12/13/2015

月刊TAKAHASHI 12月号

群馬県のグリーンドーム前橋で開催されたももクロのファンクラブ限定のライヴイヴェント「月刊TAKAHASHI 12月号」に、職場のモノノフと共に参戦。実は群馬県は新幹線や高速道路で通過したことはあっても、その土地に足を踏み入れるのは初めてのことだった。

月刊TAKAHASHIはももクロのファンクラブ限定のイヴェントとして、その名の通り毎月日本各地の小さなライヴ会場で開催してきたもので、今回が最終回となるもの。生で観られる機会は年内ではもうないと思うと、近くて遠いこの前橋という会場をどう考えるかの間もなく、抽選に申し込んで当選してしまっていた。

同じく当選した友人は南浦和が住まいなので、そこから彼の自動車で会場まで行くことに。外環道と関越道を乗り継いで1時間と少しで着いてしまう。もっともそれなりの運転の結果ではあるのだけど。

今回はこのイベントの中では異例の大きめの会場。なぜこの場所が選ばれたのかは、ライヴの後半でわかったんだけど、名前を冠したこのイヴェントのプロデューサの出身地だからということだった。

実は当選してはみたものの、会場までの距離やスタンディングでの観覧といった条件や、わざわざ土曜日をまるまるこのために当てることとか、いろいろ考えて当日会場に着いてもなお、無理して来ることはなかったかなと半ば後悔めいた想いも正直あった。

ところが"Overture"が始まる直前に会場の照明が落ちたところで、やはり彼女たちのライヴ特有の雰囲気に突如として気分が高揚し、そのまま約1時間半のライヴ中は、これまでにないくつろいだ気分でじっくりと楽しむことができ、結果的にとてもよい今年のももクロ締めくくりとすることができた。

これまでのスタンディングのイヴェントで感じていた、「見えないよ」とか「ぎゅうぎゅうで苦しい」とか、そういうことを感じることがなくて、ちゃんと彼女たちの音楽をしっかりと受け止められて、その姿も目で楽しませてもらえたイヴェントだった。自分なりの楽しみ方ができたかな。

今回はとにかく選曲がとてもよくて、新旧取り混ぜたある意味で「渋い」セットリストが、どこか彼女たちのこの1年を総括しているようでもあり、ひとりでに自分の4年間のモノノフの経験を振り返えらせてもくれ、なんとも言えない満足感をもたらしてくれるものだった。

やっぱりアーチストは生で体験してこその存在。

メディアを通じた活動をメインにするのは、僕にしてみれば亜流であり、そこのところを勘違いしないで欲しいと切に願う。目指すのは国民的バラエティタレントではなく、日本を代表する笑顔のアーチストであってほしい。

彼女たちのパフォーマンスは、純粋に歌や演奏といった音楽的な部分だけではない、メンバーの人間としての魅力や、これまでの活動の経緯といったものとともに、その本質が理解されるということも否定はしないけど、やっぱりライヴを生で観ることの価値は圧巻で抜群の素晴らしさである。

ライヴ終了後、大満足の気持ちを胸に友人とともに車で前橋を早々に去り、夜の南浦和まで舞い戻って車を置いて、駅の近くの串焼き屋さんで乾杯。お店の名前を忘れてしまったけど、とてもアットホームでいいお店だった。いいモノノフ土曜日を過ごさせてもらった。

(おまけ)
ライヴに行く前に、朝から子どもと野球ごっこに出かけた森林公園。低い朝の陽光と秋色についた樹々の色がきれいだった。

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