先週末は妻と二人で和歌山に行き、入院中の父を見舞った。土日一泊二日の旅程は、仕事がさほど忙しくなければまだ平気だと思うのだが、期末の諸々があって身体は少し疲れていた。土曜日は病院に直行し、夕食時まで父の傍らにいた。夕方頃になって少し元気を取り戻し、ベッドにゴロンとなりながらもいろいろとしゃべる様子を見て、少し安心した。
その夜はJR和歌山駅の地下にある「酒処めんどり亭」で妻と二人で軽く飲みながら食事をした。駅の近くにある有名な食事処が出店している、カウンター席だけの店。名物は串焼きと串カツである。新鮮な材料を確かな手でしっかりと調理して出される品々はどれもうまい。ちなみに串はほとんどが1本110円という信じられない値段である。ビール3杯にお燗酒、串をいろいろにやっこ、枝豆、最後に〆の名物とりめしの小さいのをいただいて、4100円であった。
翌日は、兄と甥っ子がやってきた。甥っ子はちょっと事情があって妻や僕と会うのは結婚式以来だから、8年ぶりということになる。小学5年生になっていた。将棋の相手をしてくれとせがまれ、見栄を切って30年ぶりに将棋をしたが、何とか勝つことができ面目は保った。あれが以下に頭を使うかということを改めて実感した。
その日も父はまた少し元気になり、僕らは夕食前に発ったのだが、兄の話では食事も完食だったそうだ。短くて親不孝な見舞いだったのかもしれないが、何らかの元気をあげることができ、帰りの新幹線では少し気持ちが明るくなった。
日曜日の病院と駅の行き帰りに、歩いて和歌山城のなかと通り抜けた。桜が満開でたくさんの屋台が出ていて園内はにぎわっていた。電車の窓から見える山々では山桜がところどころで満開になっていて、それもまた美しかった。こんな春なら少しでも永く続いて欲しいと願った。
めんどり亭 駅地下のお店の情報はありません
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