5/27/2018

初夏の腰痛

先週末の土木作業ボランティア後の腰痛を心配しながら月曜日に会社に行ったのですが、やっぱりこれまで時折患ったものに比べると、少しばかり重症でした。

尾骶骨のあたりのなんとも言えない重さと、左足のふくらはぎに鉛が入ったような感覚、そして寝返りうったり起き上がったり椅子から立ち上がったりのたびに左足に走る痺れは週の半ばまで続きましたね。

特に月曜日はオフィスの椅子に座っていつも通りに作業するとやっぱり辛く、結局火曜日はちょうど決まった仕事の予定もなかったのでお休みすることに。

座っているとしんどいので歩いた方がマシだなと、初夏の陽気のなか近所をウォーキングしたりして過ごしました。なんだ元気じゃんと思われるかもしれませんが、それがこの病気の辛いところでもあるのです。

港の見える丘公園は平日だというのに、シニアの団体や学生で賑わっていました。港を見守るUW旗もいつもと同じく元気にはためいてました。


木曜日ごろになるとようやく腰も落ち着き始めてきました。

この日は、ファンクラブの優待チケットを使って、DeNAベイスターズと中日ドラゴンズのナイター観戦。"BLUE☆LIGHT SERIES 2018"と銘打ったゲームで、スタンドの照明灯を形どったハマスタ照明塔ペンライトがベイスターズ応援席のファン全員に配られました。


試合は3対2で見事ベイスターズの勝利。ロベスのホームランに続いて、筒香の通算150本本塁打が飛び出し、最終回にはクローサー山崎廉晃のヤスアキジャンプも楽しめて、腰痛もしばし忘れてビールが美味しいナイター観戦となりました。

そして試合終了後にはヒーローインタビューとお待ちかねのブルーライトショー。スタンドはこの通りブルー一色。2月に行ったももクロのライヴ以来の光景でした(笑)。


始球式もつとめた元光GENJIの諸星和巳さんの歌と踊りとトークに合わせて(半分コメディです)、花火とライトのショーも楽しむことができました。



なんとか仕事の5日間を終えて土曜日は子どもの小学校で運動会が行われました。開会から閉会までほぼ一貫して薄曇りでちょうど良い気候だったかな。


全学年を青赤黄色の3チームにタテ割りにしての全校対抗戦が繰り広げられました。子どもは特にチーム代表での競技には参加しませんでしたが、学年団体競技の一風変わった綱引きや徒競走、縄跳びダンス、ラストの全員参加の大玉送りなど頑張りました。

徒競走は割と足の速い子たち4人の組みで頑張りましたが...結果は惜しくも4位。まあ僅差だったけど、来年に向けて頑張ろう。


お昼ご飯はママのお弁当を楽しんだ後、子供達お楽しみのおやつ交換会。もちろん成り行きでそうなるだけなのですが、学校にお菓子を持ってこられるというのは子供達にとってはプレミア感満点なのでしょう。

妻が用意した小分けのおせんべいとラムネを10袋ずつほど持って「じゃあ行ってくるね」と喜び勇んで出かけ、10分ほどで戻った時はこれだけ集めてきました。まぁお友だちに恵まれている証でしょう(笑)。


こんな一週間でありました。


5/20/2018

ハッピーなドライマティーニ

近頃は週に2回、会社帰りに子どもの習い事のお迎えに立ち寄るのが日課になりつつある。

いつまでも続けるものではないと思うのだけど、子どもが出てくるのを待っている時に感じる、仕事が終わった解放感が混じったワクワク感はいいものである。

仕事のあがりが少し早かった月曜日、横浜駅西口から関内まで歩いて見た。平沼橋の夕暮れ。


桜木町駅前のぴおシティ。もう50年になるんだね。屋上広告がのっぺらぼうなのがちょっと寂しい。


お迎えには時間が早かったので、桜木町駅前のコレットマーレ地下にあるパブ"Hub"に寄って見た。ハッピーアワーということで外国人たち含め結構な賑わい。

ビールもいいんだけど、どうせならマイブームのジンをと思い、さらにせっかくだから家じゃなかなか作って飲めないマティーニを飲んでみたくなった。

レジに並んで注文の番が回ってきたところでメニューを見てみると、ジンは数種類あるもののマティーニが載っていない。

お店のお姉さんに聞いたところ、店長らしい人に確認してくれて「できますよ。ハッピーアワー対象じゃないですけどいいですか?」とのこと。お願いすることにした。

するとお姉さんはレジの脇からA5サイズのルーズリーフを取り出してページをめくってなにやら探している。

あるページで手を止めてそこに書いてあることを指でなぞりながら確認すると、カウンター下の冷蔵庫から、冷えたビフィーター、マルティーニのドライベルモット、瓶詰めのオリーブを取り出して、ステアグラスを手繰り寄せる...。

ルーズリーフはカクテルレシピだったみたい。メニューにないのであまり作ったことがなかったようで...まあいいか(笑)。ステアがほとんどなかったのが気になったけど、カワイイので許します(笑)。

「お待たせしましたあ!やっぱりハッピーアワー対象でしたので、450円になりまーす」と笑顔いっぱいで出してくれたのがコレです。うーん安い!


