12/19/2010

えびす村のカツ

先週は別の忘年会があった。また男2人のサシ呑み。相手は妻が務める会社の知り合いである。いろいろ迷った挙げ句に結局今回も会場は恵比寿西の横丁となった。

一軒目は徳之島料理の「大吉」。渋谷警察署御用達(理由は女将さんに訊いてください)のこのお店、名物は美味しい海鮮料理と大きなグラスになみなみとつがれる焼酎やウィスキーなどハードリカーのオンザロックなのだが、さすがに最近の体調を考慮してビールと熱燗で過ごした。

今回、彼に会うにはちょっとした訳があった。ひとつは父が遺した書籍でクラシック音楽に関係するもの3点を、音楽好きの彼にもらってもらうこと。もうひとつは身近に起こったあることを相談すること。趣味の話と人生の話というちょっとずれた2つの話題を行ったり来たりしながら、いつものように楽しい時間が流れてゆく。

二軒目はどうしようかと思ったのだが、やはり大吉で呑んでいるうちに思いだしてしまってガマンができなくなったので、「やっぱりアレ食べに行こうよ」と提言して満場一致で梯子酒となった。向かった先はすぐ近くにある居酒屋「えびす村」。このあたりでは結構有名な居酒屋らしい。ご主人の豪快な料理がとてもおいしい。

僕らにとっての「アレ」とはトンカツのことである。初めてこのお店に来たときにご主人のすすめで食べて以来すっかりファンになっている。カツに熱燗が合うという僕の持論もその時の体験からである。

こういう居酒屋で食べ物を注文する時は、悩まずにお店の人に今日は何がおいしいのと尋ねるのが一番いい。おすすめを中心に懐具合と相談して判断した方がよっぽど間違いがない。ここのご主人は素材に自信のない料理は絶対に薦めてこない。

僕らが初めてトンカツを食べたのもご主人のすすめがあったから(そのときはもうかなり出来上がっていたのだが)。なのでトンカツを注文する場合は、お店の人に今日の(トンカツは)調子はどう?と尋ねれば間違いはない。その日の豚肉に自信がなければ、名物のメンチでもチキンカツでも十分に旨いから。

結局、今回はトンカツとチキンカツをつまみに、相手は焼酎のお湯割りを、僕は熱燗をやり続けた。どちらのカツも最高だったよ。二軒合わせてお会計はひとり5500円と飲んだ量からすれば大変リーズナブルである。

またまた呑む話だけになってしまったが、音楽はいろいろなものを聴いていてどれを紹介しようかなと迷っている。そのうちまたまとめて取り上げたいと思っている。音楽も居酒屋も表通りから少し入ったところにいいものがある。

週末は2週間ぶりの早朝ウォーキングで始まった。5時半出発だとあまりにもあたりが暗いので6時出発に。それでも大桟橋についた時はまだ日は昇らなかった。やっぱり朝の港は美しかった。山下公園を抜けて帰りに通った元町の商店街では、早くもお店の準備を始めている人を見かけた。やはり30分の違いで街の様子はずいぶん違うものだ。

しかし結局、妻が少し体調を崩してしまったので、子どもの面倒をみる負担を減らしてあげようと僕が食事を作ったりお風呂に入れたりした。妻がいっしょにいないと相変わらず泣くこともあるが、お散歩ではずいぶん長い時間歩ける様になったなあとか逞しさを実感したりすることもあり、妻には悪いが子どもとはそれなりに楽しめた週末だった。

クリスマスの来週は仕事関係で機会を得たちょっとしたイベントがある。通常だとまず体験することはできないことをさせてもらう2日間、詳しくは無事に戻ることができてからご報告させていただく。

0 件のコメント: