12/11/2011

スカイプで一杯やりましょう

また一段と冬らしくなった一週間。土曜日は5時に起きて本牧方面にウォーキングに出かけたが、山頂公園付近はしっかり霜が降りているのがわかった。

ウォーキングを日曜日にしなかったのには訳があった。この日の夜は、先のオホーツク旅行で世話になった幼馴染みと一杯やることになっていたのだ。じっくり呑むつもりだったから翌朝5時起きはまず無理と考えた。

といっても、僕が厳寒の地(前日の朝の気温はマイナス17℃だったそうな)に赴くわけではないし、彼の方から生温い冬の横浜にやってくるわけでもない。そうスカイプでお互いの顔を見ながらおしゃべりとお酒を楽しもうという段取りなのである。

スカイプはずいぶんとメジャーになっているものの、やはりまだ話には聞くけど使ったことがないという人も多いことだろうと思う。でもこれは本当に楽しいもの。特にこうして普段なかなか逢うことのできない人と一杯やるのは最高である。

先の旅行でお世話になったお礼にと、彼にはアイラ島のモルトウィスキー「ラフロイグ」の「カスクストレングス」を2週間ほど前に送ってあった。ラフロイグは初めて飲む人からは必ず「消毒液」と言われる独特の香りが特徴。

医療関係者で酒好きの彼には、思いっきり嫌われる可能性もあったのだが、やはり彼と自分自身にふさわしいものを贈ろうとこれに決めた。彼は最初の一杯こそ戸惑ったものの、たいそうこれを気に入ってくれ、いまではすっかりモルトウィスキーのファンになってくれたようだ。

今回は僕の方でも久々にラフロイグのボトルを用意し、オホーツクと横浜の間でアイラウィスキーをやりながら楽しいひとときを過ごさせてもらった。夜8時にスカイプを始めて、最初は子どもや妻も交えながらビールを飲み、2人が階下に寝に降りた午後9時前頃からラフロイグであらためて乾杯となった。

お話の内容は一般的な幼馴染みの酒飲み話である。時間と場所があちこちに行きながら、酒がいいように進んでゆく。トイレにも行くし、氷やおつまみを取りに席を立ったり、手元の本の一部をウェブカメラに近づけて見せたりする。気がつけば時刻は午前0時少し前になっていた。

また春が近づいたらスカイプでの再会と、近い将来、今度は彼の方から横浜に遊びに来てもらってそこでまた地元の料理をいっしょにつつきながら一杯やりましょうと約束し、スカイプをアウトした。僕のボトルは4分の1ほどなくなっていた。楽しくもおいしいお酒だった。

以前、このろぐでちょこっと書いたが、一時期少しだけやろうとしていたFacebookはどうにも気持ち悪くてやめた。お友だちで登録していただいた方には、特に事前にお知らせすることもなく失礼してしまったかもしれない。しかし僕にはどうもSNSというやつは居心地が悪い。ウェブは開かれた素直なものだ。

このろぐは僕の友達に限らず、知人であれそうでない人であれ、誰にでも読んでいただければと思って続けている。ここに書いたことがささやかであっても、どなたかにとって何かのお役に立てるかもしれない、ということも少しは感じているつもりだ。

なかなかお目にかかる機会がとれない人でも、スカイプを使えば簡単にグラスを傾けることができる。もちろん実際に同じボトルの酒を酌み交わすことはできないが、そのハンデは些細なことにすぎない。

僕としては、Facebookのお友だちリストに登録してもらうことよりも、こうしてスカイプでお話しができることの方が、よりインターネット的で自然なことだと思う。加えて一杯おつきあいいただけるのであればなおよしである。ただしスカイプでのコンタクトをしていただく前に、事前にメールなりでご一報はいただければと思う。

(おまけ)わが家のリヴィングでオホーツクに住む友人とスカイプを楽しむ僕と子どもです。子どもにとってはこれが当たり前の世界になるんだろうなあ。

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