3/14/2010

ハードロックカフェ

久しぶりにいい天気の週末になった。

土曜日は朝早く起きて港の見える丘公園までウォーキング。ずいぶん朝が明るくなった。少し前までは午前6時はまだ真っ暗だったのに、いまはもう日が昇りかけている。時間は同じなのだが周囲が明るいので、ちらほらと人の姿が目に入る。実際に出くわす人の数は、たぶんそれほど変わりはないと思うのだが、あまり朝早いという感じがせず、ちょっぴり残念なような気分である。

横浜駅に最近新しくできた商業施設「横浜ベイクォーター」に家族3人で出かけて、お昼ご飯を食べた。このところ横浜のベイエリアは再び新しい商業施設がいろいろできている。来週末にはベイクォーターの別館や桜木町駅間にも新しい大型施設が開業するらしい。ますます便利に楽しい街になるのはいいが、どこかにゆとりというものをしっかり持っていてもらいたい。

明日はホワイトデーなのでこの日は僕のおごりということに(といってもひとり1000円のハワイアンランチだった)。そこここでちょっとした買い物をしながら、ジャックモールを経てみなとみらい方面まで歩いた。子供もかなり長い時間、ベビーカーにおとなしく乗ってくれるようになったものだ。

さすがに少し疲れたので、どこかでお茶を飲んで帰ろうということになった。パンパシフィックホテルのカフェは満席で入れなかった。どこかいいところはないかなと考えて思いついたのが、ハードロックカフェ横浜だった。

みなとみらいにはもう何度も足を運んでいるが、クィーンズスクェア開業当初からあるこのお店にはいままで一度も足を踏み入れたことはなかった。それどころか六本木や上野などにあるどのお店にも行ったことがない。僕にとっては初めてのハードロックカフェだった。

店内は往年のロックの名曲がPVとともに大きな音量で流れている。僕らが席に案内してもらった時には、キム=カーンズの"Betty Davis Eyes"だった。この歌は僕も好きだった。外国人の姿が目につく。午後2時を過ぎていたので空いた席もあったが、おおむね繁盛しているようだ。黒いユニフォームをたくさんのピンバッジで奇麗に飾り付けたウェイトレスさんが印象的だった。

コーヒーと何かスィーツを食べようということになり、妻のセレクトでアップルコブラーを注文した。出てきたのは大きなシナモンアップルのケーキにアイスクリームがどかんと乗っかり、さらにキャラメルソースがたっぷりかかったアメリカンスタイルのものだった。甘さも半端なものではない。でも甘いだけではなくてとてもしっかりした美味しさがある。2人で1つにしておいてよかった。

ハンバーガーなど他の食べ物も同じアメリカンスタイルで出てくる。外国人、おそらくはアメリカ人だろう、が多く訪れるのもそのあたりが大きな理由になっているのだろう。ここでロック好きの友人達と飲むのも悪くなさそうだ。

聴く音楽は、案の定ブランフォード一色になっている。気がつけば彼も50歳になる。僕は彼がデビューした頃から聴いているので、どうしても「若手」というイメージがつきまとうのだが、いまやジャズ界ではれっきとした大御所と呼んで差し支えないだろう。これまでの作品を振り返って聴いてみて、あらためてこの人の偉大さを見直した思いがした。

「古き良き」だけではない、これからも続いていくアメリカの素晴らしさを身近で感じた1週間だった。

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