3/29/2015

本栖湖

一年で最も忙しい一週間を前にした週末だったが、子どもは春休みの真っ最中。あまり明確な計画もないまま本栖湖に行ってみることに。

土曜日はよく晴れて暖かい行楽日和。交通手段はいろいろ考えて一番ストレスのなさそうな、こだま号で新富士まで行って、そこから富士急バスで富士宮と朝霧高原を経由でして本栖湖を目指す。予想してたより車も比較的少なくて正解だった。

途中立ち寄った朝霧高原にある「まかいの牧場」から観る富士山。美しい。


初めて訪れた本栖湖は、本当に水のきれいな美しい湖だった。湖上遊覧船「もぐらん」で貴重な湖上からの景観を楽しむ。


湖畔で数百年前に山から吹き出された溶岩のかけらを湖に投げ込む(画面中央付近の黒い点がそれ)。だいぶんまっすぐ遠くに投げられるようになったね。


夕暮れまで空気は澄んでいてくれた。本栖湖の日の入りは早い。


今回お世話になったのは、湖の近くの森のなかにある「リゾートペンションもとす」さん。頼もしいご夫婦が運営するとても家庭的で居心地のよいお宿だった。

ロビーに置いてあるサッカーゲームはなかなかの白熱。是非またおじゃましたいです。


日曜日は何も予定を考えていなかったけど、結局、本栖湖北側にある烏帽子岳の頂上にある、NHKのテレビ放送アンテナのところまで登り、富士山麓の絶景を満喫。

しかし予報通り雨雲が垂れ込めてきたので、その先のパノラマ台は諦めて、早々に来た道を下山してバスで下り、子どものリクエストでまたまたまかいの牧場に行くことに。

最後はとうとう雨が降ってきちゃったけど、2日間いろんなこと体験できたね。


牛の乳しぼり。僕もやってみたけど、とても柔らかで温かな乳首でした(笑)。


馬やヤギさんへのエサやり。舌でぺろぺろときれいにさらっていきます。


結構疲れたけど、子どもにとっても充実した(しすぎた?)2日間でありやした。観光地化されていない本栖湖は人気も少なくて、とてもよいスポット。また機会があれば是非行ってみたいと思う。

(オマケ)
旅の途中、本栖湖畔の小さな売店で偶然に出会ったシャトー勝沼のワイン「Imamura」は、とても美味しいワインでした。

僕らが飲んだのは赤だったけど、売店のオバさんの説明もホドホドにまあいいかという程度の気分で買ったんだけど、いやいやかなりイケましたよ、これ。



3/22/2015

驛の食卓にて

さてさて、親バカ続きではありますが、先週の卒園に続いて、今週は6才のお誕生日でありました。

関内にある地ビールのレストラン「驛の食卓」さんにて家族でディナーパーティーをすることに。完全に親の趣味になっていますが、やっぱり料理もお酒もおいしくてお値段も納得なのでね。

僕はピルスナー、アルト、横浜ラガー、バイツェンを2杯という順番で、しっかり飲ませていただきました。美味しいビールです。

そういえば幼稚園の卒業式で先生が卒業生の名前を紹介する際に、子どもたちひとりずつについての短い想い出話を披露してくださったのですが、うちの子については、「みんなで食べもの屋さんごっこをしたとき、白いおひげをつけたおじいさんに変装して、『ご注文は何にしますか?』ときかれると『ビールがいいですぅ』とこたえていましたね」というものでした。笑とけ、笑とけ。

宴のクライマックスには、お店の人が趣向を凝らしてくれたデザートプレートを用意してくれ、ピアノの生演奏と店員さん達の見事なオペラコーラスによる「ハッピーバースデー」に、ホールのお客さんも皆さん加わってくれての大合唱に。

なんとかローソクを吹き消した子どもは、ビックリと感動でもう半泣きでした(笑)。


おめでとう。6才の春も夏も秋も冬も、たった一度きりのものだからね。あ、でもそれは50才でも同じことか。

デザートは好きなだけ食べなさいと言ったら、ホントにほとんどひとりで食べてしまいました(笑)、やれやれ。


3/15/2015

卒業式

子どもが幼稚園を卒業しました。妻と一緒に卒業式に参加して、お誕生日会以上にとても素敵な時間を過ごしました。

参加して意外だったのは、このおおらかで開かれた幼稚園に子どもを行かせて本当によかったなという気持ちが、式を経るにつれてしみじみこみ上げてきたことです。

自分自身の過去の学業の卒業経験においても(まったく大したものではないんだけど)、そういう感情を抱いたことは正直ありませんでした。


式を終えた午後は、家に帰って着替えを済ませた後にみなとみらいに出かけて、遊園地で乗り物にいっぱい乗せてあげて、平日の午後4時前の誰もいない回転寿しのテーブル席で、ママのこの3年間の苦労をねぎらうことも併せて乾杯しました。ありがとう。

