9/25/2016

弘明寺

日曜日はまだ雲も多かったけど久しぶりの晴天だった。

子どもが野球に出かけた午前中に自転車で磯子から上大岡を回って以前から気になっていた弘明寺に立ち寄ってみた。こちらは横浜市内で最も古いお寺で西暦721年の建立というから鎌倉時代よりもはるか昔のこと。

国道16号線から商店街を抜けると現れる立派な仁王門の裏脇に自転車を置かせてもらって本堂への階段を登った。とても立派なお寺である。


江戸時代に造られたという立派な梵鐘もある。今度是非とも響きを拝聴したいと思った。


いつもの海沿いのコースではなく、アップダウンもそこそこあっていい運動にもなった。ちょっぴり日焼けもしたかな。


午後は家族で臨港パークに出かけて、久しぶりに3人でキャッチボール。しばらく子どものボールを受けていなかった妻は、少し勢いがついた球を受けて指が痛いと喜んでいた。

こちらも久しぶりの晴天で家族連れでにぎわっていた。やっぱりここから眺める海と空はとても美しい。雲はもうすっかり秋。




(おまけ)

秋分の日に近所でレンタカーを調達して観音崎までドライブ。あいにくの雨だったが、観音崎に着いてランチをしているうちにそれが止んで、その後日帰り温泉やら観音埼灯台までの散歩を楽しむことができた。


火曜日には北海道で歯科医を営む幼馴染が、関西方面の帰路にわざわざ横浜に宿をとって遊びに来てくれた。

おもてなしをどうしたものかと考えたが、やはりおそらくはこれを逃したら機会がないと思って、台風が近づく荒天のなか自宅まできていただき、近所の魚屋自慢の刺し盛りや妻の手料理で楽しいひと時を過ごさせてもらった。

途中からは遊び相手を求める子どもの餌食となり、野球盤や室内でのおもちゃのバットとボールで野球の相手をしてもらい、子どもも大層満足した様子だった。


お疲れのところすいませんでした。また北海道に遊びに行きます。





9/19/2016

ヨナス・エルボーグ「アラム オヴ ザ トゥ リヴァーズ」

最近、YouTubeに本当にお世話になってます。今さらですがホントにいろんな音楽が試聴できますね。

特に僕の様なマイノリティ音楽好きにはたまりません。同好の仲間の存在を知ることができるというのも大きなメリットです。

今日はそのなかで見つけた超絶ベーシスト ヨナス・エルボーグの1996年のライヴアルバム"Aram of the two Rivers"をご紹介します。

この人はマクラフリンのグループにもいた超音楽・超技巧性のベーシストです。YouTubeでも彼のベースソロの映像とかがいっぱいあります。

余談ですが、YouTubeでベースのソロ映像を探すと、決まってスラッピングの名人芸みたいなのが出てきます。フレットレスベースとかのソロ画像を探しても結局スラッピングしちゃうんですよね。大衆芸みたいなものなのかな。僕にはちょっと不思議というか残念な気がします(半分は僻みですかね)。

さてヨナスのアルバムに話を戻すと、この作品は数ある彼の作品のなかでもやや異色の内容です。

ここにある6つの即興演奏?は、現在悲劇の渦中にあるシリアのアレッポとダマスカスで収録されました。

共演者の名前は知らない人ばかり。おそらく地元のミュージシャンたちとのコラボレーションなのでしょう。

ヨナスは、一聴するとギターの様な音色のアコースティックベースギターを、時に持ち前の見事な技巧を駆使して披露しています。それとともに熱いのがパーカッションを始めとするシリアのミュージシャンたち。素晴らしい演奏記録です。

僕にはこれらの演奏がヨナスの他の作品に比べてもひと際重厚な音楽に感じられます。ヨナスの作品で手元に置いておきたいのはこれかなあ。



いまではほぼ入手不可能なアイテムですが、それがこういう形で聴くことができるのはありがたいことです。

そして、いつかアレッポの人々がまたこういう風に音楽を楽しむことができる日が来ることを願っています。



(おまけ)

