9/09/2018

ジョン・アバークロンビー初期の2作

先週は大型台風の西日本上陸に続いて、北海道では大地震があった。自然災害がこれほど続いた夏は歴史的にもなかったのではないだろうか。

地震が人間社会の営みと何らかの因果関係があるのかはわからないけど、酷暑やゲリラ豪雨、大型台風の頻発は、やはり温暖化と何らかの関係はあるのだろう。

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げつつ、災害への覚悟と備えについての認識をあらためる機会にしたいと思う。


昨年亡くなったギタリスト、ジョン・アバークロンビーの初期の作品をいくつか聴き込んでみた。

ルー・タバキンのプロデュースで日本での企画による1979年のギタートリオ作品"Straight Flight"と、ジョン・スコフィールドとのギターデュオに、ジョージ・ムラーツとピーター・ドナルドのリズムセクションを迎えた、1984年の作品"Solar"。

いずれもスタンダード中心の作品だが、後のECMでの一連のプログレッシブな作品にはない、彼のストレートな素晴らしさが味わえる。本当にウマい人だなぁとの認識を新たにした。

"Straight Flight"はCD含めてデジタル化はされていないようで、僕はYouTubeにあったもので初めて聴くことができた。なかなかの名盤でありデジタル化が切望される。

一方の"Solar"はデジタル化されているものの、なぜかあの印象的なジャケットは別の無味なものに差し替えられており、音楽そのもののことではないのだけどちょっと残念な気分である。

しかし最近はこんなふうに盤を所有している人しか楽しめないということがすっかり過去のことになりつつある。

著作権のことはもちろん大切だけど、素晴らしい作品は多くの人に楽しまれるべきであることもまた然りだろう。法律とは異なる次元で新しい仕組みが定着するのは、必ずしも悪いことではないと思う。


水曜日の会社帰りに桜木町のHubでいただく一杯のジントニック。とうとう会員になってしまった。少しずつポイント貯めます。


暑さはまだまだだけど、朝夕の気候には確実に秋の気配を感じる。横浜の港はありがたいことにいつも通りである。


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