々の芽吹き、庭を這い回る虫たち、等々を眺めるたびに、これと同じことをしんみりと感じますね。



先週は火曜日にどうしても会社に出なければならず、午前中で用件を済ませてさっさと帰ってきたのですが、帰りに元町のピースフラワーマーケットカフェに立ち寄って、パニーニのお昼をいただきました。


途中下車とはいえ何故わざわざかというと、店主さんの悩んだ末のご判断で、今回の騒ぎが収まるまでしばらくお店を閉めることにしたのだというのをインスタで知ったから。

「まあ来月早々には再開できるといいんだけどねぇ」と笑顔で困惑されてましたが、本当にそう願いたいですね。お土産にクッキーも買って帰りました。



そうはいっても家でじっとしてても気が滅入るので、海が見たくなったこの土曜日にも海釣り公園の近くまで歩いてきました。


この通り港はいつもの港です。



ウィルスの被害で内外で多くの方が犠牲になってますが、トランペット奏者のウォレス・ルーニーも先月末にこの病気で逝ってしまったとのこと。まだ59歳ですよ。ただでさえこのところ往年の名プレイヤーの訃報に触れることが多いのに、こういう報せはさらに辛いものがあります。

しかし一方では、元気な姿を見せ続けてくれるスーパー老人もいらっしゃいます。ジャズドラマーのロイ・ヘインズもその一人です。彼は先月95歳の誕生日を迎えました。ロイは僕の大好きなジャズドラマーで、ジャズドラムの魅力を知るきっかけになった人です。

これは昨年ニューヨークのブルーノートで行われた彼のライヴ演奏の模様だそうです。



どうですかこの元気とパワー。往年のスティック捌きの片鱗もしっかりとうかがえます。

ということで彼の魅力がしっかり伝わる作品は何かなあと考えてみると...うーんイッパイありすぎますね!一番はやっぱりメセニーとデイヴのトリオによる"Question and Answer"ですね。これを聴いた時に僕は「ジャズドラムってかっこいいなあ」と唸りました。

ロイ自身もパットとの出会いは運命的だったと見えて、この後、彼のレパートリーにパットの曲が加わります。上記のブルーノートライブも2曲がパットの曲です。

"Question..."は以前にもこのろぐで取り上げているので、今回はお気に入りの2番目ということで、ケニー・バロンとチャーリー・ヘイデンによるピアノトリオ作品"Wanton Spirit"を挙げてみます。(邦題は収録曲にある「ワンフィンガースナップ」になってます)

パットのトリオ作品の5年後ですから、ロイはもう70歳目前なのですが素晴らしいですね。ケニーの目まぐるしく弾ける右手左手をすごくよくサポートしていて、彼のピアノもいつになくご機嫌な演奏です。チャーリーのベースワークも珍しく?ストレートアヘッドであります。



(おまけ)ホワイトデーにお母さんへのプレゼントにしようと元町のユニオンで子どもと一緒に買ったバラの花一輪が、1ヶ月を経過してもいまだにこの状況です。


買った時は少し開きかけで、2日後にはほぼこれと同じ感じにまで開いてくれたのですが、水に挿してあるだけで普通こんなに保つものなんですかね。驚きです。


4/05/2020

デイヴ・ホランド, ザキル・フセイン, クリス・ポッター "Good Hope"

なかなか拡大が止まらないですね。欧米に比べれば勢いはかなり抑制されているように思えるのですが、まだまだ予断を許しません。

外出自粛とか夜の歓楽街が危険とか言われてますが、たぶんこういう状況は2週間ほど自粛を続けたら元どおりとはならないでしょうね。

医療関係者の方がおっしゃる通りこれは長い戦いになるでしょうし、経済や社会学の方面からも言われているように、従来の経済や仕組みはこれを機に変わらないければならないのは間違いありません。そのことを認めたくない人が多いのも事実ですが。



さて、家で過ごすことが増えているわけですが、やっぱり仕事が終わってからとか、休日でも少しは散歩がてら公園や人気の少ないところを歩いたりしています。

土曜日も本牧湾岸の産業道路を経由して海釣り公園まで歩きました。あまりハードに歩いて身体に負荷をかけるのは避けてますが、一応、スポーツウェアで出かけてます。日曜日の朝は子どもを連れて森林公園で少しキャッチボールやバスケットボールを楽しみました。

自分はどちらかといえばインドア派だと思いますが、とりあえず感染の危険を免れている間は、特に大きな苦もなく暮らせています。



土曜日の夜は久しぶりに、北海道に住む幼馴染の歯科医とSkypeで呑みました。

今回はサプライズで和歌山に住む県庁勤めの幼馴染にも声をかけ、初めて3人でのネット呑み。Skypeの性能もずいぶん向上していて、非常に鮮明な画像と音声でたっぷり3時間楽しみました。