マティーニグラスに入れず、ロックグラスにして少し氷を入れて欲しいとお願いしたのは僕です。あのグラスはどうしても気取った感じで嫌だったし、あまり濃いお酒を一気にやると酔ってしまって、この後みっともないので。

マティーニを飲むのはもう何年ぶりだろうね。ある意味即席でしたが、おいしかったです。

外国人たちの笑い声が響く店内で、ボブディランを聴きながらグラスを傾けること20分。そろそろお迎えの時間だな。

この日は風が強くて待っている間に身体が冷えてしまい、少し喉にきましたが、なんとか風邪薬でしのいで今週も任務完了となりました。



週末の土曜日は、子どもの野球チームでヘッドコーチをしている方からの呼びかけで、近くの中学校と小学校の間にある斜面に、自由に行き来のできる山道風の階段道を造ることが決まり、その施工を地元の造園業者がやるのを手伝って欲しいとのこと。

午前中だけ3時間の作業だというので、あんまりボランティアとかやってないこともあるいし、ヘッドコーチにも小中学校にもお世話になっているので参加することにした。

竹ぼうきで何かを掃くとか草むしりをするとかそういうことかなと思って行ってみると、手持ちの一輪車に階段に埋めて行く土石を積んで、階段に作った板を降らして運んでいく作業を2人1組でやるのだという。

これが結構な重労働で、土石を少なめに積んだ一輪車は2,30キログラムほどあって、それを高低差およそ7,8メートル、実距離にして3,40メートルほどの区間を降りて、土石を現場に空けて、空の一輪車をまた階段道につくった板を登ること一組あたり繰り返しで約20回。

作業を始めた最初の30分ほどでこれ3時間持つかなあと心配されたが、腰を痛めないことと脱水症に気をつけながら8人のお父さんたちで作業を続けること2時間40分で、見事1トン車の荷台にあった土石を運び終えることができた。

僕たちが午前中に運んだ土石で、作っている階段道の40パーセント程度を埋めることができたとのこと。

家に帰ってその日の午後は子どもの野球の試合もあったんだけど、僕はやっぱり腰がどんよりと痛重くなってお出かけは諦めました。まああれだけのことをやったんだから仕方ないね。

いまから仕事を変えて造園の見習いから...というのは体を鍛えたとしても無理そうだなと思ったけど、あの階段道が完成したら、その一部を造ったのは自分なのだと思えるものを、近所の学校に残せたことは本当にいい経験になったなと思った。

自分が求めているやりがいって、こういうことなのかな。


ご褒美にというわけではないけど、日曜日は腰をかばいながらも歩いた方がいいので、散歩に出かけて、本牧のKYリカーさんでまたジンを購入。今回はボンベイにしてみた(サファイヤじゃないヤツね)。ジンだけでも20種類くらい置いていて頼りになる酒屋さんです。


5/13/2018

キッス「コールド ジン」

大型連休明けの1週間。いつもながらの葛藤モードでなんとかやり過ごしました。

昨今は在宅勤務なる便利なやり方もあって(ボスの音頭取りはあるものの彼含めてほとんど誰も使わないけど)、それも使ってずいぶんとこういう状況も凌ぎやすくなりました。

連休に買ったウィスキーとジンもようやくこの週末で呑み終えそうな感じです。ジンをボトルで買ったのはほとんど学生の時以来だけど、やっぱりおいしいお酒ですね。

なんでジンなのかというと、これまで3年半の間会社で一緒に仕事をしてきた仲間が、この連休明けからロンドンに出向することになり、連休前に「いよいよ彼女もロンドンかあ」とか想っていると、急にロンドン=ジンが呑みたくなったのであります。

なのでボトルに"MADE IN LONDON"の刻印があるビフィーターズは、いまの心境にはうってつけのジンだったのであります。

僕がこの世に「ジン」というお酒があることを知ったのは、いまをさかのぼること42年前、僕が小学校4,5年生ごろのことだったと思います。

当時の洋楽シーンに衝撃的なインパクトをおよぼしていたのが、あのロックの殿堂 キッスでした。

彼らが初来日を果たしたのがこの年で、武道館で行われたライヴの模様はNHKの「ヤングミュージックショー」で和歌山の片田舎にも届けられ、初めていわゆる外タレのライヴを目の当たりにした僕にはホントに衝撃的な経験だったのです。

