8/03/2014

子どものなつやすみ

8月になった。

子どもは夏休み本番。先週のももクロの後も、スイミング教室の夏期プログラムに出て頑張った。フォームはまだ全然だがクロールと背面泳ぎで、それぞれ25メートルを泳ぎきったとのこと。もうすでにパパを超えてしまったね(笑)。

土曜日はパシフィコ横浜で開催中の恐竜展に出かけた。会場の半分がアメリカのモンタナ州にある博物館との共同で、化石や骨格の復元と生きている恐竜を想像的に再現したロボットの展示で、残りの半分が恐竜ロボットにちなんだ展示と物販コーナーだった。週末の割には思った程の人混みではなかったが、家族連れを中心ににぎわっていた。子どもにはやはり骨格モデルとかよりも再現ロボットが人気のようだ。

その後、会場の近くにあるハンドメイドの鞄で有名なお店が経営するランドセルの専門店に立ち寄った。

当初はどんなものか実物を見に行くつもりだったのだけど、子どもが気に入った色の組み合わせがあったので、早々と注文してしまった。実際に届くのは秋深まった頃だそうだ。

僕は小学校のあいだはランドセルを使ったと思うが、それはもう実家と一緒に処分してしまった。まあ残してあったところでどうにかなったとも思えないのであるが。

日曜日は子どもが夕方に元町で散髪をするというので、午前中に子どもと2人で出かけて元町公園にある「元町プール」に行ってみた。

ここは昔からある市民プールという感じで、公園の緑のなかに50メートルプールがあるだけなのだが、ある意味で本当の元町庶民のプールなのである。これはここに行った人にしかなかなか分らないのだけど。

水深は1.2〜1.4メートルで当然子どもは足は届かない。もっぱら浮き輪を使ってはしゃいでいたが、時折浮き輪を遠くに投げてやると、そこまでは自力で泳いで取りに行っては、またそのなかに入ってはしゃぐを繰り返していた。

1時間半程プールで遊んで、少し遅目のお昼を食べることに。結局ガストになって子どもはハンバーグとカレーとサラダのジュニアプレート、僕はマルゲリータピザでグラスビールをチビチビやった。ジョッキでぐびっと行きたいところだったが、ぐっとガマンした。

子どもは明日から1泊2日で毎週行っている幼児教室が主催するサマーキャンプに参加する。

申込んだものの本当に行かせるべきかどうかと揺れていたママだったが、直前で腹を決めたようで(面白いことに子どももそれまではキャンプについては中途半端なことを言っていた)昨日からせっせと準備に取りかかってくれていた。

そういうサービスに参加することが子どもにどういう効果があるのかと言われれば、明確な答えはない。自分の幼少時代から考えれば、とんでもなくいろいろなイベントが目白押しなんだけど、結局子どもに一番大きく影響するのは自分たち親の存在なのだろう。

子どもには自分たちが持っているものを持たせたい、あるいは継がせたいと思うのが親心の本性というものなのだろうけど、それを選ぶのはあくまでも子どもだ。

そしてそれを時によかれと思い、ときに後悔するのもまた子どもである。

それにしても子どもは本当に日々成長している。部屋や風呂や乗り物のなかで何気に交わしている会話ひとつとっても、都度々々で唐突にその証があふれ出す。しばらく経ってから、それを感じ取った瞬間の自分の表情を想像してみる。

子どもはなつやすみも休まずに成長を続ける。

(おまけ)
ランドセルを注文した後、みなとみらいにあった手のひらのオブジェによじ登って、飛び降りる決心を固めつつある場面。

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