4/15/2018

ラスト サムライ

「阪急電車 片道15分の奇跡」に続いて、久しぶりにいわゆるハリウッド映画をアマゾンプライムビデオで鑑賞した。

トム・クルーズ、渡辺謙 他の「ラストサムライ」。僕はこれが初見だった。

なぜ、いまこの作品なのかというと、全然本筋とは無関係なことなんだけど、仕事で参加している系列企業の会合で知り合った呑み友達らとのやり取りが発端。

元々その会合において決まった席順で隣同士だったことから仲良くなって呑みに行くようになった3人組なのだけど、時の流れとともに昨年末から相次いで他の2人が社内の人事異動とともに会合のメンバーを後釜に譲ることに。

もちろん呑みのご縁はこれからも続けるのだけど、この4月で2人目が脱会することになった際に、「これでえぬさんが一番の古株になるのでは?」との話から、「えぬさん、どうか〇〇会のラストサムライとして頑張ってください!」とメールでエールをよこしてきた。

「ラストサムライ?」。そういえばそういう映画があったよなあ...でもどういう意味かなあと、まあさほど深い意味はないのだろうとは思ったものの、気になって、ウィキペディアで調べたことからちょっと映画に興味を持った次第。

公開から15年を経た作品であるがいろいろな意味で非常に重い内容だった。

2時間半もある大作で、どうやら海外ではR指定作品ということもあって、子どもが野球の練習に出かけている間にいくつかのお楽しみを諦めての鑑賞となった。

結果的には、やはり子どもと一緒に鑑賞しなかったのは懸命な判断だった。

テーマが非常に難しい概念である一方、極めて大胆な戦等のシーンが鮮烈で、無防備は子どもにはきっとそれだけが強く焼き付いてしまったことだろう。

よくこれだけの大掛かりな作品が撮れたものだとひたすら敬服した。日本文化を取り上げた海外作品によくある、文化考証の観点での不自然なことも特に大きく感じることはなかった。

タイトルの意味が単に主人公のことだけでなく、本格的なサムライ劇として映画史上おそらくこれが最後になるのではという想いが込められているというのは果たして大げさであろうか。そのことを率直に感じた。

これ以前には黒澤作品をはじめとする様々な作品はあるものの、リアルな殺陣をここまで大胆に映像に作り込むことは、もはや撮影技術とは別のもっと大きな意味合いから考えて、もう今後はないのではないのではないか。

武士道とチャンバラ(軽い表現だが)が海外の作品としてこのタイミングで残されたことに、日本人として非常に複雑な想いを率直に抱かざるを得なかった。

作品の公開以降、世界の変化は目まぐるしさを加速させているが、もはや日本人自身もわからなくなりつつあるかつての精神を、冷静かつ客観的に振り返るには、海外からの視点が必要なのだということを、恥とか寂とかそういう感情を超えた感覚で感じさせられたように思う。

日本らしさとか、日本人らしさとか、そういう文化的なことについては、このところある意味でステレオタイプ的に善悪が扱われているように思えてならない。自ら築いたものが何もない人が、単に過去を否定し流行りをもてはやす刹那。

桜が散ってしまった後の春の嵐を感じながら、いい映画作品を視ることができた。


(おまけ)

お気に入りの元町ピースフラワーマーケットカフェで新商品の「オーガニック煎茶」をいただいた。

「茶葉まで食べられるよ」とオーナーさんがスプーン付きで出してくれ、半信半疑ですくって口に入れてみたのだけど、これがめちゃ美味いのです。完食でした(笑)、500円也。


2年前から飼っていたカタツムリのつがいは、先の秋から冬にかけて相次いで亡くなってしまったけど、激しい交尾の結果、タッパーウェアの土に産んでくれた卵から孵った子供たちが、元気にここまで大きくなってくれてます。(苦手な方にはごめんなさい)


春深まる。

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