関東でもかなり寒さが厳しくなった一週間だった。金曜日は日中雪が舞い、続く土曜日は横浜市の最高気温は3度だった。
今月はお正月休みに大さん橋まで歩いたっきり、ウォーキングに出られていない。この週末も寒さと疲れにかまけてサボってしまった。イカン。。。
みぞれ交じりの小雨が降るなか、家族3人で石川町のリセンヌ小路にあるナチュラル フーズ カンパニーでお昼を食べた。
ここは以前の"H.B.Cafe"から続くお店。オーガニック系の食材を中心にしたカフェメニューに絞ってリニューアルしたが、一度やめたハンバーガーだけは強い要望で復活したらしい。
僕も横浜ハンバーガーの中ではここのが大好き。ピクルスの付け合わせはなくなってしまったようだが、代わりにクッキーが2切れずつついた。
もちろん子どもは大喜びで、自分のものだと信じて疑わない。相変わらずよく食べるねえ君は。パパはうれしいよ(笑)。
今回はうちの子どもが観るアニメなどについてちょっとばかし綴る(書きながらのBGMはPeter Kowaldである。これについてはまた今度)。
まずは「きかんしゃトーマス」。
子どもの乗り物好きがハッキリしてきたのは1歳を過ぎたあたりからだったと思う。近所に住む人からお子さんのお下がりだけどと言って、プラレールの機関車トーマスとレールをいただき、うちの子はたいそうそれを気に入った。
その報を察知した妻の実家から、今度中学生になる甥っ子が小さい頃に遊んだトーマスのプラレールセットも送られてきて、以来、子どものおもちゃ遊びの主役の座を現時点でも占めているのはトーマスである。
先のクリスマスでもサンタさんへのお願いはトーマス関連だったので、今回から木製のものに変更してもらったのだが、結局、木製とプラレールのトーマスたちはいまも混在して暮らす状況になっていて、トーマスだけはなぜかいくつもある。
テレビ番組のトーマスは現時点では放送がないし、本編は数百話にのぼるという話を聞いて、とりあえず初期のDVDを2枚そろえてしのいでいる。
加えてトーマス達のすべてがわかるという「トーマス大図鑑」なる書籍も購入し、子どもはいろいろなキャラクターに想いを馳せる毎日である。
年末にNHKのETV(教育テレビ)で劇場版トーマス(伝説のヒロ)が放映されていたが、どうやら今年の4月からトーマスシリーズを定期放映することが決まったようだ。また録画用HDDのスペース争奪戦が激しくなる。
ご存知の方も多いと思うが、トーマスは当初1984年にイギリスでテレビ劇画化された際には、原作者の意向を汲んで、アニメーションではなく鉄道模型を用いた人形劇スタイルだった。
それが2009年からCGアニメとなってしまった。先の劇場版もCGで作られているのだが、やっぱり両者の差はとてつもなく大きく感じられる。
僕にとってはCG版のトーマスは正直言って興醒め。本物のビールといわゆるビール系飲料といわれるものの違いみたいな感覚だ。もちろん子どもにはまだその区別はついていないと思うが、その違いは必ずどこかに作用している(と信じたい)。
トーマスは歴史も長く、お話や登場するキャラクターの数もさることながら、商品として進化する過程におけるいろいろな思惑が交錯する模様も複雑だ。原作者の想いがピュアであることは、後に別次元での成功するための秘訣なのかもしれない。
次は「チャギントン」
これは、いま時点で小さなお子さんがいない人には「なんじゃそりゃ?」かもしれない。簡単に言うなら、トーマスを模して制作されている英国製の鉄道アニメである。
ママ友からの噂を聞きつけてテレビ放映を観始めたのが去年の夏頃から。毎週放映分をしっかり録画して子どもの求めに応じて時に繰り返し観ている。
作りは完全にデジタル時代のそれで、CG版のトーマスに比較しても化学調味料たっぷりという感じであるが、子どもはこちらも大好きなようだ。
それでも僕がまあいいかと思うのは、幸い教育的な工夫はいろいろとされているということ。何かを子どもに理解させる時の例えに、このアニメにあったお話を引用することも何度かあった。
最近思うのは、このあたりが「アンパンマン」の様な和製商品アニメとの違いだなあということ。アンパンマンも子どもが少し観るようになったので、僕もちょっと観てみたが、これはいただけないと思っている。
キャラクターがたくさん出てくるところは共通した商売根性だが、お話があまりにも単純パターン化されていて教育的なエッセンスは、「悪いことをしてはイケません」という極めて薄っぺらいものしかない。原作が原作で、作者がまだご存命であるだけに困ったものである。
次は「ポコヨ」
これはスペインで制作されている幼児向けCGアニメ。日本では衛星放送のWOWOWが放映権を持っている。
わが家は衛星放送を契約していないのだが、いくつかのお話が丸ごとYouTubeで公式にアップされている。子どもはいつからかiPadでこれを観るようになって、すっかり気に入っているようだ。
トーマスやチャギントンに比べればマイナーな存在らしいが、これは小さな子どもには非常にお勧めの作品だと思う。乗り物系ではないので女の子でも親しめる内容。
CG作品であるが、ソフトな感じで絵もサウンドもとてもシンプル。加えてこの作品も教育的なエッセンスがしっかりとしている。
参考までにうちの子が好きなお話をYouTubeから2つほど貼っておく。
ミュージック フラワー
ポコヨ ダンス
最後は「となりのトトロ」
いわずと知れた宮崎アニメだが、実は僕は先日初めてこれを子どもと一緒にDVDで鑑賞したばかり。いまさらながらだがやっぱり素晴らしい内容と感激した。
うちの子は集中力というかそういうところがまだ十分でないところがあるのか、映像作品も長いものは続けて観ることができない。カーズの映画(DVD)も、先のトーマスの劇場版も途中で「もうおしまい」といって観なくなる。
やはりストーリーを理解するのがまだ難しいということもあるのかなあとか思っていたのだが、不思議なことにトトロについては、85分間のお話をすんなりと楽しんでしまったのには驚いた。
加えて、明らかに子どもなりにストーリも理解しており、登場するキャラクタもしっかり記憶に焼き付いているようで、さすが宮崎駿先生である。
子どもの感性を相手にすることに限ったわけではないが、やっぱり作品をつくるうえで、自分が主張・表現したいことを煎じ詰める一方で、それを鑑賞する側に寄り添う姿勢を両立させるというのは、とても大切なことなのだとあらためて感じた次第。
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