画面越しとはいえ、北海道と和歌山の2人が再会するのは実に40年ぶりだったのです。こういうコミュニケーションはもっともっと一般的なものになってほしいと思います。決して居酒屋がなくなればいいと思っているわけではなく。



そんな外出自粛生活のなかで巡り合って聴いているのが、デイヴ・ホランドとザキル・フセイン、そしてクリス・ポッターがコラボしたアルバム"Good Hope"です。

ベースとタブラの共演はとても素晴らしく、それはやっぱり卓越した音楽性と超絶の技術を持つ2人だからこそ、この素晴らしさがあるのだと思います。

ひとつ惜しいなと思ったのは、クリス・ポッターがちょっとクドいというか飽きてくることかな。技巧はすごい人ですが、音楽性はやはり2人と比べるとちょっと偏っているように思うのです。クリスファンには申し訳ないですが、3曲くらいはデイヴとザキルのデュオを楽しみたかったかな。

YouTubeから、このユニットがスペインのイベントに出演した際の模様をどうぞ。今回のアルバムから5曲を演奏しています。こりゃスゲェ!




Good Hope!


(おまけ)根岸森林公園の桜は今年も綺麗でした。


3/21/2020

ロビン・ホルコム&ウェイン・ホロヴィッツ "Solos"

なかなかウィルスの出口が見えない状況に加えて、金融市場のいい加減さ(いったい誰の何のためのものなのか?)といってもよい脆さが露呈して、世の中はまだ暗い状況のままである。

それにしても国という括りで捉えてみて状況が実に特徴的かつ様々なのは、単なる偶然なのか、それとも何かその国ごとの固有の理由があるのだろうかと考えてしまう。

ウィルスについては早く医学的な対処法が追いついてくることを望むし、いずれそれは確立されると思う。

一方で人間や社会の脆さは時代とともにその質や性格が変わるだけで、脆さの度合いとでもいうある種の量的なものがあるのだとすれば、それは案外変わらないものなのかもしれないと思う。

困った状況ではあるが、これを機に何らかの意味での世直しや改善が進むことを期待するのは悪いことではない。事態が収束したとき、何もかもが以前のままということはむしろ望むべきではない。


ロビン・ホルコムとウェイン・ホロヴィッツによるソロピアノ演奏をまとめた作品"Solos"が素晴らしい。

タイトルが示す通り、14のピアノソロ演奏が収められているのだが、どの曲をどちらが弾いているのかを聴き分けられる耳はいまの僕にはない。意識しなければ一人の演奏家が弾いていると感じてしまうほど統一されたトーンが貫かれている。

この作品を知ることで僕は初めてロビンのことを知った。そしてしばらく聴き続けてこの作品が気に入ったので少し彼女のことを調べてみて、実は2人が夫婦であることを知った。そこでこのアルバムの謎は素晴らしい魅力に昇華したわけだ。

アルバムが作られることになった経緯と曲紹介は、CDのライナーノートとしてウェイン自身が書いた文章が彼のサイトに掲載されているので、興味ある方はご一読されたい。


3/08/2020

浦邊雅祥 "Kampanerura"

ウィルスの影響で子どもの学校もお休みとなり僕も在宅勤務を中心とした毎日が続いています。

日本国内での状況はまだ収束に向かっているというには時期尚早という気がしますが、単なる疫病の流行とそれへの対応という次元にとどまらない社会状況が発生していて、ウィルスよりもむしろそちらの方が世の中に大きく影響しています。

ある種の社会不安を逆手にとって、特定の国や自国の政権あるいは政策を揶揄したり、金儲けや愉快を目論んだりする動きが跡を絶ちません。情報社会やメディア社会といわれる現代社会の大きな弱点だと思います。

ウィルスや症状については少しずついろいろなことがわかってきているようですが、インフルエンザでのワクチンや特効薬(タミフルとかリレンザなど)がない状況なので、やはり先ずは感染を避ける行動をすることが最重要です。

しかしここでも、手洗いやうがい、睡眠や栄養といった基本的な健康衛生習慣の励行が叫ばれるなかで、非常時の対策としての外出や人との接触を控えるといったことについては、なかなか普段の習慣を変えられない人が意外なほど多いことがわかります。

さらにはマスクに代表されるように、非感染者が感染を防止する効果がほとんどないと言われている手段を求める人が多いことを見ても、現代社会において科学よりも情報の力が強いことを感じます。科学は客観であって情報は主観です。

望むことではありませんが、状況がさらに悪化する可能性も現時点ではまだ否定できません。状況が収束する方向が見えるにも少なくともまだ一週間以上は時間が必要と思ってます。

一方でこれを機にテレワークのようなワークスタイルや、ネットを介した会話だけでなく体験や取引など含めた様々なコミュニケーションの価値が高まることはよいことだと思います。

