7/28/2015

長いお休み①:南伊豆弓ケ浜の波

会社の規定により、今年度は10日間連続の有給休暇が支給された。決まりとしては年度中ならいつ取ってもいいのだが、仕事の都合とにらめっこした結果、通常の夏休みに隣接する時期が最良と考え、先週の木曜日からお休みに入った。

海外に行くとか、何かの学校に通うとか、特に大きなことをするでもなく、家族と過ごすささやかな旅行のほかに、自分で日頃なかなかできないことに少し集中して取り組んでみたりしようと思っている。

いずれにしても大したことはない、他の人から見れば当たり前のことなのかもしれないけど、それをしなかったのが僕のこれまでの人生だった。ただそれだけのことだ。

この日曜日から1泊2日で、南伊豆町弓ケ浜のお宿「なごみ詩」さんにお世話になった。昨年の秋に念願かなってお邪魔したわけだけど、あの海を見ているとどうしてもこの季節に子どもを連れて来てあげたかった。

初日は朝早くに横浜を踊り子号で出発して昼前に弓ケ浜に到着。宿のお風呂の脱衣場をお借りして着替えさせていただいて、30秒で浜に到着!持参した簡易テントを組み立てて、さっそく海に繰り出した。

よく晴れて暑い2日間だった。どういう気候の影響かは宿のご主人もよくわからないようだったが、波が結構高く、海水浴場の一番沖合いにあたる50メートル付近で立つ波は時に3メートル近くにまでなった。

ライフセイバーの人たちは緊張気味ではあったが、子どもにとってはやっぱりこのくらいの波があった方が海らしくて楽しいものだ。
それにしても、3才の頃までは波を怖がっていた子どもも、よくまあここまで波に立ち向かえるまでになってくれたものだ。黒潮を直接受ける南伊豆の海は意外に冷たく、あまり長時間続けて浸かっていると歯ががたがたしたけど、それでも波との対決をやめようとしなかった。

ほとんど大波と戯れることだけで2日間何時間も遊ぶことができたが、2日目の昼前にとうとう浅瀬に立った大波を受けて浮き輪ごと転覆してしまい、スイミングキャップが流されてしまったことに、何らかの知らせを感じ取ったのか、今回の海遊びはそこで打ち止めとなった。

南伊豆の浜は結構にぎわっていたけど、それほどクレイジーな混雑もなく、とても気持ちよい時間を過ごすことができた。ここで暮らせたらなあという気持ちも一瞬頭をよぎった。
お宿も非常に満足で、今回は金目鯛の塩釜焼きをはじめとするおいしいお料理を堪能できた。久しぶりに家族全員で満腹の悦びにもだえた。海水浴客には、宿のお風呂と店先のシャワーなどをチェックイン前後にも無料で貸していただけた。これも非常にありがたい。

あと宿から歩いて4分程のところに岩田商店さんという酒屋さんがあり、そこで買った伊豆の国地ビールと名物「塩アイスクリーム」は美味しかったです。弓ケ浜に行かれる方はこちらも是非!

また来ようね。宿のお部屋の座布団がかわいかったのでパチり。

家に帰ってもまだお休みの半ば。なんたる幸せ!木曜金曜までは朝に会社のメールをチェックしたりもしたけど、それもどんどん億劫になってしまって、いまはお休みの真っ只中を、いつもと変わりない横浜で満喫している。

弓ケ浜から戻った翌日からは、妻子が幼稚園の頃のお仲間と西東京の方の渓谷キャンプにお泊まりに出かけて、パパはお留守番。

この日も横浜は暑かった。仕方ないので?夜には関内の驛の食卓さんの1階カウンターで、美味しい地元ビールを2杯とおつまみに子安で獲れた伊佐木のフリットを。
休みの初日、子どもを近所のそろばん塾に迎えにいった時に見えた山手の夕焼け。休みはつづくよ、どこまでも〜♪

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