1/21/2018

有安杏果さん、ありがとう!

先週月曜日の昼に、有安杏果さんがももいろクローバーZを卒業し芸能活動から身を引くことを発表しました。

最初に「有安杏果、ももクロを卒業」の一報を見たときは「とうとうこの日が来てしまったか」というのが私の正直な印象でしたが、驚いたのはよく読むとそれがわずか1週間後のことで、しかも事務所との契約も終了して「普通の女の子になる」という内容だったことでした。

一体何が起こったのか最初は受け止められませんでしたが、その後少しずつ本人の話やももクロのメンバー、マネージャーさんをはじめとする関係する人たちの話などに触れるうちに、何とか有安さんの決断を納得できるようになりました。

「私のわがまま」と彼女自身も言っている通り、外から見ればそう言う種類の決断であることは明らかであり、こう言う形になったことは何よりも本人よりも事務所やマネジメント側が最後まで納得できずにいた結果だったと思います。それだけ彼女の決断は固いのだということが、日を追うごとに理解されるようになりました。

今日急遽幕張メッセで企画されたファイナルステージ「新しい青空に向かって」は残念ながらチケットを入手できませんでしたが、Abema TVで行われた生中継を自宅でしっかりと鑑賞しました。

本当に立派なファイナルステージだったと思います。90分間のコンパクトなセットリストは最高に選び抜かれた内容でした。そして20分間のメンバーとの最後のやりとりも含め、立派な大人に成長した「小さな巨人」の姿にはひたすら圧倒されました。

大人の涙をにじませながらも、ももクロの永遠の目標である「笑顔」で清々しくステージを去った有安さんの姿には、何かひとりのファンであるこちらにまで誇らしさを感じさせるように思えたほどでした。

思えば「極楽門からこんにちは」で初めてももクロを知ってから、今日でまる6年間、ももクロと有安さんを追ってきました。おかげでそれまでほとんど関心を向けてこなかったアイドルという領域を通じて、音楽やパフォーマンス、さらにはバラエティ番組や映画、ドラマといったものに視野を拡げることができました。

私の音楽的関心のメインは即興演奏にあることは変わりありませんが、ももクロや有安さんとの出会いがなければ、音楽との関わりはまた違った形になっていたでしょう。一人の身近なアーチストとしての彼女の姿勢や心情からは、本当にいろいろなことを学ぶことができました。

自分で感じて飛び込んだアイドルの世界がももクロで、そして有安さんであって本当によかったと思っています。

有安さんが去った後に4人で披露された「あの空に向かって」...いままで私はどうもこの曲がいまひとつ好きになれなかったのですが、今日ようやくその靄が晴れたように感じました。まるで有安さんが抱いていた靄が晴れたかのように。

有安さんの遺言?通り、これからもももクロは「ハコ推し」として見続けていきたいと思っています。それとともに、いつかまた、そう遠くない将来に、有安さんの創作を楽しめる機会が来ることを待ち続けることにします。

有安杏果さん、8年間のももクロでの活動、本当にお疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。また会える日を楽しみにしています。

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