割と忙しい一週間だった。そういう時の常として、夜会社に居残るのは極力避けたいので、朝5時に起きて6時の電車で出勤し7時前にはオフィスでスタンバイ。結局今週はこれが5日間続いた。さすがに金曜日は少し体調が悪くなるかなと思ったが、なんとか乗り切った。
週末の土曜日は、会社で長い付き合いの知人が一杯やろうと、わざわざ山手までやってきてくれた。家族もいっしょに初めて地元で繁盛している焼き鳥屋さん「だいわ」にお世話になった。
このお店はとにかく子連れが多く、金土日の早い時間は予約が必要なほど。行ってみてその理由がよくわかった。子ども好きのお店の人がジュースをくれたりといろいろ優しくしてくれる。焼き鳥は小ぶりで美味しいので何本も食べてしまう。
お店の人や知人が相手をしてくれたこともあって、子どもも居心地がよかったようで、「きょうはたのしかったネ」を連発しながら寝入ったのだそうだ。
僕は知人とマディでさらに時間を深めた。マスターは相変わらずだった。後半何を話したのかあまり記憶にないが、充実した夜だった。
この夜の冷え込みが厳しくて、ほとんど零度に近かったようで、たった5分の帰り途がやたらと寒かった。座間からわざわざ来てくれた彼には感謝である。翌朝はちょっと酒が残り、またしてもウォーキングはお休み。イカン。。。
日曜日は、妻が家で仕事をしたいというので、子どもを連れて東京駅へ。東北・長野・上越などのいろいろな新幹線を見たり、プラレールのショップをのぞいたり(放っといたらずっといるのではないかと思う)した。
フジテレビのショップでチャギントンのおもちゃを買わされた後、新橋まで行ってSL広場にある蒸気機関車をみせてあげた。日曜昼下がりのSL広場はさすがに閑散としていた。
途中お昼を食べたりもしながらだったが、駅のホーム階段をいくつも上り下りしたので、それなりに疲れたのだと思う。帰りに横浜で東海道線から根岸線に乗り換えて席に座った途端に、子どもは寝てしまった。
この週末は子どもとじっくり遊んであげられたかな。。。
さて、即興系の演奏家ジョー=モリスが、ヴァイオリン奏者のマット=マネリ等とクァルテットで臨んだ作品"A Cloud of Black Birds"がイイ。ジョーはここではギターを担当。他にベースとドラムが加わる。
内容はジョーとマットのデュオを含む3曲が集団即興で、残り4曲がジョーのコンポジションとなっている。演奏内容を言葉でどう表現したものか難しいのだが、緊張と倦怠が不思議に混在するなかに一貫した明確な世界観がある。
アルバムのタイトルになっている「黒い鳥の雲」は、ジョー自身の混乱した思春期に体験したあるエピソードから来ている。ライナーノートに綴られた短い独白は、彼がどのようにして音楽を始めるに至ったかを語っている内容なのだが、これが結構感動的である。
自分の子どもには自由にのびのびと育って欲しいと漠然と考えていたのだが、最近はそれでも自分がやりたくてできなかったことについて、ちょっとその道筋にのせて様子を見るくらいのことはすべきなのかなと思うこともある。
僕の場合は、親がよかれと思って僕にしてくれた習い事なんかは、ことごとくその直接期待する方向には有効に作用することはなかった。
まあそうそううまく行くものではないのだろうとは思うのだが、やっぱり自分が親になってみると、そのことを教訓のように考えないといけないと思ってしまう。僕の親もそのつもりだったのかなとか考えると、また堂々巡りになってしまうのだが。
ジョーが学校の宿舎から見た「黒い鳥の雲」に似たものを、僕自身はいつかどこかで見たのだろうか。うちの子どももいつかそれに似た何かを見ることになるのだろうか。そのとき僕が彼にしてあげられることはあるのだろうか。
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