10/20/2010

胃袋騒動

会社では定期的に健康診断を実施してくれる。バリウムを飲んでの検査や心電図などを含めたいわゆる成人病健診も、30歳とか40歳とかの節目節目でやってもらえるのだが、今年から希望すれば少しの費用を負担することで、そういう節目でなくとも受診することができるようになった。

このところ急に便秘体質(いままでが快調すぎたのかもしれないが)になったり、腹部になんとなく違和感があったりという状況でもあり、知人がそういう検査を受けたという話を(呑みながらではあるが)聞くにつけ、自分も受けてみようかなと思いたち、今月の始めに受診した。

その結果が先週返って来たのだが、さすがにオールAというわけにはいかなかった。しかしそれにしても、経過観察とか要再検査とかならまだいいのだが、要精密検査となるとちょっとしたショックを受ける。それもちょうど気になっていた消化器系のところなのでなおさらである。

ということで、近所の専門病院に予約を入れて、本日仕事を休んで胃の内視鏡検査、いわゆる胃カメラを受けて来た。

数年前の成人病検査で同じ様な判定を受けてやったことがあったのだが、そのときは初めてだったこともあってか、珍しい体験をしたという記憶があるばかりで、結果がシロだったことも手伝って、さほど悪い思い出ではない。

今回も軽い気持ちで臨んだ。受診前に軽い全身麻酔で意識を鈍らせることもできるが、いかがでしょうかというお奨め(どうやらそういう「苦しくない」胃カメラがウリの様だ)を受けた。それだけ余分に費用がかかるわけだし、何より自分が何をされているのかわからないのは余計に不安だ。前回受けた際もさほど苦痛ではなかったしというのもあって、丁重にお断りした。

まあ実際にやってみると、それなりに辛いところもあった。特に管が胃と十二指腸の境目あたりの奥の方まで進んで来た時の、何とも言えない圧迫感と気持ちの悪さは、なかなかのものである。それから最後に管を抜く時の、強制的にげっぷを起こさせられる様な感覚も、やっとこれで終わりだという感覚なしにはしのび難い。麻酔の奨めをお断りしたことへの後悔も一瞬よぎる。

若干赤くなっているところがあり、強制的に組織を採取された(同意書にサインもしているしもはやあの状況では断り用もない)が、医師の所見では、とりあえずさほど心配する様なことはなく、あなた位の年齢であればこの程度の症状があるのは珍しいことではない、とのことだった。

ということで、一週間後にまた採取された組織の分析結果を聞きにいくという約束を一方的に作られてしまったが、ひとまず安心というところである。

やはり身体には気をつけないとなあという自戒は、しっかりと残った。前回のヘンリーではないが、やはり生きてこそだから。

とりあえずビールを呑みたいところだが、組織も採取したことだし、今日のところはガマンする。

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