先週末はロボット展で子どもに展示を見せるために抱っこをしたり、翌朝も起きて来た子どもに「おはよう!」と抱き上げたり、そんなこともしたわけだが、別に特段いつもより多くそういうことをしたようなつもりもなかった。
確かに腰に疲れが来てるなあと思ったけど、それは休みに入る前からそんな感じだったところもあり、前の週の仕事の具合なんかも影響していたのだろうと思う。
前回のろぐを書く前に、腰の調子がイマイチということもあって、子どもをお風呂に入れるのは妻にお願いして、自分は後から独りで入らせてもらった。
のんびり入浴して(実はそれも痛めた腰にはよくないのだが)風呂をあがって身体を拭いて、さあろぐでも書いて一杯やるかと思いながら、足下のバスマットに手を伸ばしたその時、それは突然思いがけずに腰にやって来た。
うっ!と思いつつもまだ耐えられる程度の痛み。危ない危ないと思いながらゆっくり2階に上がり、簡単にろぐを書いて、買ってあった日本酒とぐい呑み代わりの湯呑みを用意して、痛めた腰を気遣いながら床に腰を下ろして、音楽を聴きながら酒を呑み始めた。
少し呑んでほろ酔いが出始めた頃になって、つまみが欲しくなったので「おっ、そういえば晩飯の天ぷらの残りがあったなあ」と立ち上がろうとしたのだが、それはもはや叶わぬこととなっていた。
11年前に患ったヘルニアの経験で痛みとの対峙の仕方は身体が心得ていたものの、あの時は足のしびれに往生したのに対して、腰がここまで痛重くなったのは初めてのことだった。
とりあえず、先ずその場で立ち上がるまでに30分を要した。それでも必死の思いで酒の瓶や湯呑みやワイヤレスキーボードやトラックパッドなどを片付け、寝室がある1階に降りるまでにさらに30分をかけた。
翌日からは仕事はある大きなイベントが開催される大事な週だったのだが、とりあえずiPadで職場の上司とか同僚に現状を伝える短いメールを出したのが、夜中の1時前頃だったと思う。
その夜はどういう風に床に横になったものかを模索するだけで、ほとんど眠ることができなかった。
結局、水曜日まで仕事を休むことになってしまった。月曜日はほぼ終日床に伏し、火曜日の午後になってようやくちょっと起きられる様になった。水曜日は家の中をそろりそろりと動いて過ごした。
幸い発症当夜から悪化することはなく、段階的に症状は改善していったが、木曜金曜はコルセットを巻いてスローモーションで出社することに。この週末になってようやくまともに歩いたりできるまでになった次第である。
いままでの経験から、結局病院には行かなかった。「ぎっくり腰ですね」とか言われて大して意味のないレントゲン撮られて、シップと飲み薬をもらって、数千円といったところだろうが、シップなら妻が買ってきてくれたのがよく効いたし、飲み薬もいまはいいのが薬局で手に入る。
大事な時に仕事を休んでしまうことでいろいろ迷惑をかけたことは申し訳ないと思いつつも、子どもは夜寝る時も朝起きる時も傍らにパパが居るという状況に、まんざらでもない様子。
いつもは妻の方に寄り添って寝ているのが、今週はもっぱら僕の側で寝ていた。おかげで寝相の悪さで顔面にチョップを数回食らったが、まあそれも心のお薬にはなったようだ。
日曜日の今日は、子どもが通う音楽教室のイベントがみなとみらいであるというので、コルセットを巻いてちょっと出かけてみた。
業界では有名な人だと言うエレクトーン奏者のミニコンサートは、上手だしキレイな音楽だとは思ったが、やはりいかにもという感じ。メディアの急激な変化の中で、こういう音楽もおそらくはそう長くは続かないだろうなあ。
ピアノやエレクトーンの展示コーナーの片隅で暇そうにしていた、管楽器のコーナーに足を留めたところ、係員が子どもを相手にしてくれて(余程暇だったのだろう)、本物のクラリネットを試しに吹いてみるかと言ってくれた。子どもは複雑な形をした管楽器に興味津々である。
わざわざ新しいリードを1枚出してくれて、子どもの口にくわえさせて湿らせる。それをマウスピースにセットしてもらって、先ずはそれを咥えて思い切り吹いてみる様に言われる。咥え方を直して2度目の挑戦でいきなり立派な音が出て、係員も親も本人もビックリ(笑)。
ならばとマウスピースをクラリネット本体にセットしてもらって、開放で持たせて吹かせてみると、これまた勢いのあるFの音が騒々しい場内に鳴り響いた。
子どもの最初のクラリネットリサイタルは、大きなFが3音で終了したが、係のお兄さんに使ったリードをもらってご満悦だった。やっぱり楽器は自分の身体使って鳴らさないとね。
まだ無理は禁物だけど1週間で腰はだいぶんよくなった。あとしばらくは仕事に行く時はコルセット撒いたりして大事にします。
それからやっぱりウォーキングとか朝の体操とかさぼりがちだったからなあ。それもちゃんと続けないとなあ。皆さんも気をつけてくださいね。こいつはホント思いがけずにやってきますよ。
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