11/24/2019

オーネット・コールマン "Skies of America"

明確に季節の変わり目ですね。

寒さに備えて毎日の服装のことを考えて衣替え。自分がファストファッションだとは自覚してないけど、昨年までにいろいろ買った安い服がクローゼットから出てきて、なんだ、今年は服買わなくていいじゃんと思いながら、手持ちのものでどんな組み合わせができるのか思案しながらの整理となりました。

咋冬にエラい目にあったインフルエンザの気配を空気に感じる様になって、今年は久しぶりに予防接種を受けました。薬剤が体内に入ってきたときの圧は新鮮で、血液検査は会社の検診で毎年受けるんだけど、結構久しぶりの被注入体験でした。今年はなんとか無事に過ごせますように!



最近は外でラーメンを食べる機会がめっきり少なくなったのですが、寒いなかで久しぶりに食べたくなって、長者町のみそラーメンみずきさんへ行ってきました。


札幌味のこってり香ばしいみそラーメン、美味しかったです。この歳になるとこれ一杯いただけばもう大満足であります。頑張ってほしいなあ。

子どもの習いごと帰りを待つ間に、お腹が空いたので金曜日夜のにぎわいのなか、横濱飯店さんでハイボールと餃子をいただきながら待機。


そろそろ忘年会の雰囲気も増してきました。ぴおシティは立ち飲み屋さんも随分増えてプチ野毛という雰囲気だけど、僕はもうここ以外はあんまり落ち着かないですね。900円也です。



土曜日は子どものリクエストでお台場へ。最近ちょっとガンダムづいているようで、僕にはよくわからないガンダムSEEDだのDestinyだのをAmazon Prime Videoで視るかたわらで、ガンプラを買っては勉強の合間にせっせと組み立ててます。その集中力、もうちょっといろんなことに応用できないかねぇ、君ぃ。

数年前に訪れた時とは、ダイバーシティ前のガンダムはリニューアルされてさらにカッコよくなってました。


夜のライトップになると迫力倍増!いまにも飛び立ちそうな勇姿にちょっとホレボレするお父さんでありました(笑)。


音楽では前回の流れをしっかり受け継いで、人生で何度目かの「オーネット・コールマン祭り」絶賛開催中です。

僕の耳もオーネットの音楽に対してはより深くなっていることに加えて、いまは彼のほとんどの作品をネットで簡単に聴くことができるので、オーネットいいなあと思ったら彼のすべてをすぐに聴くことができるというスゴイ時代なんですよね。

いまはまだ整理できない状態ですが、オーネットの存在をあらためて「偉大」という言葉の意味を噛みしめながら感じる毎日が続いています。

音楽に生涯を捧げた人は数多くいらっしゃいますが、これほどまでにその苦闘や生き様が音楽作品や記録にはっきりと出ている人も珍しい様に思います。一番素晴らしいのが、それを脚色する余計な存在がほとんどいないということなのでしょうね。音楽に多くを語らせる、これこそ音楽家人生冥利なんだろうなぁ。

まあ、個別の作品については、このあとおいおい感じるところを語っていきたいと思います。今回はとりあえずこれを!



Skies of Americaはオーネットミュージックの集大成ですね!こんな作品を創ることができて、それを記録に遺すことができる人は、そうそういないと思います。だから僕はオーネットが好きですね。

いやあ、音楽ってホント素晴らしいですねぇ!



11/17/2019

オーネット・コールマン&ヨアヒム・キューン "Colors"

先週の初め月曜日は雨上がりで地表付近に雲が滞留したところに朝日が現れ、職場がある高層ビルの窓から見事な富士山を眺めることができた。


仕事でサポートをしている会社のお偉いさんが、業界の代表としてある法案に関連して国会で参考人として発言するという案件が休みの間に持ち上がり、一方でやらねばやらねばと言いながら手をつけられずにいた原稿チェックの仕事を横目に慌ただしく3日間が過ぎていった。

ある程度先を見ながら仕事をコントロールしているつもりなんだけど、こういう突発的なことが起こるのは仕方がない。騒いだところで片付けねば意味がないので、そこは割り切って淡々とやり抜く。

参考人質疑の当日はオフィスで会議の模様をインターネット中継で見守った。国会というのは不思議な会議だ。内容に関して高いレベルの議論が行われるわけでは必ずしもない。

月曜日と木曜日に飲み会を入れていて、それぞれ初めて入る熟れた居酒屋で飲み友達とひと時を過ごした。

木曜日に飲みに行く前に早めに会社を出て、その夜のお店がある根津に向かったのだが、上野か御徒町で時間をつぶそうにも何かのお店でウィンドウショッピングという習慣はとっくに失われていることにいま更ながら気づいた。

結局、ぶらぶらと浅草の方まで歩いて隅田川沿いの路地を入ったところにあるカフェムルソーさんでひと休み。

テラスから隅田川とアサヒビール本社、東京スカイツリーが夕暮れと川の上を吹く冷たい風のなかに浮かび上がって素敵だった。コーヒーとチョコレートケーキも美味しかった。


音楽を聴きながらぶらぶら歩く。これが僕の一番の時間の過ごし方になりつつある。

下町を歩きながら聴いたのはオーネット・コールマンがピアニストのヨアヒム・キューンと1996年にライプチヒで行ったデュオコンサートの模様を収めた"Colors"だった。

久しぶりにしっかり聴いてみて、これ、いままでちょっと軽く受け流していたかなあと思いを新たにした。オーネットのサックスから流れ出すフレーズの美しさが、ヨアヒムのピアノで一層際立つのが素晴らしい。

