11/23/2009

勤労感謝と剣菱

勤労感謝の日とは一体どういう日なのか。

働いている人にありがとうと労う日なのかなと思うのだが、ではお父さんの肩を揉んであげましょうというような習慣があるかといえば、僕は知らない。かといってメーデーのように労働者が集ってお祭りをするわけでもない。家で妻とそんな話をしながら、これは日本の祝祭日の中で一番主旨が知られていない日なのかもしれないという結論に至った。

Wikipediaによると
国民の祝日に関する法律(祝日法)では「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)公布・施行の祝日法で制定された。
と記されている。詳しくはリンク先を参照してみて欲しいが、日本の長い歴史のなかでの意外な経緯がある日なのだということがわかる。それにしても「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」とは、いまの日本ではずいぶんと忘れられた意識ではないかと感じた。

週末の楽しみといえば少し前はショッピングがその代表だったが、最近ではほとんどのものをネットで買えてしまうので、そのために週末に出かけることはかなり減った。この3連休はiTunes Storeで2枚のアルバムをダウンロードした。やっぱりこれはとても便利な仕組みだ。いずれもなかなか聴き応えのあるものだった。それらについてはまたいずれ。

10日ほど前にアランの店に注文したCDの発送連絡がなかなか来ないので、ついでにそれらをキャンセルしてダウンロードしてやろうと図ったのだが、キャンセルを申し出たところ「昨日発送した」というメールが彼から届いた。いわゆる「そば屋の出前」かもしれないが、まあ今回はアメリカからの小包を待つことにしようと思う。

初日に元町へ食事をかねて3人で出かけたのだが、以前からそろそろ買い替えようかと思っていた通勤用のバッグをお店で眺めてみたのだが、結局その日の夜にお手頃なものをネットで見つけて買ってしまった。

結局、3連休は中区から一歩も出ることなく過ごした。近所の中華料理屋さんでお昼を食べて、本牧の三渓園を見て回ったり、次の日も本牧でお昼を食べて市民公園を散策したりして過ごした。ベビーカーが大活躍だった。

三渓園から本牧通りに出たところに「ラ・ネージュ」という洋菓子屋さんがある。テレビなどでも取り上げられる有名なお店らしいが、僕らは連休中になんと2回もここを訪れてしまい、店内で美味しいケーキを楽しませてもらった。とても丁寧なつくりであり、かつ味はかなり積極的である。しっかりした甘さやコクでまったくイヤミを感じない。いいお店を見つけた。

ケーキに満足した僕は近所にあるディスカウントの酒屋さんで日本酒を買った。「剣菱」という神戸は灘のお酒である。関西では飲み屋さんの看板でもよく見かけるのだが、日本酒好きの間では全国的にも比較的有名なものだ。今回は900mlの瓶を買ってみた。久しぶりの剣菱。やっぱりうまい。千円で4夜くらい楽しめるのだからこれは安いものである。

今宵含め3連休の夜はこれでゆっくり微睡んだ。昨夜も最近の僕にしては割としっかり呑んだのだが、今朝は目覚めがよく朝まだ暗いうちからウォーキングに出かけた。さすがにスリークォーターのタイツでは寒いので、フルレングスとウィンドブレーカーで出かけた。朝はまだ曇り空だったが、東の空がゆっくりと明るくなってくるのはやはり見ていてすがすがしい。

おかげで今日は昼間のお出かけと合わせて1万8千歩を歩いたが、あまり疲れはない。週末中心に子供を抱っこしたりするおかげで上半身も少しは鍛えられているようだ。

自分たちなりに、勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝し合うことが出来たのではないだろうか。

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