月曜日に出張で行った軽井沢で仕事を終えて駅前の洋食店「フレスガッセ」でいただたソーセージ定食。赤い飲み物は...まあいいじゃないか(笑)。

すぐ隣のコーヒーハウス「旦念亭」さんで食後のデザートとコーヒーを。たった1時間の軽井沢プチ贅沢でした。


3連休初日はまだお天気がもったので軽くシンボルタワーまで。大型の自動車運搬船が出港する姿が圧巻でした。


そうこうしているうちにまたひとつ歳をとりました。妻がバイト先で注文してくれた豪華なケーキをいただきました。


あ、そうそう、祝!DeNAベイスターズ クライマックスシリーズ出場!この2日間の試合は見られなかったけど感動しました。チームの雰囲気がいいですね。




9/11/2016

ももいろクローバーZ「ザ・ゴールデン・ヒストリー」

お天気もパッとしませんが、僕の気分もパッとしません。仕事は相変わらず気持ちに心に辛いものです。

そんななか、ももクロのニューシングル「ザ・ゴールデン・ヒストリー」がリリースされました。すごいタイトルですよね。先ずはPVから。



(笑)これはまあももクロのことだからガチだと思いますが、お金がかかってないようで結構かかってそうなこの映像、僕はなぜか何回も視てしまうんですよね。

感想を一言で書くなら「おかえり!」かな。

音楽作品のPVとしてはあまり機能してませんが、ここ最近の彼女たちのシングルやプロモにはなかった素のももクロの魅力が見事に表現されていると思います。

そしてこのPVを補完する様に、先月の日産スタジアム桃神祭2日目で演じられたライヴ映像も公開されました。

こちらは大きなステージ上ですが、5人がしっかり集まって歌い踊る本来のももクロのアーチストとしての醍醐味が、フルコーラスで楽しめます。



客席に瞬く光のなかに僕もいるはずなんですけどねえ(笑)。

シングルで同時にリリースされた3曲もスグレもの揃いで、今回はアルバムとは違って安心して素直に受けとめて聴くことができました。



日曜日はあいにくの天候で子どもの野球練習が中止となったので、久しぶりに家族3人で日曜日のお出かけ。と言っても先ず大船からバスに乗って向かったのは、スウィングスタジアム湘南さん。

子どももだいぶんバッティングセンターの球に慣れてきて、この日はホームラン性の一撃も出ましたよ。打球の角度いいでしょ(球速はまだ70km/hですけど)。


そのあと卓球なんかも楽しんでちょっとした運動にはなりました。身体動かすと少しは気分も晴れますね。

そこから県道を30分ほど歩いた田谷にある野天湯元 湯快爽快 たやに向かったのですが、その手前にある「田谷の洞窟」(瑜伽洞)にちょっと入ってみることに。

こちらは以前から気にはなっていたのですが、訪れる価値あるパワースポットでありました。家族連れで行くのもいいですが、独りでプチ修行のつもりでじっくり時間をかけて廻るのもいいと思いました。

洞内は撮影禁止ですので、アクセス可能な方は是非とも行ってみてください。

入り口近くにあった、さほど大きくない瓶に見事な蓮の花が咲いていました。


温泉は少し変わったお湯でしたが、温度が低めでのんびり浸かっていられればいつまででも、という感じでした。この日はサービスデーだったのでちょっと混んでいたのが残念でした。

(連絡)
とろりんさん、おひさしぶりです。コメントありがとうございます。ちゃんとカタカナは直しましたよ。

9/04/2016

デレク・ベイリーとスティーヴ・コールマン

先週は週末にちょっと体調を崩してしまい、ろぐはお休みさせていただきました。すいません。

さて今回は音楽のお話しでしたね。この1ヶ月ほどでヘビロテで聴いているのは、デレク・ベイリー、そして久々のカムバックとなるスティーブ・コールマンなのであります。

デレクについては以前から評判を聞いていた1975年のソロアルバム"Improvisation"を偶然耳にしたのがきっかけ。フルアルバムの音源は以下にあります。



デレクはソロアルバムを数多く残してますが、確かにこの演奏はそれらの中でも強く惹きつけられるものがあるように感じられます。

何がどうと言えるものではありませんが、このパフォーマンスを行った当時のデレクの状態が、この成果を生んだというしかありません。

その記録がこのように残され、デレク亡き後もそれがいまこういう形で人間の世の中で共有されているということが現実です。

僕はこれを聴き、再びまたデレクの手持ちの作品に向かい合うことで、あらためて彼のことをすごいと思うようになりました。

晩年に彼が発表したスタンダード集"Ballads"は彼を知るにはよさそうな作品ですが、もしかしたら一番最後に聴くべき作品なのかなと思ったりもします。これについてはまたいつか。


さて、デレクを聴くうちにその一方にニョキニョキと出てきた渇望が今回はスティーヴに向くことになりました。

最新アルバム"Synovial Joints"は素晴らしい作品ですが、”Invisible Paths: First Scattering”に続くPI Recordingsからリリースされている一連の作品を聴くに、彼が新しい時代の頂点を迎えつつあることがよくわかります。

前にも書いたと思うけど、彼との衝撃的な出会いとなった"Resistance is futile"に始まるLabel Blue時代は、作品を経るに従って音楽構造の難しさばかりが耳について、ストレートに楽しめなくなっていました。

それが"Invisible Paths"でソロとして再出発したのちに何かがリセットされたように、新しいスティーヴの世界がPI Recordingsの作品を通じて再構築されていったように感じます。

最も親しみやすいのはクァルテット(一部クィンテット)という比較的小規模な編成による大傑作"Functional Arrhythmias"だと思います。ちなみにこのタイトル名は「機能的不整脈」という意味です、うーん(笑)...。

このクァルテットによるスゴい演奏記録がYouTubeにあります。これは必見です!



Anthony Tiddのベース、Sean Rickmanのドラムス、20年近くスティーヴと行動を共にしている鉄壁のリズム隊が繰り出すうねり。スゴいですよね!この映像だけで幾晩も美味しいビールが飲めそうです。

とまあこれが、僕がいま聴いている音楽の近況です。いやあこれらを聴いてベースを手にすると...冷汗しか出ませんなあ(笑)。

(おまけ)
朝晩涼しくなってきたので、土曜日の朝早くに久しぶりに自転車でリネツ金沢まで行ってみました。雨雲混じりの空でしたが気持ちのいい港の朝です。