2/05/2012

スティーヴ=レイシーを聴きながら

今回はスティーヴ=レイシーについて。

レイシーは主にソプラノサックスを操る演奏家。半世紀にわたる長いキャリアを通じてその楽器を吹き続け、いい感じにそこに年輪を刻んだ。

このろぐを始めてからちょうど半年たった2004年6月にレイシーは逝ってしまった。本当にもう少しで逢えるところだったのに。あれからもう7年半が過ぎた。早いものだ。

レイシーはもちろんいまも僕のアイドルでありヒーローだ。

今年に入ってからは、日によって取っ替え引っ替えいろいろな音楽を聴いている。というか、J-POPとフリーを行ったり来たりしているというのが正しい。

そのなかにレイシーの"Remains"もひょっこり紛れていたりする。

彼の音は「あれ、ちょっといまレイシーを聴きたいかな?」と感じて流してみるも、「ん〜やっぱり違ったかな」となることもある。

耳障りはとてもソフトなのだが、わがままな音のかな。なので、ぴったりハマるとヘビーローテーションになるわけだ、これが。

僕はいろいろと彼の作品を持っているけど、やっぱり小編成のものがいい。ソロ、デュオ、トリオ。

いま聴いているのはケント=カーター、アンドレア=センタッツォとのトリオによる"In Concert"。センタッツォが主宰するIctus Recordsの作品は、彼自身が納得した演奏をCD化しているので名作ぞろい、かつ音がいいのも魅力だ。

うーん、素晴らしいなあレイシー。。。ケント=カーターのソロもいい。レイシーの下ではみんな彼みたいにやさしいわがまま屋さんになるなあ。

いま僕が過ごしている時代のなかでは、彼の演奏の響きが語りかけてくるのは言葉にするとこんな感じかもしれない。

やあどうだい、元気そうだね。
でもちょいとばかり悩みがあるみたいだね。
あまり力むんじゃないよ。
自信は持たなきゃいけないけど、
いまやっているのとは違うやり方もあるんじゃないかな。
俺はこういうふうにやってきたけど、
まあおまえは好きなようにやればいいさ。
それじゃあな。

今朝はまたウォーキングをお休みしてしまった。昼間は家族で稲村ケ崎にいってしらすのおいしいご飯を食べた。子どもは江の電や湘南モノレールに大喜び。

夜は、和製パスタの傑作?ナポリタン・スパゲティに初挑戦。ケチャップから自作する熱の入れようだったが、タマネギを入れすぎてしまい、結局市販のケチャップを少し混ぜてなんとか味になった。

食後はのんびりと思いきや、子どもがおもちゃを大切にしなかったのできつめに叱った。物事は大切に。

レイシーを聴きながら、僕は少し反省し、また少し考え、そして少しまたリラックス。

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