子どもの毎度のリクエスト「デザートある?」には、ハードロックカフェに場所を移してボリューム満点のホームメードブラウニーでどや!さすがにこのボリュームと美味しさには子どもも満足したようです。僕もたくさんお酒を飲みました。


もうママの自転車のうしろには乗れないよ。電車やバスに乗るときは切符買うんだよ。お片づけはもう少し自分でじょうずにしようね。お勉強は紙とエンピツだけじゃないよ。

幼稚園卒業おめでとう、ありがとう。いつも怒ってばかりでゴメンね。まだまだいっぱいいろんなことしようね。




3/05/2015

幕が上がる

子どもが通う幼稚園では、毎月クラスのお誕生日のお友だちをお祝いするイベントが開催されているそうで、3月生まれのうちの子どもも、卒園を目前にした今日、お誕生日会を開催してもらえることに。

このイベントだけは子どもの父母も教室に参加することができるとのことで、こういう機会はもうないと仕事を休んで、妻とともに参加することにした。まあこういうのって大抵はママだけが参加するんだろうけど、唯一無二の機会だからね。

お友だちから歌のプレゼントがあり、みんなでキャンドルを吹き消したり、先生と子どもたちとママパパを交えた質問コーナーがあったりと、これがとてもとても想い出深い体験になりました。

最後には園児有志による短編劇「エルマーの冒険」も上演され、廃材を使った手作りの小道具で着飾った小さな役者たちのかわいい演技を楽しませてもらった。うちの子どもはライオンの役を熱演。

幼稚園も残すところあと1週間。3年間のなかで一番成長した姿を見ることができて、僕としては参加して本当によかったです。こういう機会は大切にしないといけないですね。お招きくださったお友だちや幼稚園の皆さん、本当にありがとうございました。

お誕生日会が終わった僕はもちろん職場に向かうこともなく(笑)、せっかくお休みなのだからと、先週から上映が始まったももクロの主演映画「幕が上がる」を鑑賞することに。その前にピースフラワーマーケットカフェで、チーズスコーンとコーヒーでちょっと腹ごしらえ。

今回の映画は、高校の演劇部活動を題材にした平田オリザ氏の原作を本広克行監督が映画化したもの。原作者と監督と主演のコメントは作品公式サイトでどうぞ。僕はこれ以外の情報は一切目にせず耳に入れず劇場に臨みました(なんでもそうだけど絶対にそうすべきだよ)。

ある意味似た様な設定だった過去の脚本映像作品「ももドラ」「天使とジャンプ」も悪くはないけど、どこか視ていてちょっと小っ恥ずかしくなる場面もないわけではなかった。だけど今回の映画は堂々たる内容、本当に素晴らしい青春映画になりました。

2日前のKISSとの共演の記憶もまだ生々しいなかで、半年以上前に撮影されたものとはいえ、この堂々たる主演ぶりにはやっぱりスゴいもんだなあ、ももクロ。

別に観客動員数が何位だとかそういうことはいいのです。作品の素晴らしさとそういう数字は比例するものではないと僕は思います。量を追うのと質を追うのは同じじゃないからね。

ひとつだけネタバレではないのですが書いときますと、映画が終わるエンドロールの一番最後で監督の名前が出る直前に、単純なんですがある意味異例とも思われるメッセージが出ます。あれがこの作品の製作サイドの自信と言うんですかね、この作品のテーマにもなっている「生きてるからにはやらなきゃ、そしてやるからには...」っていうことを自分たちもやりきったっていうメッセージなんだと受け取りました。

もうねえ、はっきり言って、こんなことしてる場合じゃないって、僕もそう思いましたよ。

幼稚園のイベントで子どもの成長を実感して、期待とか責任とかをしっかり実感させてもらって、その後に映画を観てまた自分自身のこれまでのことこれからのことをやっぱりかと認識させてくれた。

両立することは難しいのだろうけど、あきらめてどうのということではないと思う。僕と家族のプライオリティは難しいところだけど、それ以外のことはやっぱり自分の中での意識に合致していなければ、客観的な事象に過ぎないです。

先週、仕事で外出した際に地下鉄六本木駅のホームで。
今日の夕方、子どもの習いごとを終えて根岸駅で見上げた空。

いい一日でした。


3/03/2015

KISS with ももクロ@東京ドーム

たぶん23年ぶりに行く東京ドームコンサート。最後に観たのはU2だったと思う。

おなじみのMC(ちょっと軽くなったけど)に続いて、"Detroit Rock City"でスタート!スゲぇ!カッコいい!

もう直ぐさま小学6年生の時の1977年に、NHKテレビで視た「ヤング・ミュージック・ショー」の記憶が蘇ってきた。かと思うと、社宅の4畳半の僕の部屋、親父が使ってたメッチャ古いオーディオとか、当時の父さん母さんの姿とか次々に思い出されて、思わず目の前の光景が滲む。昨日は母さんの命日だったなあ。

ポール=スタンレイ、セクシー素敵!