一曲目"Faxing"冒頭のフレーズ...これだけでオーネットは本当に美しいと思う。


11/10/2019

マリオン・ブラウン "November Cotton Flower"

秋が深まってます。11月です。

このところ仕事の関係でスーツを着なければならないことが多いのですが、上着とネクタイを身につけても体感上は暑く感じなくなりました。

会社では「スーパーカジュアル」という宣言がなされて今更ながら服装は自由となりました。しかし、その翌日から「シャツの裾をパンツから出すのはOKか?」などと不毛な議論が起こる始末です。

僕は前から結構カジュアルな格好で出勤していたので特に戸惑いなどはないです。

だけどお偉いさんのお手伝いで外について行ったりすることもあるので、そんな時は「うちの会社はスーパーカジュアルですから」と言うわけにもいかないです。

まあビジネスカジュアルもいいけど、会社では原則これは身につけて仕事しましょうという簡易な制服も悪くはないと僕は思ってます。もちろんダサいのは困りますけどね。

会社で必要なのは仕事の才能ですし、ダイバーシティとか言っているのもあくまでもその意味で言ってるわけですから。仕事を果たしたらさっさと自分に帰る、これが基本です。



さて、夏の間にも相変わらずいくつもの音楽のブームがありました。その一つが今回のマリオン・ブラウンです。

実は僕は彼のリーダー作をほとんど持っていなかったのです。マリオンといえばコルトレーンの"Ascention"の人でした。もちろんそこでの彼の音ははっきり記憶しています。

いままでに8枚のアルバムを手元に集めて聴いてます。とてもいいですね。あえてお気に入りを挙げるとすれば、1965年の"Marion Brown Quartet"と1979年の"November Cotton Flower"かな。

このアルバムタイトルは、アメリカの作家ジーン・トゥーマーの作品"Cane"に収められている同名の詩から取られているそうです。こんな詩です。

Boll-weevil’s coming, and the winter’s cold,
Made cotton-stalks look rusty, seasons old,
And cotton, scarce as any southern snow,
Was vanishing; the branch, so pinched and slow,
Failed in its function as the autumn rake;
Drouth fighting soil had caused the soil to take
All water from the streams; dead birds were found
In wells a hundred feet below the ground—
Such was the season when the flower bloomed.
Old folks were startled, and it soon assumed
Significance. Superstition saw
Something it had never seen before:
Brown eyes that loved without a trace of fear,
Beauty so sudden for that time of year.

("November Cotton Flower" by Jean Toomer, from Poetry Foundation)

いまはこのトゥーマーという人に興味が湧いています。まだWikipediaレベルの知識しかありませんが、日本人にはかなりハードルの高い異文化理解かもしれませんね。

とりあえず原作読んでみようかな。マリオンのこの音楽が何らかの手助けになることを期待しつつ。

11/03/2019

林栄一ソロ@横浜エアジン

土曜日の夜に林栄一さんのソロライブがあるということで、久しぶりに横浜関内にあるエアジンさんに行ってきました。

一応、開演15分前の午後7時15分頃にお店に到着したのですが、お店には誰もおらずマスターひとり...。

「あれ、私、一番乗りですか」
「いらっしゃい。そうなんだよ、まだ林さんも来てなくてさぁ」

とまあこんな調子でしたが、ビールをお願いして林さんの立ち位置に向かって右手に陣取って待っていると、ちゃんと7時45分にはライブが始まりました。

「えー、こんばんわ。じゃあ、先ずは完全即興で」と言って演奏がスタート。

1st Set
1. improvisation #1
2. Evidence (T. Monk)
3. You don't know what love is (G. Paul)
4. improvisation #2

2nd Set
1. Lonely Woman (O. Coleman)
2. improvisation #3
3. Epistrophy (T. Monk)
4. Mary Hartman, Mary Hartman (C. Haden Whitey Shafer)

林さんはリードの具合がちょっとご不満の様子でしたが、2ステージで合計80分のソロパフォーマンスを堪能させてくれました。

途中でアルトサックスが割れるんじゃないかと思うぐらい、いろいろな音色とフレーズが次々に湧いて出てくる素晴らしい演奏でした。

同時に2つとか3つの音が聴こえて、しかもその一つは通奏音のように変わらず、上の音は変化していく...まるでアナログシンセの様な表現が不思議でした。

やっぱりソロは体力気力共に相当使うのでしょうね。「ごめんなさい、アンコールはなしです」でステージはおしまい。でも僕にはちょうどよかったです。

また機会あれば是非聴きたいと思います。ちょっとお客さんの入りが寂しかったのが残念だったかなあ。

エアジンはやっぱりいいお店ですね。


(おまけ)

エアジンに行く前の午後、本牧をウォーキングしました。実は2度続いた台風のおかげで、お気に入りのウォーキングコースである本牧海釣り施設〜シンボルタワーに至るD埠頭東側が壊滅的な被害を受けてしまい、現在も閉鎖中でなのであります。

これは台風19号が通過した翌日に撮った海釣り公園の施設です。その前の台風で桟橋が流されて防波堤を破壊したようです。奥にある公園事務所もメチャメチャになってました。当然、シンボルタワーに行く道も閉鎖です。
こちらは昨日撮ったもの。ある程度片付けは進められて復旧に向けて作業車両の通行路が確保されていました。期待が持てる状況ではありますが、当局からはまだいつまでにという様な発表は出ていません。桟橋を復活させるのはお金も工事もかなりかかりそうです。どういう形で再開されるのか。
当面の間、シンボルタワーや海釣り公園行きだったバスは、その手前の港湾カレッジ前行きとなるそうです。

この日は13kmのコースでしたが、機能性タイツが心地よくてちょっとペースをあげすぎたのか、今朝は筋肉痛であります。