8/09/2009

紙風船

今回の書き込みがこのろぐでの300回目のものになるようだ。ほぼ週1回のペースで続けて5年と8ヶ月が経過。その間にいろいろな出来事があり、いろいろな人と酒を飲み、いろいろな音楽に出会った。

実は300回というのは、このろぐを始めた頃にひとつの大きなマイルストーンとして意識されたものだった。というのも、お世話になっているグーグルのブログサービス"Blogger"では、当初は、1つのブログでのエントリーの上限を300本としていた。この根拠ははっきりとは明示されなかったものの、おそらくはシステム上の問題でこの様な制限を設けていたのだと思う。

このことは、ろぐを週1回のペースで書くと決めたことにも少なからず影響している。週1回のペースで書けば5年以上は続けられることになるし、その間にこの制限もおそらくはもっと大きくなるだろうと思った。事実、現在ではその上限は撤廃され、事実上「無制限」ということになっている。

それよりも5年以上もろぐを続けることができたとしたら、それはすごいことだろうなと自分なりに考えていた。できるのかどうか、それすらも想像がつかなかったし、何が何でもやってやろうと言う決意もなかったというのが正直なところだ。

ただ、毎回音楽をアルバム単位で1つ紹介するという原則(最近はややそうなっていないと思われるかもしれないが、自分としてはさほどブレているという意識はない)からして、もし300回まで続けられたら、そのときには音楽について何らかの総括をしてみるのも悪くないなと考えていた。

なので、これから少し考えてこれまでこのろぐで紹介した音楽作品や、まだ紹介していないものも含め、これまでに出会った音楽のなかから、現時点での自分のお気に入りをまとめてみようかななどと考えている。

ちょうど仕事は先の金曜日から夏休みに入った。この春以降は気持ちの上でいろいろと難しいバランスをとる必要があり、新しい家族に恵まれ幸せな家庭の時間に対して、仕事の時間は正直辛い局面にある。10日間の休暇が何をもたらしてくれるのかはわからないが、何かの切り替えになることを期待している。

金曜日から今日まで、広島から兄が遊びに来てくれ、子供と遊んだり食事やちょっとした横浜観光に出かけたりした。最終日の今日は、僕と2人で秋葉原、上野、浅草を歩いて巡り、かなりへとへとになったが、それなりに楽しんでもらえた様子だった。僕は浅草の仲見世通りで、子供へのお土産にと紙風船を買った。

やさしく膨らんだ紙風船を見た子供は、とても興味を示してそれを手に入れたのが、案の定とたんにぐしゃぐしゃにしてしまい、満足げにそれを口元に運んでいた。見ていて愉快な光景ではあったが、これでは風船がちょっとかわいそうなので、子供を妻に抱っこしてもらって両手を操ってもらいながら、紙風船を手で弾ませ合って遊んでみた。カラフルな風船が自分の顔や手に当たりながら弾む様に満足したのか、子供は元気な笑い声をあげてくれた。

これからの1週間は妻と子供の3人でゆっくりとしながら、これまで自分が出会った音楽について少し振り返って考えてみたいと思う。そのことが、とりもなおさず自分自身のこれまでのことを振り返ることにつながる側面もあると思う。

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