一つの例として、ライヴハウスを介した感染例が出てますが、だからと言って今後もライブハウスやコンサートホールでの音楽体験は否定されるべきものではない一方で、ネットワークを介した音楽演奏体験もまた様々な可能性が追求されるべきだと思います。

それぞれに一長一短があることが存在の基本であり、それは時代の様々な要素とともに変化していきます。これまでの自分の生き方だけが世の中の在り様ではないということです。


さて、このような状況の中で(注:「なので」ではなく)久しぶりに素晴らしい即興演奏を楽しみました。それが今回の作品、浦邊雅祥さんの"Kampanerura"です。



素晴らしい音楽ですし、素晴らしい世界観だと思います。技巧よりも音色が表現の中心にあるというのは、ある意味で音楽の本来の姿だなと感じさせられます。

この浦邊雅祥さんという演奏家のことは、実はつい最近までまったく知らなかったのです。夜ウィスキーを飲みながらYouTubeでいろいろ見ている時に、何かの関連動画としてこのアルバムをアップしたものが出てきたのです。

CDは限定生産だったようですが、ちゃんと上記のbandcampのダウンロードで買えます。

他にもいろいろな作品があるようですので、これからちょこちょこと聴いてみたいと思ってます。また新しい楽しみが増えました。

早くいまある疫病の不安が一掃されますように。

2/23/2020

ジェフ・パーカー "Suite for Max Brown"

春一番...と思ったら花粉がどっと舞ったようで日曜日は午前中に家の周りで作業した後でひどいクシャミと鼻水垂れに見舞われました💧

午後は家でおとなしくお留守番。久しぶりに2階のオーディオで最近お気に入りの音楽をバァーっと流して楽しみました。

前々回にとりあげたライル・メイズの"Fictionary"が最近も大のお気に入りになってます。ピアノトリオの作品でここまでヘビロテしたのは久しぶりではないかな。こんな素晴らしい作品だったのですね。


さてもう一つ最近のお気に入りは、ギタリスト ジェフ・パーカーの新作"Suite for Max Brown"であります。


ジェフは少し前まではソロでの即興プレイの印象が強かったのですが、最近はこうしたアシッド系の作品ですごく人気があるのですね。

こういう音楽は、ぱっと聴いて悪く言う人はいないと思うのですが、「っで、この音楽の何がすごいんだい?」と訊かれるとねぇ...どう説明すればいいのか。聴き応えがあると言うしかないかなぁ、何度聴いても新鮮さが損なわれないんですよねぇ。不思議です。

どのトラックも素晴らしいですが、例えば3曲目に突然現れるコルトレーンの"After the Rain"。いやぁ、もう夢のような世界ですね...キマってます!



ちなみにジャケットに写るスーツ姿の女性はジェフのお母さんだそうで、このアルバムそのものが彼女に捧げられています。親孝行であります。


2/16/2020

横浜港 春はもうすぐ

土曜日午後にウォーキングしました。

今回はペースより距離を取りたくて横浜港方面に出かけたところ、昨秋の台風被害で長らく閉鎖されていた海釣り公園とシンボルタワーが1月末から営業を再開していました。

テンポラリーなものだろうけど新しい標識が迎えてくれました。うれしい。


海釣り公園は護岸の釣り場で時間を短縮しての再開。僕が通った時はもうこの日の営業は終了してました。渡りの桟橋が流されてしまって残された釣り場が寂しそうです。


シンボルタワーへの道は車道と歩道を分けていたガードレールが撤去されていて、途中にいくつかあった植栽はほとんどなくなっていました。防波堤のところどころが破壊されたところは綺麗に削って大型の土嚢が積み上げられた状態でした。

ほぼ4ヶ月ぶりにお目にかかれたシンボルタワー。手前の白いポールが傾いていて大時化の凄まじさを物語っています。


公園にあった植栽もご覧の通り。恐らくは波と砕かれたコンクリートの塊にやられてしまったのでしょう。ダメになってしまった樹はすでに抜かれて片付けられていました。


公園の再開は春に向けてかなり急ピッチで進められていたのですね。本格的な再開まではもうしばらくかかりそうですが、こうしてまた訪れることができるまでに尽力していただいた皆さんには本当に感謝です。

足取り軽く久しぶりに登ったシンボルタワーのデッキ。しかし、目に入ってきたのは対岸の大黒ふ頭に停泊するダイヤモンドプリンセス号でした。

実際に目にしてあの中にまだたくさんの人がいるのかと思うと哀しいものです。


どうか乗船の皆さんとこの美しい船が元気を取り戻して港を発ってまた戻ってきて欲しいものです。


日曜日は今にも雨が降りそうな雲の下、妻と買い物がてら散歩に出かけて久しぶりにピースフラワーマーケットカフェへ。

お店のお姉さんはやっぱり少しお客さんが減ってるようにも感じるとは言ってましたが、お店は賑わってました。温かいコーヒーとマフィンもいつも通り、元町の味です。


春はもうすぐかな。