8/12/2007

夏休みの入口

夏休み前の1週間、いろいろな事情で延び延びになっていたレポートの発行に向けて慌しく作業が続いた。幸い、先月から加わってもらった新しい戦力が活躍してくれたおかげで、想定していたよりもずっといい内容のものを作ることができた。感謝である。

金曜日は会社の一斉休日。この日は朝起きてもすぐにまた眠ってしまった。遅いお昼を食べては、また眠った。外は暑い。35度以上はある。さすがに昼間から部屋でエアコンをつけて引きこもった。

続く土曜日。個人的に引き受けている雑誌の原稿を書きあげて夜に入稿した。合間に妻と街に出かけて、タイ料理のランチをとる。街に出かけた目的は、これから和歌山に帰って行ういろいろな手続きに必要な書類を揃えるためだった。戸籍謄本やら印鑑証明書などなど。財産の継承などの手続きはなかなか手間がかかる。

暑くて街で買い物をしようという気にならない。ちょうどいつものアランの店から、新しいものが入荷したとダイレクトメールがとどいたので、ヨーロッパのコンテンポラリージャズの作品を2枚取り寄せてみることにした。つくづく便利なものだと思う。いまから届くのが楽しみだ。

日曜日、突然身体に変調をきたす。激しい下痢、午後からは発熱。下痢は妻も一緒だった。昨日のタイ料理がまずかったのか。この日は一日エアコンも入れずに部屋で横になった。解熱剤の作用もあって夜には調子は落ち着いたようだ。いま帰郷の準備をしながらこれを書いている。

役所から取り寄せた戸籍謄本をまじまじと眺めてみる。僕の名前といっしょに記載されている、いまはもういない父と母の名前。僕を産んでくれたことの事実がそこにははっきりと書かれてあった。届出日は誕生日の9日後、届出人は父だった。42年前のその日にはせた僕の想いは、静かにそして激しい感謝の想いにかわっていった。

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