当時は放送を録画できるビデオデッキなど家にあるはずもなく、程なくして行われた再放送の時にこれをカセットテープに音だけ録って、何度も聴いたのを覚えています。

映像を視たのはたった2回だったにもかかわらず、この録音のおかげでその模様を隅々まで記憶しているのは我ながら驚きであります。

キッスの重要レパートリーとしてこの時のライヴでも演奏された彼らの代表曲が"Cold Gin"でした。「冷たいジン」という意味だとわかったのはしばらくしてからのことでした。

その時の演奏がこれです。



歌の内容は単純そのものの呑兵衛ソングで(笑)、「ああ俺はもう疲れたよ」だの散々自虐的なボヤキが続いた挙句に、サビで「よく冷えたジンの時間だぜ」「これさえあればもう最高」という歌が繰り返されるだけです。

この曲を作ったキッスの初代リードギターのエース・フレイリーの酒好きは有名で、ある意味で一番地味な存在の人ではありましたが、彼はショービジネスよりも、純粋にロックとギターと酒が好きな人だったのでしょう。

最近、とある芸能人の騒ぎでアルコール依存症の話題が聞かれますが、僕はそこでアルコール依存症のことを話題にするよりも、ショービジネスの世界の異常性を考えるのが本当は必要なのだと思います。まあこれについてはこれ以上はやめときますが。

エースの名誉のため?に少し音楽的な話をしておきますと、この曲のメインになっている印象的なリフ(イントロで聞かれる繰り返されるフレーズ)がありますが、これを聴いてすぐにギターとかで演奏できる人は、よほど耳のいい人だと思います。

私も今回気になってベースを手にちょっと演ってみましたが、ベースという楽器をやっているせいか、A(ドレミファのラの音)が通奏低音になっていることはすぐわかりましたが、その上に乗っている和音はロックらしい音遣いながら結構凝ったものだと思いました。

よくわからない人には全部同じ和音のようにも聞こえるはずです。この曖昧で不思議な音の感覚が、実はジンというお酒の感覚に通じるところがあると思うのです。

僕の勝手な想像ですが、ギターで曲のアイデアを探っている最中にこのリフを思いついたエースが、この不思議に惹かれる音の響きに「なんかジンの味みたいだな」と思ってこの曲を創ったのだとしても、なんら驚きではないです。

先にも書きましたが、もう一つ僕がお酒を呑むようになる前にジンのことを印象づけられたものに、カミュの小説「転落」があります。

詳しくは書きませんが、主人公のクレメンスが作品の中で愛飲するジンの感覚について「不思議な光のきらめきが見える」と言っています。

この小説の主人公が港町で愛飲する酒がなぜワインやウィスキーではなくジンなのかは、小説を超えたところに実はものすごく深い理由があるのですが、それはここには書きません。もちろん僕がそのことを知ったのはずっと後になってからのことでした。

とまあ、ジンには「たかが酒」では済まされない、長年にわたって多くの人を魅了してきた力があることを頼もしく感じながら(笑)、休み明けの気持ちを癒す一週間を、久しぶりにジンとともに過ごしたのであります。

今日この瞬間も、いろいろな人がいろいろな想いを抱きながら、時間が過ぎていきます。至福の人、とても辛い人、いつもと同じことしか感じない人...。いろいろです。

ジンのきらめきのように。生きているその瞬間にいくつの色を見ることができるか、それが人の器量なのかもしれません。


5/06/2018

連休後半〜三浦大仏・DIY

連休後半はもっぱら家の周辺でのんびり過ごした。毎晩、5月1日に買ったウィスキーとジンを呑んだ。

ジンは水割りでは美味しくないので、しっかりとステアしたロックで楽しむ。このステアっていうのが結構重要なプロセスで、しっかり冷やしながらアルコールに深みが出る。マドラーでくるくる...ではダメなんだよなあ不思議なことに。


子どもの野球がなかったみどりの日は、家族で京急電車に乗って三浦海岸に出かけた。

バットとグローブを持ってさっそく広い砂浜でキャッチボールやバッティング。砂の上を走り回るので、結構脚に来る。天気はよかったけど、風が強くて髪やカバンが砂まみれ。



さんざん野球遊びをして、海岸でトンビに気をつけながらコンビニで買ったおにぎりやサンドイッチでお昼を済ませた後、僕の思い付きで、三浦海岸駅の2つ手前の京急長澤駅あたりで窓の外に見えた五重の塔?を目指して歩いてみることになった。

途中、津久井浜の漁港に出してあった鯉のぼりでひと休み。


多宝塔の正体は、久里浜霊園という墓地がある丘の頂きに建てられたものだった。海岸から歩いて50分。霊園に入ってからの登りがかなり急で、砂浜で鍛えられた足腰にはさらなる試練だった。


