文化の日を挟んだ3連休。お天気はあまりぱっとしなかったけど、秋らしい気候のお休みだった。
長野に行った際に軽井沢の山中を少し歩いてみたのがいい経験だったので、連休の中日は近場の山に行ってみようということに。いろいろ考えて、県西北部にある山北町の高松山に行ってみることにした。
標高801mというからまあそこそこの高さではある。朝8時に自宅を出て、根岸線→東海道線→御殿場線と乗り継いで、山北駅に着いたのが10時少し前。山の入り口までのバスはちょうどいい時間のがなかったので、駅から歩いて行くことに。
ちょうどこの日は室生神社の流鏑馬の日。駅前から2つの神輿が出発するところに出くわした。
この町ではとても大切な行事の様だが、神輿を引く人が若干寂しい感じだったので、飛び入り自由ということでうちの子どももちょっとだけ行列に参加。
途中、コンビニで昼の弁当でもと思っていたが、ちょっと遠回りしないと行けなかったので、地元のスーパーでサンドイッチとお惣菜、お菓子などを調達して、山の入り口を目指して20分程度歩いた。
子どもは早くも疲れたのかぐずり気味。この先数時間の行程が思いやられ、途中で引き返すことも覚悟しつつ、高松山へいざ出発。頑張るぞお!
しばらくは舗装された農道が続くのだけどやがてすっかり木々が立ち並ぶ山道へ。中間地点と言われるお地蔵様があるビリ堂を目指す。農道ではぐずっていた子どもも、山のなかに入ると何かと好奇心を刺激されるのか、くずらず山歩きに興じる様になった。
途中、結構木が傾いたり折れて倒れたり、弱った枝がいくつも落ちていたりと、なかなかいい感じで森のなかの山道を進んで行く。マウンテンバイクで下ってきた男性のグループに出会ったりもしたが、他に人に会うこともなかった。子どもも落ちている木の実やらに興味を示す余裕ぶり。
ビリ堂に着いたのは山北駅を出発して2時間後でありました。意外に時間がかかった。ここで山頂方面から降りてきたおじさん2人組と、後ろから追いついてきた1人のおじさん(この人は御殿場線の車内から一緒だった)に出会った。
ビリ堂を出ると山頂まで40分とのことなのだが、ここから急に傾斜が急になって道が険しくなる。ところどころ山道の階段が崩落したり、木が倒れたりしているところもあったけど、子どもは頑張ってチャレンジを続けてくれた。
山頂まで5分という標識を折れると、急に頭上の視界が開けて道も広くなだらかに。ゴールは間近と駆け出す妻と子ども。
ということで、午後1時半少し前に無事に山頂の草原に到着。いやあお疲れさまでした。
薄曇りだったお天気もかなり晴れ間が出てきて、この日はかさ雲を被った富士山を見ることができました(僕のこれまでの人生で2度目です)。昔の人はかさ雲を悪い兆候だと考えることもあった様ですが、まあなかなか見られないものを見ることができたのはラッキーであります。しかもこんな場所からね。
目の前に拡がる丹沢の山々も雲と霧がかかってとてもきれいで、本当にここまで頑張った甲斐がありました。
草原には3組ほどの家族連れやグループが居て、僕らもベンチでお弁当のサンドイッチにパクつきました。もうおなかはペコペコ。子どもも大人と同じだけきっちり平らげました。富士山見ながらのお昼は最高です。頂上でおやつも食べながら1時間ほどのんびり過ごし、最高の秋の空気を満喫しました。
帰りは第六天を目指す下り山道。こちらはもっと倒木とかも多くていたるところで山道が通れなくなっていました。下の写真では、本当は中央やや左が山道なのですが、仕方ないので足場の悪いなか倒れた木を迂回して前進!
風のせいか直角に折れ曲がった木もありました。
そんなこんなで山頂から1時間弱で第六天に到着。ここからは、細い沢だった流れがいくつも集まって尺里川になってゆく様を眺めながら、延々とクネクネが続く急な林道を降りて行きます。降りること約1時間40分。こちらから登っていたらたぶん子どもは持たなかったでしょう。
最後の最後で足が痛いと泣き言も出始めましたが、妻がアメを小出しにして、パパのくだらないジョークで気を紛らわせながらなんとか無事に出発した山の入り口まで戻って来ることができました。時間は午後4時半。山頂での時間も含め6時間のハイキングでした。楽しかったあ!
山の中の道なので正確な距離は定かでありませんが、駅から含めて確実に15kmはあったと思います。加えて上り下りだからね。いやあ、本当にここまで頑張ってくれるとは。
最後の方は僕もちょっと足に来てたから抱っこもできないしと心配したけど、無事に歩いてくれたのは、本人も親としてもちょっとした自信につながったと思います。
バスで山北駅まで戻って、駅の近くにある町営の温浴施設「さくらの湯」でひと風呂浴びました。お祭りだったこともあって地元の人も含めて賑わってました。
本当は山北駅前でビールでもと思ったのですが、そういう事情で数軒のお店はどこも一杯。諦めて電車で帰ることにしました。大船駅で降りて駅ビルにあったイタリアンレストランで夜ご飯を兼ねてビールとワインで乾杯!お疲れさまでしたあ。
東海道線では爆睡だった子どもも夜ご飯でまた元気になって、帰りの根岸線ではママにチューしたりとはしゃいでおりました。パパにもチューしておくれぇ。
あんまり本格的な登山をやる気はないけど、こういうトレッキング程度のものならまた行ってもいいかな。丹沢山系はいろいろと楽しめそうなので、冬がくる前にまた来てみようかな。
土曜日は久しぶりに大さん橋までのウォーキングもしたし、続いて日曜日にこの山歩き。3連休最終日の今朝は心配された筋肉痛もそれほどなかった。今日は家でのんびり過ごして疲れを癒した。いいお休みでありました。
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