仕事の関係で参加している交流会のイベントで、横須賀に寄港しているアメリカ海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」の艦内を見学させていただける機会があった。こんなチャンスは二度とないだろうと、予定表が空欄なのを確認して即参加予約を出したら、何とか仲間に入れてもらえた。
横須賀駅に集合し、今回の企画を推進していただいた海上自衛隊のバスで米軍横須賀基地へ。正門前の車内で事実上の「入国審査」をして基地内へ。居住区を通ってドックや桟橋のある軍港エリアに入るも、目指す空母の姿はなかなか見えない。
途中、一瞬数百メートル先にその勇姿が見える。あまりのデカさに驚く間もなくすぐにまた姿が見えなくなる。しばらく走ったらバスが止まり、気づくと接岸している空母の真ん前に降ろされた。
船の全長は330メートル。至近距離から船の全貌を拝むことはもはや不可能である。見上げると巨大な艦橋が頭上にそびえていた。こちらは24階建てのビルに相当するのだとか。もうこれは船ではなく建造物である。
簡単なオリエンテーションの後に格納庫に通され、その後、飛行甲板に上がらせていただいた。格納庫は伽藍堂だったが巨大な港湾倉庫のような感じ。壁面には士気を高めるいろいろな絵が描かれている。
急な階段をいくつも登って飛行甲板へ。参加申し込みの条件に「足腰のしっかりした健常者に限る」と書かれていた意味がわかる。
広大な甲板は、船の上というよりどこかの港の桟橋に立っているような感じである。以前大さん橋で載せてもらった海上自衛隊の「日向」も大きかったが、やはりこの広さはその比ではない。
艦では米軍の乗員や広報担当者などが常に十数名一緒だったが、みんな非常にフレンドリーで礼儀正しかった。もうこんな機会は二度とないだろうと思いながら下艦し、再びバスで基地を後にして、1時間あまりの米国訪問は終わった。
海上自衛隊の食堂でお昼を食べて、午後は横須賀総監の講話(非常に興味深い内容だった)の後、護衛艦「むらさめ」を見学させていただいた。日本の護衛艦は隅々まで非常にきれいで、それがいろいろな感情を呼び起こしもした。
日曜日から9月になった。この週末はまた蒸し暑さがぶり返したが、早起きしてウォーキングすると、日が昇って来るまでは涼しかったのが、昇るに連れてどんどん気温も上昇するのがよくわかった。
子どもにとっては夏休み最後の日。どこに行きたいかな?と聞くと、海に行きたいのだという。
当初は夏休み中にお友達とママ達で行ったという観音崎に行こうと思ったのだけど、子どもが「パパとママとでいったうみがいい」というので、どうやら津久井浜のことを言っているらしい。
まあそれも悪くないのだが、ちょっとだけ足を伸ばして一駅先の三浦海岸に行ってみることにした。三浦海岸駅近くの居酒屋「あやとり」さんでマグロブツ定食とマグロ丼をいただいて腹ごしらえ。やはり三崎のマグロは美味しい。
浜に着いてみると海水浴客は少なくて、すでに海の家は取り壊しが始まっていた。浜の真ん中に簡易テントを設営して、僕と子どもはいざ海へ!
この日は波が比較的高くて、水も適度に冷たさがあって、子どもにとってはある意味初めての海らしい海の体験だった。
もはや波を怖がって泣くこともなく、時折押し寄せる1メートル近い波に(さすがに最初はビビっていたが)頭からのまれながらも、海を楽しんでくれていた。もちろんお決まりの砂遊びもしっかりやった。
子どもにとっては水に慣れて、プールや海でいろいろなことができる様になった夏休みだった。成長したね!相変わらずおなかは満腹ポッコリだね。
帰りは近くにあるマホロバマインズでお風呂を借りて汗と潮と砂を洗い流した。大浴場はタオル付きで大人1000円なり。銭湯よりは高いがまあ夏休み最後だからと楽しむことにした。三浦海岸駅までマイクロバスで送ってくれ快適だった。
快適ついでに僕はさっき行った「あやとり」さんでどうしてもビールをやりたかったのだけど、さっき行ったというのと時間が早い(午後4時過ぎ)という理由で妻には却下されてしまい、この夏の名残り惜しい想い出となった。残念!(まあその後、山手のお好み焼き屋さんでビールは飲めた)
夏はいい。海はいい。波をずっと見てても飽きないね。9月になってももう1回くらいは海に入れないかなあ。
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