5/20/2018

ハッピーなドライマティーニ

近頃は週に2回、会社帰りに子どもの習い事のお迎えに立ち寄るのが日課になりつつある。

いつまでも続けるものではないと思うのだけど、子どもが出てくるのを待っている時に感じる、仕事が終わった解放感が混じったワクワク感はいいものである。

仕事のあがりが少し早かった月曜日、横浜駅西口から関内まで歩いて見た。平沼橋の夕暮れ。


桜木町駅前のぴおシティ。もう50年になるんだね。屋上広告がのっぺらぼうなのがちょっと寂しい。


お迎えには時間が早かったので、桜木町駅前のコレットマーレ地下にあるパブ"Hub"に寄って見た。ハッピーアワーということで外国人たち含め結構な賑わい。

ビールもいいんだけど、どうせならマイブームのジンをと思い、さらにせっかくだから家じゃなかなか作って飲めないマティーニを飲んでみたくなった。

レジに並んで注文の番が回ってきたところでメニューを見てみると、ジンは数種類あるもののマティーニが載っていない。

お店のお姉さんに聞いたところ、店長らしい人に確認してくれて「できますよ。ハッピーアワー対象じゃないですけどいいですか?」とのこと。お願いすることにした。

するとお姉さんはレジの脇からA5サイズのルーズリーフを取り出してページをめくってなにやら探している。

あるページで手を止めてそこに書いてあることを指でなぞりながら確認すると、カウンター下の冷蔵庫から、冷えたビフィーター、マルティーニのドライベルモット、瓶詰めのオリーブを取り出して、ステアグラスを手繰り寄せる...。

ルーズリーフはカクテルレシピだったみたい。メニューにないのであまり作ったことがなかったようで...まあいいか(笑)。ステアがほとんどなかったのが気になったけど、カワイイので許します(笑)。

「お待たせしましたあ!やっぱりハッピーアワー対象でしたので、450円になりまーす」と笑顔いっぱいで出してくれたのがコレです。うーん安い!


マティーニグラスに入れず、ロックグラスにして少し氷を入れて欲しいとお願いしたのは僕です。あのグラスはどうしても気取った感じで嫌だったし、あまり濃いお酒を一気にやると酔ってしまって、この後みっともないので。

マティーニを飲むのはもう何年ぶりだろうね。ある意味即席でしたが、おいしかったです。

外国人たちの笑い声が響く店内で、ボブディランを聴きながらグラスを傾けること20分。そろそろお迎えの時間だな。

この日は風が強くて待っている間に身体が冷えてしまい、少し喉にきましたが、なんとか風邪薬でしのいで今週も任務完了となりました。



週末の土曜日は、子どもの野球チームでヘッドコーチをしている方からの呼びかけで、近くの中学校と小学校の間にある斜面に、自由に行き来のできる山道風の階段道を造ることが決まり、その施工を地元の造園業者がやるのを手伝って欲しいとのこと。

午前中だけ3時間の作業だというので、あんまりボランティアとかやってないこともあるいし、ヘッドコーチにも小中学校にもお世話になっているので参加することにした。

竹ぼうきで何かを掃くとか草むしりをするとかそういうことかなと思って行ってみると、手持ちの一輪車に階段に埋めて行く土石を積んで、階段に作った板を降らして運んでいく作業を2人1組でやるのだという。

これが結構な重労働で、土石を少なめに積んだ一輪車は2,30キログラムほどあって、それを高低差およそ7,8メートル、実距離にして3,40メートルほどの区間を降りて、土石を現場に空けて、空の一輪車をまた階段道につくった板を登ること一組あたり繰り返しで約20回。

作業を始めた最初の30分ほどでこれ3時間持つかなあと心配されたが、腰を痛めないことと脱水症に気をつけながら8人のお父さんたちで作業を続けること2時間40分で、見事1トン車の荷台にあった土石を運び終えることができた。

僕たちが午前中に運んだ土石で、作っている階段道の40パーセント程度を埋めることができたとのこと。

家に帰ってその日の午後は子どもの野球の試合もあったんだけど、僕はやっぱり腰がどんよりと痛重くなってお出かけは諦めました。まああれだけのことをやったんだから仕方ないね。

いまから仕事を変えて造園の見習いから...というのは体を鍛えたとしても無理そうだなと思ったけど、あの階段道が完成したら、その一部を造ったのは自分なのだと思えるものを、近所の学校に残せたことは本当にいい経験になったなと思った。

自分が求めているやりがいって、こういうことなのかな。


ご褒美にというわけではないけど、日曜日は腰をかばいながらも歩いた方がいいので、散歩に出かけて、本牧のKYリカーさんでまたジンを購入。今回はボンベイにしてみた(サファイヤじゃないヤツね)。ジンだけでも20種類くらい置いていて頼りになる酒屋さんです。


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