6/22/2016

有安杏果「feel a heartbeat」

7月3日に横浜アリーナで開催される、ももクロの有安杏果さんのソロコンサートにおいて、オープニングを飾る事実上のソロデビュー作「feel a heartbeat」が、ついに国内の主要な音楽配信サービスで先行発売されました。

この春に発売されたももクロのダブルアルバムに続くドームツアーのなかで突然発表された杏果さんのソロコンサート、僕にとっては「とうとう来たか!」とある意味納得の発表でありました。

正直なところダブルアルバムはまだ1回しか聴いてません。いい曲がいっぱいあるんだろうけど、僕にとってはどこか似たようなものがアルバム2枚分一気に供給されて、いままでのものも含めたももクロが希薄化してしまうような印象を受けてました。

ちょうどデッドに出会ったタイミングでもありましたし、配信遅れたのもちょっと冷水だったかな。

何度も書いてきたけど、僕にとってももクロはやっぱりアイドルではなく音楽アーチスト。そしてその存在を支えるのが杏果さんなのです。彼女がいなければここまでのももクロの音楽的方向性はなかったと思いますし、僕はももクロのファンにはなっていなかったでしょう。

このところアイドルにハマったオヤジの話というのを聞きますが、それは自分ごととしてはあんまりピンとこないです。ファンになった最初の頃は、テレビのバラエティ番組とかグッズとか音楽に直接関係のないことにも関心が向きましたけど、いまはもうねぇ。ただ生のライブでゆっくり歌と踊りを楽しみたい、それだけです。

期待を胸に朝起きてすぐにiPodからiTunes Storeにアクセスしてダウンロード。待ちきれずに出社前の体操しながら聴いてみました。内蔵スピーカーの音質でも「素晴らしい!」と感激。急に朝が明るくなりました。

その後、通勤電車の中で5回聴いて、いろいろなことについてやっぱりここまで来といてよかったなあという気持ちがこみ上げてきました。

これまでも「ありがとうのプレゼント」とかソロ曲はありましたが、やっぱりそれはももクロの一部。だけど、今回のは本当に有安杏果ソロとしての作品だということが曲を通じてしっかりと伝わってきます。

彼女の幼気で張りのある歌声がいつにも増してワクワクして弾けています。ストレートでポジティブな歌詞とメロディは本人作のもの。エンディングに向けた伴奏で踊るストリングスに彼女の興奮が重なります。

7月のソロコンサートを"ver.0"だと本人は言ってますが、ももクロは途中からだったけど、今回はデビューの時から応援して生のコンサートに立ち会えることを光栄に思い楽しみにしています。私はもちろんファンクラブ先行に申し込んで見事当選でした。

先行配信限定のジャケットはそんな気持ちをさらに煽り立ててくれるかっこいいもの。ギターを抱えた杏果さんの後ろ姿はどこかアイドルではなくアーチストとしての決意を物語っているように思えます。そしてスカートのヒップには5色の花が。もうこれだけで感涙であります。

ももクロにあんまり興味がないという方も含め、ぜひ皆さんにも聴いていただきたい音楽です。

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