12/24/2018

クリスマスイヴの夕方に

年の瀬。いつの間にか、本格的な寒さがやってくるとインフルエンザやいろいろな風邪に対して敏感になるようになった。

予防接種やマスクよりは日常的な予防洗いが有効というのが、ここ数年で僕の身についたモットーである。小まめな手洗い、喉うがい、そして鼻うがい。鼻うがいはやりすぎると鼻によくないらしいので、基本的には通勤電車に乗った後と決めている。

あとはやっぱり日頃からの心身の健康だけど、心の健康はやはり厄介なものだ。趣味というか自分から楽しむことで気分がスッキリできるものがあることは大切だ。そういう事や時間が持てない人は本当に気の毒である。

仕事が趣味だと言って憚らない人もいるが、その場合はやはり総じてその仕事は当然うまく運んで世の中のためになっているはずなので、いまの日本の状況を考えればそう言える人はかなり稀有な存在に違いない。


クリスマスイヴまでの3連休を前に、子どもが木曜日の夜から突然発熱してしまい、年に一度の大繁忙期を迎えるケーキ屋のバイトで首が回らない妻に代わって、一段落ついたのかよくわからないまま大きな予定がなかった僕が、金曜日に子どもを近くのクリニックに連れて行った。

根岸台の閑静な住宅をそのまま病院にした診察室で、鼻に綿棒を突っ込んでもらったインフルエンザの検査結果は幸いにも陰性だった。風邪の飲み薬をもらって家に帰り、子どもを寝かせて僕は家のリビングから職場に置いてるPCを通して仕事に参加する。

ちょっとした想定外の出来事への対応もあったけど、そうした仕事の多くは関係する人たちとのコミュニケーションで解決できる。テキストのチャット画面で3,4人同時並行で会話ができるので、職場でバタバタするよりもよほど効率的に思える。

実はその夜、どうしても仕事関係の飲み会に参加せざるを得なくて、会社の近くまで出かけたのだがはっきり言って後悔した。2時間飲み放題で4800円...ひどい料理でどう考えてもお得ではないコースだった。交わされたやりとりも...。

3連休で子どもは順調に回復し、塾の冬期講習(といっても家ではろくに勉強もしないだろうから塾に行かせてプリントをやらせるようなものなのだが)に行ったりする間、僕がそれを迎えに行ったり、帰った子どもとリヴィングのクリスマスの飾り付けをしたりした。

わが家のクリスマスは日曜日の夜にチキンとスパークリングワインと妻のお店のケーキでお祝いをした。サンタさんはその日の夜中に子どもが欲しがったゲームではないプレゼントを持ってやってきた。

さすがに子どもももう気づいてはいると思うのだが、今年まではそうすることにした。来年からはリヴィングに大きなツリーを飾って、その下で家族でプレゼントの交換をしたいのだそうだ。


クリスマスイヴも妻はバイトに出かけ、子どもは冬季講習の後、野球チーム恒例の親子大会に興じ、夕方からは妻と子どもは野球チームの納会に出かけて行った。

僕はようやく自分の時間ができた感じで、昼に子どもを送り出した後は北風が吹く横浜を10キロほど歩いた。

いまは自宅で独りでろぐを書きながら、菊地雅晃の「・・・15分なら過去へも未来へも行けるよ・・・」をスピーカーで大きめの音量で聴いている。

ウッドベースから出せるいろいろな音の断片がリングモジュレータやフィルターを通して奏でられるのを聴いていると、解き放たれた音の感覚とそれらが織りなす中で瞬間的に表出する驚きや美しさに感覚が弄ばれるのが心地よく感じられる。これが僕の趣味。


明日から4日間で仕事納めになるわけだが、最終日は仕事をしないつもりなので実質的には3日である。片付けないといけないことは何だっけ...。

どれも大事な仕事なのかどうでもいい仕事なのかよくわからないけど仕事は仕事である。まあ3日もあればどうにでもなるだろう。


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