10/08/2018

バール・フィリップス「コール ミー ホェン ユー ゲット ゼア」

前回ご紹介したバール・フィリップスのラストソロを何度も聴いた。素晴らしい。家でヘッドフォンで聴くのが残念ながらいまの僕には最善の鑑賞法である。

同時に彼の過去の作品も持っているものを聴き漁っているんだけど、あまりこういう音楽に馴染みのない人にも是非オススメしたいのが、多重録音による作品"Call Me When You Get There"である。

一種のアンビエント系音楽とも言える内容だけど、これを聴くにつけ彼の(あるいはこうした即興音楽家達すべてがそうなのだが)演奏がいかに深く考えられているものかがよくわかる。たとえそれが一瞬の閃きであっても、考えることの深さと時間は関係ない。

「着いたら知らせてくれ」というタイトルの意味は、ジャケットに綴られた散文からゆるりと推測されたい。

この作品はCD化されることはなかったけど、最近ではアップルの音楽ストアやいわゆるハイレゾ音源のお店でも高音質のものを手に入れることができるようだ。ちょっと高いのだが...。

ある程度しっかりした低音が楽しめる道具と十分な静寂、それと空っぽにした感覚を用意して楽しんでいただきたい。


(おまけ)

3連休初日、子どもの野球の試合を応援がてら、車を借りて横須賀方面に出かけました。試合後にチームのみんなと別れて家族で観音崎周辺を散策した際に、馬堀海岸にある「かねよ食堂」さんにおじゃましました。

地魚を中心としたカルパッチョ。つけ合わせの野菜が凝ってます。


昆布の佃煮を使ったピザ。


僕は初めての訪問でしたがとても居心地がよいお店でした。今度は夕暮れから夜にかけてゆっくりお酒を楽しみたいです


食事のあとは観音崎でしばし磯遊びをしましたが、なんか最近の海ってあんまり生き物がいないんですよねぇ。僕だけかなそんなこと感じているのは。

子どもの頃よく遊んだ和歌山の名もない磯には、ちょっと覗いたら海藻やらイソギンチャクやら貝類やカニや、ときにはウニやお魚もたくさんいたのですがねぇ。人が大勢来るからなのかなあ。

それでも駐車場から少し離れた磯で岩の裏にカニがたくさん群れているのを発見し、拾った釣り針を枝につけて釣ってみました。針を外すのが難儀して反省しましたが、ちゃんと元気に海に帰ってくれました。


日曜日は市内をお散歩。大さん橋に大きな客船が入ってました。初入港のコーラルプリンセス号だそうです。それにしてもデカイ!手前にあるロイヤルウィングがカワイく見えます。



0 件のコメント: