年末年始は和歌山と広島へ里帰り。といっても、和歌山にはもう誰も住んでいない実家とお墓があるだけだ。
和歌山ではお墓参りを済ませ、妻と恒例の和歌山駅地下の「酒処めんどり亭」へ。いつもと変わらぬ串揚げに舌鼓をうつ。1本百円の安さからはとても信じられない新鮮な味が魅力だ。
翌日は実家の片付けを少し。父や母が溜め込んだいろいろなものを少し整理した。妻は先に広島に向かい、僕はもう一泊していつもの幼なじみの2人と、生まれ育った場所に近い有田の居酒屋で年の瀬の忘年会をしてもらった。
お店は海に近い場所にあるのに「山小屋」という名前のところ。いろいろな海の幸がおいしかったが、珍しかったのは「石鯛」。磯釣りマニアには憧れの獲物だ。気を抜いて挑むと糸が切れたり、竿が折れたり、場合によっては釣り人が海に引き落とされることもある、波の荒い磯に生きる荒くれ者だ。今回は煮付けをいただいたのだが、身がものすごく締まっていてとても美味しかった。お店の人は「皮が最高」といっていたが、厚さが3〜4ミリほどもあり、これはおそらく焼いて食べた方がいいのだろう。
大晦日に広島に向かう。新幹線が空いていなかったので、カード会員のポイント特典でグリーン車に乗った。乗り心地はいい。時間が短かったのがもったいなかった。広島では兄のマンションに妻もやってきて、3人で年を越した。義母が年越しそばやらいろいろなおかずを用意してくれたおかげで、楽しい年越しになった。
新年は妻の実家と広島の市街で過ごした。妻の実家は義妹の2人の子供たちも来ていてかなり賑やかだった。毎朝毎晩たくさんの食べ物を出してくれたが、生活のペースは完全の子供達のペースである。普段はおとなしいらしいが、おじいちゃんおばあちゃんの家となるとまあそうはいかない。
広島滞在中にお好み焼きのお店に2件行った。新天地にある「へんくつや」と広島駅内の「みっちゃん」。いずれも有名店らしいが、後者は駅にあるお店だったからか、味がわざとらしく感じられた。それが人気の秘密だとしたらやや残念だ。広島駅でお好み焼きを楽しむなら、新幹線の駅ではなく、在来線の側にある駅ビル「ASSE」の2階にあるところがよさそうだ(これはあとになってわかった)。
そんなこんなで6日間家を空けて戻って来たのだが、2人ともどうやら体調をくずしてしまい、新年早々から風邪をひいてしまった。インフルエンザではないようだが今回の風邪は意外にしつこく、結局2人とも仕事始めの今日は揃って会社をお休みしている。僕はいつものように肩の張りからのどに来てしまい、38度近くまで熱が出た。今朝になって平熱に戻ったものの、喉はまだ腫れている。
というわけで、帰省疲れから風邪をひいてしまった新年の幕明けとなってしまった。今年で実家の整理を済ませたら、来年からどういう風にお正月を過ごそうかなと少し考えてしまった。僕の理想は、特に何もせず何かやりたいことを一生懸命やって、気がついたら年が明けてたというもの。そこでじゃあお祝いだといってお酒を飲む。その後は海でも眺めてのんびり過ごす。そんなお正月がいい。
このろぐも5年目に入ります。まだしばらくは続けるつもりですので、本年もよろしくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