2月とは思えない暖かな週末だった。
前日金曜夜は職場の仲間と「ももクロ会」。最近の話題や春ツアーの申し込みなど尽きることのない話がとまらず、2次会まで行ってしまう。同じ職場にいる同期なのだが、こんなことになるとは縁とはまったく不思議なもの。それまでの5日間がウソのような楽しいひと時だった。
朝方の雨で土曜日のウォーキングはお休み(ダメだなあ)。午前中は散髪に行ってさっぱり。午後は子どもと2人で桜木町のランドマークホールで開催されていた、鉄道模型展を見学に行くも、人が多すぎて十分には楽しめなかった。
結局、となりの遊園地で少し遊んだりソフトクリームを食べたりして、少々歩き回った後にバスで帰宅。夜は肉が食べたいという妻の欲求で外食も考えたが、いいところがないねえということで、スーパーで2割引のスペアリブを2パック買って安いキャンティで乾杯。贅沢だが安上がりだった。
子どもは日中によく歩いたりお友達なんかと元気に飛び跳ねたりすると、夜中にいわゆる成長痛というやつなのか、「足が痛あい」と泣きながら目を覚ますことがあり、その夜もそのパターンだった。僕が寝かしつけたのだが、寝ぼけ半分で号泣してからは僕ではどうにもならず妻と交代。僕は隣の部屋で残ったワインを飲ませてもらった。
幾分気温の下がった日曜日。ウォーキングは最近さぼり気味なので、少し軽めにしようと近所の森林公園の周りを回る40分間のコースにした。寒さもあって汗はかかないが、なまった身体を刺激する軽い運動という意味ではこのくらいがちょうどよい。
妻が午前中に部屋を掃除する間に、自転車の子どもに付いてまた森林公園へ。それでまた歩数を稼いで帰り、さあ今日はどうしようと考えて、妻が好きな大仏見学を兼ねて鎌倉を散策することになった。また歩数が出るから朝は軽い運動にしておいてよかった。
子どもに「ダイブツってわかるかい」と聞くと「エノデンのレールの真ん中にいるオジサン?」と返ってくる(笑)。確かに昨日の鉄道模型展に出品されていた江ノ電のおもちゃにそう言うのがあった。よくわかるものだと感心。↓これです(笑)
「大仏っていうのはねえ、おっきな石でできたエラい人だよ」とか説明する(石像ではなく銅像だが)。「パパと大仏とどちらがおっきいと思う?」と聞くと「うーん、パパの方がおっきい」とのこと。さあどうかなあ。
江ノ電長谷駅を降りて大仏のある光徳院まで歩いた。沿道のお店がまた増えているように思い、鎌倉は繁盛しているんだなとあらためて思った。外国人含め往来する観光客も相変わらずである。
さて念願の大仏を目の当たりにした子どもは「あっ、あれは...パパよりおっきいじゃないかあ!」と大喜びの様子。胎内見学も果たして妻ともども満足げであった。
裏山から下りてきていた山リスにも遭遇し(リスは本当に人に慣れるのが早い動物である)、大仏に興奮した子どもは境内のあちこちにある大きな石によじ上っては飛び降りるを繰り返していた。また夜中に足が痛くなるのだろう。
どこかでお茶でもするかとなって。長谷駅までの道沿いにあった小さなカフェ"Salon de The Kamakura Grand-mere"におじゃました。うっかりすると見過ごしてしまいそうなところだが、本当に手作りを実感させてくれるケーキはとてもおいしい。
妻はオランジュールとカフェオレ、僕は季節のロールケーキとコーヒーを注文。ロールケーキはほとんど子どもと妻に食べられてしまったけど、一口食べさせてもらったオランジュールも絶品であった。大仏見学に行かれた方は是非お立ち寄りください。子どもの絵本も置いてます。どちらも美味しそうでしょう。
結局、長谷から江ノ電で江ノ島に向かい、その車中で抱っこされた子どもは眠ってしまった。江ノ島駅の待合室でしばらく時間を過ごし、20分ほどで子どもが目覚めたので、そのまま湘南モノレールに乗って大船を経由して家に帰った。
今日は節分である。幼稚園では一足先に豆まきをしたらしいが、子どもは家で豆まきするのを楽しみにしていたよう。考えてみれば去年は節分ということをすっかり忘れて飲み会を入れてしまい、妻と子が2人でやったのだった。
ついでに書くと、1年前のその飲み会で一緒だった職場の同僚にiPadでももクロを見せてハマったのが、その後のモノノフ生活を数倍楽しくしてくれることになったきっかけであり、僕にとってはもう一つの大きな「福はウチ」であったわけである。面白いものだ。
妻の恵方巻き作りを子どもも手伝って2本の巻き寿司が完成。他に鳥の照り焼きとかビールも用意して、先ずは豆まきを楽しんだ。
スーパーでもらったお面をそれぞれ交代でつけて、少ない豆をぶつけては拾い集めを繰り返して楽しむ。最後は僕が鬼に扮して子どもと対決。至近距離から数十発の豆を被弾して退散し豆まきの熱狂は終了した。
鎌倉からの帰り道、あちこちで市販の恵方巻きを見かけたのだが、結局はシンプルな手作りにして大正解だったと思う。別に妻の料理が味付けにこだわっているわけではなく、ただ基本的な材料をスーパーで調達してぱっぱと組み立てるだけのものなのだが。
最近、出来合いの食品に共通する過剰な味付けを身体がどうも受付けない。飽食の時代と言われて久しいが、味覚の過剰な演出はそろそろ大きな転換点に来ているのではと思うのは、単なる歳の所為なのだろうか。
家族との楽しい時間と、かざらない手作りのケーキや料理を通して、当たり前ではあるが極めて貴重な幸せを満喫できた週末だった。鬼さんたちもお疲れさま。
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