10/02/2011

トイレのれんしゅう

子どもが2歳半になり、どこの幼稚園に入れようかと心を悩ます毎日である。体験入園やら人々の評判などをして、直に悶々としているのはもっぱら妻の方で、僕はその話を聞きながら(確かに悩ましいのではあるが)、「そうだねえ、うーむ」とか言っているだけの様なものかもしれない。

3年保育の幼稚園であれば入るのは今度の4月ということになり、あと半年である。幼稚園に入るまでにやっておかなくてはいけないことに、オムツをはずすということがある。おしっこやうんちをちゃんとトイレでできる様にならないといけないわけだ。

僕自身の記憶にはそういう練習をしたという覚えはないし、寝小便などの記憶もない。ただ、うんちだけは4歳くらいまで終わったあとで紙でお尻を拭いたりするのを、母親にお願いしていたような記憶はある。まあお恥ずかしい話だが、うんちをトイレで一人でちゃんとできるようになるまで、それなりの紆余曲折があった。

さて、北海道の旅行から帰った次の日曜日から、うちの子もいよいよそのトレーニングを始めることになった。

トレーニングパンツなどを履かせて、漏れを防ぎつつ本人にオムツ排便の不快感を学習させる方法もあるようだが、うちは妻の一存でいきなり普通のパンツを履かせることにした。ご近所の先輩ママも大抵はそうしてきたらしい。

子どもがトイレに興味を持つようにエンターテイメント気分を盛り上げようと、2階の狭いトイレを当面子ども専用にして、妻が画用紙やらを使ってショーアップ。

トイレでできたら、ニコニコマークをつけてあげるという約束でスコアボード(?)を目の前に置く。ちなみに黄色はおしっこ、青はうんちである。こちらも、子どもの好きなカーズのキャラクター(紙製のすごろくゲームか何かのカバーをとってあった)で雰囲気を盛り上げた。


さて、初日は予想通りまったくトイレを嫌がって床上浸水3連発だった。ところが、意外にも翌日からトイレでおしっこを出すことを始め、その頻度はすぐに増え始めたようだ。もちろん何かで泣いた拍子に力が入って漏らすということもあったが、少なくとも家でパンツを履いているときに漏らす頻度は2週間でほぼゼロになった。

いまでも外出の時と夜寝る時はオムツである。それでも3週目に入る頃には、朝起きてもオムツは濡れておらず、トイレに座らせるとそこでおしっこをするようになった。出かけている時も、時間を見ながら(ほぼ2時間が目安)「おしっこどう?」と声をかけると、「でないよお」を繰り返すも、お店のトイレに連れて行ってまたがらせると、大抵そこでするようになった。

うんちについては、これまでにトイレにまたがってできたのはまだ2回。パンツの中にすることもあったし、シャワーを浴びている時に風呂場で突然やったこともあった。オムツをしている時はそういうことはなかったので、もう明らかに何らかの意識はできているのだとは思うが、まだコントロール以前の状況ということか。まあこちらはしばらく時間がかかりそうだ。


気がつけば、表情や仕種もどんどん豊かになっているし、言葉もかなり増えた。勝手に歌を歌っていることもあるし、人見知りも少しずつだが和らいできている様に思う。性格的な特徴はいろいろあるが、少なくとも僕自身のことを考えれば、なんとなくわかるようなことばかりである。

幼稚園は確かに悩ましいが、どんな方針のところに預けるにせよ、そこにはない(と思われる)部分は何らかの方法で補っていかねばならないのだろう。のびのび型とか、しつけ重視とか、身体作り重視とか、勉強重視とか。。。幼稚園にお任せするということではダメなのだろう。

人生に意味はない。それを意味あるものにしようとすることが人生であって、それは本人のものだ。親はそのお手伝いを少しできるだけ。

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