KISSの伝統芸はすべてあのときのまま健在!火吹き、ギター花火、血のり吐き、迫り上がりドラム、ギター壊し、火の粉雨等々。これはジーンの火吹き。

とにかくパワー全開で90分駆け抜けるスゴいオヤジ軍団。"Parasite"、"Strutter"、"Sout It Out Loud"、"God Thunder"、"Black Diamond"などなど、僕の知ってる曲は全部大声で唄いまくった。

そして、ももクロはアンコールで登場!コラボ作品「夢の浮き世で咲いてみな」と「Rock'n'Roll All Nite」をもちろんフルコーラスでしっかりやりきった。MCなしで、アメリカの神様をしっかりリスペクト!お見事!

KISSをこういう形で生で観るなんて夢にも思わなかったけど、とてもいい貴重な経験になった。やっぱり初心貫徹!

ありがとうKISS!ももクロ!


3/01/2015

南本牧ふ頭ウォーキング

先週は後味悪く金曜日の業務を終えて帰宅。足りないものもいろいろあるけど、やはりだんだんと刃物の端に追いつめられていく自分をいやでも思い知る。

帰宅後、テレビの音楽番組「ミュージックステーション」に出演したキッスとももクロのコラボを視ることで、幾分気持ちが和んだ。来週はいよいよ東京ドーム。

土曜日は気を取り直して早朝ウォーキング。今回は気分を変えたくて、新しいコースを試してみることに。

自宅から本牧通りに出てすぐに首都高速湾岸線の高架下を走る神奈川臨海鉄道沿いに歩いて、かもめ町を海側に折れた先にある南本牧ふ頭を目指すコース。

高速の高架下は思ったより歩き甲斐のある距離。早朝でも中央市場や日本石油に向かうトラックやタンクローリーが時折走り抜けるがまだ台数は少なく、車道と歩道はかなり間を空けてあるので結構快適に歩くことができる。

かもめ町から南本牧へ至る県道は初めて通る道。埋立地の港湾らしい長い直線を歩いてゆくと南本牧大橋へ。

橋の入口にあるお決まりの「関係者以外立入り禁止」の看板の脇を通って橋を渡る(笑)。ここからがいよいよ南本牧ふ頭である。
橋の南西側の眺め。向こう側に見えるのが南本牧ふ頭のコンテナヤード。瑞穂ふ頭に比べて新しいし大きい。土曜日の朝6時前だけど時折コンテナヤードに車両が入ってゆく。
橋を渡って突き当たりまで歩いたところの右側の様子がこちら。これを進んでいくと現在工事中の新しいターミナルの方に行けるんだけど、同じ「関係者以外立入り禁止」でもこの雰囲気はねえ。さすがに今回はやめておくことに。
南東側の海を望むとちょうどまさに日の出の時刻。きれいな朝日を拝むことができた。
朝の冷たい空気と太陽の輝きに、昨日までの仕事の鬱憤もあっという間に吹き飛んだ。初めて来たのにこの眺め!幸運だった。
埠頭内の倉庫を周期する道路をぐるっと回って再び橋を渡ってかもめ町へ。橋の上から北東側の眺め。朝日のなかに東京湾を行き交う多くの船やウミネコの群れや美しい雲を眺めることができた。
帰りはかもめ町からまた臨海鉄道沿いに横浜本牧駅まで歩いて、そこからベイタウン経由で歩き慣れた本牧山頂公園を通り抜けて自宅に戻った。

埠頭内とかもめ町で少し様子を見るのに周回する道を回ったりした分、距離が伸びたのもあって今回の総歩行距離は14.2km。これを2時間6分で歩いた。比較的長めだったけどいいペースだったと思う。

瑞穂ふ頭〜みなとみらいの「みなとみらいコース」に続いて、新しく「南本牧コース」ができた。こちらは観光地とは無縁のいま新しく拡がりつつある横浜港の姿を楽しむことができるよいコースだ。

この週末、元町周辺はチャーミングセールで大変なにぎわいだった。ここ数年で年々人が増えているようにさえ感じる。もちろん地元の街がにぎわうのはよいことだ。

そうした賑わいとは別の意味でこれからコンテナや船や車両が行き交うことになる南本牧だけど、ここの景色もここ数年で大きく変わっていくのだろう。またちょくちょく訪れてはその変化も楽しみたいと思う。

注意したいのは、今回ご紹介した高速湾岸線高架下の臨海鉄道沿線、かもめ町、南本牧ふ頭などのエリアは、いずれも非常に人が少ない場所であり、日没以後はウォーキングやランニングなどの目的では入らない方が無難だ。もちろんその人気の少なさが僕にとっては大きな魅力なのだけど。