2/25/2018

ビル・エヴァンス「ターン アウト ザ スターズ」


花の粉が舞い始めた。

まだすこし寒いけど。



久しぶりにビル・エヴァンスの"Turn out the Stars"。

やっぱりいいね。

ずいぶん前にも書いたけど、僕にはこれが一番のビル・エヴァンス。

とにかく熱い。

本人も相当お気に入りだったらしい。

「死を悟った演奏」とか、そういうことではないよね。

素晴らしい仲間たちと演奏を楽しんでいる、ただそれだけのこと。



これを聴かずしてエヴァンスを語ることなかれ。

大きな音で楽しもう!


2/18/2018

大井町の夜と家族会議とコニッツの週末

今週はあんまり書くことがありません。1月下旬から僕にとっては珍しく毎週2日のペースで飲み会があって、少々金欠気味であります。


昨日は、和歌山から仕事で上京してきた幼馴染と、その仕事仲間の30代の男性2人も交えて、彼らが宿泊しているホテルがある大井町で呑みました。

ビール党が勢揃いということで、大衆酒場「ぶっちぎり酒場」で4人で16リットルぐらい飲みましたか。いわゆる中ジョッキで小刻みに杯を重ねる50代の2人に対して、若手はお店の名物「メガジョッキ」でがっつりやってました。

メガは大袈裟な表現で、僕らが若い頃には大ジョッキと言われていたもの。たぶん1リットルくらいじゃないかな。中ジョッキなんて500ccあるかどうかです。その意味ではお上品な時代であります。お酒を飲む人の平均年齢は上がっているのでしょうね。

そのあと近くのバー「グランママズ・バー」に行きましたが、30代の二人は飛ばしすぎたのか次々と頭を垂れてしまい、ちょっと悪いことしちゃったかな。

他にも、同じ会社で営業部門に配属された同期の集まりに、営業経験のない僕が混ぜてもらったこともありました。60名以上が集まる大きなパーティで、既に転職や結婚で退職してしまった人も十数人。このネットワークと元気さはさすが営業部隊です。

僕が面識のある懐かしい人が8名ほどいて楽しく過ごすことができました。みなさんやっぱりいいお年ですよね。


週末の日曜日、妻と一緒に子どもの野球の試合を応援したあと、ワシン坂を歩いて元町を抜け石川町駅の近くにあるトルコ料理の「ジェイハン」さんでランチをしました。


このプレートにトルコアイスとトルコチャイ(普通の紅茶でした)がついて1200円也。料理はとてもおいしくいただけました。次はやっぱりシシケバブを食べたいなあ。

妻とあるテーマについて話し合い、帰りに妻が食べてみたいと言っていた最近評判のケーキ屋さん「レ・ビアン・エメ」さんでケーキを2つ買って家で食べ、またその後ゆっくり話の続きをしました。確かに美味しいケーキでした。僕はポルカドットが気に入りました。

夕食を終えた後は子どもも交えてそのテーマについて話し合いをもって、ひとまず大まかな方向性については家族で合意できたかな。内容はまだヒミツです。


この週末も土曜日曜と続けてワシン坂を登りました。家ではリー・コニッツのアルトに耳を傾けて過ごす時間が長かったです。いまもこれを書きながら聴いています。

2/12/2018

冬の渦

嬬恋から戻って開けた先週はちょっと仕事でバタバタしました。職場ではなかなか風邪が治らないゲホゲホな人たちと会議室に入ったりするので、引き続き細心の警戒態勢をとっての毎日でした。幸いいまのところはまだ大丈夫に過ごせています。


この日曜日は横浜アリーナで恒例のももいろクローバーZのバレンタインイベントを楽しんできました。

といってもチケットが当選したのは年末のこと。その後、有安さんの卒業が発表されたので、今回は4人となった新生ももクロの初のライヴイベントと相成りました。

あまり多くは書きません。新しい体制の出発としてはうまくできたと思います。メンバーの努力はもちろんですが、ファンの力の大きさということを強く感じました。

自分としては、有安さんのいなくなったももクロをどういうふうに応援できるのかを考えてきましたが、やはり新しい姿になっていくということは、有安さんがいなくなった空白をいまあるもので埋めていくということになります。

全力を出す5人が4人になるわけですから、それは容易なことではないと思います。その目標をどこに置くかはいろいろな考え方があると思いますが、いまの段階ではユニットとしての求心力を維持しながら、それぞれのメンバーの個性を遠心力として大きく開かせることで、ももいろクローバーの園を拡げていくという方針は変わらないように思います。

とても素晴らしい席で、そんな4人のメンバーをすぐ近くにみることができました。実際に新しくなってゆくこれからの姿を想像しながらではありますが、自分がいままでのももクロに向けてきた姿勢には一区切りをつけることで落ち着こうという決心ができたと思います。


