6/20/2010

山手の「マディ」

金曜日の夕方、翻訳会社の幼馴染が仕事で横浜までやってくるというので、帰りに「ほうちゃん」で一杯やっていこうということになった。僕としては願ったりである。

午後6時に駅で待ち合わせ、そのままお店へ。実はこの日は賞与支給日、いわゆるボーナスの日だったのだが、会社の業績不振と個人としての怠慢で大幅な減額となった。まあ仕方ない。それでもいただけるだけまだありがたいものである。ほうちゃんでこうして気の合う馴染みと呑めるのだから。

この日も、串4本に始まり、いつものメニューを次々に平らげながら、色々な話に花がさく。美味しいホルモンや串揚げに、名物の生樽ホッピーをどんどん注文。気がつけば2人とも結構デキあがってしまった。

その勢いで、もう一軒行こうということになり、駅のすぐ近くにあるブルースバー「マディ」を覗いてみることになった。ここは山手に来たときから気にはなっていたのだが、なかなか入りづらいところだった。店名の由来は(何か深い所以があるのかもしれないが)とりあえず言わずもがなだろう。

3階建ての小さな雑居ビルの一番上にあり、1階の案内板にはブルースのレコードジャケットとともに、アイリッシュパブを思わせるメニューが掲げられている。不思議な取り合わせである。お店に行くにはビルの外にある階段を登ることになる。

中に入ってわかったのは、このお店はブルースが流れるアイリッシュバーだということ。並べられたモルトウィスキーはかなりこだわりを感じさせるもので、僕が知っているようなメジャーなラベルはひとつもなかった。

そんなわけで、店主はブルースパブのマスターというよりも、アイリッシュバーのバーテンダーである。ブルースパブというところから、勝手にTシャツにジーパンでひげを生やした豪快オヤジを想像していただけに、そこのところは僕のなかでイメージが先行し過ぎていた。

近場でこんなに本格的にウィスキーを楽しめるお店があるのは嬉しいかぎりである。が、しかし、今回はすでにほうちゃんの生樽ホッピーにかなりやられてしまっていたので、マディで呑んだ2杯については何も覚えていない。翌日に連れにわざわざ確認したのだが、会計をどのようにしたのかも覚えていない。次回はもう少しゆっくり楽しめる様に訪れたい。

このお店で気をつけるべきことは、帰るためにはさっき登ってきた三角型の螺旋階段を下らねばならないこと(あたりまえだが)。マスターから「お気をつけてお帰り下さい」と丁寧なご忠告をいただいたのだが、酔いと折からの雨もあってそれは意外にハードな下り途であることがわかった。せっかくのお楽しみのひと時を台無しにしないためにも、これは要注意だ。

また近くに新しいお店ができた。僕の生活はますます「こちら側」になる。

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