頂きには広場があって、だるま様やいろいろな仏様の石像がお祭りしてあった。子どもは片隅の東屋で腰をおろすなり多宝塔のスケッチを始めた。最近はちょっとした合間に絵を描くらしい。


近くには三浦大仏という大きな仏像があって、高台から三浦の海を拝んでくれている。大仏様の観ておられる眺望がこちら。


ここはあくまでも霊園なので、訪れようという際はそれなりの心構えを。原っぱでお弁当広げてキャッチボールという場所ではない。



次のこどもの日。何か役に立つものを子どもに作ってあげようと、以前にキッチンのレンジ台を作った後に取ってあった古いタンスの廃材から出来たのが、これ。


今回はサンドペーパーで表面のニスを落として色を点けてみた。以前からやってみたかった水性のライトブルー塗料の薄塗り。そして下にはラバーの受け皿を5つ並べて接着。何だかわかるかな?


答えは、バットスタンドでした。子どもに買ってあげたバットは2本だけど、チームの先輩から譲り受けたバットが2本増えて、いまでは合計4本。


思い付きで、ほとんど設計図らしいものも書かずにやった割りには、まあまあ上手くできたかな。


長いお休みは充実した時間だった。いろいろな人とも逢った。考えるところもいろいろあった。子どもともじっくりと過ごすことができた。いろいろなものを食べた。結構よく歩いた。音楽もよく聴いたしベースも弾けた。

そして、思いがけず哀しい知らせもあった。心より御冥福をお祈りします。いろいろとお世話になり本当にありがとうございました。安らかに。

5/02/2018

和歌山〜マリーナシティと法事

他人様よりは長めのゴールデンウィーク9連休を過ごしてます。

今年は最初の3連休に、僕の生まれ育った和歌山で法事があったので、家族3人で往復に高い交通費を払うのだからと、2泊3日の旅にして、前半は和歌山マリーナシティに行ってきました。本格的に訪れるのは初めてだなあ。

マリーナシティの夕日はきれいでした。


到着したのが午後5時だったんだけど、閉園が午後6時とわかってこの日は園内のバイキングレストランで腹一杯食べて、腹ごなしに歩いて20分ほどの浜の宮海水浴場までお散歩することに。

浜の宮に立ったのは初めてだったけど、さすが夕日の名所と言われるだけあって和歌浦越しに見える夕日は格別でした。


マリーナシティ方面を臨むと波面に映る夜景がこんなに素敵。


もう暗いと言うのに落ちている流木を集めてさっそく創作活動に励んでました(笑)。遠くに見える一番星は火星かな。


翌朝もいいお天気。


バルコニーでタブレットの通信教育教材をやらせて見ましたが、まああきまへんわな。


マリーナシティは地味な遊園地ですがそこそこ楽しめました。


ポルトヨーロッパの街並みは確かに見事です。


アトラクションも一通り楽しんだ午後3時過ぎに、また昨日の海に行きたいというので再度浜の宮へ。ウィンドサーファーや家族連れでそこそこ賑わってました。


その夜は兄も合流して和歌山市内で会食して駅前のビジネスホテルに一泊。

翌日は有田市にあるお寺で法事を行いお墓にもお参りしてきました。亡父の姉妹である叔母さんたちは揃ってお元気で貴重な再会でした。


お墓の周辺にある段々畑ではみかんの花が満開に。とてもいい香りを放ってました。他所にいるとなかなか見ることができない光景です。


今回は乗らなかったけど、和歌山電鐵も駅のホームからちらっと見物。たま駅長も4代目があらわれたんですね。


和歌山滞在の3日間で素朴に感じたことは、食べ物が美味しい。

別に高級なお店ではなく、テーマパークのバイキングレストランとか、老舗の大衆居酒屋とか、ビジネスホテルの朝食とか、駅地下の中華料理店とかで食べるものが、とても美味しく感じられます。

やっぱり東京とか横浜のそいういうところで食べるものとは、素材の力が全然違いますね。調理士さんの腕云々を超えたところの魅力を感じました、



横浜の自宅に戻って5月に入りました。連休後半を過ごすお酒にと、少し前から久しぶりに飲んでみたかったジンを購入。今回はビーフィーターにしました。ボトルのサイドに刻まれた"MADE IN LONDON"の刻印がカッコいいです。


ん〜やはり重いお酒です。カミュの小説「転落」を思い出します。水割りにはできないのですが、もはやロックで飲む体力もありません。やっぱりマティーニはいい飲み方ですね。

ちなみに左端のバットのレプリカは和歌山駅にあったガチャで出てきたもの。精巧なつくりです。


これから連休後半もしっかり呑んで楽しみます。