三連休は子どもの野球チームでの活動が毎日入っていて、僕もその様子を観に行ったりする合間に自分の時間を過ごすことができました。

土曜日と月曜日に、ここ最近お気に入りの散歩コースであるワシン坂を登りました。


坂の下から見上げるこの景色。一見してごく普通の坂道なのですが、やっぱり住み慣れた場所への郷愁というのは、こうやって形作られていくのでしょうね。


月曜日はワシン坂から港の見える丘公園と外人墓地を抜けて元町に降りて、ピースフラワーマーケットカフェでちょっと贅沢なお昼を食べました。お店のロゴをあしらったビーフパストラミのサンドウィッチにベリーとナッツをたっぷり使ったサラダ。


ランチのサンドイッチは数が限られている(たぶん1日数食だと思います)ので、お値段がちょっとお高いこともあってなかなか食べられる機会がないのですが、今日はラッキーでした。とても美味しかったです。

日曜日は暖かでしたが、今日はまた一転して風が冷たかったですね。まだもうしばらく寒さを楽しむ季節が続きそうです。


いろいろな考えが頭の中を渦巻いています。僕にとってはそれなりに大きな渦巻きだと思うのですが、その相対的な大きさを推し量ることは僕自身を含め誰にもできないということは、嘆いたり恐れてはいけないことなのでしょうね。


2/04/2018

ラリー オブ 嬬恋 2018

この週末に、群馬県嬬恋村で開催された「ラリー オブ 嬬恋 2018」を、子どもと2人で観戦してきました。

なぜにラリー?自分でもわかりませんが、マリオカートとかゲームをやりたがる子どもに、やっぱり本物の世界を知って欲しくて、何気にYouTubeでラリー画像なんかを眺めているうちに、自分の方がちょっとハマってしまったのであります。

YouTubeに飽き足らず、もうかれこれ3ヶ月ほど前からWRC(世界ラリー選手権)のダイジェストDVDとか、ラリーのシミュレーションゲームとかにも手を染めておりました。

そして何かにハマった僕のいつもの性分でありますが、やっぱり本物を観てみないことには落ち着きません。

調べて観たところ全日本ラリーのことなどを知り、その2018年初戦にあたる本大会が、実は比較的行きやすい手近な大会とわかって、ほとんど何もわからぬまま会場近くのホテルを予約してしまいました。いつもの衝動です(笑)。

最初は、"SS"?、"ターマック"?、”コドライバー”?、何?何?と、わからないことだらけでした。本当に何も知りませんでしたが、奥が深いルール。限りなく人間を含めた自然に寄り添うモータースポーツなのですね。

あるところだけを純粋培養的に拡大するのではなく、自動車と道路と人と自然が深く深く共存するなかで展開するラリーの世界。僕にはとても素敵な共感を覚えます。

正直、行ってみるまで現地でどう行動したらいいのかイマイチわからず、しかも会場とホテルがあるパルコール嬬恋スキー場は、日中の最高気温が氷点下で明け方にはマイナス10度との予報、さらには実はこれが初の子どもとの男二人旅なのでした。

ここまで、というかこの日のために風邪にもインフルにもかからないようにうまく逃れてきていたのですが、そんなわけで土曜日はいろいろな意味で気疲れしてしまい、おまけにリュック背負って大前須坂線での観戦などなどで、ホテルに入って夕食後にちょっと体調崩して熱が出てしまいました。しかも久しぶりの洋室。ベッドはやっぱり慣れないですね。

それでも日曜日にはなんとか薬と気力で回復して、再び大前須坂線で行われたSS16とSS18を観戦。朝8時にホテルを歩いて出発し、8時半から13時半まで5時間を山の中の林道脇に作られた特設見学エリア(ただの雪原です)で、とてもいい場所を確保してたっぷり楽しみました。

スマホで撮った動画を載せたかったのですが、ちょっと面倒なので今回は写真を少しだけ。

一番、見事な走りを見せてくれた、クスコレーシングのSKODA FABIA R5。


THREE FIVE MOTORSPORTの三菱ランサーエボリューション。


車体に初音ミクをあしらったコンペラリーチームの三菱ランサーエボリューション。


世界選手権の映像などと比較すると、迫力とかはそれなりではありますが、やっぱり目の前をいろいろなクラスのラリーカーがエンジン音と雪煙を巻き上げながら疾走する様は、何度も見ているうちにすっかり楽しくなってしまいました。

子どもも楽しかったようで、慣れないベッドのお部屋で寝不足だったにも関わらず、彼が観たい観たいと言わなければ、日曜日はSS1本で諦めていたかもしれないところ、一緒にラリーの扉を開けてしまったようです。

これは他の大会も是非観て見たいなあ、と思い始めています。まだ静けさの中からいまにもエンジン音が聞こえてきそうで、そのあとに漂う排気ガスの匂いと走りの余韻が心に残っています。

道中いろいろありましたが、今日は疲れてしまったので、ここまで。